TOP E-Mail
はじめに 最新情報 コンサートレポート 出演者プロフィール 特別企画 アンケート おまけ
INFORMATION
ギンザめざましクラシックスVol.12
〜The Instruments 楽器博覧会〜
Produced by ちさ子&軽部

2000年06月17日(土) 銀座4丁目・王子ホール
18:00開場 / 19:00開演
プログラム
−第1部−

●サラサーテ●
ツィゴイネルワイゼン

●サン=サーンス●
『動物の謝肉祭』より 「象」

マルチ・リード・ファンタジー(8種類の楽器による)

●張燕●
東海漁歌

●伍芳●
−第2部−

●クロール●
バンジョーとヴァイオリン

●ビゼー●
『カルメン』より抜粋 パーカッション・パフォーマンス

●ドビュッシー●
アラベスク

●モリコーネ●
海の上のピアニスト

●ロジャース●
リチャード・ロジャース・ワルツ・メドレー

●マニング&キング●
ハワイアン・ウエディング・ソング

●ラヴェル●
ボレロ
出 演
高嶋ちさ子[Vl.]
軽部真一

高木ブー

伍 芳[古筝]
安宅 薫[Pf.]
市川雅典[Cb.]
福島優美[Perc.]
BOB ZUNG[Fl. Cla. Sax. etc...]
■ ギンザめざましクラシックスVol.12
2000年6月17日(土) PM7:00
■ オープニング
青色に照らし出されたステージに、高嶋さん、軽部さん、安宅さんの3人が登場。安宅さん演奏のベートーヴェン 『「熱情」ソナタ 第2楽章』をバックに、軽部さんが楽器の起源を語り始めました。 「楽器の起源は太古の昔に生まれた打楽器に始まり、その後、笛などの管楽器、そして弦楽器が生まれました。今宵の「ギンザめざましクラシックス」では〜楽器博覧会〜と題して、 パーカッション、管楽器、古箏など、普段なかなか見ることのできない様々な楽器を取り上げてお贈りいたします。トップバッターは弦楽器の王様、ヴァイオリン。 そして、本日の1曲目は名曲中の名曲、サラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』です。」

この日の「めざクラ」は、高嶋さん演奏による技巧的なこの曲で幕を開けたのでした。ヴァイオリンの曲の中でも特に有名な『ツィゴイネルワイゼン』ですが、 意外にも「めざクラ」で演奏されるのは初めて。高嶋さんの話によれば、「音大ではコンチェルトやソナタは習うけど、このような小品は習わない」そうです。 では、どこで習ったのかというと「師匠のコンサートで譜めくりの手伝いをしていた時、師匠の演奏を聴きながら覚えた」というのだから、その耳の良さに驚くばかり。 続けてこの技巧的な曲を、「演奏するのはそれほど難しくはないんですけど、演奏中に他の事を考えたりして、ちょっと脱線してしまった時に立て直すのが非常に難しい曲」と 語っていました。それに対して、

軽部さん 「えっ!!、演奏中に他の事を考えるんですか?」
高嶋さん 「ええ、たまに考えますよ。たとえば、そこの席が空いてるけど誰の席だろう?とか。ただ、あまり余計なことを考えすぎると間違えちゃって『ツィゴイネルワイゼン』ならぬ、 『ちごーてるわいねん』(関西弁風)になっちゃいますけど(笑)」

と、お二人とも出だしから相変わらずの好調なトークを展開してくれました。

○サラサーテ 『ツィゴイネルワイゼン』
演奏:Vl. Pf.
■ ズシンと響く重低音!!
続いて登場したのはコントラバス奏者の市川雅典さん。市川さんのお話を聞くために「ちょっとヴァイオリンを置いてきますね」と ステージ隅のイスにヴァイオリンを置いてくる高嶋さん。ところが、コントラバスがどれだけ大きな楽器かという話題になったところで、 軽部さんから「置いてきちゃったの?(ヴァイオリンとコントラバスを)並べてみないと比較にならないじゃないですか。テレビが分かってないなぁ(笑)。テレビじゃないけど...。」と ツッコミを入れられていました。いざステージ上でヴァイオリンとコントラバスを並べてみると、その大きさはまるで違っていて、「全然違いますねぇ」と身を乗り出しながら驚く 軽部さん。それを見た高嶋さんに「そこに立ってたら、お客さんに見えないじゃないですか」とツッコミ返され、「スミマセン。テレビが分かってなくて(笑)」と 苦笑する軽部さんでした。
その後も市川さんの解説は続き、重さが10kg以上もあるコントラバスですが、車輪の付いたソフトケースに入れて車輪をゴロゴロ転がしながら運ぶし、 乗用車にも載せることができるので、持ち運びはそれほど苦にならないそうです。ちなみに市川さんはコントラバスをソロ用と室内楽用で使い分けるために2台所有しているとか。
大きさが特徴のコントラバスですが、どんな音がするのかというと、下は地響きのような低い音から上はヴァイオリンと同じ位の高い音まで出せる、思った以上に音域の広い楽器でした。 (ただ、実際に演奏上で出せる音は3オクターブ程だそうですが...)
そして、市川さんがコントラバスの低音の魅力を聴かせてくれたのが、サンサーンスの「動物の謝肉祭」よりコントラバス用に作曲された『象』。 そのズシン、ズシンと響くような重低音はまさに象の足音のようでした。

