概要
カジュアル版
フォーマル版
「KageHinata(影日向)」はMicrosoft Windows用の多機能ファイル暗号化ソフトウェアです。
gpg-zip、zip形式によるファイルやフォルダの圧縮・暗号化、その他様々な種類のファイルの復号・展開が可能です。
なお、「影日向」という語は国語上は「陰日向」の誤記とされていますが、ここでは固有の名称として故意にこの語を使用しております。
特長
- シンプル操作
- ドラッグアンドドロップでファイルやフォルダを圧縮・暗号化、復号・展開できます。
- マルチフォーマット
- 複数のファイル形式に対応しており、gpg-zip、パスワードzipによるファイルの暗号化が可能です。用途に応じて使い分けられます。
- 公開鍵暗号
- 一般的な対称暗号に加え、公開鍵暗号の利用も可能です。公開鍵暗号を使用した場合は、暗号化鍵を秘密に管理する必要がありません。相手が何人いたとしても、絶対秘密にしておかなければならない鍵は一つだけです。
- ファイルの圧縮・展開
- ファイルやフォルダを暗号化しない、単なるファイル圧縮・展開ソフトとして使用することもできます。
- 自己展開型ファイルの作成
- Microsoft Windows用に、自己展開型の暗号ファイル(内部で7-zip使用)を作成することもできます。
ダウンロード
フォーマル版(オフィス等でも使用できる地味な画面)
インストーラ版 KageHinataSetup_f.zip(2,093,350 バイト)
ポータブル版 KageHinata_f.zip(2,168,266 バイト)
ソース
KageHinata_src.zip(143,078 バイト)
不具合情報
Ver 0.8.11において、以下の不具合が見つかっていました。これらは Ver 0.8.12以降で修正されています。
- インストーラ版において、オプションエディタがインストールされない
- インストーラ版において、エクスプローラからフォルダを右クリックで暗号化できない
- フォルダをGnuPGで対称暗号化できない
- インストーラ版において、GnuPGで対称暗号化したファイルを復号できない場合がある
Ver 0.8.14において、鍵管理関係の不具合が見つかりました。Ver 0.8.15で修正されています。
現行バージョンにおいて、FATファイルシステム上でファイルを展開しようとすると、ファイルのパーミッションを設定できないといったエラーメッセージが表示され、タイムスタンプが復元できないという現象が確認されています。これは bsdtar.exe の仕様によるもので、現在、対処の方法がありません。これによるファイルの中身への影響はありません(タイムスタンプが戻らないだけです)。
更新履歴
- 2007.04.08 JanusHS改めKageHinata(影日向)Ver 0.8.5公開
- 2007.04.11 Ver 0.8.6公開
- 2007.04.15 Ver 0.8.7公開
- 2007.05.07 Ver 0.8.8公開
- 2007.05.13 Ver 0.8.9公開
- 2007.05.19 Ver 0.8.10公開
- 2007.05.27 Ver 0.8.11公開
- 2007.06.03 Ver 0.8.12公開
- 2007.06.14 Ver 0.8.13公開
- 2007.06.29 Ver 0.8.14公開
- 2007.06.30 Ver 0.8.15公開
- 2007.07.29 Ver 0.8.16公開
- 2007.09.17 Ver 0.8.17公開
- 2007.12.24 Ver 0.8.18公開
- 2008.03.20 Ver 0.8.19公開
KageZoushi (影草紙)
概要
試験的に、暗号機能付きテキストエディタを作成しました。KageHinata 0.8.17以降に対応しています。
以下のファイルをダウンロードし、展開して出てくる KageZoushi.exe を KageHinata と同じフォルダ(KageHinata.exeのあるフォルダ)にコピーして使ってください。
これは、K.INABA氏によるGreenPadというテキストエディタを改造したものです。
- カーソルで選択した範囲を暗号化してクリップボードに貼り付ける機能
- クリップボードに貼り付けられた暗号データを復号しカーソル位置に貼り付ける機能
- カーソルで選択した範囲を暗号化してファイルに保存する機能
- 暗号ファイルの内容を復号してカーソル位置に挿入する機能
を持っており、これらの機能は「編集」メニューから実行できるようになっています。
ダウンロード
KageZoushi.zip(54,656 バイト)