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INFORMATION
ギンザめざましクラシックスVol.13
〜バック・トゥ・ザ・20世紀―いつもそばに音楽があった〜
Produced by ちさ子&軽部

2000年9月22日(金) 銀座4丁目・王子ホール
18:00開場 / 19:00開演
プログラム
−第1部−

●ラヴェル●
亡き王女のためのパヴァーヌ

●シェーンベルク●
浄められた夜

●クライスラー●
ロンディーノ

●ピアソラ●
ブエノスアイレスの四季

●ガーシュイン●
ラプソディ・イン・ブルー〜パリのアメリカ人
−第2部−

ビートルズメドレー

カーペンターズメドレー

今世紀の偉大な歌手達へのオマージュ

●ホーナー&ジェニングス●
タイタニック 愛のテーマ

●ロータ●
ゴッドファーザー

●ガーシュイン●
スワニー

●バーンスタイン●
サムホエア

●エルガー●
威風堂々
出 演
高嶋ちさ子[Vl.]
軽部真一

雪村いづみ

今野 均[Vl.]
榎戸崇浩[Vla.]
荒 庸子[Vc.]
安宅 薫[Pf.]
竹内将也[Perc.]
三澤 慶[Tp.]
星野 正[Cl.]

SweBe[Vo.]

鈴木和郎[Pf.]
■ ギンザめざましクラシックスVol.13
2000年9月22日(金) PM7:00
めざクラもいよいよ第4期に突入。この秋からは全国公演もスタートし、より大きな展開を見せるめざクラ。その全てが3年前のこの王子ホールから始まったことを思うと、 いつもとはまた違った感慨がこみ上げてくる開演直前の一時でした。
■ オープニング
照明が消え、暗転したステージ上から静かに流れるピアノの音。 フランスの印象派、ドビュッシーの代表的な作品『亜麻色の髪の乙女』をバックに現れた軽部さん。今世紀を、科学の世紀、テクノロジーの時代、そして悲劇の大戦など、 様々な事が起こった世紀と評しながら、激動の20世紀を音楽の面から振り返る意味を込めて、〜バック・トゥ・ザ・20世紀-いつもそばに音楽があった〜というテーマの主旨を 語ってくれました。そんなわけで、この日の公演はオール20世紀プログラム。その1曲目を飾ったのがラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』。 ドビュッシーと同じくフランス印象派として知られるラヴェルの美しい旋律が、優しく、儚く響き渡りました。

