2001年12月なかば、再び、ラオスへ行った。いつもは、ラオス、モン以外はあまり関心が向かず、ぎりぎりまでラオスにいて日本に飛んで帰るが、今回は1か月の旅の中で、ラオス自体の滞在は10日ほどだった。
地図を見ていたら、ラオスと日本をつないでみたくなった。陸路と海路をつないで、日本に帰ってきてみよう。ラオスから中国を越え台湾に渡り、船で日本へ・・帰ってこよう。
本当は、全行程、飛行機を使わずに動いてみたかった。でも、実際調べてみると、中国から台湾へは直接は渡れないことなど、国交がないのだから、考えてみたら当り前なのに、そんなことに今さらのように気がつく。しかし、香港に行けば、台湾への飛行機が飛んでいる。でも、航路はなかった。(あるのかもしれないが・・・外国人が行くには一般的ではないのだろう)台湾から石垣島はすぐだ。地図でみると目と鼻の先なのである。台湾から船で石垣に渡りたいと思った。しかし、基隆(キールン:台北の東にある港)からは、那覇行きの船しか出ていない。しかも、週2便である。国境を越えるというのは、やはり簡単ではないのだな・・と思った。ラオスから中国、雲南省へも、今回は空路で出ることにした。
那覇→東京便は、バースデイ割引で1万円の変更不可のチケットを買ったので、旅の終わりの日にちだけは決まっていた。あとは、さてさてどうなることやら・・・・・
2001年12月16日 成田発・バンコクへ飛ぶ
どうして旅に出るのだろう?どうして海を渡りたいのだろう?理由のわからぬままに出発してしまった。
こんな天気のよい出発の日
富士山が見える ぽっかりと、高々と・・・
日本から、「いってらっしゃい」と、言っている。
向こうは、南アルプス。白い峰峰・・・・
空と海がつながっている
海に、白い雲がぽっかりぽっかりと浮かび、まるで空のようだ
山は、白く雪化粧して、まるで雲のようだ
空も海もなく、ただ青
雲も山もなく、ただ白
地球は青と白
どっちが空で どっちが海か、わからない
どっちがどっちでも、遠くからみると、同じ
空と海 雲と山
みんな青く青く みんな白い白い