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【ダンジョン日報2】 第28号 06年10月03日
プルートされる
……2006年8月に国際天文学連合総会で冥王星が惑星から格下げになったことから、米国では冥王星(プルート)が「降格される」という意味で使われるようになってるらしい。
キルケの裏ダンジョン第7層に待ち受けるボス、冥王(ヘルマスター)。
彼は決して降格したわけではない。ないはずなのだが……
GM : なんか今日サクっとやれそうな、いいてきとーな企画ないかなぁ(笑)
の結果、サクっと潜ってサクっと倒す対象に選ばれるとは。
今回のトピック
『オカマだけど冥王やってます』
サクっと倒される予定のヘルマスター。
しかし、そうはさせじと用意周到なダンジョンが。
失敗すれば即死は必至のテレポーター。
罠にはまった冒険者を襲うワーウルフ。
モンスター×モンスターの奇襲。
そして、困難な仕掛けを乗り越えたどり着いたヘルマスターは……
ヘルマスター@GM : 「アタシは地獄の監督官ヘルマスターよっ」
オカマ……だった。
どうする冒険者?!
今回の参加メンバー
ジン 侍/レベル8
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ヒー・ヘイト・ミー 賢者/レベル7
|
トリガ 怪盗/レベル6
|
◆プレイ前の風景◆ 村正とか魔王の瞳とか
GM : なんか今日サクっとやれそうな、いいてきとーな企画ないかなぁ(笑)
ジン : 今日は二人だけ? マルちゃん倒して村正争奪戦にはいけませんね(笑)
トリガ : ははは、そんなものは時の運ですよ(笑)
GM : 抜け駆けはよくないと思います(笑)
GM : といっても、当面何か目標はありますか? 村正以外で。
トリガ : んー、魔王の瞳と氷竜の牙?(笑)
ジン : 魔王の瞳って(笑)
トリガ : まあ、村正以上に無理ですが(笑)
GM :
→セニアからうばいとる
セニア(ジン) :
「ヤメテ」
そこにヒーが到着。
ヒー・ヘイト・ミー : 「ってこの人数か! 少数にもほどがあるだろこのファッキンGM!」(笑)
GM : 3人だと、深層の雑魚も1〜3匹くらいしか出ませんからラクですよ?(笑)
GM : 裏面の深めに潜ればいいんでは?(笑)
ヒー・ヘイト・ミー :
死ぬからヤダ。
トリガ : いけるところまで、行ってみればいいんじゃないですか?
GM : じゃ、裏B7でいい?(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 怪盗/侍/賢者?
GM : ですね。まあまあのバランスではないかと(笑)
というわけでなしくずしに、裏の7層に決定した。
◆玄室G・玄室F◆ ガンタクとかシブタクとか
ヒーがファミリアでボーパルバニーを呼び、ダンジョン入口での魔法セットを唱え、いざ突入。今回は、分岐に次ぐ分岐である。
ジン : とんだ迷宮ですね。
GM : 段々構造把握できなくなってきたー(笑)
そしてたどり着いた玄室F。
GM : トラップでやんす。
テレポーターの罠(笑)
ジン : 凄いの出ましたよ(笑)
GM : ウィザードリィと違って
全員即死トラップ(笑)
ジン : どこかの壁に、男三人の血のりがべっとり(汗) ……魚拓は嫌です。
GM : 顔拓。
他にもシブタクとかいます(笑)
トリガ : 《七つ道具》と用心のために、TP1点使います。(コロコロ)華麗に35で解除しました(笑)
ジン : 顔拓回避きましたーっ!
続いて玄室Gである。
GM : トラップ&モンスターか。……猛毒ガス爆弾の罠と、
ワーウルフが3体出た。
トリガ : ガス爆弾には《七つ道具》を使います。(コロコロ)18で解除です。ボーナスは堅い杖です。
ヒー・ヘイト・ミー : どーするかねー。
GM : ま、楽勝っしょー(笑)
ジン : 爆裂でどーんと(笑)
どーん!
……終わった。
◆玄室H◆ 奇襲とか凶暴化とか
トリガ : (コロコロ)玄室です。イベント(コロコロ)……6です。
←毎度おなじみモンスター&モンスター
ヒー・ヘイト・ミー : ってそれかよりによって。
ジン : しかも
奇襲のような予感が。
GM :
フィーンドが2体、
ワーウルフが2体。ワーウルフ2体が奇襲です。
ヒー・ヘイト・ミー :
ってほんとにキター!?
トリガ : 【凶暴化】ってMR2倍でしたっけ?