○ラヴェル 『亡き王女のためのパヴァーヌ』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf.
■ メンバー紹介
1曲目の演奏が終了。高嶋さんと軽部さんのトークの話題はシドニーオリンピックの話題から。 「オリンピック開催期間中なので、お客さんの入りが心配だった」というお二人でしたが幸いにも会場は満席。 「みなさんオリンピックよりもめざクラを選んで頂いた」と喜んでいました。さらに、「過去にはサッカーのワールドカップ日本戦とめざクラの公演日が重なったこともあって、 その時もお客さんの入りが気になった。」という昔話も飛び出してスポーツの秋に相応しい(?)トークが展開されたのでした。 続いて行われたメンバー紹介では、「ピアノ・安宅 薫、チェロ・荒 庸子、ヴィオラ・榎戸崇浩、2ndヴァイオリン・今野 均、1stヴァイオリン・高嶋ちさ子、 司会進行&マルチプレイヤー・軽部真一でお送りいたします。」と、さりげなく自らをマルチプレイヤーと称して会場を湧かせていた軽部さんでした(笑)。
■ 非常に無名なシェーンベルク(めざクラでは...)
20世紀の音楽を語る上で欠かすことのできない作曲家として取り上げられたシェーンベルク。 ところが「シェーンベルクを知っている人」という軽部さんの問いに対して、客席から上がった手の数はほんの僅か。 そのため「(めざクラでは)シェーンベルクは非常に無名な作曲家」との結論に達してしまいました(苦笑)。そこで、高嶋さんによる補足説明。 シェーンベルクといえば“12音技法”という作曲法を生み出したことで有名な作曲家。“12音技法”とは、それまで、ド〜シまでの7つの音(ピアノの鍵盤でいえば白い鍵盤のみ)をもとに 作曲していた手法に対して、「1つの曲の中に12の音(ピアノの鍵盤でいえば黒鍵を含む12の鍵盤)全てを必ず盛り込むという作曲法で、 そのために分かりにくいメロディーになってしまいがち」なのだとか(現代音楽が難しいと云われる所以は、この作曲法にあるのかな?)。 ここで演奏された『浄められた夜』という曲はシェーンベルクが“12音技法”を生み出す前に作曲したもので、ドイツの詩人デーメルの詩をもとに、 19世紀の色合いを濃く残した叙情的かつ耽美的な曲。この日はトータル29分におよぶ曲の1部分を抜粋。女による「罪の告白」と、 それに対する男の「返答(というよりは「諭し」?)」を現した詩を軽部さんが朗読。その朗読にのせて弦楽合奏という形で演奏されました。 繊細なメロディーが特徴的な曲かと思いきや、所々に後のシェーンベルクを彷彿とさせる様なメロディーが垣間見える曲で、 演奏する側にとっては「夜も寝ずに楽譜を読む」ほど難しい曲らしいです(個人的には“シェーンベルク”と聞くと一瞬ひるんでしまう)。

○シェーンベルク 『浄められた夜』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Narr.
■ 頭脳派作曲家、F.クライスラー
難解な曲(?)に続いて演奏されたのはクライスラー作曲『ロンディーノ』。 20世紀のヴァイオリン曲といえばパガニーニやサラサーテなどのヴァイオリンの名手が作曲した技巧的な曲が多い中、名手ながらも聴衆に親しみやすい曲を数多く作曲したのが クライスラー。しかし、新しく作られた曲は聴衆に受け入れられ難く、たとえ良い曲を作ったとしても聴衆の支持を得るのは難しかったそうです(この辺は現代にも同じ様な傾向が...)。 そこでクライスラーが考えたのが「自分の作った曲に『ベートーヴェンの主題による』と勝手に名付けてしまえば、聴衆も抵抗無く受け入れることができるかも?」という案。 「今だったら大問題ですよ」(軽部さん)、と、言われてしまいそうな妙案が幸を奏したのか、クライスラーは多くの聴衆に支持される名ヴァイオリニスト兼、作曲家となったそうです。 高嶋さんのソロで演奏された『ロンディーノ』は心が安らぎ、ホッとする一時を届けてくれました。演奏終了後、軽部さんの何気ない「ところでロンディーノって、どんな意味なの?」 という唐突な質問に、「えっ? ロンド(輪舞曲)から来てるのかな?」と自信なさげに応え、台本にない質問にドギマギする高嶋さんに会場の雰囲気もいっそう和んだ一場面でした。

○クライスラー 『ロンディーノ』
演奏:Vl. Pf.
■ 南米の『四季』
いまや南米の音楽といえば「タンゴ」と呼ばれるほどに高い知名度を誇っていますが、その起源は以外に新しく、 20世紀のはじめに踊りにあわせた音楽として発祥したそうです。そのタンゴのリズムとクラシックの作法を融合させたのがピアソラ。 ピアソラはヴィヴァルディの表現したヨーロッパの『四季』を聴き、それに対比する形で南米の四季を表現したのが『ブエノスアイレスの四季』。 この日は、日本と正反対の季節を送る南米の四季に合わせて、冬・春・夏・秋の順番で演奏されました。時に激しく、時に哀愁を帯びながらのトリオによる熱演は、 王子ホールにアルゼンチンの熱い風を感じさせてくれました。

