高校1年生 高校生の愛>恋>好きの物語6

まだ幼なじみの2004年。高校1年生
二人はともに電車通学だったので、帰りに駅で出会う事があった。
家が同じ方角なので一緒に帰った。10分ぐらい。
雅夫は山岳部に入っていた。
「今度の夏の合宿は1週間かけて南アルプスを縦走するんだって。荷物は1人、30kgだって、先輩が言っていた。」
「へえ、雅夫君には似合わないわね。」
他の友達も例外なく、同じ事を言っていた。
高校1年生の頃の雅夫はちょっとマラソンが速いぐらいで(1500m5分ぐらい)、筋肉(muscle)はほとんどついていなかった。
「私の高校は毎週礼拝があるのよ。」
「みほさんはクリスチャンではないよね。」
「うん。でも全員参加するの。」
面と向かっては「さん」をつける。
みほの高校はミッション系で、物静かなみほには、とっても似合っていた。
「じゃあね。」
小学校の時のように、自然に、二人は別れていった。
6月、イラクに暫定政府ができる。しかし、イラクもアフガンも治安は悪化するばかりだった。

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