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【ダンジョン日報】 第28号 06年04月29日

『メリフィック像のダンジョン』


 エクストラダンジョンに潜り、忍者軍団を倒したセニアたち。 しかし聞くところによれば、ラスボスの召喚師アブドゥールは、 戦闘で負けそうになると《瞬間移動》使ってトンズラする、 RPG史上最悪のチキン野郎らしい。(エルフの錬金術師・ヴァレス談)
 しかし、セニアたちはマイルフィックの鶏冠が、 《瞬間移動》の魔力を抑えるという確かな情報を掴み、 マイルフィックを一度だけ召喚できる「ギヤマンのメリフィック像」の眠る迷宮に。
 舞台を移し、新たな冒険が始まる。でもやっぱりダンジョンだけど。




今回のトピック 『左遷されたデルフに遭ったYO』

 ニヤニヤ笑うヤカンからヒントをもらい、 メリフィック像を手に入れるために必要な『善なる証』を求める一行。
 新たな気分で望む新たなダンジョン。しかし待ち受けていたのは、 新たでもなんでもない、ヤツだった。

デルフ : 「左遷ではない! 栄転だ!」

マリア : 「物は言いようですのね」

 ツッコミに負けず、戦えデルフ! 我らがデルフ! 勝利をつかめ!(多分無理)





今回の参加メンバー


セニア
忍者/レベル8

ジーナ
侍/レベル7


マリア
司教/レベル1

今回のゲスト
魔導師/レベル5
   



◆ドルアーガの酒場◆ 久しぶりのマリア
マリア : 「久しぶりなので少々キャラが変わっているかもしれませんが、よろしくお願いいたしますわ」
ジーナ : 「大丈夫よ。ちょっとお酒が入ってる程度でしょう?」
セニア : 「それは怖いよ!?」
マリア : 「いえ、お酒は一度も飲んだことはありませんが」
ジーナ : 「そ。ならいいの。今の話は忘れて」(手をぱたぱた)
GM : で、忍者、司教、侍なんだけど…あと1人は何がいい?
セニア : まほーつかい(笑)
GM : 残念ながらヒーさんはアメフトのドラフトのため今回は欠席です。
ジーナ : 「いえ、それは残念じゃないわ。全然残念じゃないわ」(きっぱり)(キャラ的には、ね。PL的には残念(笑))
セニア : 「ヒーちゃん、随分会って無いネェ」
ジーナ : 彼はセカンドパーティの先導役になるのではないかしら?(何)

 この頃ヒーは、いつの間にかセカンドパーティの一員になっていた。


GM : じゃ、今回はこのキャラで。
マウナ@GM : 「お初にお目にかかります。マウナ・ガジュマと申します。『青い小鳩亭』をよろしくね!」
セニア : 「宣伝から入ってきた!?」
ジーナ : 「あら(笑) 貴方は確か8ガメルの女…?」(何)
マウナ@GM : 5レベルの魔導師で、大魔導師の杖と虹色のローブを装備しています。ちなみにまだ5レベルなんで、《爆裂究極》とか使えません(笑)
マウナ@GM : 「僧侶から転職したから、僧侶呪文はバッチリですよ?」
マリア : 「精霊使いじゃありませんのね」
マウナ@GM : 「パーティの都合上そうなってしまったのです」(遠い目)
ジーナ : 「割を食う役どころなのね…」
GM : さて。ではそろそろ始めたいと思います。



◆これまでのあらすじ◆ アブドゥールってラスボスだったの?
GM : 忍者軍団を倒したセニアたち。しかし聞くところによれば、ラスボスの召喚師アブドゥールは、戦闘で負けそうになると《瞬間移動》使ってトンズラする、RPG史上最悪のチキン野郎らしい(エルフの錬金術師・ヴァレス談)
セニア : 「まるでうちのパーティのようだ」
ジーナ : 「敵が使うと防ぐ手段がないだけに始末に負えないわ」
GM : しかし、君たちはマイルフィックの鶏冠が、《瞬間移動》の魔力を抑えるという確かな情報を掴み、今、マイルフィックを一度だけ召喚できる「ギヤマンのメリフィック像」の眠る迷宮の入り口に来ています。
ジーナ : 「ここが…その迷宮ね…」
マリア : 「《瞬間移動》が抑えられる、ということは、 こちらも使えない、ということでしょうか……」
セニア : 「!?」
ジーナ : 「私もそれをちょっと危惧したけど」(笑)
GM: とまれ、来ちゃったものはしょうがない(笑)
ジーナ : 「通常、ラスボス戦は逃げられないものでしょう」(何)
セニア : 「…ま、まぁ、普段は預けとけばいいしね」


