見かけは小さな鍵盤楽器、中身は立派な管楽器それが鍵盤ハーモニカです!


鍵盤ハーモニカは小学生の教育楽器として普及しましたが、今では、プロ奏者がコンサートやライブで演奏する楽器、 ピアノ教室でのアンサンブル楽器として注目されています。管楽器の奏法と鍵盤テクニックを融合させることにより、 曲イメージに合う音色・繊細で多彩な表現が可能な楽器です。幅広いジャンルの曲を、楽しく自由に演奏することができます。

さあ、練習を始めましょう!

鍵盤ハーモニカ教室は、90分のグループレッスンです。入門~初級クラス、中級~上級クラスに分かれてレベルに応じたレッスンを展開しています。ご希望により、個人レッスンも可能です。
鍵盤ハーモニカのステキな奏法を身に付けて、自由なソロ演奏・鍵盤ハーモニカアンサンブル・他楽器とのアンサンブルを楽しみましょう。

指導のようす 指導のようす 鍵ハ

レッスン内容

① 演奏スタイルと姿勢
② 曲のイメージを感じて、楽器に息を吹き込む練習
③ 口を楽にして、タンギング練習
④ 手首を楽にして、指の練習
⑤ 曲を理解する
⑥ 演奏

テキスト

① 講師の編曲によるテキスト
② 出版楽譜

楽器

① いろいろな鍵盤ハーモニカ
② レッスンで使う鍵盤ハーモニカ
③ 楽器のメンテナンス

レッスン内容

①演奏スタイルと姿勢

鍵盤ハーモニカの演奏スタイルは様々です。
A.イスに座って、机に楽器を置いて演奏
B.イスに座って、楽器を手に持って演奏
C.立って、楽器を手に持って演奏
D.立って、楽器をストラップにつけて演奏
いずれの場合も、まずは背筋をまっすぐ伸ばし、足に重心をかけて肩の力を抜き、腕と手首を楽にします。演奏中は、フレーズにより重心を移動させます。レッスンでは、BかCかDで演奏します。  

② 曲のイメージを感じて、楽器に息を吹き込む練習

●入門~初級
鍵盤ハーモニカは、初めての方でも息を吹き込むとすぐに音を出すことができます。
レッスンでは、その音を音楽にするために、曲のイメージを感じて息を吹き込む練習をします。
優しく弱く美しく吹くのか(p,mp)、元気に強く楽しく吹くのか(mf,f)、色々な吹き込み方があります。イメージを持って息を吹き込み、イメージをどんどん膨らませて息の量を変化させると、音が次第に音楽へと変わっていきます。まずは、静かな優しいイメージを持って、腹式呼吸(腹筋を使う呼吸法)にて弱い音のロングトーンを練習します。やがて、クレッシェンド(だんだん強く)デクレッシェンド(だんだん弱く)も、イメージを持って美しく出来るようになります。

●中級~上級
イメージを繊細に表現するための、繊細な息の使い方(ブレスコントロール)を練習します。 曲全体やフレーズ全体でのクレッシェンド・デクレッシェンド、1音の中でのクレッシェンド・デクレッシェンド、アクセントなどを練習します。鍵盤ハーモニカは息で1音1音に変化をつけることが出来ます。いかに、メロディーを美しく歌うかが重要です。  

③ 口を楽にして、タンギング練習

●入門~初級
曲の持つイメージに合わせて、口の形と2種類のタンギングを練習します。
・ 元気に強く奏でる時の、ハッキリしたタンギング
カタカナ発音で表すと「ト」や「トゥ」です。
・ 優しく弱く奏でる時の、柔らかいタンギング
カタカナ発音で表すと「ロ」や「ル」です。
まずは、この2種類が使えるようになり、その後、使えるタンギングの種類が増えて行きます。

