2001年5月中旬の日常

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2001年5月11日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day11

 とうとう映画版『トゥームレイダー』(東宝東和配給)の広告の仕事がやってくる。第二作辺りからあの不気味なポリゴン顔を眺めてきた者には、アンジェリーナ・ジョリーの容姿が出来すぎのようでいて妙にしっくりくるのが不思議だったりする。扱った広告は仁王立ちになったアンジェリーナが光を後ろから浴びているイメージなのだが、これが線数指定をして出力すると、画面上では見える服の皺はおろかベルトとの境界線までが飛んでしまい、躰全体が真っ黒になってしまう。そこでほんのちょびっと影の濃度を落として出し直したのだが、このとき、二枚扱ったうちの一方に異常が発生して、結果この作業で午前中を潰す羽目になった。
 私のところで扱うデータは、基本的に写真部分をフォトショップ対応のデータ単体として作成し、それを文字データなどベクトル画像である方が適当な部品を作成したイラストレーターデータの任意の場所に貼り付ける。つまり、映画などの広告データは基本的に写真部分のデータ一個以上と、それらを貼り付け統合する広告全体の意匠としてのイラストレーターデータ一個以上の、概ね最低二枚以上のデータから成り立っているわけだ。で、今回のように写真の調子のみ手直しする場合は、フォトショップのデータをいじったあとオリジナルとは別の名前で保管し直し(こういう場合、必ずオリジナルは温存させる)、そののちイラストレーターデータで貼り直しを行う。一枚の方はこの手続に何の問題もなく、実に美麗に出力できたのだが、もう一方は何故か貼り込み処理をしている途中で、マックが硬直する。再起動させないと戻らない。
 何度やっても改善せず、しまいにはデータのアウトライン処理などを行っている別部署にデータ操作をお願いした。そうして結局異常の原因は複合的で究明できなかったのだが、次善策は非常に簡単なところに存在した……フォトショップでは、複数の保存形式をサポートしている。要は、手直しをしたあと、別名で保存するときデータの形式そのものを別のものにすれば良かったのだった……このことに思い至ったのは、原因究明を断念して本屋に気晴らしに行く途中。
 人間、こういうときこそ頭を冷やすべきだという話でした。

 本日のお買い物
1,シモーナ・ヴィンチ『おとなは知らない』(早川書房)
2,ドロシー・L・セイヤーズ『ピーター卿の事件簿II 顔のない男』(東京創元社・創元推理文庫)
3,あすか正太『アースフィア・クロニクル 大天使フィオ』(メディアワークス・電撃文庫)

 でそーやって朝・夕と二回訪れたのに元バイト先ではめぼしい物は見つからず、これらはみな帰途遠回りして寄った秋葉原の某書店で購入したのでした。この一貫性のないラインナップを見て、レジの女性はどう思ったのでしょうか。大抵どーとも思わないんですけど。

 こういうのをドツボに嵌る、と言うのでしょう。『夜が来る! -square of the MOON-』(Alice Soft・Windows95対応ゲーム・18禁)、あれから二日にして三廻り目終了。ここまで来たならシナリオだけ全部見てやれ、と思っていたのだが、シナリオに直結しない戦闘フィールドは保管したデータに併せて難易度が少しずつ上がっていく(しかも三廻り目を終えて再度頭から始めたら、ノーマルかハードかの選択も可能になった)、んで一緒にダンジョンに侵入しない仲間たちも、こちらが移動した時間などに併せて少しずつ経験値を貯めていくため、サボっていると追い抜かれる――元々負けず嫌いの当方としては俄然やる気を出してしまい、結果がこれだ。しかし基本的にはシナリオ目当てであるため、残り一人の攻略可能キャラを片づけたらひとまずは封印することだろう。……問題は、それまでをどういう風に遊ぶか、だ。果てしなく経験値稼ぎをする、ハードモードで地獄のような戦闘を生き抜いてみる、という欲望にどこまで抗しうるのか……