○ピアソラ 『ブエノスアイレスの四季』
演奏:Vl. Vc. Pf.
■ 20世紀を象徴する国、アメリカ
ここまで、ヨーロッパや南米で20世紀を代表する作曲家が取り上げられてきましたが、 第1部の最後に取り上げられたのは20世紀を象徴する国といっても過言ではないアメリカの作曲家。 ピアソラがクラシックとタンゴを融合させたのなら、クラシックとジャズを融合させてシンフォニック・ジャズという音楽を築き上げたのがガーシュイン。 代表曲『ラプソディー・イン・ブルー』と『パリのアメリカ人』をメドレーで演奏するのですが、いかんせん編成が大きいため準備にも時間がかかります。 その間をつなぐのも司会の仕事というわけで、話題はめざクラ全国公演の話に。先に行われた山形での全国公演初日は1,200席の会場を埋めつくし、大盛況のうちに幕を閉じました。 はじめてのお客さんの前でネコを5,6匹かぶって(笑)、遠慮がちにしていたという高嶋さんも「(客席の反応に)最初の頃の新鮮さを思い出した」と語っていました。 一方、ここ王子ホールでの公演を「フランチャイズに帰ってきた様な感じ」と語っていたのは軽部さん。 そんな会話を聞きつつ、ステージには前述の弦楽器+ピアノとトランペット・三澤慶さん、クラリネット・星野正さん、パーカッション・竹内将也さんがスタンバイ。 さらにパーカッションには天才(?)マルチプレイヤー軽部さんも加わり、シンバル、大太鼓、クラクション(エアホーン)を担当しての大編成でメドレー 『ラプソディー・イン・ブルー〜パリのアメリカ人』が演奏されたのでした。冒頭に流れるクラリネットのソロに始まり、ミュートを効かせたトランペットの音色、 弦楽器の調和したハーモニー、軽快に響くピアノ、それらを支えつつ確かなリズムを主張するパーカッション、 と素晴らしい演奏で第1部は締めくくられたのでした(軽部さんのクラクションが鳴らなかったのは愛嬌ということで...)。

○ガーシュイン 『ラプソディー・イン・ブルー〜パリのアメリカ人』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Perc. Tp. Cl.
■ シドニーオリンピック速報(フジテレビ報道局より)
第2部はめざクラでもおなじみのビートルズ・ナンバーからスタート。8年間という短い活動期間中に数々の金字塔をうち立てたビートルズ。 その永遠のビートルズ・ナンバーはCD「めざましクラシックス」にも、『ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー〜エリナー・リグビー〜イエスタディ』の 3曲が弦楽四重奏曲のメドレーとしてアレンジされています。 素敵な演奏に耳を傾けた後、打って変わって軽部さんからシドニーオリンピック速報が届けられたました。「柔道で期待の篠原選手は無念の判定で惜しくも銀メダル。女子200m背泳ぎでは 中尾選手が銅メダルを獲得、そして、同じく女子200m背泳ぎで名前は分かりませんが日本選手が4位に入賞しました。」とフジテレビ報道局の速報を読み上げる軽部さんでしたが、 「4位に入った選手の名前が分からないなんてダメじゃないですか」と高嶋さんにツッコまれていました。 オリンピックの話題ついでに、「自分がオリンピックに出れそうな競技は?」という高嶋さんの質問に「(ちょっと考えて)う〜ん、相撲かな?」という軽部さん。 一方、高嶋さんは「私は水泳。(クロールが得意で)2,000mでも3,000mでも、いくらでも泳げますよ」と語っていました。“カッパのちいちゃん”の異名は伊達じゃないですね。