マウナ@GM : 「さっそく入り口がありますが、入りますか?」
ジーナ : 「ここまで来て何を言ってるのマウナ。入るに決まっているでしょう?」
マリア : 「生きて帰れることを祈りましょう」



◆玄室A◆ ヤカンは食べる
GM : 最初の部屋。この部屋は床一面、水色に染まっており、部屋の隅には同じ色の魔石が台座に設置されている。
ジーナ : その仕掛け…まさか、某ゲームの…?(何) とりあえず、水色踏んではいけない気分。
GM : 部屋一面、水色だから(笑) んで、部屋の中央には、金色に輝くツボみたいなのがある。
マウナ@GM : 「売ればお金になるかしら!?」(きらーん)
セニア : 「怪しいよ」(笑)
マリア : 「マウナさん、ダンジョンで軽はずみな行動は危険ですわよ」
セニア : 「罠とか調べたほうがいい?」
マリア : 「調べてください」
GM : すると、いきなりそのツボに、目と鼻と口が出現して、ニヤリと笑う。
ツボ?@GM : ツボはこう言った。「……お金をおくれ」
セニア : 「……なんで?」
GM : よく見ると、彼(?)の下にプレートが貼ってあって、こう書かれている。
プレート@GM : 「料金表:100G/500G/1000G/5000G/10000G」
セニア : 「何の料金だ!?」
ツボ?@GM : 「いいから、お金をおくれ」
マリア : 「料金によって、何か変わるのでしょうか?」 壷に話しかけてみますが。
ツボ?@GM : 「払う金額によって、いい事教えてあげるから」
マウナ@GM : 「でも、高すぎるわ…」(わなわな)
マリア : 「ふむ……何の情報でしょうか。単純に考えれば、この部屋の罠の情報かもしれませんが……」
ジーナ : 「まず100Gで様子を見る、とかしてみてもいいのかしら?」
セニア : 「いや、ここは後悔しないように高いほうから…」
ジーナ : 「お金を失う後悔のことは考えないのかしらねー。若いっていいわね」(笑)
GM : じゃあ、ジーナが放り投げた100Gに、むしゃぶりつくように飛び掛ってバクバクと食べ始める。
ジーナ : 「あ、早っ」
ツボ?@GM : 「はー。久しぶりの食事だー。うまかった」
ジーナ : 「で、何かしゃべりたくなった?」
笑うヤカン@GM : 「初めまして。わたしはここでは『笑うヤカン』と呼ばれている者です。このメリフィック像の迷宮の管理人をしております」
セニア : 「ヤカンになった!?」
ジーナ : 「ツボじゃ、なかったのね」
笑うヤカン@GM : 「以上。情報終わり」(笑)
ジーナ : 「おい」(思わずツッコミ)
セニア : 「……一万G出します」
マリア : 「太っ腹ですわね」
マウナ@GM : 「そんな! 1万は大金だわ! しかも、誰かの手に渡るならまだしも、バクバクと食べられちゃうのよ! なんて勿体ない…!?」
ジーナ : 「待ちなさい。こうなったら、さらに私が5000G上乗せするわ。15000Gよ!」(何かムキになっている)
セニア : 「正直、下からいってどんどん取られていくほうが損を……て、ジーナ…」(汗)
ジーナ : 料金表オーバー(笑)
笑うヤカン@GM : (夢中になってバクバク食べてる)
マリア : 「皆さん、そんなにむきにならなくても……」
セニア : 「まぁ、あとで割りカンね★」
マリア : 「私、そもそもあまりお金を持っていないのですが」
ジーナ : 「だからさっきの1万はもちろんセニアの出費で(笑) 私も5000持つから」(笑)



