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2002年北海道


6. 帯広
checkblue.gif 8月3日(土) 天気:曇り checkblue.gif

帯広
「展望台から。パッチワークのような畑の景色」

朝起きたら予報通りどんより曇って寒い。
こんな予報は当たっても全く嬉しくないのだが。
まずは芽室の郊外にある「新嵐山展望台」へ。
宿主が「穴場の展望台なので行ってみたら」と薦めてくれたのだ。 小高い山の頂上に、ポツンと櫓の組まれた展望台があった。 確かに穴場のようで、人が居なくてちょっと寂しい。

「北海道らしい風景を見たければ帯広がいい」とよく聞く事がある。
広大な大地、でっかい農場を耕すトラクター、牧場には放牧された牛がのんんびり草を食む、 そんな風景に一番出会えるのは帯広なのだ。
しかし天気が悪い為か展望台からの眺めはいまいちだった残念。

畑の中の道路を中札内へ向った。
「畑の中の道路」と言ってもそれが延々20キロ続くのだから、 その辺が北海道ってスゲエ!って感じるところだ。
中札内には美術村があると聞いたのでそこでのんびりしよう。 天気の悪い時はこんな過し方がいい。

「バイクでわざわざ北海道へ行って、なんで美術館とかハイキングとか行くの?」 とか思うかもしれないけど、俺にとってバイクはあくまで移動の為の便利な足。 走る事ももちろん楽しいけれど、最終目的な訳じゃないんだよね。

美術村と言うだけあって、東京で言えば代々木公園なみの広大なエリアに 美術館やギャラリーなどか点在している。
その中で俺が行ったのは「北の大地美術館」ってとこで、坂本直行の絵がコレクションされているところだ。 「坂本直行って誰?」と思う人もいるかもしれないけど、目にした事はあるんじゃないかな?
山岳画家として有名だけど、お菓子「六花亭」の包装紙の絵を書いた事でも有名だ。 幕末志士の坂本竜馬の甥の孫に当たる人なんだって。
実はこの美術村は、その「六花亭」が企画・運営しているのだ。 「お菓子屋さんがこんな文化事業を?」とちょっと驚いた。

美術館前で
「中札内の北の大地美術館で絵画鑑賞です。」

幸福駅
「駅舎にベタベタ貼られた姿がなんか無残。
普通に残せばいいのになぁ」

次に行ったのが、「幸福駅」と「愛国駅」。
一昔前にその駅名から、「愛の国から幸福へ」で超有名になった場所はここ帯広にある。
残念なことに今は廃線になってしまっていて、駅が存在しているだけ。

「幸福駅」は公園になっていて、売店ではまだ「愛国=>幸福駅」の切符が売られていた。
駅舎にはまるで御札のように、切符やらなんやらがベタベタ貼られていてちょっと無残な感じ。
その点「愛国駅」はひっそりしていて、SLがポツンと置かれていただけだった。

十勝川温泉でまったりとした後、有名な「豚丼」を食べる。 「ん〜こんなものか」って感じだったな。

食べ物繋がりで「六花亭」にも入った。
ライダー姿でお洒落な店に入るのは気が引けるので、今までは寄らなかったけど、 甘い物大好きな俺としては本当は食べたかった(^^;
沢山種類のある中でも、店舗限定の「ブルーベリーのサクサクタルト」にした。 この「サクサク」シリーズは、作ってからの賞味期限が2時間という恐るべき超短命菓子! 帯広内には幾つかの店舗があるんだけど、各店舗オリジナルの「サクサクメニュー」があって なかなか商売上手だ。その割に1個百数十円と良心的な値段。 店内のテーブルコーナーで食べる。コーヒーがタダなのも嬉しい。

今日は雨は降らなかったけど、気温が下がって寒かった! 宿近くの「川北温泉」に入ってから宿に帰る。
天気が良ければ、然別湖へ行きたかったんだけどな、まぁ〜今度にしよう。
北海道の旅ももうすぐ終わりだなぁ〜

愛国駅
「こっちは訪れる人も少なくて静かでした」

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