2001年5月12日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day12

 週末恒例映画鑑賞、本日はハリウッド史上最高のカップル誕生と謳われた、ブラッド・ピット&ジュリア・ロバーツ主演のザ・メキシカン』(GAGA-HUMAX配給)
 ジェリー・ウィルバック(ブラッド・ピット)には長い付き合いの恋人・サマンサ・バーゼル(ジュリア・ロバーツ)がある。お互いを思い遣りすぎている、と互いに感じるほどある意味で幸福なカップルだったが、五年前にジェリーが起こした交通事故が二人の関係に歪みを齎していた。ジェリーが追突したのはさる犯罪組織のボス・マルゴリース(ジーン・ハックマン)のキャデラック、しかも折悪しくその時マルゴリースは一人の男を拉致する途中で、そのまま御用となり五年間の刑務所生活。その間ジェリーは責任を取らされる形で組織の運び屋を任された。だが、やもすると恋人を蔑ろにし自身も危険に晒す仕事をいつまでも続けていることにとうとうサマンサが切れ、彼女の妨害によってここ暫くの仕事は失敗続き。本来前の仕事を以てお役御免となるはずだったジェリーだが、失敗の弱みもあって最後の仕事を突きつけられる。マルゴリースたっての望みで、メキシコ某所に保管されている伝説の美しい銃・ザ・メキシカンを、その持ち主共々持ち帰ることが任務だった。しかし、本当ならサマンサと共にラスベガスにヴァカンスに出かける直前で、彼女は怒り心頭に発し一人でラスベガスに発ってしまう――しこりを残しながらもジェリーはメキシコに飛ぶ。
 レンタカーに味わいのある車を用意させたり、道中半ば観光気分であったが、カーニバル真っ最中の村で無事目的の人物・ベック(デビッド・クラムホルツ)と落ち合い、易々と仕事を成し遂げられそうな気配だった。だがその矢先、ベックはカーニバルに浮かれた男たちが天に向けて放った銃弾の流れ弾を脳天に受けて死亡、更にその事実を組織での相棒・テッド(J・K・シモンズ)に連絡している最中にレンタカーごと屍体・メキシカンもろとも盗まれるという大失態をやらかす。
 その事実が遠く離れたラスベガスに滞在するサマンサに悲運を齎す。レストランでトイレに入った隙に黒人の男(シャーマン・オーガスタス)に襲われ、次いで現れた白人の男(ジェームズ・ガンドルフィーニ)が黒人を銃撃、サマンサを彼女の車に乗せて拉致する。リロイと名乗るその男は、ジェリーがへまを犯し銃器を売り捌く恐れを組織から抱かれていること、サマンサがジェリーから銃を取り戻すための鍵と目されている事実を告げる。途方に暮れるサマンサだったが、俄に順応性の高さを発揮、ホモセクシャルであるが為に自身に危害を加える可能性のないリロイと会話を通して少しずつ打ち解けていく。愛する者との対し方について語り合ったり、果てにはリロイの一目惚れの後押しをしてみたり……。
 一方、ジェリーも拳銃奪回のためにメキシコを奔走していた。唯一の持ち物である腕時計と引き換えに超のつくオンボロ軽トラックと何故か犬とを手に入れ、どうにかメキシカンを取り戻す。その矢先に、再度取り戻したレンタカーの座席に残っていたベックの血痕を現地の警官に見咎められ、見逃す代わりに銃を奪われ、質屋に持ち込まれてしまう。あまりに急転する事態に相棒のテッドもメキシコにやって来たが、ある出来事をきっかけに、ジェリーはことの絡繰りを察知し始める……
 ……粗筋長くて済みません。広告の仕方からも大物カップルのみが売りのてきとーな仕上がりだろうと、つまりは半ば以上ブラッド・ピットの演技目当てで見に行ったのだが、その期待値からすると望外の大ヒット。粗筋を見ても解るとおり、作中ではブラッドとジュリアの二人を別々に追い掛け、その裏に銃を巡る暗闘、更に美しい銃ザ・メキシカンに纏わる幾つかの伝説を織り込んで、気を抜くと終盤で筋書きの本質が見抜けなくなるほど輻輳した物語となっている。なまじ前半が痴話喧嘩と牧歌的(だがなんだか裏に濃いぃ毒の混ざってそう)なメキシコの情景描写を取り混ぜた些か散漫な推移をしているだけに、後半でばたばたと明かされていく真相には、実際以上のサスペンスが感じられる。弱点は、そのばたばた加減がどうにもとりとめなく感じられ、そこはかとない面白みを感じさせつつも物語の着地をもやや散漫なものにしていることだ。しかし、仮にブラピ&ジュリアの大物競演という売り文句が鼻について敬遠している向きがあったなら、寧ろだからこそ見てみてもいーんでないかい、と提案する。非常に合理的で、ハリウッドらしいハッピーエンドながらも甘いだけでない顛末はなかなか。何より、作品ごとにイメージを変質させるブラッドが今回見せるドジで憎めない役柄も、ジュリアの真摯だけれど言葉足らずで熱意が空回りしているような女の子(という雰囲気なんだよこれが)の役柄も共に実にお見事で、仮にプロットが単純であったとしてもこの点だけで充分に買える。賞レースや各種ランキングで上位に残ることはないだろうけれど、なかなか深い味わいのある一作でした。

