ラオス→中国→台湾→沖縄、そして東京へ

地球の表面を陸路海路で帰る旅  2001/12/16-2002/1/16

 

 2001年12月なかば、再び、ラオスへ行った。いつもは、ラオス、モン以外はあまり関心が向かず、ぎりぎりまでラオスにいて日本に飛んで帰るが、今回は1か月の旅の中で、ラオス自体の滞在は10日ほどだった。

 地図を見ていたら、ラオスと日本をつないでみたくなった。陸路と海路をつないで、日本に帰ってきてみよう。ラオスから中国を越え台湾に渡り、船で日本へ・・帰ってこよう。

 本当は、全行程、飛行機を使わずに動いてみたかった。でも、実際調べてみると、中国から台湾へは直接は渡れないことなど、国交がないのだから、考えてみたら当り前なのに、そんなことに今さらのように気がつく。しかし、香港に行けば、台湾への飛行機が飛んでいる。でも、航路はなかった。(あるのかもしれないが・・・外国人が行くには一般的ではないのだろう)台湾から石垣島はすぐだ。地図でみると目と鼻の先なのである。台湾から船で石垣に渡りたいと思った。しかし、基隆(キールン:台北の東にある港)からは、那覇行きの船しか出ていない。しかも、週2便である。国境を越えるというのは、やはり簡単ではないのだな・・と思った。ラオスから中国、雲南省へも、今回は空路で出ることにした。

 那覇→東京便は、バースデイ割引で1万円の変更不可のチケットを買ったので、旅の終わりの日にちだけは決まっていた。あとは、さてさてどうなることやら・・・・・

2001年12月16日  成田発・バンコクへ飛ぶ

どうして旅に出るのだろう?どうして海を渡りたいのだろう?理由のわからぬままに出発してしまった。

こんな天気のよい出発の日

富士山が見える ぽっかりと、高々と・・・

日本から、「いってらっしゃい」と、言っている。

向こうは、南アルプス。白い峰峰・・・・

空と海がつながっている

海に、白い雲がぽっかりぽっかりと浮かび、まるで空のようだ

山は、白く雪化粧して、まるで雲のようだ

空も海もなく、ただ青 

雲も山もなく、ただ白

地球は青と白

どっちが空で どっちが海か、わからない

どっちがどっちでも、遠くからみると、同じ

空と海  雲と山

みんな青く青く  みんな白い白い