○サン=サーンス 組曲「動物の謝肉祭」より 『象』
演奏:Cb. Pf.
■ 冴え渡る妙技 〜マルチ・リード編〜
次に登場したのは「はるばるボストンからやって来た」じゃなくて、砧に在住のマルチ・リード奏者Bob Zungさん。 マルチ・リードというと聞き慣れない言葉ですが、リード(=管楽器を演奏する際、口にくわえる部分)を使う楽器を、1人でいくつも持ち替えて演奏することを表すそうです。 この日は、クラリネット、バスクラリネット、バリトンサックス、テナーサックス、アルトサックス、ソプラノサックス、フルート、ピッコロの計8種類。 「これまで“big”というミュージカルの中で7種類の楽器を演奏したことはあったけど、8種類も演奏するのは初めて。」というBob Zungさん。 「ちなみに“big”というミュージカルはフジテレビが制作しています」と、さりげなく宣伝していたのは軽部さんです(笑)。
ピアノの安宅さん、コントラバスの市川さん、パーカッションに福島優美さんを加えて、『マルチ・リード・ファンタジー』と題して8種類の楽器を持ち替えつつ、 クラシックの名曲をメドレーで演奏してくれました。その内訳は、

フルート:フォーレ『シシリエンヌ』
アルトサックス:ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』
ピッコロ&バスクラリネット:チャイコフスキー「くるみ割り人形」より『こんぺい糖の精の踊り』
クラリネット:モーツァルト『クラリネット協奏曲』
バリトンサックス:ムソルグスキー『展覧会の絵』
テナーサックス&ソプラノサックス:ボロディン『ダッタン人の踊り』

以上6曲、目まぐるしいほどの妙技で魅せてくれたBob Zungさんですが、軽部さんの「それでは『マルチ・リード・ファンタジー』です。どうぞ!!」という曲紹介の後も、 「プァー」と楽器を1本ずつチューニングするのんびり屋(?)ぶり。「今のは演奏じゃないですよ」と、軽部さんが慌てて説明する場面を演出して会場を楽しませてくれました。

○『マルチ・リード・ファンタジー』
演奏:[Fl. Cla. Sax. etc...] Cb. Pf. Perc.
■ 東洋楽器と西洋楽器の華麗なセッション
第1部のトリをつとめたのは古箏奏者の伍芳さん。ステージに現れた伍芳さんはまず1曲、 中国の唄歌を箏にアレンジした『東海漁歌』を演奏してくれました。これは、漁師達が大漁を祝って大喜びをする情景をイメージして作られたという曲。 船に打ち寄せて来る波を思わせるような出だしから、大漁を喜び漁師達が騒いでいるような華やかな中間部、そして軽やかなイメージの音色で締めくくられる終盤部分を、 青-橙-青緑と移り変わっていく照明が美しく演出していました。
演奏後、話を聞こうと伍芳さんの左右に立つ高嶋さん、軽部さんの両司会者。伍芳さんのとなりに立った高嶋さんが「伍芳さん、スゴイきれい。肌が真っ白!!」と感嘆の声を上げる一方、 軽部さんも「となりにいて、とても幸せです(笑)」とお喜びの様子。聞くところによれば、伍芳さんは雑誌の美肌特集の取材も受けたとか...。 そんな伍芳さんが、普段なかなか見かける機会の少ない中国古箏について解説をしてくれました。伍芳さんの演奏する中国古箏は二十一弦のもので、 日本の箏で言えば二十弦の箏に近いようです。ただ、中国の箏と日本の箏とでは使用している弦の種類が違うために、その音色にも違いが出てきます。 日本の箏はナイロン弦を使用しているのに対して中国の箏はスチール弦を使用しており、古代中国の宮廷が思い浮かぶような、上品で、きらびやかな音が特徴的でした。
そして、第1部の締めくくりは『路』という曲。伍芳さん自らが作曲したというこの曲をめざクラバージョンのアレンジで中国古箏、ヴァイオリン、ピアノによる三重奏で演奏。 東洋の楽器と西洋楽器によるセッションは美しいハーモニーを聴かせてくれました。
そんな綺麗な演奏の余韻を残しつつ、第1部は終了したのでした。

