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INFORMATION
ギンザめざましクラシックスVol.27
〜別れ・卒業・旅立ち―節目節目の音楽たち〜
Produced by ちさ子&軽部

2004年3月13日(土) 銀座4丁目・王子ホール
18:00開場 / 19:00開演
プログラム
−第1部−

●ベートーヴェン●
ヴァイオリン・ソナタ「春」

●ワーグナー/メンデルスゾーン●
結婚行進曲

●ショパン●
ピアノ・ソナタ第2番 第3楽章「葬送行進曲」

●ベートーヴェン●
ヘンデルの「ユダ・マカベウス」の主題による12の変奏曲より

●シューマン●
ピアノ五重奏曲より 第4楽章春
−第2部−

愛と青春の旅立ち〜トップ・ガン

J-POP卒業メドレー
〜お楽しみクイズコーナー〜

●サルトーリ●
タイム・トゥ・セイ・グッバイ

●バーンスタイン●
マリア〜トゥナイト「ウエストサイド・ストーリー」より

●河口恭吾●


●河口恭吾●
アスナロ

●ブラームス●
大学祝典序曲
出 演
高嶋ちさ子[Vl.]
軽部真一

河口恭吾

吉岡小鼓音[Vo.]
今野 均[Vl.]
榎戸崇浩[Vla.]
荒 庸子[Vc.]
安宅 薫[Pf.]
■ ギンザめざましクラシックスVol.27
2004年3月。今年初の本公演“ギンザめざましクラシックスVol.27”が王子ホールにて開催されました。
3月といえば節目の季節。そこで今回のテーマは〜別れ・卒業・旅立ち―節目節目の音楽たち〜と題して、様々な人生の節目を彩る音楽を特集。高嶋さんの奏でるベートーヴェンの『ヴァイオリン・ソナタ「春」』で、春のうららかな雰囲気で幕を開けた今回のめざクラ。結婚式でよく使われるワーグナーとメンデルスゾーンの『結婚行進曲』。安宅さんのソロで演奏された、重々しい主題と美しい中間部分との対比が印象的だったショパンの『ピアノ・ソナタ 第2番 第3楽章「葬送行進曲」』。荒さんが巧みなテクニックで聴かせてくれた、ベートーヴェンの『ヘンデルの「ユダ・マカベウス」の主題による12の変奏曲』。それぞれ人生の節目となる式典などで使われる曲を中心にした第1部。締めは室内楽の名曲を解説付きで紹介する恒例のコーナー。今回取り上げたのはシューマンの『ピアノ五重奏曲 第4楽章』。視覚効果を用いた、めざクラならではの名解説でした。
第2部オープニングでは、ツメエリの学生服と学生帽姿で登場して会場の笑いを誘っていた軽部さん。好評お客様参加型の企画は『J-POP卒業メドレー』と題して、卒業や旅立ちにちなんだ名曲10曲を歌ったアーティスト名を当てる、お楽しみクイズコーナー。続いて、久しぶりに王子ホールへ帰ってきた歌姫・吉岡小鼓音さんをヴォーカルに迎えて演奏されたのが『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』。豊かな音域と美しい歌声で魅了してくれた小鼓音さんに、観客は鳴り止まぬ拍手で応えていました。続いては軽部さんと小鼓音さんお二人による新ネタ(?)を本邦初公開。見事な二重唱と、セリフと共にオチまでついているパフォーマンスぶりで、観客の心を掴んでいました。そして、満を持しての登場となったスペシャルゲストの河口恭吾さんは2曲を披露。しっとりとしたギターの弾き語りと、めざクラメンバーのやわらかな弦の音色が重なりあって会場をやさしく包んでくれたヒット曲『桜』。そのカップリングで、前向きな強さを感じさせる歌声を聴かせてくれた『アスナロ』。どちらも音楽に対する真摯な想いが伝わってくるような素敵な曲でした。
今回のラストナンバーはブラームスの『大学祝典序曲』。別れ・卒業の曲を経て、最後は新たな出逢いや門出を祝う曲で締めくくり。会場からのカーテンコールに応えて演奏されたアンコールナンバーは往年のフォークグループの名曲『翼をください』。「新しい季節の旅立ちに、大きく羽ばたいて行けるように」との想いを込め、出演者全員によるこの曲でめざクラVol.27は幕を下ろしました。