◆玄室A◆ ヤカンは語る
笑うヤカン@GM : 「げぷー。じゃあ、5000Gと10000G分の情報教えましょ」
ジーナ : 「…そう来たか。やるわね」
マリア : 「で、何を教えてくれるんですの?」
笑うヤカン@GM : 「この迷宮のどこかに、 この部屋みたいに『純魔石』が置いてある部屋があるから気をつけた方がいいですよ」
笑うヤカン@GM : 「『純魔石』は、 部屋全体に効果のあるトラップみたいなもので、色によって効果が違います。 もし破壊したければ、誰か一人が純魔石に対し白兵戦を挑んで勝たないといけませんぜ。へっへっへ」
マリア : 「白兵戦ですか……」
セニア : 「罠解除はきかないんだネェ」
ジーナ : 「やっぱり、ディ●ガイアのアレなのね…壊してもタイル踏んでるとダメージ食らいそう」(何)

 ゲーム「ディスガイア」のジオパネルのことを知らない人へ。
 詳しい説明は省きます。ごめんなさい。


笑うヤカン@GM : 「以上が5000Gの情報デス。で、10000G情報ですが…」
笑うヤカン@GM : 「善なる証はデルフが、悪なる証はエンジェルが、生け贄はアブラクサスが持っているハズですぜ。へっへっへ」
ジーナ : 「ちょっと待って。その前にそれは何?」(笑)
GM : いや、君たち途中経過すっ飛ばして最後の情報聞いちゃったし(笑)
ジーナ : 「前段階にその説明でもあるのかしら?」
セニア : 500Gと1000Gもあげよう。 「結局全部取られる運命だったんだね」(笑)
ジーナ : 「いえ、そう思わせておいて、 前の情報を聞いたら全然大したことない…って落ちかもしれないわ」(何)
マリア : 「まあ、そんなものですわね」
笑うヤカン@GM : 「はー。食った食った」
笑うヤカン@GM : 「わたしの部屋にある褐色の扉の向こうに、メリフィックの像があります。像を手に入れるためには『善なる証』『悪なる証』それとメリフィックに捧げる『生け贄』が必要です
セニア : いけにえ。
GM : 今のが500G。1000G情報は。
笑うヤカン@GM : 「この迷宮は全部で3層ありやす。各階に1部屋だけ休憩所がありますんで、利用してみて下さいね。へっへっへ」
セニア : 「結構広いんだね」
ジーナ : 「別ダンジョンの攻略ってのも新鮮でいいわね」



◆玄室A◆ ヤカンは笑う
マリア : 「ところで、この部屋にも魔石はあるようですが、これは『純魔石』ではないのでしょうか?」
GM : 純魔石だよ。
ジーナ : 「どうする? その『純魔石』ってのを確かめるために、わりと安全そうなここで実験でもしてみましょうか?」
ジーナ : 実験とはもちろん、試しに破壊してみる、ということ。
セニア : 破壊すると、光ってダメージうけないよね?(汗)
マリア : では、この部屋に入るのは一人にしましょう。 他の人は部屋の外で待機しましょう。
ジーナ : 行くなら私だけど。
笑うヤカン@GM : 「…わたしと戦うって事ですかい?」
ジーナ : 「誰も貴方と戦うなんて言ってないでしょう? 部屋の隅にある純魔石を試してみたいだけなんだけど?」
ジーナ : とりあえず踏み込みつつそう言ってみる。
マリア : 「ヤカンさんには用はありませんわ。 『純魔石』を破壊するだけです」
笑うヤカン@GM : 「この純魔石は、 わたしを魔法から守ってくれているのです。壊されたら困ります」
ジーナ : 「…なるほど」
GM : 笑うヤカンは【魔法に弱い】のですよ。 魔法生物だから。
セニア : ふえー、やっぱり何か効果があるんだね。
マリア : この部屋自体に何か魔法の罠でもあるかと思いましたが……
ジーナ : 「この水色に踏み込むと、 私達も『魔法に強い』耐性を得ていると考えていいのかしら?」
笑うヤカン@GM : 「と、言いますか、 床一面水色ですから、とっくに踏み込んでるんですが」(笑)
ジーナ : まあ、そうだけど(笑)
GM : ちなみに水色の純魔石の効果は魔法に強いどころか 「魔法禁止」です(笑)
ジーナ : ちなみにこの部屋の出口は? さっきヤカンが言ってた褐色のドアだけ?
GM : いや、左右に扉があるよ。
マリア : 「部屋から出てしまえば問題ありませんわ。『純魔石』の効果範囲は部屋全体だけのようですし」
セニア : 「じゃあ、端から行くか」
ジーナ : 「ここは放っておいて、先に進みましょう。ヤカンさん、重要な情報ありがとう。でも、『笑うヤカン』を名乗るなら、もっと陽気に笑ってた方がいいと思うわよ?」
GM : さっきからずーっとニヤニヤしてるよ?(笑)
セニア : 「いやらしい笑みだ!」
ジーナ : 「嫌な笑い方を」
GM : 喪黒福蔵なみだね(笑)
ジーナ : どーん。