○張燕 『東海漁歌』
演奏:古箏

○伍芳 『路』
演奏:古箏 Vl. Pf.
■ ヴァイオリンをかき鳴らす?
第2部は高嶋さんによるクロールの『バンジョーとヴァイオリン』で幕を開けました。 アメリカのカントリーミュージックを彷彿とさせる軽妙なリズムの中、ヴァイオリンの弦をピツィカートで、さながらバンジョーのようにかき鳴らして演奏する様が楽しい曲でした。 高嶋さんの解説によるとヴァイオリンはフィドルとも呼ばれ、カントリーミュージックにおいても広く親しまれている楽器だそうです。 (カントリーミュージックのヴァイオリンというと「大○原の小さな家」のお父さんを思い出してしまう...)

○クロール 『バンジョーとヴァイオリン』
演奏:Vl. Pf.
■ 冴え渡る妙技 〜マルチ・パーカッション編〜
続いて登場した福島さんは、ステージにギッシリと並んだ打楽器を鳴らしながら1つずつ紹介してくれました。 以下、司会の2人のコメントも交えつつ(笑)。

・マリンバ-->Vol.9の公演でもおなじみの打楽器。
・グロッケンシュピール-->小さな鉄琴。「セーラー○ーン登場!という感じですね」(軽部さん)
・ウィンドチャイム-->軽やかな音に「こっちの方がセーラー○ーンという感じ...」(軽部さん)
・グィロ-->よくラテン音楽などで使われますね。
・タンバリン
・ムチ-->「クリスマスの時に私も使いました」(軽部さん)
・カバサ-->「加羽ちゃん?」(高嶋さん)
・カスタネット
・スイスカウベル-->カランコロンという音に「まるでスイスに来たような」(軽部さん)
・ウッドブロック
・小太鼓
・シンバル
・ボンゴ
・ビブラホーン-->ピンポンパンポーンという音に「みなさまにご案内申し上げます」(高嶋さん)
・トライアングル


ちなみにビブラホーンとは、大きな鉄琴の鍵盤の下に付いているファンを電気で回転させて音にビブラートをかける楽器(だから「ビブラ」ホーンという名前なんだね)。 福島さんは助手に竹内将也さんを加えて、これら約20種類におよぶ楽器を使って、ビゼーの「カルメン」からいくつかの曲を抜粋し『カルメン・ファンタジー』と題して演奏。 次から次へと数々の打楽器を操るという目まぐるしい妙技で、すばらしいパフォーマンスを聴かせてくれました。そしてここでも巧みな照明効果が発揮。 ハバネラの一節ではステージの壁面が赤く照らされ、福島さんのリズミカルなカスタネットの音と共に「カルメン」の物語性を表現していました。

○ビゼー 「カルメン」より抜粋 パーカッション・パフォーマンス『カルメン・ファンタジー』
演奏:Perc. Pf.
■ 最もポピュラーな楽器
次に取りあげられた楽器は、最も有名でめざクラでも欠かすことのできない楽器、ピアノ。 安宅さんの解説によれば、ピアノは発明されたのが18世紀というから以外にも新しい楽器なんですね。名器と呼ばれるものでも使い古したら次のものに取り替えらるのが普通で、 古い楽器を使用することは少ないようです。演奏者にもよるそうですが、せいぜい外側の枠は残しても中身だけは取り替えないといけないんだとか...。 お値段に関しては弦楽器の弓と比べても少々安いようで、高い弓ならフルコンサートのピアノが2,3台買えてしまうらしい(?)
ピアノの特徴としてあげられるのは、まず、その音域の広さですが、それ以外にもピアノでなければできない事として1台の楽器を2人で一緒に弾く連弾が上げられます。
ここで、おもむろにピアノに近づく軽部さん。それに対して「アナタまた何かやるんですか?」とツッコむ高嶋さん(笑)。軽部さんのために用意されたイスに腰掛け、 安宅さんと共に連弾で演奏してくれたのが小六禮次郎さんの『時計』という曲。連弾といってもこの曲、メロディーは安宅さんの担当で、 軽部さんは左右の人差し指2本でソのオクターブ上下を繰り返すのみ(笑)。 そんな軽部さんですが、安宅さんのメロディーにノリながら、途中でテンポを変えたり、音の強弱をつけたりと気持ちよさそうに演奏していました。
その後、お耳なおし(?)に安宅さんが演奏してくれたのが、ドビュッシーの『アラベスク 第1番』。安宅さんの奏でる、美しく優雅な響きが王子ホールをつつみ込みました。

