顧問先会社経営者の方からの手紙
顧問先はこんな会社です
当事務所の顧問先の中でお付き合いが10年を超える会社があります。
その中で最も長くお付き合いさせていただいている会社は、設立当初から税務顧問をさせていただいております。
その会社は、東京郊外にある小規模な介護事業所です。
開所当初からひたむきに事に仕え、そしてその立川という地域では、とても存在感のある介護事業所になりました。
もちろんそれはひとえに、経営者である所長のお人柄と、介護者としての信頼感、力量、行動力、実績などのたまものです。
その会社が設立10周年を迎えた際、お祝いの会の開催と記念誌の作成をされました。
私、小俣は、設立当初からの会社の経緯を知っている者として、その記念誌に寄稿する機会をいただきました。
その原稿のお礼として、所長からいただいたのがこのお手紙です。
所長ご了解のもと、当事務所ホームページに掲載させていただくことにしました。
当事務所と、私、小俣をご理解いただく一助にしていただければ幸いです。
顧問先経営者の方からの手紙
2012年11月28日
合資会社ライブリーナーシング
代表 吉﨑グレイス
数字(数事)を扱う仕事は嫌いな私(だったはず)。
今でも決して明るいとは言えないそんな私ですが、経営者として日々携わる会計業務を全く苦痛と感じていません。
そのことに気付いたのは、ここにどんなことを書こうかと考え始めた今。
初めて小俣先生とお会いしたときに、「(顧問を)お願いするのはこの人が良い!(この人でいいではないのがポイント)」そう思った先生の言葉があります。
「経営を考えて行く上で数だけを見るのでなく、人を見て(扱って)いくのは、切り離せないもの。だから両方同じように大切に考えたいと思っています。」
言葉は正確に覚えていないけれど私はそのように受け取りました。
私は、どんなに小さな事でも心を込めて取り組めば大切な仕事になり、自分の糧になると信じています。それは目に見えずとも自ずと現れて行くし、周りに伝わるものだということを本業の中で体感しています。
おそらく数事とて同じなのでしょう。
「一つ一つ心を込めて丁寧に扱うことに数事も含まれている。」
そのことを経営に携わろうとする一番初めに教えて頂いたことは、私にとって大きな意味があったと思っています。
ないがしろにしていい仕事は無い。大好きな本業と同じように会計業務も大切に思えるのは初めに聞いた先生の言葉があったからなのだと改めて感謝しているのです。
数事を大切にすることは、人を、そして仕事を大切にすることと連動する。逆も然りと…。
私の場合、小俣先生との月次の会計チェックは雑多な話の占める割合が多くなります。一見何ら会計と無関係に思えるような内容が盛り沢山。
でも、全てが繋がっていることに気づかせてくれ、仕事に反映できるような示唆をくれるのが小俣先生なのだと思っています。
だからなのか、小俣先生と話していると、自分の中にある力が引き出されてくる感じがあるのです。
大抵、夕方(疲れが出てくる時間帯)からスタートする会計チェック。それでも終わる頃には、毎回のように自分の目がキラキラ(時にはギラギラ!?笑)してきます。体の疲れはあっても、心が元気になる感じ。
だから、10年近くに及ぶ月次の会計チェックが今でも毎回楽しみなのです。これってすごいことじゃないのかしら?
純粋にこの“元気になる感じ”を味わえる人が一人でも増えたら好いな♪そんなこと考えて、またワクワクしてくる私。
プラスのスパイラル、どんどん伸びて行きますように…。
ライブリーデイサービス 設立10周年記念
「ありがとうの会」2012年2月2日
利用者、ご家族、スタッフの方々と
前列真ん中の白い服の方が経営者の吉崎所長です。
吉崎所長、お手紙ありがとうございます。
吉崎所長は、私、小俣をとても上手に活用していただいている好例の方だと思います。
(税務や会計などの法律論や制度的な話は別として)私からの答えをアテにしているのではなく、私との打合せの中で「ご自身の中にある答え」を発見する、その姿勢と感度の高さが、好循環につながるのでしょう。
吉崎所長とライブリーさんの数事と人事のブレーンでいることにワクワクしています。
感謝です!