トップページへ戻る バイクのメインページへ戻る ツーリング日記のメインページへ戻る

2002年北海道


3. サロベツ原野〜礼文島
checkblue.gif 7月29日(月)〜30日(火) 天気:曇り時々晴れ checkblue.gif

サロベツ
「俺の好きな一直線の道が延々と続くサロベツ」

さて、次はどこに行こうか?
東の方が相変わらず天気が悪そうなので北へ決めた。 やっぱ天候って大事っす。
美瑛から北上するのは去年と同じコースで朱鞠内湖経由。 この道は車が少ないのに、やたらと道がいいので好きな道だ。 途中の幌加内の道の駅で名物の蕎麦を食う。
前回は入れなかった温泉にも入ったぞ。
そばの産地として知られるここら一帯、白いそばの花が畑一面に咲いていてビューティフル!

音威子府から国道40号を西に折れて日本海側へ。
「今日はキャンプしようかな〜?」と思っていたら、 もの凄い黒雲がサーッとやって来たと思うと一面真っ暗に。 「あれ?今日は降らないんじゃなかったのかよ〜!天気予報のうそつきぃ〜」
夕立になる前に宿に入りたかったけど、さすがこの辺まで来るとその宿を探すのさえ大変だ。
サロベツ原野に「とほ宿」があるので電話してみると、空いているというので急いでバイクを走らせる。
宿で荷物を解いて一服していると案の定雨が降り出してきた。

今日の「とほ宿」は前からちょっと気になっていた宿だった。 名前からして「あしたの城」って言うのに惹かれる(笑)。
部屋の名前も「丹下段平のへや」とか「白木葉子のへや」とか。 俺の部屋は「マンモス西のへや」・・ちょっとイヤだ(^^;

オーナーの子供達と遊んでいると夕食。
実はこの夕食にも惹かれていたのだ。 「牛乳鍋」と言うのだけど、この宿の名物らしい。
夏に鍋ってのも北海道らしいが、汁が牛乳ってのが俺は初体験だった。 具はどうやら鳥鍋のようだが、いかんせん真っ白な鍋は違和感がある。
おそるおそる口に入れると・・・「お、美味しい!!」こりゃビックリ。 甘味とコクのあるこの汁は・・!?
となりの牧場で朝絞ったまじりっけ無しの牛乳だそうだ。
みんなで「美味い、美味い」と平らげ、最後は牛乳おじや。タマゴを入れてこれがまた美味い! これを読んで「え〜?」と思う人はぜひ体験してもらいたいね。

利尻
「海の上に浮ぶ利尻富士。絵になるねぇ」

あしたの城
「「あしたの城」前で宿泊客のみんなと」

ちゃんちゃ焼
「新鮮だから出きるホッケのちゃんちゃ焼。美味いよ!」

宿で一緒になったライダーのたけちゃんとひろちゃん、チャリダーの岡田くんが 明日礼文島に渡るという話をしていて、俺も「天気が良かったら合流する」事にした。

翌日3人が出発したのを見送って、「どうしようかな〜」と考えていたら晴れて来たので 「よしっ!俺も行くぞ」と先の3人を追いかけてオロロンラインを北上する。 どんどん天気が良くなって利尻島も海の向こうに見えてきた。
稚内のフェリー乗り場に着くと、先に居るはずのたけちゃんとひろちゃんが居ない。
「あれれ?もうすぐ出航なのに・・」と思っていたら2人がやって来た。 ノシャップ岬に寄っていたらしく、俺の方が先に追い越してしまっていたらしい。

俺は2度目の礼文。「ただいまー!また来たよ」って感じ。 フェリー乗り場近くでホッケのチャンチャ焼を食べて3人で島の観光に。
礼文空港、金田ノ岬、そして北海道最北限のスコトン岬まで。 金田ノ岬ではアザラシの泳ぐ姿も!
東京のタマちゃん騒ぎと違って、こっちでは珍しいものではないらしい。

宿は「北海道の3バカユース」と噂される1つ「桃岩荘ユース」に泊まる。 前に来た時は噂に聞いてちょっと退き、キャンプにしてしまったからなぁ(笑) とにかく一時代前のユースの伝統を今に伝えるところらしいからな・・。

実際俺が泊まってみた印象は、「こんな馬鹿騒ぎも楽しくていいんじゃない? でもついていけない人には辛いとこかもね」って感じ。 一人で静かに快適な夜を過ごしたい人には絶対お薦めできないって事は確か。

その例を挙げると、
@食事はやっぱりいまいち。
A風呂は大人数泊まれる割に狭い。
Bトイレはもちろんボットン式。目に染みるほどクサイ。
Cミーティングがありほとんど強制参加(っていうかミーティング場と寝室は繋がっているので休めない)。 始めは聞いているだけかと思ったら、途中から歌い、(狂ったように)踊らされる。
D夜は時間が来ると強制的に寝かせられ、朝は早朝に演歌の大音響が鳴り響き強制的に起こされる。

誤解してもらいたくないのは俺は悪いと言っている訳ではない。俺はとっても楽しかったのだ。
それにここに泊まりに来る人達は少なからずその話を聞いた上でやって来るのだから、 みんな楽しんで過ごしている。「郷に入れば郷に従え」なのだ。
ホステラーの人は、一生懸命ミーティングを盛り上げてくれ(コントや寸劇なんかもやってくれる)、 毎晩こんなにハイテンションで大丈夫かいな?と心配になるくらいだ。(声かれてる人が多かったよ(^^;)
こんな活気がある楽しいユースは初めてだったね! (ってか今の時代の「おしゃれで快適なユース」はおとなしい)

さぁ明日は念願の8時間のハイキングコースに挑戦!楽しみだぁ!

スコトン
「たけちゃん、ひろちゃんと礼文島の日本最北限で」

桃岩
「桃岩をバックに。ユースはこのすぐ近くにあるんだよ〜」

BACKNEXT

トップページへ戻る バイクのメインページへ戻る ツーリング日記のメインページへ戻る