NHelper/クイックツアー

材料の準備

Namazu は既にインストールされているものとして話を進めます。

ここではサンプルとして、スクリプト言語PHPの日本語マニュアルを使用します。

PHPの日本語マニュアルは http://www.php.net/get/php_manual_ja.tar.gz/from/a/mirror から入手できます(2006年12月18日現在)。

私は、C:\nmzにtestというフォルダを作り、そこに、このマニュアル(ファイル名 php_manual_ja.tar.gz)をダウンロードし、解凍ソフトを使ってその場に展開しました。

その結果、C:\nmz\test\htmlというフォルダができて、その中に6,208個のファイルと一つのフォルダが作成されました。

mknmz 編

mknmz.hta の起動

NHelper パッケージの、インデックス作成モジュール mknmz.hta を起動したところです。

対象フォルダの選択

スクリーンショットの中央に見える「対象フォルダ」の「追加」というボタンをクリックすると、フォルダ選択ダイアログが現れますので、「C:\nmz\test\html」を選択します。

選択直後の画面はこのようになります。

出力先の指定

続いて、「出力先」の「出力先を指定」にチェックを入れ、出力先フォルダに「C:\nmz\test\index」を指定します。

コマンドラインの確認

ここで、「コマンドラインの確認」をクリックすると、どのようなコマンドが実行されるようになるのか事前に確認することができます。

上のスクリーンショットでは切れてしまっていますが、実際にはコマンドラインは

 mknmz.bat --use-kakasi --output-dir="C:\nmz\test\index" "C:\nmz\test\html"

という文字列になっています。

mknmz の実行

「インデックス作成」をクリックすると、コマンドライン文字列が最新の状態に書き換えられ、「mknmzを実行します」という確認のダイアログが表示されます。

ここで「OK」をクリックすると、mknmz が起動し、インデックスが作成されます。

namazu 編

一般のユーザーがPHPマニュアルを検索できるようにしていきます。

フォルダ構成

適当なフォルダを作り、以下のような構成にします。

  - html(PHPのマニュアルが格納されているフォルダ)
  - index(mknmz.htaで作成したインデックスが格納されているフォルダ)
  HideRun.exe
  namazu.exe
  namazu.hta
  namazurc

「HideRun.exe」「namazu.hta」「namazurc」は、NHelper から、「namazu.exe」は Namazu for Win32 から持ってきました。

namazu.js の調整

インデックスフォルダ(フォルダ名 index)は、namazu.htaから見て、相対的に「./index」ですので、namazu.js をテキストエディタで開き、15行目前後にある

var namazu_index = "";

var namazu_index = "./index";

と書き換えます。

namazu.hta の調整

namazu.hta をテキストエディタで開き、30行目前後から始まる <div class="index_field"> というブロックを削除します。

namazurc の調整

namazurc をテキストエディタで開き、次のように編集します。

Replace       /[Cc]\|/nmz/test/html             html
Logging       off
Lang          ja_JP.SJIS

namazu.hta の起動

以上の設定で namazu.hta を起動すると、次のような画面が現れます。

検索

試しに「マルチバイト」という単語を検索してみたところです。