はじめに

・「見る」読譜
・「聞く」鑑賞力
・「考える」理論
・「演奏力」テクニック
上記の4つをバランス良く進めていきます。

大切にしていること

(1)音程 (2)拍子 (3)ボーイング (4)フレーズ (5)その曲の性格
の5つを大切にしています。

(1)音程

正しい音程を取る力をつけるためには導入の指導法が大切です。正しい音程を聞き取る力・左腕/手/指をコントロールする訓練(筋力)や技術力を学びます。

(2)拍子

4分の2/3/4拍子・4分の5拍子などの複拍子・8分の3/6/9拍子・・など、たくさんの拍子があります。拍子によって、曲の性格が変わる事を学んでいきます。

拍子を体感するために、
①楽譜への拍の記入
②拍をカウントしながらリズムうち
③手拍子しながらメロディーを歌う。((1)音程の練習にもなります。)
④弾く
上記①②③④の過程を大切にしています。

(3)ボーイング

音の強弱や音色の表現のためには、ボーイング(右手(弓)のコントロール)や、左手のタッチやヴィブラートなどが大切です。右手のボーイングのテクニックを付けるためには、体全体の脱力や姿勢が重要です。体幹を鍛える訓練もしています。

(4)フレーズ

フレーズとは旋律の自然な一区切り,楽句です。フレーズ表現のために、導入期から歌を導入し「どこまで音楽を繋げるか」「どこに山場を持っていくか」を意識的に学びます。
その後、他の生徒や講師との鍵盤ハーモニカでのアンサンブル、弦楽器生徒と講師とのアンサンブルに進む事で、フレーズを歌う表現力がつき、他のパートを聞き取って合わせるアンサンブル力もつきます。また、低弦(チェロやコントラバス)とのアンサンブルを通して、メロディーを支えるベースパートの重要さを実感できます。

(5)その曲の性格

世界には数えきれない程の曲が存在します。曲の時代背景・作詞作曲家の意図・拍子・調性・和音の種類・等で、表現が変わります。
単に演奏するテクニックだけではなく「この時代の奏法は・・」「この時の作曲家の心情は・・」「この時代のダンス曲はどんなステップ?・・」など調べれば調べるほど楽しくなります。
一つの音楽表現のためには、表現力=知識=テクニックどれも欠かすことができません。
上記について、一番大切にしていきたいと思っています。