 それにしても今日の劇場予告編は長かった。大凡20分ほど、しかし殆どは何処かで見たものだったため疲れた疲れた。しかし予告編の時点で既に私のお気に入りとなっている『ウォーターボーイズ』の公式サイトのアドレスが確認できたので個人的には良し。

 本日のお買い物
1,ディック・フランシス『勝利』(早川書房)
2,早川書房編集部編『星界の紋章フィルムブック1』(早川書房・ハヤカワ文庫JA)

 数年前からハードカバーで購入しているがやっぱり読むのが追い付かない競馬シリーズもこれで39作目、だが最良のパートナーを失ってしまった作者に果たして次を執筆する気力はあるのだろうか。何だかんだ言って質を保ち続けたシリーズであるだけに、それが気懸かりなのである。
 DVDでオリジナルを持っているにもかかわらず2を購入したのは、末尾に添えられた森岡浩之書き下ろし短篇15ページ目当てだったが、カラーに斑があることを除けば全体になかなかの仕上がりで、そこそこに読み応えあり。
 そして定期購読の『コミックビーム』で、初めて木崎ひろすけ氏の訃報に触れかなり衝撃を受ける。この雑誌で連載、早々と中絶した『少女・ネム』に惹かれつつも単行本は一冊も購入していない(いずれも中絶しているのが気に掛かったからだった)が、いずれちゃんと取り組んでみたい作家だったのだけれど。冥福を祈ると共に、遅ればせながら著作を取り寄せてみようかとも思う。3月28日、享年35。なお、Web上に見つけた訃報はこちら
(……ところで、享年は正しくは「数え年」で表記するべきだったような記憶があるのだけれど……ま、拘ることでもない)

 ……と思ってbk1で検索をかけたら、最新の『A・li・ce(1)』(角川書店・カドカワコミックスエース)しか引っかからなかった。まあ、残り二つの連載作品も共に中絶していることを思うと致し方のないことと思うが……。

 シモーナ・ヴィンチ『おとなは知らない』(早川書房)読了。ページ数が少ないからねえ。扱う素材のセンセーショナルぶりに対して描写は冷たく淡々とし、それ故に素材を圧するほどの無力感と静かな悲しみが全編に染み渡っている印象。こんな危険なテーマにも拘わらず、本国イタリアで格別な拒否反応もなく高評を以て迎えられたというのも頷ける。ただ、少年少女の無邪気な性愛について、もっと掘り下げられたのではなかろうか、と思ってしまう自分の方が少々不気味な気もするが。物語として読むと、先の展開が概ね想像できてしまうのが欠点と言えるが(尤もそれは私が常日頃から似たような構想を脳髄でいじっている所為かも知れないけれど)、この極度に体感的な描写が作品の価値を高めている。装幀も含めて、作品世界が完成されているのが特に魅力的なのだった。


2001年5月13日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day13

 よーやく夜が明けました。『夜が来る! -square of the MOON-』(Alice Soft・Windows95対応ゲーム・18禁)主要キャラ全員攻略。もうちょっと登場人物によってシナリオに変化を付けても罰は当たらないんじゃないか、と思ったが、何にしても洗練されたゲームデザインのお陰で飽きさせず、それだけでも充分に買いの一作であった。一作でこれだけ長時間愉しませてくれれば、コストパフォーマンスの面でも問題はない。……但し、忙しいときはちゃんとスケジュールを組んで遊んでください。
 テキストでは「クレヨン者」はじめ微妙なパロディがなかなか笑えましたが、一番笑えたのはあるキャラクターが面倒を見ている女の子の誕生日を祝うイベントで、わざわざ主人公を人気のないところに呼びだして年齢を告げる行でした。ちゅ……と言いかける主人公の口を慌てて塞ぐとか。しかしこれが笑えるのは相当なひね者です。