●中級~上級
繊細な表現のために、口の形と様々なタンギングを組み合わせます。
カタカナ発音で表すと。入門~初級の「ト」トゥ」「ロ」「ル」に加えて、「コ」「ク」「ド」「ドゥ」「ヨ」「ユ」などを、それぞれ曲の中で練習します。部分全体、1フレーズ、1音1音に、口の形とタンギングを微妙に組み合わせて変化をつけて行きます。ブレスコントロールとタンギングは、鍵盤ハーモニカの重要な奏法です。
 

④ 手首を楽にして、指の練習

●入門~初級
鍵盤を持つ管楽器、鍵盤ハーモニカの鍵盤部分の練習です。息を入れて練習します。
最初は1~5指のポジションそのままで演奏できる曲を練習します。(ドレミファソの曲、ソラシドレの曲など)それから次第に、指広げ、指くぐり、指越えを練習します。手の大きさや指の長さにより、同じ曲でも人により指使いが違う場合があります。1曲1曲、講師と一緒に、自分に適した指使いを考えます。
鍵盤ハーモニカの鍵盤をピアノを弾く時のように打鍵すると、カタカタという打鍵音ばかり響いてしまいます。レッスンでは、静かなタッチで打鍵と離鍵の速度やタイミングを練習します。手首の位置や使い方、指のどの部分で打鍵するかという事も重要です。

●中級~上級
繊細な鍵盤テクニック(フィンガーコントロール)を練習します。息を入れて練習します。
曲の持つイメージに合わせて、打鍵と離鍵の速度やタイミング(スラー・スタッカート・テヌートなど)、鍵盤の押さえ方の深さ(半押さえ、全押さえ)などを練習します。部分全体、1フレーズ・1音を取り出して、それぞれ練習します。メロディーを美しく歌うためのブレスコントロール・口の形・タンギングに、フィンガーコントロールを合わせることにより、繊細な表現となります。
また、鍵盤ハーモニカを肩から斜めがけにして行う両手奏は、左手の指使いがピアノと反対です。最初は戸惑いますが、練習を進めるうちに慣れて来ます。また、鍵盤ハーモニカは低音になるほど音が強く出るため、両手奏において右手と左手を同じように全押さえで打鍵すると、高音のメロディーが聴こえません。左手は、基本的に半押さえで短く演奏するというコツを身につけます。右手同様、左手のフィンガーコントロールも必要です。両手奏では、両腕を楽にして演奏します。
 

⑤ 曲を理解する

曲の演奏をする時には、イメージを持って練習することと同時に、曲の構成・音程・拍とリズム・調やコード・音楽用語を理解することが必要です。
入門~初級クラスでは、音楽の基礎を学びながら、曲の理解を深めて行きます。
中級~上級クラスでは、作曲や編曲の工夫としての基礎を学ぶ機会となります。曲の理解により暗譜し易くなり、ステキな演奏へとつながります。
 

⑥ 演奏

上記の①~⑤を合わせて表現されるものが演奏です。
曲のイメージを持って、理解して、様々なテクニック(ブレスコントロール・フィンガーコントロール・口の形・タンギング)を同時に駆使して、顔の表情や身体の動き(重心の移動)を入れて、演奏します。ビブラートやピッチベンド、フラッター奏法、循環呼吸も練習して、より素晴らしい演奏を目指します。

ソロは、自分らしさを出して演奏します。自分の内から溢れるものを、自分の息で、音色で、自由に表現することが出来ます。自分で作って自分で演奏することも可能です。イメージを自由に奏でる喜びは格別です。

アンサンブルは、それぞれが「歌うパート」や「支えるパート」の役割を果たし、協調性を持って仕上げて行きます。グループレッスンならではのフレンドリーなアンサンブルで、共に演奏のクオリティーを高めて行きます。仲間で音楽を作り上げる喜びもまた格別です。
教室の発表会、地域の文化祭、夏の合宿、その他いろいろな機会に演奏しましょう!

