SL系ザウルスはLinux OS搭載のザウルスですが、いままで私的にレスポンスの面で納得ができなくしばらくPalm OS搭載のCLIEを使っていました。
HDDを搭載したSL-C3000が発売された時、
何度かショップで触っていて魅力を感じていたのですが、価格的に購入は見送っていました。
SL-C1000は
SL-C3000からHDDを取り除き、
OS等用にFlushRAM 128MBとユーザワーク用にRAM64Mに変更し、約2万程度安くなりました。
私にとって、こんな魅力的な物はありません。
発売日(3/18)当日に購入してしまいました。
■はじめに感じたこと
・なんかSL-C3000より早い?!
たぶんHDDとRAMのアクセス速度の差だろう。
・液晶が見易い!!極小フォントもちゃんと読める!!
・私にとって必要なソフトがほとんど入っている
・やっぱCLIE TH55より厚く・重い
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■通信関係
・DoCoMo Pin Free 2PWLで無線LANとPHSによる64K接続が簡単接続OK
ただし、DUALモードは使えないため、スライドスイッチで変更する必要があります。
DUALモードで装着するとPHS通信になる様です。
・WEBブラウザの動きは予想以上にサクサクしています。
フォントサイズを最小にして表示をジャストフィットにするとなかなか良い感じです。
※スクリーンショットは
screenshotappletを使いました。
■PCとのシンクロ
・PIMデータは付属のUSBケーブルと付属のソフトでPCのMS-OutlookとシンクロOK
・サイボウズ Office 6とシンクロする場合は、
ザウルス⇔Outlook⇔サイボウズ Office 6
というルートでシンクロできます。
ただし、Outlook 2003⇔サイボウズ Office 6の場合には、
Intellisync for サイボウズ Office 6 Outlook対応版が必要です。
早々、ダウンロード版を購入して試した所、非常に簡単にシンクロできました。
CLIEの時はサイボウズで入力していたものをさらにPalm Disktopで入力してシンクロしていたので、
これからは、サイボウズへの入力だけでOK
■ソフト
PIM、ブラウザ、メール、ワープロ、表計算、プレゼン、データベース、電子辞書、乗換案内、PDF Viwer、ミュージックプレイヤー、ムービープレイヤー、
ボイスレコーダetc.と標準添付ソフトは豊富です。
追加のソフトをインストールする場合は、ザウルスで直接ダウンロードするか、
PCでダウンロードしたファイルを「ザウルスドライブ」で接続して、
「Install_Files」フォルダにコピーしザウルスの「ソフトウェアの追加/削除」でインストールすれば使えます。
とりあえず、使えそうなソフトをダウンロードしてインストールして見ました。
Linuxの世界はほとんどがフリーソフトで大変ありがたいです。
追加インストールしたソフトの一覧は右の画像の物です。
この状態でメモリの使用料は22MB程度です。
既にCLIE TH55からスケジュール、アドレス帳、メモは全て移行しているので、残り40MB程度空いていますから、
私にとっては、十分な容量です。
予備としてZaurus MI-21で使っていた64MBのSDカードを入れています。
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「ソフトウェアの追加/削除」のソフト一覧画面
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■その他
・C3000でHD(マイクロドライブ)が搭載されていた部分はコネクタ等は排除されています。
とある掲示板で分解写真が公開されていました。
SL-C1000がどれだけの性能なのか、ZBench v2.2
を使ってベンチマークテストを実施してみました。
項目 | SL-C1000 | SL-C3000 |
SL-6000N | SL-C860 | SL-C760 |
CPU整数値演算 | 4.892 sec | 4.899 sec |
5.215 sec | 5.270 sec | 5.278 sec |
CPU浮動小数点演算 | 6.855 sec | 6.906 sec |
7.235 sec | 7.274 sec | 7.317 sec |
ドロー系文字 | 11.990 sec | 13.678 sec |
17.327 sec | 12.730 sec | 13.152 sec |
ドロー系グラフィック | 10.780 sec | 11.571 sec |
11.777 sec | 10.568 sec | 10.728 sec |
この数値は処理にかかった時間となっている為、数値が少ない物が早い結果となります。
※SL-C1000以外のベンチマーク結果はこつらのサイトから参照させていただきました。