第5回

イタリア(ローマ)(2003.5)

− 旅の最後の訪問地はローマです。ローマを舞台にした映画といえば、誰もが「ローマの休日」を思い出すでしょう。アン王女を演じたまさに可憐という表現が相応しいオードリーの存在こそが、この映画を名作たらしめたといっても過言ではないと思います。その彼女が訪れたローマの名所を、彼女の姿を思い出しながら一緒に訪れてみたいと思うのは僕だけではないはずです。訪れる順番を考えれば、歩けない距離ではありませんので、十分時間があれば歩いてまわるのもよいと思います。時期が良かったせいか、観光名所はどこも人が多かったのですが、その中でもローマは格段に多く、スペイン階段なんて観光客が野菜の茎についたアブラムシみたいにびっちりでした。それでも日本からの観光客はイラク戦争やらSARSやらの影響で1/3ぐらいだったようです。(普段は一体・・)

スペイン階段 トレビの泉 アパート
スペイン階段でジェラードを食べるオードリーはかわいいかったですね。こんな角度だったでしょうか?ぼーっと座って階段を眺めていたら何か泣けてきました。 トレビの泉。ペックが修学旅行生のカメラをパクろうとしたのはこの辺かな? ペックの暮らすアパート。螺旋階段はありませんでした・・
共和国広場 ホテルの舞台
ホテルを抜け出した王女がトラックから降り立った共和国広場。こんな角度? 王女が泊まったホテルの舞台となった建物。別れのシーンはこんな感じだったかな。
コロッセオ 真実の口
コロッセオ内部。圧巻です。観光のシーンのオードリーは演技というより、自然なかわいさが出ていますよね。コロッセオが舞台の映画は最近では「グラディエイター」とか。 定番ですが。やっぱ裾に手を隠さないとね。イラストは一応似顔絵。縮小前はもう少し似てたんだけど・・

(犯罪?情報)
スペイン階段で怪しい日本語を発しながらミサンガを巻いてくる親父に遭遇。アジア人も現れて、50ユーロとか言ってくる。毅然と金なんかないと言ったら、ミサンガを爪切りで切って退散していった。刺されなくて良かった。声をかけられても立ち止まってはいけません。

(食べ物情報)
− ピザは基本的にどこで食べても美味しかったですね。メニューが全然分からなかったのでどうしても「マルガリータ」ばかりになっちゃうんですが。ナボーナ広場の近くにある「バフェット」は有名店で早く行かないとすぐ行列が出来てしまいます。いかにもうちの店が一番美味いって感じの頑固親父たちの店でした。どの国にもこういう店ってあるんですね。確かにうまいです。ポポロ広場から少し下ったところにある「グースト」のカプレーゼは最高でした。トマトのスライスの上に乗ったダチョウの卵みたいなチーズを切るとミルクが流れ出てきて、その美味いことといったら。是非お薦めです。

− ジェラートは(またか?)パンテオンから南に下って行った所でたまたま見つけたお店で食べたのが一番美味しかったです。店名を忘れてしまいましたが・・。どこに行っても注文するといつも「それだけでいいのか?」みたいな事言われたんですけど、どうやら2段(2種類)が基本のようですね。

− それからイタリアに来て感じたのがコーヒーの美味しさ。どこで飲んでも絶対美味しい。エスプレッソもただ苦いだけじゃなくすごく風味がよくて深い味わい。ぜひお試しあれ。コーヒーが苦手な方もカフェオレがいける方はぜひカプチーノを。

− 今回の旅もこのローマで終わり。イタリアはもう一度来たいと思わせる素敵な国でした。でも今度こそは「ニュー・シネマ・パラダイス」のシチリアや南イタリアに行きたいですね。犯罪が多いらしいので気になりますが。そしてやっぱりフィレンツェを絡めて。では、最後にローマで見かけた、その他の風景をご紹介して、終わりたいと思います。

パンテオン 競技場跡
ローマが舞台となった映画に「太陽がいっぱい」もあります。このパンテオンも出てましたね。「ローマの休日」で二人がスクーターを乗り回した場所でもあります。 ここは「ベン・ハー」の戦車競争の舞台となった競技場の跡地。「ローマの休日」とは関係ありません。
千と千尋ポスター フィアット
「千と千尋」が公開されていたようです。 「カリオストロの城」でルパンが乗ってたフィアット。よく走ってましたが、こういう景色によく合います。思わずパチリ。

前のページ     最初のページ