◆玄室C,D,F◆ トラップ三昧

 ここ、メリフィック像のダンジョン地下1階は、ダンジョンレベル11扱いである。 罠解除のためには解除のダイスは19以上を振らなければならない。
 そして今回は妙に罠ばっかりが出た。まずはそんな罠っぷりを紹介しよう。



【玄室C】
GM : トラップだね。ディスペルマジックの罠です。

 ディスペルマジック  セッション中効果のある魔法がすべて解除される。


ジーナ : 一番危険度が少ない…? 失敗してもかけなおせばいいだけかしら。
セニア : 《七つ道具》使う。(コロコロ)25。
GM : じゃ、解除したっと。ボーナス振ってね。
セニア : (コロコロ)5−2−4だよ。
GM : 大魔導師の杖が出ました。
マウナ@GM : 「もう持ってるけど、売れば高いわね!」(きらーん)

【玄室D】
ジーナ : さあ、今度は何かしら。
セニア : 解除。(コロコロ)19。
ジーナ : 「気が早いわよ」(笑)
セニア : 「は、いかん」(汗)
GM : ち。解除の目標値19だし、ギリギリで解除か。 えーと、奇襲警報の罠と、アーマーイーターが4体出た。

 奇襲警報  雑魚1グループが奇襲してくる。


セニア : すげぇいやな名前が出た!?<鎧食
セニア : (コロコロ)ボーナスは6−3−6。
GM : お。吸血鬼のクィラス(20000G)が出ました。
セニア : よくわからないけどすごいのが出たね

 吸血鬼のクィラス  5/5 ○−○○○ 20000G 減少させたHPの分だけ耐久度が上昇する(最大10、耐久度15)



マリア : 「サイヤ人のような防具ですわね」
ジーナ : 「はあ。戦闘民族なのね」



 戦闘の模様は次で。



【玄室F】
GM : TPドレインの罠です(笑)

 TPドレイン パーティ全員「1D3」のTPダメージを受ける。(軽減不能)


ジーナ : 「いいこと? 絶対に解除するのよ!!」
マリア : 「頑張って解除してくださいね」
セニア : 「…失敗したらTP入れる。うん。もち、《七つ道具》。(コロコロ)やべぇ18だ」(汗)
マリア : 「セニアさん、本気でやってくださいね」(にっこり)
セニア : 「TP、TP入れるよ」
ジーナ : 「入れなさい。全員のTP持ってかれるよりマシだから」
セニア : (コロコロ)「すげぇ、無駄に34」
ジーナ : 「そうそう。それでいいのよ」(笑)
GM : はい解除。ボーナス振ってちょ。
セニア : 1−2−1(爆) ぷしゅうう。
GM : 静寂の杖ね。
ジーナ : 「……まあ、さっきので気が抜けたってことにしておきましょう」(笑)

 結局、ボス部屋に到達するまでの全ての玄室でトラップが出たのだった。





◆玄室D◆ アーマーイーターを叩け

 さて、玄室Dではトラップだけでなくモンスター「アーマーイーター」も出現している。 少し遡って、戦闘の模様をお送りしよう。 敵はアーマーイーターが4体である。


セニア : すげぇいやな名前が出た!?<鎧食

アーマーイーター ZL11 MR33
 【鎧砕き】 この能力を持つモンスターから受ける白兵戦のダメージは、常に2倍で計算する。



マリア : 最初に《加護》と宣言。
マウナ@GM : マウナは《火球爆発》。(コロコロ)ぶ、低い…ダメージ16点。
ジーナ : MR33なんだけど?(笑)
セニア : じゃあ、その減ったのに《狙撃》いくよ。(コロコロ)…18で。
ジーナ : うわ、ギリギリ?
セニア : よかったぁ。
GM : じゃあ、一匹つぶれました。
ジーナ : ここは…危険を承知で《精神高揚》。私のダイスを2つ追加する。で、白兵戦、OK?
GM : じゃ、白兵戦。敵はアーマーイーター×3
ジーナ : さらにTP2点入れる。最初から飛ばしていくわ。(コロコロ)はい、私1人で74。後はまかせたわ。
セニア : いっくぞー(コロコロ)……《フェイク》します。
GM : いきなりかい(笑)
セニア : (コロコロ)それでも25。どうも調子でないな。
GM : 二人の達成値だけで99いってるなぁ(笑)マリアは?
マリア : (コロコロ)う、やっぱり低いですわ。10。
GM : じゃあ、吹っ飛ばした(笑)

