偶然と必然 出会いと別れ
出会いって、必然です。
100万分の1の確率の あおぞら
- ある高校生が「青空」の絵が描かれている封筒を持っている確率は10分の1以下でしょう。
- 青空の封筒を使って先生に手紙を書く確率は、さらにその100分の1ぐらいでしょう。
- ある高校の先生が「あおぞら(星野 夏)」という小説を読んでいる確率は100分の1以下でしょう。
- あおぞらという小説が自宅でなく、職員室にある確率は、さらにその10分の1ぐらいでしょう。
あおぞらと青空の交換
1から4が、全部起きて、小説あおぞらと、封筒青空が交換される確立は100万分の1以下です。
終業式の放課後の青空
転勤する私に、「青空」の絵が描かれている封筒に入った手紙を持ってきた生徒がいました。
「これ、後で読んでください。」
封筒の表には、『先生は青空ってイメージだから』と書かれていました。
「これ、あげる。」
「あおぞら」という小説を手渡しました。
これは、偶然起きた事でしょうか。
そうかもしれません。
あおぞらの描かれた封筒をくれた子の書いた詩
青空が無理矢理笑うと
雲がかかって、青色は見えなくなる
それに安心した青空はいっぱいいっぱい泣く
そうすると、雲から雨が降り出す
雲の優しさに気付いた青空はありがとう、と笑ってみせる
途端に雲はひいて青空が見えてくると
虹が出る
雨無しには虹が出ない事を知った青空は
雨を降らす事も必要だと思い知らされた
そして青空は虹にありがとう、と天気雨を降らせた
偶然と必然
『偶然と必然―現代生物学の思想的な問いかけ ジャック・モノー著』という本が30年ぐらい前に出版されました。
ジャック・モノーは1965年、ノーベル生理学・医学賞を受賞。
世の中に起きる事は全部、偶然だと思うより、
必然だと思ったほうが、人生は豊かになります。
嫌な事があった。
これを必然だと思えば、神様からの何らかのメッセージです。
全てのことはメッセージ。
そう思えば、素直な気持ちで受け入れる事ができます。
そう思える人は、魂が成長している人です。
やさしさに包まれたなら,全てのことはメッセージ
♪やさしさに包まれたなら きっと
目に写る全てのことは メッセージ♪
出会い
あなたとの初めての出会いについての記憶はありません。
どうして、こうなったのか。
これは、何らかの必然だと思います。
その理由は、今はわかりません。
たぶん、5年後ぐらいには分かるんではないかと、思います。
別れ
別れたようで、別れていないんです。
涙は流れますが、悲しい訳ではないんです。
別れが悲しみだけなら、誰とも出会わなければいいんです。
誰かと出会うと、喜びが生じます。
と、同時に、その人を、失った時の悲しみも生じます。
でも、失っていないんです。
出会った以上、失っていないんです。
それに気づけば、別れは悲しみではないんです。
偶然と必然 出会いと別れ 松原団地駅へ
あおぞら 恋空 そばにいてよへ
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。