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高密度化の話し
HDDの容量は最新のもので1TB(=1,000GB)を超えるようなものが出てきた事はお話しました。 これは媒体1枚あたり200GB以上の容量になり、これを5枚積むような形になります。
2000年以前は媒体1枚あたり数GB程度でしたから、高密度化はものすごいスピードで進んでいますね。
ちなみに1インチ四方に記録されるbit数を表す面記録の推移は下図のようになっています。まさに留まるところを知らないと言った感じですね。
高密度化すると技術的に難しそうな気がしますが、実際そうなんです。
記録密度が円周方向(bpi:bit
per inch)、半径方向(tpi:track per
inch)とも高くなるため、ヘッドの読み書き性能も、位置決め精度も厳しくなります。
そして何より問題なのが、ヘッドの浮上量を下げる必要があると言う事です。 より小さいエリアにデータを書いたり読んだりするためには、ヘッドを媒体により近づけて小さい漏れ磁束で小さいエリアに書き込み、微弱な媒体の信号を読み出す必要があるのです。
浮上量が下がると信頼性への影響は当然あります。 媒体とヘッドが接触しやすくなったり、微小なゴミでもヘッドと媒体が噛みこんでしまう事になるからです。
もちろんそれを避けるために、より高度な設計や製造工程を用いて対処しているはずです。しかし技術的に厳しくなっている事は明白ですよね。
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