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今後の研究会の予定は下記の通りです。

第94回定例研究会

日 時:2007年6月9日(土)13:30-18:00
場 所:東京労働安全センター会議室
(東京都江東区亀戸7-10-1 Zビル4階
 Tel:03-3683-9765、JR亀戸駅東口から徒歩7分)
ここ〕をクリックすると会場の東京労働安全センターの案内図を見ることができます。
テーマ:次の大高揚は起きるか?
〜アメリカ労働運動と新しい社会運動〜
報 告:ダン・クローソン(マサチューセッツ大学アマースト校社会学部教授、同校の教員組合の共同代表)
司 会:高須裕彦(一橋大学フェアレイバー研究教育センター)
通 訳:山崎精一(国際労働研究センター運営委員)

 マサチューセッツ大学のダン・クローソン(Dan Clawson)さんが6月初めに来日されます。クローソンさんは、19世紀から20世紀の労働運動史、現代の新しい労働運動・社会運動、労働時間などの労働問題をテーマとして、実際の労働運動や社会運動に大変接近しながら調査や研究を行い、実践的な問題提起を行っている活動家である研究者です。

 2003年にThe Next Upsurge-Labor and the New Social Movement, ILR Press(『次の大高揚:労働運動と新しい社会運動』)という大変議論を呼んだ興味深い著書を出されました。同書において、30年代の労働運動の大高揚、60年代の社会運動の大高揚と比較しながら、以下の議論をしています。「現在、保守勢力はあらゆる段階で勝利している。しかし、労働運動や他の進歩的社会運動は生き残りのために闘っている。評論家は労働組合の衰退が続くのは不可避であると言っている。将来を予測するのは難しい・・・本書で取り上げている劣悪作業場追放運動、労働と地域をつなぐ創造的な戦略、グローバルな正義を求める運動、生活賃金運動などが労働運動の変革への潜在的可能性を示している・・・そして、次の大高揚において、労働運動は60年代の社会運動の課題と行動様式を融合して、新しい形式を生み出し、新しい課題を取り上げていくだろう。」

 そこで、次回研究会では、クローソンさんに、同書での問題提起とそれが引き起こした議論を中心に、アメリカの労働運動と社会運動の現在と未来の可能性について報告していただき、議論をしていきたいと思います。


【関連ウェブサイト】


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