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「しゃーーーーっ!!!!」
すっげぇ~、カーテンにへばりついて威嚇してきたっ♪
「にゃぁーーーーぁ!!!!」
すっげぇ~、飛んだっ♪
これが噂にきいたにゃんぱらりんかなぁ?
僕は、口をぽかんと開けてにゃんこ先生を見ていたんだ。
すると、猛スピードのビキちゃんが突進してきた。
『にゃんこちゃぁ~んっ』
ビキちゃんのお目目はハートになっていた。
勝手にお家の中に入って来たにゃんこ先生は
2階の箪笥に上がって、降りてこなくなっちゃた。
ビキちゃんも箪笥の下から動かなくなっちゃった。
「にゃんこ先生、出て行ったみたいよ。」
おかあさん、間違ってるよ。2階にいるよ。
しばらく気づかないおかあさんとおばあちゃん。
よし、その隙に、にゃんこ先生にお供え物して、
手をあわせとこう、
パンパン!
『どうか僕が泳げるようになりますように♪』
パンパン!!
よしよしっ。
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