GM : はい。MRは72ですね。
ジン : 《囮の達人》で防げそうですかね。
トリガ : そのまま、でもいい気がしますね(笑)
ジン : 一応《囮の達人》はしてほしいですよ。一匹でも奇襲が減れば確実ですし。
GM :
《囮の達人》は「敵にかける魔法」なのをお忘れなく。
トリガ : 白兵戦に参加できなくなります。支援魔法で強化する方が、良いと思いますよ。
ジン : あ、なるほど。
トリガ : 自分に《魔力付与》で。
ジン : では、自分に《精神高揚》で。
ヒー・ヘイト・ミー : ではジンに《聖なる刃》。
ジン : …重ねがけってできなくなったような気も。
GM : ダイス増やすのと、【強打】とはちがう能力だから(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 「ヒーホーの神よ、このフナ侍の刀に滝登りの力を与えたまえ」
ジン :
「なんか嫌な感じで力が宿った!?」
GM : じゃ、ジンに《精神高揚》+《聖なる刃》の無敵コンボが(笑)
GM : 思う存分殴り合え(笑) ワーウルフ2体と白兵戦で勝負して下さい。
トリガ : (コロコロ)白兵の結果は44でした。
ジン : (コロコロ)すいません
29でした。
GM :
おい(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 6どころか5もひとつも出てないよ?(笑) 「やっぱりフナはフナだったぜへいへいっ!」
ジン :
「滝登りじゃだめだったんですよ!?」
GM : 73対72で、まあ勝ちはした。次のターンね(笑)
奇襲さえしのげばどうということもなく、ヒーの《爆裂究極》、トリガの《狙撃》でフィーンドを潰し、続く白兵で、今度こそ《精神高揚》+《聖なる刃》の恩恵を受けたジンが大きい目を出して決着がついたのだった。
ヒー・ヘイト・ミー :
「ていく・ざっと・ゆあ・ふぃーんど!」
◆玄室I◆ トップブリーダーとかオカマとか
GM : では扉を開けると…
赤い装束に身を包み、2匹の蛇を鞭のように束ねた魔族がいる。その周辺にはでっかい黒犬が3匹ほどはべってる。
ジン : 「わんわんですよー」
トリガ : 「トップブリーダーのかたでしょうか?」(笑)
ヘルマスター@GM :
「ちょっとやーねェ〜マニキュアの仕上げミスっちゃったじゃない。お肌が荒れたらどーすんのよー」(野太い声で)
ジン : 「……オカマさん?」
ヒー・ヘイト・ミー : 「ふむ、
マニキュアの仕上げに失敗しても肌は荒れないから心配するなこのファッキンカマ野郎」
ヘルマスター@GM :
「アタシは地獄の監督官ヘルマスターよ。誰がオカマよっ! そっちだって似たようなのがいるじゃないっ!」
ヒー・ヘイト・ミー : 「いるのか、こっちにカマ野郎が。
よるなフナ侍。カマが移るぜへいっ!」
ジン :
「つーかなんで私が!?」
トリガ : 「なんだかよく分からない。という点では、ヒーさんと共通点があるかも」(笑)
ジン : 「は、
ヒーさんは物体でした」
物体だったらしい。
ヘルマスター@GM :
「アタシのかわいーペットのエサにしてあげるわっ!」
GM : 敵は
ヘルマスター、
ヘルハウンド×3。ヘルマスターは《爆裂究極》、ヘルハウンドらは【妖魔の力】を使って【炎の息】の予定。
ヒー・ヘイト・ミー : ヘルハウンドに《猛吹雪》か?
ジン : 息が怖いですしね。
ヒー・ヘイト・ミー : ヘルマスターの《爆裂究極》防ぐ手段が思いつかん。
ジン : 《目くらまし》がまだありませんしねぇ…
トリガ : ありますって。
もとアーチャーですから、ありますよ(笑)
ジン :
アーチャー違う(笑)
トリガ : そうでしたね。
現アーチャーでした(笑)
ジン :
そうなんですか!?
ええと。
盗賊→侍→
怪盗である。念のため。
トリガ : ただ、《目くらまし》すると私は白兵戦に参加できなくなります。
ヒー・ヘイト・ミー : 《爆裂究極》素のまま食らうよりましだべさ。
ジン : がんばってみますよ。
トリガ : 分かりました。では、今回は《目くらまし》予定です。
「あ、爪が割れてますよ」って言えば良いんでしょうか?(笑)
そして、戦闘は開始された!
◆第1ターン◆ 爪割れとか生着替えとか
ヒー・ヘイト・ミー : では《猛吹雪》+トゥルーワード+使い魔+TP3で。
ヒー・ヘイト・ミー : 「かーっかっかっか! いくぜファッキン権力の犬ども!
