2001年北海道 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
1. 柏〜十和田湖〜函館 | ||
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9月8日(土)〜9日(日) 天気:曇りのち晴れ | ![]() |
仕事の都合でどうしても6,7,8月と休みが取れず、9月にようやく長期休暇が取れた。 「9月の北海道ってもう寒いんじゃないかなあ?」と、迷ったけど「キャンプしなけりゃ大丈夫か!」と決行。 |
まーキャンプ無しとなれば荷物も少なくて済むしね。 (宿泊代がかかるけどさ・・) 9月だし宿が一杯で入れないって事もないだろう。 荷物をまとめたのが出発前日。慌ただしい。 そして今回は本当に直前まで休めるか怪しかったもんだから、 毎度お世話になっていた北海道行きのフェリー予約も出来なかった。 ・・・つまり自走で北海道まで行かなくっちゃならないって事だ。 一度はやってみたかった事だし。どんなもんだろう? 朝が起きられず、出発は10時を過ぎていた。 そもそも青森まで高速で一体何キロあるのか? 「え〜常磐道で柏から乗って磐越道で郡山までが235キロで、 そこから東北道で青森までが463キロ・・・合計で・・700キロ・・」 うおお〜早起きするんだったあ〜! |
「青く鏡のように静かな十和田湖。八甲田連峰も見える!」 |
「奥入瀬渓流。歩いて散策するのもオススメ」 |
常磐道から磐越道経由で東北道に入ってひたすら北上。 出た頃は曇っていたけど、仙台を過ぎたあたりから青空が広がって来た。 太平洋には台風が近づいているらしいが、東北はまだその影響はないみたい。 途中のSAで「仙台牛の焼肉定食」を食いすぐバイクに乗る。 1人の時はなるべく足を伸ばそうと休憩間隔も長い。 長距離運転にもっと疲れるかな?と思ったほどではなかった。 (「俺って以外にタフなのかも・・」と関心) 盛岡を過ぎて岩手山に日が落ち始めた。 このまま青森へも一気に行けそうだったけど、夜になっちゃうし 「東北で一泊して温泉に入りたいなあ」と十和田ICで降りて 大湯温泉のYHに泊まる。 翌日快晴の朝、十和田湖へ向かう。 山間ルートを走って発荷峠を越えると目の前に十和田湖が見えた。 初めて見る十和田湖は青く静かでまさに神秘の湖といった感じ。 夏休みも終わっているせいか、観光客もそれほど多くない。 十和田湖を一周できるルートがあったのだが、 前夜のYHで工事中で通行止めになっていると聞いていたので 湖畔を半周ほどしてから奥入瀬渓谷へのルートに入った。 渓谷沿いに道が通っていて、楽しめる道なんだけど、 あんまり気をとられると危険!道も広くないし大型バスも通る。 バイクなので割と気軽に路駐して渓流や滝を眺めたりしてみたけど、 遊歩道が整備されているので「時間があればお弁当を持って1日散策してみたい」って気分。 いつかまた東北に来た時のお楽しみにしておくか。 |
「事故現場写真です。スピードが落ちていて助かった〜」 |
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十和田ゴールドラインに入ると、再び山間ルートに。 目の前に八甲田山がデン!と据わっていて、道沿いに温泉も数件ある。 「おおっ!こりゃまたいいワインディングだよ」と気分よく走っていた時事件発生! この道はそのまま青森市街に出られるので 「途中で温泉に入って昼飯食った後青函フェリーに乗って今日は函館泊にしよう」 と思っていた矢先、登りの右カーブをコーナリングして抜けようとした目の前に対向車がセンターラインをオーバーして向かってくるのが見えた。 「やばいっ!ぶつかる!」咄嗟に左へハンドルを切ったがバイクの右後ろ、ちょうどマフラー部分に車の右バンパーが衝突。 「ガコンッ!バキッ!」と音が聞こえる。正面衝突しなかったのが幸いし、衝撃を受けつつもコケずにバイクをなんとか停める事が出来た。 ケガは無さそうだけど、俺は「まだ北海道上陸もしてないうちから旅が終わっちゃうかも・・」と凄くブルーな気分になった。 車から降りてきたのは60歳くらいの夫婦。 運転はダンナがしていたらしい。 ケガが無いので相手もホッとしていたようだったが、 事故経験は無いらしく「どうしよう?」と言っていた。 何度か(?)経験の有る俺は、以外に冷静。「人身じゃないけどバイクの修理でそちらの保険を使うなら警察で事故証明を貰わなければ」 と提案し青森市内の警察まで一緒に行く事にした。 バイクをよく見るとマフラーがベコベコで支えるステーは内側に折れている。 エンジンをかけ乗ってみる。異音や、ぐらつきもなく大丈夫そう。これなら旅も続けられる! 俺の後ろから相手の車がついて来ていた。 途中、景色のいい場所や温泉を泣く泣く通り過ぎて青森市内の交番で事故届けを出した。 奥さんのほうがとても心配してくれて、「今は大丈夫そうでも、後でおかしくなったりするかもしれないから今晩家に泊まっていって」 と気遣ってくれたが、さすがにそれは断って交番で別れ、柏に戻ってから修理の見積もりを出して連絡することに。 |
「気分を取り戻してフェリーに乗る。さあ、北海道上陸だ」 |
「今年は見れた!函館山の夜景。だんだん元気になってきたよ」 |
「幾つかある夜景スポットの1つ公会堂。夜の散策も楽しい」 |
お昼もとらずに逃げるように青函フェリーに乗った。 気分はまだブルーだったけど、北海道が見えてくるとなんとなく元気に。 「さあ〜今年も楽しむぞお〜!事故っても旅が続けられる、俺ってなんて強運なんだ!」 と自分に言い聞かせる俺・・ちょっと虚しさ入ってます フェリーは約3時間。函館に着くともう夕方なので、去年も泊まったYHへ。 早めの夕飯にしたあとはブラブラ散策。去年は真っ白だった函館山からの夜景も堪能。 だいぶ気分も晴れてきた。さて、明日からどこへ行こうか?・・・ しかし気になっていた本州の台風が北に向かっていて北海道に上陸するらしいとのニュースが・・どうなる?今年の北海道! |
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