 で、日中延々とゲームに熱中していたため、他に書くことは何も無し。いい加減作業に戻らねばなりませぬ……

 小室哲哉が出てきても全然驚きはしなかったが流石に甲斐よしひろが出てきたときには心底たまげました『笑う犬の冒険』。つけ鼻で「Get Back」歌いながら出てくるってあーた……当時は大ファンでした。カセットテープがすり切れるほど聞いてました。でも最近出ているベスト盤は、好きな曲が纏まって入っていなかったり新録になっていたり(当時のヴァージョンで聴きたいの)で食指が動きません。これを含め、今日の笑う犬は久々にツボに入ったよーな。


2001年5月14日(月)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day14

 もう部屋が暑いんです。いま(PM10:00)、あんまり当てにならない温度計付きの卓上時計で確認したところ、26度とありました。……やー、熱帯夜だね。どうしようか。取り敢えず扇風機で我慢しているのですが熱気を拡散しているだけのような気がして、耐えきれず冷房(除湿中心)を点けると30分もすると冷えてきて消して15分くらいでまた暑くなって、という繰り返し。仕方ないんですけどね完璧な西向きにしか窓が開いていないような部屋ですし。かと言って陽射しを全く入れないと不健康な気分になってくるし。そんなわけで早くも夏気分を満喫しております。

 で、満喫ついでに同人誌を念頭に入れたお絵描きは夏仕様。ここ数年の研鑽もあって、漸く望み通りのスタイルになりつつあります。……何が? 仕事は、何も来ませんでした。

 暇ついでに余裕(本当はそんなもんないはずなんだが)の読書は森岡浩之『星界の戦旗II 守るべきもの』(早川書房・ハヤカワ文庫JA)。買って間もない頃に二十ページほど読んだまま、他の本に流れてしまって放置していたもの。私にはそんな不本意な途中放棄本が20冊ぐらいあり、ぼちぼち減らしていこうかと思ってまずこれから片づけることにした。一昨日のフィルムブックの所為で俄にアーヴの物語が読みたくなったというのもある。『〜紋章』シリーズの圧倒的な熱は感じられないが、完成された世界観とキャラクターに安心して身を委ねていられるという印象。非常に良くできている、と思う反面、やはり『〜紋章』第一作から順番に読むのが一番素直に楽しめるシリーズだろう。ルビとして羅列するアーヴ語は既に新参者に理解し受け入れられるレベルではない。
 一冊読んだだけでは納得できず、そのまま今年刊行の『〜戦旗III』に雪崩れ込んでしまう。放棄本消化のはずが、このお陰で数字として減らなかったという結果になってしまったが。……それにしても、このシリーズは全て初版で所持しているのだが、今日読んだ『〜戦旗II』には『星界の紋章 TVアニメ化』という帯が掛かっていて、苦笑を禁じ得なかった……

 別に他意があって言及しなかったのではなく、あまりに立て続けな上一回たばかられた経験もあるので(条件に気づかなかった私の自業自得なのだが)、暫し静観していたのでした。今更掲示板にお邪魔するのも何なのでここでこっそりと、kashibaさんご結婚おめでとうございます!
 ……しかし、本当にここ最近多いんだよ、こういう話が……。ネット中継のおつき合いの方ばかりなので出費に繋がったりしていないのが有り難いといやそうなんだが。

 本日のお買い物
1,志水辰夫『きのうの空』(新潮社)
 発売は先月だが、購入予定に入れていなかったため、ずーっと躊躇っていたもの。若干余裕がありそうだったので、元バイト先に残っていたのを入手。
 そして定期購読の『Jazz Life』(立東社)でまた興味のある新作をチェックする。先月作った表に付け加えるもの……は、思ったよりなかった。特に気になるのは、本多俊之による『Metropolis』サウンドトラックぐらいのもの。りんたろう監督自ら「ジャズ」を望み、自らバス・クラリネット奏者として参加しているというから、映画もチェックするつもりでいるこちらとしては買わないわけには。……しかし、本多俊之の(サントラとは言え)アルバムがスターチャイルド・レーベルから発売されるのに違和感を禁じ得ません。