真の恐怖に凍りつくがよい!」 (コロコロ)55の倍で110。使い魔使ってよかったー。
ヘルハウンド@GM :
「ギッゴゴゴゴォォォォ…」(全滅)
ジン : ファッキンの恐怖…
ヒー・ヘイト・ミー : 「かーっかっかっ! どうよこの真の恐怖映像! この
フナ侍の着替え写真の凍える恐ろしさは!」
トリガ :
「なんて物投げてるんですか!」(笑)
ジン : 「《精神高揚》で……て、
なんか精神へこみそうなんですが」(笑)
ヘルマスター@GM :
「よっくっもっアタシの愛らしいペットを!」
ジン : 「愛らしい…?」
GM : で、《目くらまし》によりヘルマスターの魔法は打ち消される。
ヘルマスター@GM :
「な〜にぃいったいど〜ぅなってのよ〜ぅ!?」
GM : では、ヘルマスターは怒り狂って白兵を挑みます。BP3点使用。
ジン : えーと、じゃあ、私。いきます。TP4点で。
GM : (コロコロ)ありゃ高い。111もいった(笑)
ジン : (コロコロ)61発です。
GM : 61対111。
こちらの50アップ。で、吸精1があるのよね(笑) 退魔の虹水晶で吸い取りは防げるが、貫通ダメージになるのは変わらない。
ヒー・ヘイト・ミー :
50点ダメージ?
GM :
防具無効の50ダメージがジンに(笑)
ジン : 死にましたね。どうも。はい、TP使って無効化ました。
GM : 魔法の盾で48に減り、11の貫通ダメージが、トリガとヒーに割り振られます。6点と5点(笑)
TPを消費しても、HPの最大値をオーバーした分のダメージは白兵戦不参加者に行ってしまうのである。
◆第2ターン◆ 爆裂とかヒーホー伝説とか
GM : では次のターン。ヘルマスターはやっぱり《爆裂究極》ね。
ヒー・ヘイト・ミー : 今度こそ《爆裂究極》防ぐ手立てがない。
ジン : さて、どうしましょう…
トリガ : 耐えていくしかないですね。
ヒー・ヘイト・ミー : ん。ではこっちも《爆裂究極》かなあ、対抗上。
ジン : できればこのターンで仕留めたいですよね。
トリガ : そうですね。
ヒー・ヘイト・ミー :
このターンでしとめなきゃ死人が出るよ?
ジン : がんばりましょう(笑)
GM : ではヒーちゃんの魔法から。
ヒー・ヘイト・ミー : では《爆裂究極》。最後のトゥルーワードにTP3点。
GM : ここでどんだけ削れるかにかかってますね。
ヒー・ヘイト・ミー : (コロコロ)おー、1投目のダイス目(笑)
ジン : トゥルーワードのための出目ですね!
ヒー・ヘイト・ミー :
6 + 1 + 6 + 1 + 5 + 1 + 6 6つ回ります(笑)
GM :
7個振って6個クリティカル!(爆)
トリガ : すごいですね(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 67の倍で
134(爆笑)
ジン : 素晴らしい英知です(笑)
今日のタイトルは、「ヒーホー伝説」で(笑)
GM : げふっ。抵抗できるかそんなん(爆) 裏面仕様なため、ヘルマスターの残りHPは
1(笑)
GM : そんな訳でヘルマスターの《爆裂究極》。BP4点つぎ込む。
トリガ : では、がんばって耐えましょう。
ジン : 「私が死んでも、構わず倒してください」(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 「もちろんだとも。死体はアレの死骸とともに埋めてやるから楽しく成仏しやがれ」(笑)
トリガ : 「ジンさん倒れたら、事実上負けですよ」
GM : (コロコロ)達成値47です。ダメージにすると94点(笑) なので、一人あたま32点、31点、31点の火属性魔法ダメージ。
GM : ダメージ半減したい人は、目標値47の抵抗判定ダイスをどうぞ(笑)
ジン : 無理です(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 振るだけ無駄(笑)
トリガ : (コロコロ)惜しい、11でした。
GM :
おしくねー!?(笑)
この《爆裂究極》でヒーがTPを使う羽目に陥り、ジンのHPは一気に一桁に削られた。無論トリガも残りHP16と、大幅に減らされている。
ヒー・ヘイト・ミー : では白兵戦やるものガンガレ。
トリガ : 《魔力付与》を自分に。
「閃きの短剣よ。閃光の剣に!」
ジン : 《精神高揚》継続で参りますよー(コロコロ)で、ふつーに63発。
トリガ : 《不意打ち》+TP3点でいきます。(コロコロ)やりました。88点です(笑)
GM : こちらも手加減せずにBP4点フルにつぎ込んでやろう(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : まあ当然だわね。
GM : (コロコロ)ぶはう。クリティカルしない…99。って事はHPと合わせて100しかない(笑)
ヒー・ヘイト・ミー : 「らくらく上回りましたが、なにか?」
ヘルマスター@GM :
「お嫁に逝けないわぁぁぁ責任とってよぉぉぉぉぉぉ」(死亡)
ジン : 「……お嫁も何も、
貴方男性…」
ヒー・ヘイト・ミー : 「よし、責任とってファッキン盗賊が結婚するそうだ」
トリガ : 「盗賊というと、クレスポさんですね」(きぱ)
ジン : 「いや、だからオカマは男性ですから」(汗)
こうして、冥王はサクっと?倒された。
ヒーホー伝説を記憶に刻んで。
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