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2003年東北


1.柏〜いわき〜平泉〜角館〜田沢湖
checkblue.gif 9月6日(土)〜7日(日) 天気:雨時々曇り checkblue.gif

今年の夏休みが取れたのは仕事の都合で9月。
しかも今回上司が変わり、一週間以上の休暇を取ることにNGを出され(怒)
北海道行きも考えてたんだけど、「フェリーで3日潰れる事を考えると滞在期間が短くて面白くないよなぁ〜」。
で、東北なら十分楽しめそうだゾって事で、思い出の東北に決定。

ねぶた


なぜ思い出か?と言うと、バイクを買って初めてのロングソロツーリング(といっても3日)で行ったのが秋田の田沢湖。
そして2001年に北海道へ自走北上の途中で事故ったのが青森の八甲田山だからね。

温泉も北海道に負けない位・・いや、むしろ東北の方が多いか?よ〜し、入りまくってやるぞー。
いざ、温泉ライダー出動!!

出発の朝、起きると曇り空。ム・・降られるかも・・・
常磐道を北上、磐越道から東北道へ入るという2001年の北海道自走時のコースを選択し快調に飛ばす。
実はまだこの時点で今日何処まで走るか何処へ行くのか決めてない(笑)
「とりあえず青森あたりまで行ってゆっくり南下しようか」とテキトーだ。


ところが初日からトラブル発生。
走っているとやっぱり雨がポツポツ来たので、休憩を兼ね中郷SA(柏から150キロくらい)へIN。 トイレ休憩してカッパを着込み「さあ、行くか!」と思ったら、セル(エンジン始動スイッチですね)が回らない。

「あれれ・・?マジ?」。ちょっと回そうとするも、すぐ力が尽きたような音がして止まる。
「ヤベェ、バッテリーか?。とりあえずバイク屋さんに持って行ってみてもらうしかないな・・」
重い荷物を全部降ろして、雨の中SAでバイクを押し掛けする俺。 旅のしょっぱなから思いやられるぜ〜。

3,4回目でエンジンを掛ける事に成功!ホッ。
大きな街のほうがバイク屋があると思い、いわき湯本ICで降りていわき市へ。 国道沿いをウロウロ探しながら、「大和モータ」と言うバイク屋さん発見! バッテリーの電圧を測ってもらったら標準より全然下だったので、 新品を購入して取り付けて貰った。
ひ〜思わぬ出費!
(実は原因は他にあったのだがそれはまた後で・・)

修理中に雨は上がって、再び磐越道に乗るがトラブルでもう午後を回っている。
阿武隈高原SAで昼ご飯代わりに「ずんだ餅」を食べた。 東北らしい味で好きだなぁー。

さて、今日は走れる所まで走ってみるか。
もう、青森まで一気走りは無理だけど、なるべく上まで行くつもりで 東北道に入ってからはさらに飛ばす。
仙台を過ぎたあたりで休憩、マップを開いて宿を探しているとライダーに声を掛けられた。
俺と同じく今日茨城の鹿島から出てきて東北を回る予定だと言う萩原さん。

実はさっき阿武隈SAでも見かけたライダーだった。
お互いにまだ泊まる所が決まっていないので、一緒に探して泊まることに。
こういう事って車で旅してても滅多には無いよね〜
バイクで旅してるからこその出会い。
結局、平泉にある国民宿舎「サンホテル衣川荘」に決定。 宿ではこれからの旅の計画などを話しながら夜はふける。 萩原さんは太平洋の海岸線沿いを北からずっと下って行くんだそうな。

大和モーター
「いわきのバイク屋さんでバッテリー交換。初日から大丈夫か?」

横手城
「雨の上がった横手城でカッパを脱いでちょっと休憩」

山車
「角館ではお祭りのための山車が沢山準備されていた」

翌日、萩原さんは早朝出発。
起きたら雨降ってるし・・・(^^;
昨日は暗くて気が付かなかったけど、宿の前にお城があってびっくり。
衣川と言えば義経に何か縁の城・・?と思ってあとで調べたら、なんちゃって城だった(笑)。

カッパを着込んで出発する。今日の目的地は田沢湖。 北上から秋田自動車道に入って西へ。
岩手県から秋田県へ入ったところあたり、丁度峠を越えたところでやっと雨が上がった。
「かまくら」で有名な横手で休憩。高台にある横手城から町並みを一望。
横手はヤキソバが名物らしいが、まだ朝9時過ぎで店も空いてない。残念、またにしよう。