 アーマーイーターのMRは、3体合わせてちょうど99なのである。
 ちなみに司教に転職したばかりのマリアはレベル1。達成値が少ないのも無理ないと言えよう。





◆玄室G◆ デルフのいる風景

 さて、トラップばかりの玄室を抜けた一行。次はいよいよ……。


GM : また左右に道が…とりあえず、どっちに進むこと決めても、次がボスの部屋です(笑)
マリア : 「変わったつくりですのね」
セニア : 「ドロンボー最終回の分かれ道みたいなもんだね」
ジーナ : 「何でそんなことを知ってるのかしらこの娘っこは」(笑)
セニア : 「ジーナも知ってるんじゃん」(笑)
GM : では、今までとは一風変わった、水晶でできた扉があります。で、入る?(笑)

 回復薬等で体制を整え――。


ジーナ : 「いい? じゃあ、開けるわよ?」
GM : じゃ、入ったっと…床一面、青いタイルで覆われており、端っこの台座に青い魔石が据え付けられている。
マリア : 「さきほどと似たような魔石ですわね」
GM : 部屋にいるのは、デルフと、 アーマーイーターが4体です。
マリア : 「善なる証を持っている方ですわね」
ジーナ : 「つまりここがさっきのヤカンのヒントの場所ね。で、デルフがこんなダンジョンに! ……左遷?」
デルフ@GM : 「左遷ではない! 栄転だ!」
マリア : 「物は言いようですのね」
セニア : 「でも、することは同じ?」

 もちろん、栄転するような実績は上げていない(笑)


デルフ@GM : 「この空間は言わば俺さま空間! 死にたくなければ、今の内に泣きべそかいてお家に帰ることをオススメするぜ!」
ジーナ : 「今まで散々死んできたのはどっちだったかしら?」
マリア : 「ということは、何か罠があるんですのね? まあ、どうせろくでもないことはたしかではありますが」
デルフ@GM : 「すぐに分かるさ」
GM : 戦ってみてのお楽しみですよ(笑) じゃ、戦闘開始でいいですか? ちなみに白兵戦したければ青色タイルに踏み込まないとダメですよ?(笑)
ジーナ : 「踏み込めばきっと同じ効果が得られるはず。アレ(魔石)を破壊すればいいのはわかっていても、そんなところに人員を裂く余裕なんてないしね」
マリア : 「自分の身で確かめるしかないということですね。余裕ができれば破壊したいところではありますけれど」



◆玄室G◆ 禁じられたダメージ魔法
GM : 戦闘開始です。敵はデルフ、アーマーイーター×4。デルフは【石化の視線】の予定。

デルフ BL10 BP10 MR50 HP60
【闇の力】 魔族。1ターンの間に敵にかける魔法と白兵戦を行える。また、魔術判定は4D6+BLで計算する。
【石化の視線】 敵にかける魔法扱い。パーティ全員、目標値17の抵抗判定ダイスを行い、失敗した場合は【石化】する。
【石化】 白兵戦でHPダメージを与えると【石化】を与える。

アーマーイーター ZL11 MR33
 【鎧砕き】 この能力を持つモンスターから受ける白兵戦のダメージは、常に2倍で計算する。



マリア : とりあえず、《神の衣》と宣言。
マウナ@GM : マウナはアーマーイーターに《火球爆発》でいいかな? んじゃ、1点使って《火球爆発》っと。
マウナ@GM : (コロコロ)あーもーひっくいなー。23ダメージって…。
GM : ところが、マウナの放った魔法はアーマーイーターに届かず、消滅した。
ジーナ : げげん。
セニア : 魔法禁止?
マリア : 《神の衣》は禁止ではないようですから、仲間にかけるのはOKなのでしょうか。

 純魔石(青):すべてのキャラクターは魔法ダメージを受けない。


ジーナ : 実は余裕はあんまりないわよ。全部が残って白兵戦になると、多分、もたない。
マリア : 《混乱》をかけておけばよかったかしら。
GM : 確かに《混乱》は有効だね。
セニア : ならば、《狙撃》いっとこう。 TP3点ほど入れるよ。…33なら……(コロコロ)よし、39。空き瓶で倒した。