○レノン&マッカートニー 『ビートルズメドレー』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf.
■ 70年代ポップスの風
70年代を代表するアーティストとして取り上げられたのは、カーペンターズ。ここで、めざクラポップス部門を担当するSweBeが登場。 『シング〜青春の輝き〜トップ・オブ・ザ・ワールド〜プリーズ・ミスター・ポストマン〜アイ・ウォント・ラスト・ア・デイ・ウィズアウト・ユー』、 以上5曲を『カーペンターズメドレー』と題して熱唱。SweBe独特のリズムと、高音を生かしたコーラスが会場を魅了し、王子ホールに70年代の風を感じさせてくれました。 本来、カーペンターズを直接知ることのない世代がカーペンターズの名曲を歌う。世紀の変わり目に相応しいパフォーマンスに感動。 SweBeのコーラスは、めざクラに欠かすことのできない重要な存在だと実感しました。

○リチャードand Others 『カーペンターズメドレー』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Vo.
■ めざましPresents“20世紀の偉大な歌手達へのオマージュ”
ビートルズ、カーペンターズと20世紀を代表するポップスグループが続きましたが、 このコーナーでは20世紀を代表するポップスのソロ・シンガーに敬意を表し、“20世紀の偉大な歌手達へのオマージュ”と題して、20世紀の生んだ偉大な歌手と数々の名曲に スポットが当てられました。最初に聞こえてきたのはフランク・シナトラの『マイ・ウェイ』、続いてナット・キング・コールの『モナ・リザ』。 ピアノの音に合わせて、偉大な歌手の足跡を振り返る軽部さん。「プリテンダーやペーパー・ムーンなどナット・キング・コールの忘れることのできない甘い歌声...。 “忘れることのできない”を英語でいうと」ここで語り口調から一転、ナット・キング・コールの名曲『アンフォゲッタブル』の冒頭部分を歌い出し 「(思わず)歌ってしまいました」と客席を湧かせる場面も。20世紀半ばのジャズ・ヴォーカルに続いて聞こえてきたのはロックのリズム。 エルビス・プレスリーの『ラブ・ミー・テンダー』が高嶋さんのヴァイオリンで奏でられた後、時代は20世紀の後半、ディーバ(歌姫)の時代へと移り変わって行ったのでした。 バーブラ・ストライザンド、ダイアナ・ロスなど多くのディーバが残した名曲の中から、ホイットニー・ヒューストンの『オールウェイズ・ラブ・ユー』とマライア・キャリーの 『ヒーロー』がSweBeの中山眞美さんによって歌われました。そして20世紀で最もヒットした曲、エルトン・ジョンの『キャンドル・イン・ザ・ウィンド』が、 Vl. Pf. Vo.によって演奏されて、このコーナーは締めくくられたのでした。

○『20世紀の偉大な歌手達へのオマージュ』
演奏:Vl. Pf. Vo.
■ ソロアルバム「シネマ・オン・ヴァイオリン」
20世紀のポップスを振り返ったプレゼンテーションに続いては、高嶋さんのソロアルバム「シネマ・オン・ヴァイオリン」の発売を記念して、 そのアルバムの中から2曲を演奏してくれました。1曲は20世紀で(興行成績的に)最もヒットした映画「タイタニック」より、『タイタニック 愛のテーマ』。 もう1曲は映画「ゴッド・ファーザー」より、ニーノ・ロータの哀愁を帯びた曲『ゴッド・ファーザー 愛のテーマ』。奇しくも、どちらとも曲名に“愛のテーマ”と付く選曲でしたが、 そもそも“愛のテーマ”というのは映画音楽につきものなんだそうです。演奏終了後、軽部さんに「なんか言っとく事ある?」と振られた高嶋さんの「買ってね」という、 ちょっと控えめな言い方が印象的でした(笑)。