2001年5月15日(火)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day15

 何度も申しますが、作業に集中すると書くことが極端に減るのですね。従って今日はネタ不足です。お買い物くらいか。

 本日のお買い物
1,阿刀田 高・編『ショートショートの広場12』
2,綾辻行人『黄昏の囁き』(以上、講談社文庫)
3,谷川史子『魔法を信じるかい?(2)』(集英社・りぼんマスコットコミックス Cookie)

 1は言わずもがなの有名シリーズ最新刊。古処誠二氏に湯川聖司氏という、ミステリ読者にも馴染みのある名前が見られる。2は……えーと、これで三冊目? そろそろ綾辻氏の文体に飢えてきたので、この類の新装版でも発掘してきて読みたいところ……夏が終わるくらいに、かな。3は、この作者が資質的に全く長篇に向かないことを証明しつつあるような。あの柔らかさに秘めた鋭さと言おうか、独特のムードは健在なので読むのを止めようとは微塵も思わないんだけど。それ以前にこーいう終わり方(引き方)は止めましょう。
 他に、本日創刊の雑誌『COMIC BUNCH』(コアミックス新潮社)を試しに購入してみる。漫画家・編集者などが連携して立ち上げた漫画事業グループ・コアミックスが編集作業を行い、企画段階から執筆者でもある北条 司原 哲夫らが深く関わっているという。書店で配布されていたプレ創刊号に目を通して、その意気込みから発売を期待していたのだけれど、いざ当日になってみると元バイト先に入荷されたのはたった四冊という有様。まあ、朝っぱらから本屋を訪れる私のような人間には別に問題ではないが。本気で売りたいならせめて創刊当時ぐらい一本単位で送りなさいって。
 肝心の内容は、前述の二人がどちらもかつてのヒット作の世界観を踏襲した新作というのがちょっと気になるものの、全体にクオリティは高い――尤も、下準備の期間が長く企画段階から作家主導で編集作業が行われていた、という背景を鑑みればこの程度のクオリティは当たり前。いずれにしても、もー暫くは読み続けてみましょう。ところで次号開始の新連載のひとつは、あの伝説のながぁぁぁぁぁぁぁい野球漫画『山下たろーくん』の続編らしい……くら。

 今日は一所懸命イラストの取り込みと画像処理を行う。貯め込んでいたためこれだけでも結構な時間を食う。軽く彩色するつもりだったが、なかなか量があるのとデータサイズの問題からそう楽にはこなせない。あと一日は見ないと……いや、しんどいっす。楽しいけど。一方、既に届いている同人用原稿に添えるイラストのためにキャラクターの造型を固める作業もちょっと行ったり。


2001年5月16日(水)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day16

  森岡浩之『星界の戦旗III 家族の食卓』(早川書房・ハヤカワ文庫JA)読了。長期化する戦争の小閑に繰り広げられた寸劇、という風情。あとがきで作者が当初の構想について触れているが、撤回して正解だったと思う。私自身、『戦旗』はこの三巻で完結するという認識でいたのだけれど、実際読んでみると、尚も続く長い戦争の一こまとしての性格が強く、確かにここで終わられたら落ちきらない(当初の構想ではどうだったか知らないけれど)。ラフィールの活躍が皆無に等しかったねー、とか、人物の配置が突然に変わりすぎて戸惑いが大きかった、とかシリーズ読者として驚きと不満は幾つかあるものの、それをこの場で評価の材料とするのは躊躇われます。……取り敢えず、せめて年に一冊ぐらいは星界シリーズの新刊が出されることを心から願う。

 本日のお買い物
1,藤田和日郎『うしおととら(5)』(小学館・少年サンデーコミックスワイド)
2,稲川淳二『稲川淳二の新・怖い』(竹書房文庫)
3,小野不由美『黄昏の岸 暁の天(上)(下)』(講談社X文庫 White Heart)

