2002年北海道 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
5. 礼文島〜サロベツ原野〜層雲峡〜帯広 | ||
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8月1日(木)〜2日(金) 天気:雨のち曇り | ![]() |
朝、大音響の演歌とともに起床。 今日は礼文を離れる日。通称「島抜け」。 雨が降っていて今日の8時間コースは中止だそうだ。 よかった、俺達は運がいい。 昨日のメンバーで朝、ウニ丼を食べに行こうって話があったんだけど、 ど〜も調子が悪く俺はパスすることにした。 フェリー乗り場までとりあえず走る。 そういえばカッパを着るのは、今回の旅では初めてだな。 チケットを買って一休みしていると、みんなもやって来た。 フェリーに乗ると、桃岩のみんなが見送りに来てくれた。 そしてあの夜のミーティングでやった歌と踊りを始まった。 船の上の俺達も一緒になって歌い踊る。 知らない観光客から見るとちょっと異様とも思える光景だが、こうして送り送られるのはいいもんだ。 女の子達は感動して泣きながら歌っている。俺もちょっとグッときたぜ。島の別れってドラマチックだなぁ。 「さようなら」とは言わないで、「いってきまーす」「いってらっしゃーい」。 港が見えなくなるまで、声が聞こえるまで、みんなで叫んでいた。 |
![]() 「みんなで踊って見送ってくれた。これが感動もの!」 |
![]() 「フェリーで皆と。な〜んちゃってじゃないよ、桃のポーズ!」 |
稚内に着いてみんなと別れてから、礼文で食べれなかった「ウニ丼」を食べに行った。 郵便局でお金を下ろそうと稚内郵便局へ寄った時、道路の反対側の一角が 工事中のように幕が張られていて、「?」と最初思ったけど「あっ、ここか?」と気付いた。 そう、ほんのひと月前に起きた稚内大火災の現場だったのだ。 学校が1つくらい納まりそうなスペースがポッカリと更地のようになっていて火災の凄さを物語っていた。 雨は止んでいたがあまり移動する気にならなかったので、 行きに泊まった「あしたの城」にもう一度泊まる事にした。 あの「牛乳鍋」がもう一回食べたかったしね!(^^; 夕方になると天気が回復したので、宿の奥さんの運転で海岸まで夕日を観に連れて行って貰った。 先日は雨だったから観れなかったけど、今日は綺麗な夕日を観る事が出来た。 そして夜には降るような星空!(今回の旅で一番綺麗な星空だった) |
![]() 「サロベツに戻ったら綺麗な夕焼けが・・・」 |
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翌日は移動日。今日は帯広まで約400キロだ。
夜、あれだけ星空が見えたのに雲っていたが、次第に回復するらしいとの事。 旭川まではひたすらバイクを走り続け、上川から層雲峡へ向う頃には天気も 良くなり大雪山も綺麗に見えている。「お、これなら行ってみてもいいかも・・」 と、今まで旭岳と同じく、天気が悪くて登らなかった黒岳ロープウェイに乗ってみる事にした。 黒岳は先日行った旭岳の東側の位置になっていて、 登山では旭岳〜黒岳の縦走コースもあって「俺もいつか歩いてみたいなぁ」と思っている。 ロープウェイの自動券売機で券を買おうと思ったら・・・「おや?」、券がある。 誰かが取り忘れたのか?ロープウェイは1,600円もする。 一瞬、俺の中の天使と悪魔の葛藤があったが、係りの人に届けた。 ロープウェイで一気に五合目まで、さらにリフトに乗って7合目まで一気に登る。 しかし旭岳のパノラマを見てしまったせいか、感動がいまいち。 そのかわり、可愛いエゾシマリスが観光客にエサをねだりに愛嬌をふりまいていた。 黒岳山頂へ登ればきっといいに違いない。やっぱり今度は登る準備をして再チャレンジだ! |
![]() 「エゾシマリス。慣れているのかすぐ近くまでエサを貰いに来た」 |
![]() 「リフトに揺られて、目の前に見えるのが黒岳。 いつかは登りたいなぁ〜」 |
大雪湖、三国峠を越えて前回入り損ねた「幌加温泉」の無料露天風呂へ。
今回はちゃんと場所をチェックしておいたので、迷う事もなく入湯。 川の直ぐ傍に3人ほどしか入れない小さな湯船、先客の地元の猟師さんと クマ撃ちの話で盛り上がり楽しかったな。 そういえば、今度の旅は温泉に入るのがちょっと少ないなぁ・・ 帯広に入って今日の宿は、とほ宿「モクモク十勝」。 ツーリングマップルにも載っていない、まだ出来て間もないログハウスの宿。 家族連れと俺の二組だけだったので、一人部屋でぐっすり。 明日は天気が良くないとの事で、帯広見物をしよう。 |
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