○ホーナー&ジェニングス 『タイタニック 愛のテーマ』
○ロータ 『ゴッド・ファーザー 愛のテーマ』
演奏:Vl. Pf.
■ 大御所スペシャルゲスト登場!!
公演も終盤に差し掛かり、スペシャルゲストの雪村いづみさんが満を持して登場。 まず1曲ガーシュインの『スワニー』でノビのある歌声を披露してくれました(ノビのある歌声を保つ秘訣は30年前にアメリカで発声法を習ったことだとか)。 ピアノ伴奏を務めたのはアレンジの大御所、前田憲男氏に見いだされたという鈴木和郎さん。ガーシュインの作ったポップスに続いて、雪村さんは三人娘の代表曲として 『青いカナリヤ』(雪村いづみ)、『テネシー・ワルツ』(江利チエミ)、『川の流れのように』(美空ひばり)、以上3曲をメドレーで歌い上げてくれました。 歌い終わった雪村さんに話を聞く高嶋さんと軽部さんでしたが、半世紀にも及ぼうとする歌手生活を送ってきた大御所が相手ということもあり少々緊張気味。 しかし、当の雪村さんは大御所の雰囲気を感じさせない軽い語り口でトークを展開して、以外にもトークバトル好きな一面も見せてくれました。 長い歌手生活の中では、機械の進歩と共に様々なレコーディング方法を体験してきており、古くはワックス盤(ロウのレコード盤に溝を掘るもの)から最新のレコーディング技術まで、 大御所ならではの体験談も語ってくれました。その雪村さんが、めざクラメンバーの演奏をバックに歌ってくれたのは、バーンスタインの「ウェストサイド・ストーリー」の中でも 最も美しいメロディー『サムホエア』。雪村さんの透き通るような声が王子ホール中に染みわたる素敵な演奏でした(補足:この曲の伴奏を務めたのも鈴木さん)。 雪村さんの年齢を感じさせない歌声にも感嘆のため息が漏れましたが、雪村さんの着けていたネックレスにはさらに驚きました。 あまりにもゴージャスで、照明が反射すると眩しいほどの輝きを発していました。

○ガーシュイン 『スワニー』
○フィオリーノ&井田誠一 『青いカナリヤ』
○スチュワート&井田誠一 『テネシー・ワルツ』
○見岳 章&秋元 康 『川の流れのように』
演奏:Vo. Pf.

○バーンスタイン 『サムホエア』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Vo.
■ エンディングにピッタリの曲
ここまで20世紀の音楽を振り返りながら送られてきためざクラVol.13。 「この曲から20世紀の音楽の歴史が始まったといってもいいくらい」(軽部さん)、「エンディングにピッタリの盛り上がる曲」(高嶋さん)、と絶賛され、20世紀の一番初めの年、 1901年にイギリスの大作曲家E.エルガーによって作曲された『威風堂々』がプログラムの最後を飾りました。オーケストラの大音響に負けない程の、まさに堂々たる演奏は圧巻。 天才マルチプレイヤー(笑)も再びパーカッションに参加して、第1部での失敗を取り戻す活躍を見せ、盛り上がったエンディングとなりました。 ただ、本来の曲ではクライマックスの部分にコーラスが入って一層の盛り上がりを見せるのですが、この日の演奏ではコーラスがなかったので、ちょっと残念。

○エルガー 『威風堂々』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Perc. Tp. Cl.
■ アンコール
この日のアンコールは、ディズニー映画「ピノキオ」でお馴染みの『星に願いを』。 そういえば3年前のVol.1のアンコールもこの曲でした。めざクラメンバーの演奏をバックに、SweBe、雪村いづみさん、軽部さんのヴォーカルで歌われた『星に願いを』。 これまでの公演の情景が走馬燈のように甦り、思わずグッときてしまう。そんな素敵なアンコールに感動しつつ、ギンザめざましクラシックスVol.13は幕を閉じました。

○ワシントン&ハーライン 『星に願いを』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Vo.
■ 今回のひとこと
「めざクラはだんだん盛りだくさんな内容になってくる」という高嶋さんの言葉どおり、回を追うごとに多彩な内容となるめざクラ。 これまでも良い意味で予想を裏切ってくれましたが、これからもさらに予想を超えるような公演が期待できそうで楽しみな限りです。