○小六禮次郎 『時計』
演奏:Pf. (連弾)

○ドビュッシー 『アラベスク 第1番』
演奏:Pf.
■ CD発売記念コーナー
続いては「めざましクラシックス」のCDが日本コロムビアより発売されたのを記念して、そのCDの中から2曲が演奏されました。 高嶋さん、安宅さんと、チェロ荒庸子さん、2ndヴァイオリン竹中勇人さん、ヴィオラ広岡香さんの3人を加え、『海の上のピアニスト』と 『リチャード・ロジャース・ワルツ・メドレー』を弦楽四重奏で聴かせてくれました。モリコーネお得意の叙情的なメロディーを、安宅さんのピアノと弦四が優しく歌い上げ、 ロジャースのミュージカル・ナンバーでは軽やかな演奏で楽しませてくれました。ちなみに演奏の前には司会のお二人から、まだCDを持っていないという観客に向けて

軽部さん「まだ持っていない人は演奏を聴いてみて、良かったら買ってください。」
高嶋さん「もし、演奏が良くなかったら、CDの方が良い演奏だと思って買ってください(笑)。」

というコメントもありました(笑)。

○モリコーネ 『海の上のピアニスト』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf.

○ロジャース 『リチャード・ロジャース・ワルツ・メドレー』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf.
■ ドリフターズがやって来た!!
CD発売記念コーナーの後は、いよいよスペシャルゲストの登場。と思いきや、現れたのはアロハシャツ姿の軽部さん。 「フジテレビアナウンス室で一番太陽の似合う男(笑)」(ご本人談)、というのが本当かどうかは分かりませんが、スペシャルゲストに合わせて衣装を替えてみたようです。
軽部さんのアロハ姿に続いて今度こそお待ちかね、本日のスペシャルゲスト高木ブーさんの登場。ステージに現れたブーさんは、 白いアロハ姿に首からは木の実を使ったレイをかけたいでたち。白いアロハ姿に高嶋さんから「手術着っぽい」という声もあがりましたが、これがハワイでの正装なのだそうです。
ドリフ世代の高嶋さんと軽部さんを前に、ブーさんは開口一番「待ち時間が長くて眠っちゃおうかと思った」と軽いけん制で会場を湧かせつつも、 「今日はドリフの高木ブーじゃなくて、ウクレレ奏者の高木ブーとして来てるから下手なことはできない」とウクレレ奏者という面を強調していました。 それもそのはず、ブーさんがギター奏者としてドリフターズで活躍し始めたのは30歳の頃で、そのはるか昔、15歳の時からウクレレを弾き始めていたので、 その思い入れは強いものがあります。
そこで、ブーさんはウクレレがどんな楽器か数曲をサワリだけ演奏してくれました。まずはじめに『いかりを上げて』。「ハワイの海が思い浮かぶ(軽部さん)」ようなマーチのリズムに 合わせて響く太鼓の部分の音を、ウクレレの胴体を叩いて出すあたりがミソだとか...。続いてビートルズの『ミッシェル』をウクレレで弾き語り。 この曲でブーさんはウクレレのみならず、「カミナリ様からは想像がつかない(高嶋さん)」ような甘いヴォーカルを披露してくれました。
ウクレレといえばハワイアンということで、この日ブーさんが演奏してくれたのは、マニング&キングの『ハワイアン・ウェディング・ソング』。 本来は結婚式に新郎と新婦がデュエットで歌う歌なのですが、この日はブーさんと軽部さんの男同士のデュエットに、高嶋さん、安宅さん、市川さん、福島さんの演奏で 聴かせてくれました。歌詞の内容はともかく(笑)、ハワイアンのゆったりしたメロディーと、歌の上手な2人のデュエットはなかなか良かったです。
意外にもブーさんは良くしゃべる人で、トークは終始ブーさんのペース。テレビではあまりしゃべらないというイメージがありましたが、 ウクレレだけじゃなくトークでも存分に楽しませてくれました。

