草加市立病院の事業管理者
草加市立病院の産科が2005年3月休止した。木下草加市長、草加市立病院 病院事業管理者の尽力で2007年10月に産婦人科として復活したが、産科医不足は全国的な傾向なので、産科医を探すのは困難をきわめた。
草加市立病院の産科医不足
草加市立病院 病院長・病院事業管理者と草加市長の信頼関係があった。
草加市立病院の事業管理者 高元俊彦院長
医療経営財務協会HPより。
ポイントは首長と病院事業管理者との人間的信頼関係。産科医が集まらず「暗たんたる気持ち」(高元院長)のまま二年近い年月が流れたが、そういう状況下でも、「自治体病院は採算性だけではない」と木下博信市長は全面的にバックアップしてくれたという。 意思疎通も頻繁で、「これから採用のために医者に会いに行くと言えば、公務をなげうってでも市長はすぐに駆けつけてくれる」と高元院長。同病院の宮野和雄事務部長も「市長は年中病院に顔を出し、励ましてくれる」と話す。「(命が守れないと)病院トップに言われた」と丸投げ状態だった銚子市長と、協力態勢を全面的に示していた草加市長。病院事業管理者の権限が強化される全適であっても、なお首長のかかわり方が病院経営を大きく左右する状況が浮かび上がる。
高元俊彦 草加市立病院 病院事業管理者あいさつ
草加市は東京近郊の都市として若い世代が多く移り住む活気あるまちへと変貌し、それに伴って市立病院の重要性も増し、平成16年(2004年)7月、市民の大きな期待を担って病床数366床の新病院が現在地へ誕生しました。
しかし残念なことに開院直後から、全国的に深刻化した医師不足など厳しい医療環境の影響をまともに受け、病床利用率は60%を下回り、産科病棟も一時的に閉鎖されるなど困難な時期を経験しました。
草加市立病院 医師が集まらず
東武よみうりウェブ版より。草加市立病院の産科が05年3月から休止している。産科医不足は全国的な傾向だが東部地区の5市1町では草加市がこの問題の矢面に立った。 草加市立病院の産科は開院以来、年に600名から700名(月50名以上)の出産を扱ってきた。
同病院の宮野和雄事務部長によると、同病院の産科は医師5人体制で行なっていたが、退職により05年3月には担当医が3人になってしまったため、当直勤務、急患への対処などを含む安全な医療を責任を持って遂行出来なくなり、やむなく休止したとのこと(残る3人も同年6月までに退職)。 「もちろん各医科大学に働きかけて産科医を探していますが、なかなか目途が立ちません」と宮野部長は苦しい実情を語る。
群馬県議会議員 高田勝浩のブログ
産科が看板科目であった草加市民病院が、産科を閉鎖してから約2年。草加市民病院は今年(2007年)10月に産科を再開するそうだ。
2005年3月に休止されてから2年半ぶりの復活。市によると、月に数十人の分娩(ぶんべん)を受け付ける大きな規模の病院で、いったん閉鎖した産科病棟を復活させた例は全国的にも珍しい。産科医師不足はそれほど全国的に深刻という。先日清水市長に草加市民病院の施設改修について話を持ちかけたところ、清水市長と木下草加市長は大学の同窓で、友人とのこと。木下市長は医療施設の充実を公約にして当選をされたらしく、清水市長も「木下市長に直接話を聞いてみれば?」なんてアドバイスをくれました。
清水市長とは、群馬県太田市の市長(2005年から)。木下 草加市長と同じく、構造改革特区制度を利用した。
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