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2003年東北


2.田沢湖〜八幡平〜青森
checkblue.gif 9月8日(月)〜9日(火) 天気:雨のち晴れ checkblue.gif

翌日、石原君、東尾さんはもう出発していた。
庄野君の車と途中まで並走、乳頭温泉郷の入口でお別れして俺は交通量も少ない国道341号線を北へ。
今日の天気予報も雨。雲がどんよりしていていつ降り出してもおかしくない空だ。

最初の目的地「玉川温泉」に到着。
ここぞ知る人ぞ知るPH1.2という日本一の強酸性温泉。
それだけに病気などへの効能も抜群で、噂が噂を呼び今では超有名温泉になってしまったらしい。
まだ早朝なのに駐車場も目一杯、団体さんのバスも多い。
こんな人ごみの中温泉に入れるのかな・・?と扉を開けて温泉へ入って行くと・・・
「ひ、広っ!、でかっ!」よく行くスーパー銭湯より遥かに広いぞ!ってな大浴場。
檜だろうか?昔からの伝統を感じるいい味した建物。中央の通路をはさんで左右に様々な湯船がある。
湯船にはそれぞれ看板が掲げられていて、「源泉100%の湯」「源泉50%の湯」「あつ湯」「ぬる湯」等々・・。
う〜ん、これは温泉健康ランドみたいだねぇ。

いきなり100%へ入ってみる・・・ほんの30秒も浸かった頃から全身チクチク感。 「お〜、さすが酸性日本一」と感心してたら、だんだんチクチクからピリピリ、そしてビリビリへ・・。 「イテッ、イテテ! (><)」温泉成分が体に染み込んでくるって感じで、こりゃ〜効きますよぉ〜!! でも長時間は俺も無理、50%でも結構刺激がありました。

傷のある人は要注意!不用意に入ると「うぎゃ〜☆」と叫ぶくらい凄いんだから! 飲湯もあったので飲んでみると「酸っぱい&まずい」(笑)。 後で聞くと「あんまり飲むと歯が溶ける」だって!!先に言え!

温泉から上がって、売店できりたんぽを買って食べていると、 ゴザを抱えて何処かへ向っている集団がいる。 付いていくと沢山の人が岩の上にゴザをひいて寝ていた。「ああ、岩盤浴か」と納得。 これも気持よさそうだ。
あちこちの地面から湯気が噴出して、箱根の地獄谷とか北海道の硫黄山みたいなところだねぇ。

カッパを着ようか迷うくらいの雨が落ちてきた。
「まだ大丈夫かな?天気もってくれよ」と空を見る。
これからツーリングのハイライトの1つ、八幡平へ向かうからだ。 ここはツーリング雑誌を見て絶対走りたい、と思った絶景のワインディング山間ルート。 国道から「八幡平アスピーテライン」へ入るとどんどん道が登りだす。

樹海林の中の道が続いてパッと開けたところに、「八幡平ビジターセンター」と「大沼」があった。
トイレ休憩と沼の写真を撮っていると、しまった!遂に雨が降り出した。 仕方ないのでビジターセンターの中で「八幡平の動植物」なんぞを見て 雨が通り過ぎるのを待っていたら本降りになった(泣)

ガビン!これじゃ走りを楽しむって感じじゃないね。
カッパを着込んで近くの八幡平温泉郷の1つ「後生掛温泉」へ。着く頃にはどしゃ降り。
こうなったら温泉でノンビリするしかないでしょ♪
(さっき入ったばかりだけど(^^;))
ここ八幡平は温泉もいい所沢山あるんだよねぇ。
さっきの「玉川温泉」ほどじゃないにしろ、ここも結構湯治客用の建物が沢山建っていた。

「「馬で来て足駄で帰る後生掛」と言われるほど諸病に効果があります」という謳い文句も伊達じゃない。 入ると色んな種類の温泉があって、中でも黒に近い灰色した小さな湯船の「泥湯」が良かった。 底に溜まった泥を体に塗りつけて入ればまさに天然の「泥パック」♪ 箱型の一人用蒸気サウナもいい感じ!
まさに温泉天国!ビバ八幡平!ビバ温泉!