○マニング&キング 『ハワイアン・ウェディング・ソング』
演奏:ウクレレ Vl. Cb. Per. Pf. Vo.
■ グッズ紹介&告知
デュエットの後、軽部さんが衣装を着替えるため舞台裏へ行っている間に、ステージ上に現れたのは2種類のTシャツとクリアホルダー。 なんと!! 驚いたことに、「めざましクラシックス」のグッズが製作され、この度、販売されることになったそうです。 現在、販売されているのはヴァイオリンと蝶ネクタイをあしらったデザインの白と紺の2種類のTシャツと、クリアホルダーの2点。今後もさらにグッズを増やしていくそうです。
一通りグッズ紹介が終わり、軽部さんがステージに戻って来たところで、今度は各種告知事項。6月に申込みを受け付けた「ギンザめざましクラブのオーナーズシート」には 70席以上の申込みがあり、次回9月に行われるVol.13の公演に至っては、すでにSOLD OUTという人気ぶり。さらに、山形、沖縄、横浜、仙台、愛媛、岡山での地方公演開催も決定し、 いよいよ「めざクラ」も全国区。上記のめざクラグッズは各地方公演でも販売されるそうなので、記念にぜひお買い求めください(笑)。
■ 貴重な『ボレロ』
この日のプログラム最後の曲目はラヴェルの『ボレロ』。一つのメロデイーをそれぞれの楽器がソロで演奏し、 それを繰り返しながら徐々にクレッシェンドしていくこの曲を、ここまでに登場した全ての楽器を使った「めざクラバージョン」で演奏してくれました。 軽部さんも大太鼓で加わったパーカッションがリズムを刻み、フルートからコントラバスへ、コントラバスからウクレレ、そして古箏へとメロデイーが受け渡されながら 曲は徐々に盛り上がりを見せ、クライマックスはホール中に響きわたる大音響で締めくくられました。 これまでに数え切れないほど、数々のコンサートで演奏されてきたこの曲ですが、古箏やウクレレの入った編成というのはおそらく後にも先にもこれっきり。 貴重な編成で演奏された『ボレロ』でしたが、ここでは編曲の妙と音響技術の高さも印象的でした。珍しい楽器の音色をキレイに曲のなかに溶け込ませていた編曲。 徐々に演奏のボリュームが高まる中でも、それぞれの楽器の音がハッキリと聴き取れるボリュームバランス。 特にクライマックスでもウクレレの音が聴き取れたあたりはオドロキでした。

○ラヴェル 『ボレロ』
演奏:Vl. Vla. Cb. Per. Pf. [Fl. Cla. Sax. etc...] 古箏 ウクレレ
■ アンコール
『ボレロ』の興奮が冷めやらぬ中、アンコールで演奏されたのがJ・シュトラウス1世の『ラデツキー行進曲』。 ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートでのアンコール曲としておなじみのこの曲ですが、この曲を演奏するときに欠かすことのできない楽器が観客の手拍子。 そんなわけで、アンコールは軽部さんの指揮に合わせて出演者はもちろん、観客も手拍子で参加。 軽部さんの飛び上がらんばかりの軽やかな指揮っぷり、楽しそうに演奏する出演者、そして観客全員の手拍子と大盛り上がりのうちにこの日のめざクラは幕を閉じたのでした。

○J・シュトラウス 『ラデツキー行進曲』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Cb. Per. Pf. [Fl. Cla. Sax. etc...] 古箏 ウクレレ & 手拍子
■ 公演を終えて出演者のコメント
今回の公演に出演された、幾人かの出演者のみなさんからのコメントです。
・市川さん
「普段のコンサートでは人前でしゃべることがなく、ソロの演奏も3,4年ぶりだったので実はとても緊張していたのですが、軽部さんや高嶋さんに助けられ、なんとか無事に終えることが できました。」
・福島さん
「(スケジュールの都合で)リハーサルに出られず、ぶっつけ本番で出演させてもらってスミマセンでした。楽器ばかり多くて一つの楽器につき、一つの音しか出してなかったような気も しますが、楽しいコンサートでした。」
・伍芳さん
「とても楽しいコンサートでした。素敵なピアニストやヴォーカリスト(軽部さんの事?)と共演することができてうれしかった。また出演したいです。」
■ 今回のひとこと
今回はマルチ・リードやマルチ・パーカッション、古箏など、珍しい楽器やパフォーマンスを見ることが出来てとにかく楽しい公演だった。 それもそのはず、出演者が楽しんでいるのだから観客が楽しくないわけがない!! 第3期が無事終了し、第4期、地方公演とさらに続いていきますが、ますます楽しみな「めざクラ」です。