ジーナ : いい加減空き瓶から離れたら?(笑)
GM : 空き瓶なんてどう考えてもアーマーイーターの装甲を貫けないハズなんだけどなー(笑)
セニア : 火炎瓶だから(ビシィ)



 多分、そういう問題ではない(笑)
 デルフの【石化の視線】は全員抵抗。そして白兵戦である。敵はデルフ×1、アーマーイーター×3で、ギリギリ勝てた先のアーマーイーター戦を思えば、デルフ1体分、MR50がまるごと多い計算だ。しかもBPつきである。


GM : では、味方にかける魔法。使える人は…いない?(笑)
ジーナ : 高揚系は、今回かけると危険すぎる。
マウナ@GM : 「このターンは何とか持ちこたえてー」
GM : 白兵戦に突入。デルフ×1、アーマーイーター×3で、デルフはBPを5点つぎ込みます。
GM : (コロコロ)ありゃ、目が走った。180と出たよ(爆)
セニア : あたしは普通に行く。……ここは諦めて、TP1点で生き返ったほうがいいのかも。(コロコロ)35。
ジーナ : 奇遇ね。私も同じことを考えていたわ。あえて普通で振る。(コロコロ)52と出たわ。
マリア : 「我が父よ、哀れな魂を導きたまえ…」 (コロコロ)20ですわ。
GM : 107対180。こちらの73アップ。
GM : 一人あたま、25点、24点、24点の物理ダメージだけど、【鎧砕き】のためにこれが倍になる(笑)
ジーナ : 意外と防きれる…何ですって!(爆) ……50、48、48(笑)
GM : の物理ダメージ。ちなみにHPダメージ通った場合、死んでなかったらデルフの【石化】が発動するでヤンス(笑)
デルフ@GM : 「ダーヒャヒャヒャヒャヒャ!! 俺さまを侮るからそーゆー事になるのさー!」
ジーナ : 鎧は破壊されたけど、生き残ってしまったわ(笑)
マリア : あ、駄目だ。TP使用で生き返りですね。死にますから。
セニア : 死んだよ(笑) 《素通し》を宣言。50をもらって死のう。TPで無かったことににするけどね!(笑)
セニア : で。《死毒の刃》。アーマーイーターいっぴき仕留める。
GM : あ、それがあったか。目標値11ね。
セニア : TP1点入れるね。(コロコロ)32発、問題ない。
GM : うーん、さすがに《死毒の刃》で死ぬのはダメージじゃないから、純魔石で防げないなー(笑)
ジーナ : 今回ほど《死毒の刃》が重要なことはないわ。



◆玄室G◆ 白兵戦という名の何か

 戦いは2ターン目に突入。


マウナ@GM : 「全力で《混乱》使うわ!」
セニア : 「使って!」(涙)
マウナ@GM : マウナは、TP3点つぎ込んで《混乱》!(コロコロ)
マウナ@GM : 「よっしゃ! 達成値29!」
GM : アーマーイーターたちのMRが29減った。一匹あたり、4(爆)
セニア : 「一気に潰すよ!」


ジーナ : 「私の【石化】、なんとかなる人いない?」
マウナ@GM : 「マリアができると思うけど」
ジーナ : 「お願いマリア〜」(よよよ)
セニア : 「主戦力を救ってー!」
マリア : 「では、ジーナに万能薬を使いますわ」
ジーナ : 【石化の視線】の後になるけどね。順番的には。
デルフ@GM : 「【石化の視線】を喰らえ!」
GM : 再び飛んでくるよ。目標値17だけどどうする?
ジーナ : 私、【石化】してるから、無理に抵抗しなくてもいいわ。むしろマリアが抵抗に失敗すると、万能薬がキャンセルに(爆)
マリア : そうなんですのよ。
マウナ@GM : 「これは…アレしかないよね」
セニア : 「アレ?」
マウナ@GM : 「《目眩まし》に決まってるでしょうが…貴女、それでも本当に忍者なの?」(嘆息)
セニア : 「はー、そうだったー!」
ジーナ : そ、それ!(爆)
ジーナ : やれ(笑)
セニア : やる(笑)
GM : じゃあ、デルフの視線はキャンセルです。
GM : 味方にかける魔法。で、マリアが万能薬でジーナの石化を治す。
マリア : 「これで石化は解除ですわね」
ジーナ : 今度は遠慮なく、《超高揚》!! 全員ダイス+1個ね。


