*** お断り ***
このコンテンツは基本的に2006〜2008(H18〜20)年に作成したもので、各系統の情報は基本的に写真撮影時点のものです。これ以降各社局のリエッセは順次ポンチョや中型車に置き換えられ、数を減らしています。また路線自体、区間の廃止や変更、ダイヤの変更や運賃の改定もあって、運行内容が当時と比較してかなり変わっているが、公開再開に際して修正は行っていません。その点、あらかじめご承知置きの上ご覧ください。
なお、2013(H25)年より新規に路線バスとして運行を開始、リエッセを運用する天台観光の「Eバス」を新たに追加しています。
(2016年1月1日)れ以降各社局のリエッセは
※上に掲げたコメントと若干矛盾するのですが、実は、このコンテンツの立ち上げと前後して、横浜市交通局より、神奈川県生活交通確保対策地域協議会に、一部の系統の退出(廃止)の申し入れがなされました。
ここで取り上げている所では10及び93系統がその対象となっていますが、実は残りの系統でも車両面でも大きな動きがありそうなのです。
というのは、レインボー7mが使用されている18・72・308系統も廃止の対象となっていまして、これらが予定通り実施された場合、レインボー7mに大量の余剰が発生する事を意味します。レインボー7mは21世紀になってからの投入ですから即淘汰とは考えにくく、一方で最初期のリエッセが来年2007年で12年となる事から、レインボー7mでリエッセを置き換えるというシナリオが十分考えられるのです。という事で、今回取り上げたリエッセの系統も、来年には大きな変化が起こりそうな気がします。私としても、市営バスそのものの変化と共に、リエッセの系統の変化も注意深く見続けたいと思っています。
日野「リエッセ」というと、全国的には乗客が少ないローカル線とか、あるいは自治体が運行するコミュニティバスというイメージを持たれる方が多いと思いますが、横浜市では普通の路線バスとして活躍する姿を多く見かけます。
これは、横浜市の「ゆめはま2010」プランにある“駅まで15分のバス路線網整備”という方針に基づいている部分が大きく、一部には大型車・中型車からの転換も見られるものの、大半はリエッセによって新規に開設されています。
リエッセの系統にある程度共通する特徴としては
1.駅と特定の住宅地を結ぶ短区間の路線である
2.循環系統が大半
3.道が狭く、しかも急坂・急カーブが多い
という点があげられるかと思います。横浜市内は丘陵地帯が多く、狭い山の上にまで住宅地が広がっているケースが多いため、リエッセの機動力がうってつけと言える訳です。
日野にはもうひとつ、「ポンチョ」というシリーズがあり、最近国産でモデルチェンジも行われましたが、あくまでコミュニティバスに特化した仕様であり、収容力の点からもリエッセとバッティングするものではありません。また、横浜市営でリエッセの後継となるかと思われたレインボー7mも、早期に生産中止となりました。その一方で、三菱ふそうエアロミディMEというライバルもいますが(神奈中舞岡、東急川崎では共用)、当分はリエッセが、横浜市の地域の足として活躍するものと思われます。
そんな横浜市内のリエッセの全系統を、一挙ここに公開します。フレームを採用していますので、左側からご覧になりたい系統をクリックしてください。
(2006年10月12日)
1.コメントのデータは原則として2006年10月12日現在のものです。
2.京急については、運行するのは横浜京急バスですが、車体の表記は「京浜急行バス」となっています。
3.リエッセのOEM供給であるいすず「ジャーニーJ」は、今の所横浜市内の路線への投入実績はありません。
4.江ノ島電鉄は2007年12月1日より江ノ電バス横浜。