テキスト

① 講師の編曲によるテキスト

テキストとして、ジャズ・ポップス・クラシック・トラディッショナルetc.幅広いジャンルより選曲し、クラスのレベルに応じて講師(常田陽子)が編曲し、楽譜と練習用CD音源を作成します。
リクエスト曲の編曲も致します。
 

② 出版楽譜

また、ヤマハから出版されている松田昌氏の曲集「マサさんのこれぞ!鍵盤ハーモニカ」「マサさんの大好きな鍵盤ハーモニカ」を、レベルに応じてテキストとして使用します。この2曲集には、講師(常田陽子)の編曲が1曲ずつ掲載されています。
テキスト楽譜は、①②両方とも、コンサート、ライブ、パーティーでのステキな演奏レパートリーとなります。

●講師のオススメ曲集
松田昌 著「マサさんのこれぞ!鍵盤ハーモニカ」CD付(ヤマハ)
松田昌 著「マサさんの大好きな鍵盤ハーモニカ」CD付(ヤマハ)
マサさんのこれぞ!鍵盤ハーモニカ マサさんの大好きな鍵盤ハーモニカ
●講師のオススメ読本
松田昌 著「絶対!うまくなる 鍵盤ハーモニカ100のコツ」(ヤマハ)
絶対!うまくなる 鍵盤ハーモニカ100のコツ
●講師のオススメCD
松田昌 ピアニキストMASA(ヤマハ)
松田昌 神様の住む島(MASAミュージックプラン)
ピアニキストMASA 神様の住む島

楽器

① いろいろな鍵盤ハーモニカ

鍵盤ハーモニカは、楽器メーカーにより商標名がちがいます。ヤマハ(ピアニカ)、スズキ(メロディオン、ハモンド)、ゼンオン(ピアニー)、ホーナー(メロディカ)です。4社それぞれが、特徴のある鍵盤ハーモニカを作っています。

音域・・・ソプラノ・アルト・バス
鍵盤数・・・24鍵・32鍵・37鍵・44鍵
鍵盤の深さ・・・深いもの、浅いもの
音色・・・柔らかい音色のもの、硬い音色のもの、太い音色のもの その他、重さ・デザイン・メンテのしやすさなど、メーカーにより違います。

②レッスンで使う鍵盤ハーモニカ

37鍵の鍵盤ハーモニカです。
もしも、既に鍵盤ハーモニカをお持ちでしたら、まずはそれをレッスンに持って来て下さい。新規購入される場合は、楽器店の店頭かインターネットで購入することが出来ます。ただし、メーカーにより特徴がかなり違いますので、必ず担当講師にご相談下さい。上記の楽器メーカー以外の鍵盤ハーモニカが格安で販売されていますが、それはオススメできません。

講師自身は、レッスンやコンサートでのメイン楽器としてヤマハピアニカP37-Dを使っています。ピアニカの中にスポンジを入れて音色をマイルドにして、ヤマハのジョイントとスズキのマウスピース(ホース)を合体させホースを好みの長さに切り、ストラップで斜めがけにして、楽器を自分用にカスタマイズしています。
ヤマハピアニカP37-D スズキハモンド44とスズキアンデス スズキバス

ヤマハピアニカP37-D

スズキハモンド44と
スズキアンデス

スズキバス



鍵盤ハーモニカでどういう表現がしたいか、どういう楽器編成の中で吹くのか、音色の好み、メンテナンスに関することなどを考慮して、自分に合うものを選ぶことが大切です。

③ 楽器のメンテナンス

吹いたあとは、楽器の中に水蒸気がたまっています。逆さまにして水分を取り、ケースから出して置いておきます。マウスピースは、洗って自然乾燥させます。
講師は、演奏指導と共に楽器調整を行います。リードのピッチ調べ、調律(リードを削る)、リード交換など、良く調整された楽器は、演奏者の表現要求に応えてくれます。
教室にて年に1度、調整会を行います。大切な楽器を常に良い状態に保って、気持ちよく演奏しましょう。特に問題がなくても年に1度は必ず中を開けて点検・調整をします。ただし、調整会までに1音だけピッチが狂ってしまった場合などは、レッスン後すぐに調整いたします。