次に向ったのは東北の小京都、角館。
東北のキャンペーンにもよく出てくる武家屋敷の町並みを残す所だ。
角館駅近くの観光案内所で観光パンフレットを入手、散策してみる事にした。
街を歩いていると何やら神輿のようなものが・・?
何かあるのかな?と聞いてみると、 丁度今日から「角館まつり」が始まるという事で神輿のようなものはやっぱり山車だった。

祭りは今日の夜から始まるらしい。ちっ、知っていたら田沢湖の宿予約するんじゃなかったな〜。
武家屋敷は大きな通りに何件か集まっていて、江戸時代にタイムスリップしたような感じ。
桜の木が通りの両側にズラーっと植えられていて、「なるほど写真でよく見る桜並木の風景は ここだったのか、春の季節は綺麗なんだろうな。」

お昼も丁度過ぎた頃なので、「何か美味いものでも食べようか」と探していると、 あるじゃないですか!「比内地鶏の親子丼」発見。突入しま〜す!(笑)
半熟ぎみのトロトロっとした卵と鶏肉がたまりません〜。美味しかった!満足。

武家屋敷
「角館に残る武家屋敷通り。タムスリップしたみたい」

親子丼
「比内地鶏の親子丼!おいしそうでしょ〜?」

角館から田沢湖へは20キロ程なので直ぐだ。
有名な辰子像前で一休み。金色が異様に湖に映えますな〜。

「よしっ温泉だぁ」。今日宿泊の田沢湖ユースを通り過ぎて乳頭温泉郷へ。 どれも選ぶのに困るいい温泉ばかり。「さて、どこに入ろうかな・・?」 選んだのは「黒湯温泉」。

ダートになりそうでならない細い道をおっかなびっくり終点まで行くと、 そこに駐車場があって「黒湯温泉入口」の看板が。 バイクを置いてタオルを片手に階段を下りて行くと、旅館というよりまさに湯治場って雰囲気の建物が建っている。

最初は内湯へ。黒湯と言っても別にお湯が黒いわけではなく乳白色。 この色とイオウの匂いがいかにも温泉って感じで好きだ。 そして露天風呂が実にいい!(人がいて写真撮れなく伝えられないのが残念) 派手さのないとてもシンプルな秘湯だね。混浴だが女性は入りずらいのか誰もいない。
とても気に入ってしまったので、1時間くらい内湯と露天に入ってました(笑)

しょっぱなからこんないい温泉に入って満足〜って感じで風呂から出ると「下ノ湯」という矢印が・・
ええっ、他にもあったのか?
実は今入っていたのは「上ノ湯」という事らしい。
「下の湯」はちょっと広めの内湯でここは男女に分かれていた。 露天風呂のある「上ノ湯」が人気なのか誰もいなく温泉独り占めの贅沢!

次に行ったのが乳頭温泉郷で一番奥地のドン詰まり「孫六温泉」。 黒湯温泉から歩いて行けるのでバイクはそのまま置いておく。
駐車場から黒湯温泉とは反対方向の坂道を下ると渓流に出て、つり橋を渡ると到着。
ここの温泉は日本でも少ないラジウム含有泉質で肩こりにもいいのだ♪ 黒湯とそんなに離れていないのに泉質が全然違うんだねぇ。

内湯の「唐子の湯」へ入る・・・が「あ、熱い!!」
源泉そのままじゃないのか?思わず唸りたくなった。
耐え切れずに露天風呂の有る「石の湯」へ移動。
ここは脱衣所が別だけど混浴。
巨石の上に小屋を建てたって感じの内湯から、渓流が目の前の露天風呂へ。
こっちは丁度いいお湯で、少しノボセ気味の体に川からの風が気持いい。

辰子像
「田沢湖にひときわ輝く金色の辰子像」

黒湯温泉
「黒湯温泉「下の湯」。白濁した湯が温泉らしくて好きだぁ〜」

孫六温泉
「川を渡ると孫六温泉。素朴な秘湯が東北らしい」

田沢湖ユース
「いろんな人と出会えるのが一人旅のいいところです」

腹も空いてきたので今日の宿、田沢湖ユースへ。
ここは国民宿舎と併設しているのでご飯もうまい!
ここでは石原君、庄野君、東尾さんの3人と知り合う。 みんな一人旅なので、旅の話で盛り上がり消灯まで楽しく過せた。

石原君はずっと野宿(!)で旅をしていて今日が最終日なので贅沢に、ってことで国民宿舎に泊まったそうだ。 東尾さんは今回が初めての一人旅。学生なのでご飯はコンビニ弁当で済ませ食事代を削って旅費を浮かせているとの事。 庄野君は若いのにBMWのコンパーチブルでドライブ旅行。

みんな色んな旅をしているんだなぁ。

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