GM : で、このまま白兵でいいかな?
GM : 敵はデルフ、アーマーイーター×2(MR:8)…いちおう残りBP全部使おう。(コロコロ)うぐぅ、75しかない(汗)
セニア : あたしはTP2点ぶち込む。「いっくぞー!」(コロコロ)48!
ジーナ : TP4点注入。ここで決めないと。(コロコロ)49しかない。振り直したいくらいだわ。勝ってるからしないけど。(苦笑)
マリア : 低い、16ですわ。
GM : 113対75でいいのかな?
デルフ@GM : 「くそ、またしても負けるのか、またしても…!」

 そして第3ターン。


ジーナ : いつもなら、ここで《爆裂究極》が飛ぶところよね(笑)

 マウナが《沈黙》でデルフの【石化の視線】を封じ込め、マリアが《聖なる刃》をセニアに。ジーナは自ら《精神高揚》。さらにセニアは《不意打ち》つきで。


GM : すっかり意気消沈したデルフとの白兵戦という名のリンチ(笑)
セニア : 「ちょっとかわいそうかもね」(コロコロ)ごめん、かわいそうとかいいつつ62発(笑)
ジーナ : (コロコロ)じゃあ、61ね♪
マリア : (コロコロ)……9。「やっぱりデルフさんはかわいそうですわ!」 ←達成値が低いのを誤魔化している……?
GM : どう足掻いてもオーバーキルでやんす。
デルフ@GM : 「これで勝ったと思うなよぉぉぉぉ」(死亡)



◆玄室G◆ デルフの善なる証

 宝物判定。今回はデルフから「善なる証」を手に入れるという目的つきである。次々とダイスを振って宝物を決定していく。そして。


セニア : デルフ。35でた。ボーナスは1−6−1だけど(遠い目)
GM : 善の水晶(4000G)+悪のサーベル(10000G)ね。
ジーナ : 善なる証って、善の水晶のこと?
GM : うん、名前一緒だけど、違うの。デルフは特別にこれとは別に「善の水晶」(非売品)が出ます。
マリア : 「これが善なる証のようですわね」
セニア : 「目的たっせー!」
ジーナ : 今回は帰還、ね。
GM : いえ、ここで「休憩所」が出て、帰還扱いになります。まあ、効果は街に戻るのと変わらないんですけどね。



◆休憩所◆ デルフとヤカンと純魔石
GM : なんとかなるとは思ってたけど、4人はちょっと不安だったね。
ジーナ : 今回のメンバーでは、 主戦力のダイスの数にかなりの運命がかかってるから、 以前よりも振るダイスが多い分だけブレ幅も大きい今のレベルではかなり怖いところね。 ちょっとイスト並みのダイスを振ってたら終わってしまうし。
マリア : 私もたいしてダイス目がふるいませんでしたしね。まあ、そのときは他の皆さんが頑張ってくださいましたが。
GM : ボスがデルフだったのは、ある意味ちょうど良かったのかもしれない(笑)
ジーナ : 純魔石の耐久度を知りたい。個別に壊しに行ってすぐに壊せるものなのかの感覚がわからないから、戦略に困るわね。
ジーナ : だから一度壊してみたかったけど、ニヤニヤ笑うヤカンに止められちゃったわ(笑)
GM : あそこで壊してたら、笑うヤカンと戦闘になってましたよ?(笑)
ジーナ : ええ、それがわかったからやめたんだけど(笑)
マリア : 「やっぱりあのヤカンはさっさと潰しておくべきでしたわね」(ぼそ)
ジーナ : 「…ま、マリア?」(汗 一瞬感じたこのプレッシャーは…!?)
マリア : 「何のことですの?」(にっこり)
GM : 原作では、マーフィー以上に経験値稼ぎキャラなんだけどね(ぼそ)<ヤカン
ジーナ : 「なんと。それを知っていれば…、知っていれば?」
マリア : 「……ち、やりそこねましたわね」(ぼそ)
GM : その代わりメチャクチャ強いですけど、それでも良ければ(笑)
マリア : 「ヤカンごときの分際で、生意気ですわね」(にっこり)
マリア : 「あ、いけませんわ。我が父よ、感情的になったことをお許しください……」



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