温泉から上がってもまだ雨が降っていた。
再びカッパを着て走りだす。
八幡平の山頂付近になると雲と霧で全く視界の効かないホワイトアウト状態。 休憩もすること事なく、アスピーテラインを下ったとこるにある「八幡平ユースホステル」へ到着した。

玉川温泉
「酸性日本一の玉川温泉。ピリピリ感がたまらない」

岩盤浴
「岩盤浴をしている人が沢山。気持ち良さそう〜」

後生掛温泉
「土砂降りの後生掛。でも温泉はいい♪」

八幡平
「八幡平峠の県境。霧でまっしろだぁ〜」

翌日は天気が回復。早朝宿に荷物を預けたまま再び八幡平へ。 実は昨日もう1ヶ所温泉に入りたかったんだけど、雨でカッパをまた脱ぐのがめんどくさかったので パスしてしまった「藤七温泉」というところに行きたかったのだ。

「藤七温泉」は東北地方では最高所にあるという温泉宿。 混浴と男女別の温泉棟に別れているので迷わず混浴へ(笑)。 脱衣所は男女別。そこからいい雰囲気の内湯へと続いている。 朝から温泉でいい気分だ〜。時間帯のせいか女性どころか誰もいない。

露天へと続く扉を開けると、5,6人程は入れそうな露天風呂があった。 ここの露天は山頂側に面していて、事前に写真でチェックしておいた 見晴らしのいい露天は男女別の温泉棟の方らしい。
「玉川温泉」や「後生掛温泉」でも見た地熱による蒸気があちこちで噴出していた。

すると、「ん?あれも温泉かな・・?」。
入っている露天風呂からさらに蒸気の出ている先に歩いていける道のようなものが続いている。
ちょうど湯加減を見に来た湯守のおじさんに聞くと、 「ああ、あれも温泉だよ。でも源泉だから熱いしあんまり入っていられねぇぞ。 入る時は底が熱いから、風呂イスを湯の中に入れて、それに腰掛けて入るようにするといい」
よ〜し、ものは試しだ入ってみようっと・・・・裸でダッシュして向かう。「おぉう!た、確かに!」 湯船の下からボコボコ熱湯が湧き上がって来て、今までの温泉人生(?)で一番熱い温泉だと思う。

昨日は雨で全然走れなかったので、八幡平アスピーテライン、八幡平樹海ラインと ぐるっと1周出来るルートを走りちょっと満足。 山頂付近では昨日のように霧が出て、県境の記念写真が真っ白になってしまった(笑)

荷物を取りに宿へ戻って、荷造りして出発。
ん〜今回のツーリングでやっと青空が見れた。
昨日は走れなかったし、今日はガンガン走るぞ!
とりあえず、十和田湖か青森あたりを目標に北上することに。

籐七温泉1
「ん〜?あれは・・露天風呂発見!籐七温泉で。」

籐七温泉2
「入ってみました。源泉100%!幸せ!激熱でもピース」

安代から右に折れて、古刹「天台寺」へ寄ってみた。
奈良時代からのお寺だが、瀬戸内寂聴が住職をしているのでも有名なところ。
境内までの上り階段が以外に長い・・(汗)
頂上(?)の境内はこの時期誰もいなくてひっそりとしていた。 本殿の隣に「寂庵」と表札のある平屋建物があったが、本人はいない様だった。 後で調べたら常にここに住んでるわけではないのだそう。

ここから十和田湖までの道は国道ではなく、県道、地方道を使って 東北の田舎道をノンビリクネクネと満喫。 逆に言えば、今回のツーリングでは一番寂しいルートだったかも。

標識もないから「ホントにこの道あってるんだろうな〜?」と思う事も。 時々止っては地図と地名を確認する。 まあ、一人なので間違っても 困ることはないのだけど、クネクネして方向感覚が無くなるので、 ちゃんと十和田湖に向ってるのかな?って不安だ。

一人っきりの旅の開放感。
田子から十和田に向う途中、見晴らしのいい「大黒森」で思わずジャンプ!(笑)

寂庵
「天台寺にある寂庵。本人はいませんでした・・・」

ジャ〜ンプ
「ジャ〜ンプ!!気持ちいい〜!」

牧場
「十和田湖に抜ける道の途中の牧場でのんびり気分」

神秘の湖、十和田湖に到着。

前回は通過って感じだったので、湖畔を散策。
十和田神社と乙女の像のまでブラブラ。
もう夕方近かったのでこの近くのユースに泊まろうかな〜?と思ったけど、 今日はもうチョット走りたい気分。 青森市内のユースに連絡したら部屋が空いていると言うのでそこを予約。

十和田湖から八甲田山を抜け青森市内への山間ルートを走る事にした。
このルート2001年の北海道ツーリングの時事故を起こした思い出(?)のルートなのだ。

奥入瀬渓流でちょっと寄り道してから、思い出の事故現場へ。 でもカーブが沢山あって「ここだったかも・・・?」、はっきりしねぇ〜。

もう少しノンビリ走ろうかと思ったけど、日没が近くなって暗くなってきた。
八甲田の温泉も入りたかったけど、明日にする事にして 急いで(今度は事故らないように)峠を越えて青森市内にある雲谷ユースに到着した。

十和田湖
「十和田湖の乙女の像」

銚子大滝
「奥入瀬渓流に寄り道。銚子大滝は結構豪快」

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