 買ってすぐさま2を読了。……レベルダウンが激しい。何度も聴いたことのある話を「テレビでは言えない話」と提出されても驚きはなし。相変わらず、話口調のままの文章がひどく鼻につくし、読者・ファンの投稿を元にした新作も目立って出来のいいものはなく、正直退屈であった。……風邪気味で薬を呑んでいるため、こー退屈なものを読むと覿面で眠くなる……。来月も稲川氏の新刊が予定表に載っていた記憶があるが、この調子ではちょっと考えねばなるまい。『新耳袋』のレベルこそ期待しないけれど、せめて序文にあるような「楽しんで聞く」レベルに押し上げる努力ぐらいはして欲しい。――尤も、こう感じるのは既に数年来、毎年氏の複数の著書に目を通している私だからであって、年に一度触れる程度の読者にはこのぐらいの方が適当なのかも知れない。同じような話題であっても、その時初めて触れる読者・視聴者には常に新しい話題である、と言えるわけだから。愛書家としては否定的になるが、商売のやり方としては間違っていないのではないか、という感想。
 3は、先月講談社文庫で刊行されたものにイラストを追加、漢字の開き方などに変更を施し上下分冊としてX文庫に収録した、いわば別ヴァージョン。とは言え内容は同じはずだから、事情を知らない人間からすれば詐欺と感じても不思議はない。作品の出来を思えば、読者を極端に限定するX文庫よりは通常の文庫シリーズに収録するのが理に適っているのだろうけれど、昔からのファンは無論、新しい読者にもあまり喜ばしい売り方ではあるまい。

 というわけで風邪気味です。咳やくしゃみ、頭痛はない代わりに喉の腫れがなかなか引きません……風邪じゃない可能性も大だが、取り敢えず薬が効いて多少腫れもその熱も引いているのでやっぱり風邪の一症状と見える。その副作用……というよりはあんまり気乗りしないまま本を読んでいたことも手伝って眠気がきつい。作業に長篇執筆にと粉骨砕身せねばならない時期だがこのやる気のなさでは大したものが出来そうにないので、程々にしてちんたら読書を進めつつ、本格的に眠くなったら今日は寝ます。ふー……


2001年5月17日(木)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day17

 漸くゲラが届く。来月発売の文庫に掲載される予定の短篇のものである――6月7日発売予定の文庫のゲラがこんなギリギリに来たことに些かびくびくしながら朱を入れております。
 ――というわけで、大どんでん返しでも起こらない限り、久々に拙作が活字になります。6月7日発売の井上雅彦・監修『異形コレクション 夢魔』(光文社文庫)に掲載されているはずですので、気が向かれた方は手に取っていただけると幸いです。

 本日のお買い物
1,貫井徳郎『誘拐症候群』(双葉文庫)
2,和久峻三/古城武司・画『人には聞けない マンガ・男と女の法律相談』(講談社文庫)
3,皆川亮二『ARMS(17)』(小学館・少年サンデーコミックススペシャル)
4,あだち 充『いつも美空(4)』
5,猪熊しのぶ『SARAD DAYS(14)』(以上、小学館・少年サンデーコミックス)

 2は、東京新聞(中日新聞)の日曜版に連載されている(はず)和久峻三原作の法律豆知識マンガの単行本。なかなか分かり易く面白いので気がつくと目を通していたのだけれど、まさか講談社文庫から刊行されるとは思わなかった。エピソードの末尾に、関連する条文も掲載されていたりという工夫もなされていてなかなか。
 4は先頃連載が終了している。この分だと氏のサンデー連載作で最短記録となったかも知れない。もともと軌道を定めずに描く主義らしいが、もう限界が来ているのでは、と危惧したくなる。うまく舵を取れば長続きしたような気もするのだけれど……


2001年5月18日(金)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day18

 昨晩に二度、出勤ののち一度ゲラを見直し、午後に郵便局に持っていく。俄に脱力。ここ数日体調不良で気力が続かず、これだけでなんだか今日一日のエネルギーを使い果たしたような気分になっているのが我ながらやばい。

 職場――というか元住居では、住んでいたときと同じ新聞を継続して取り続けている。同じ系列の一般紙とスポーツ紙を一緒に購読しているのだが、このうちスポーツ紙の方が時々紛失する。配達のミスと思って何度か改めて届けて貰ったのだけれど、あまりに頻繁で、しかも届かない曜日が水曜・木曜に集中している点から、最近になってどうも同じ人間が盗んでいるのでは、という疑いを持つようになった。そこで母が試しに「盗むな」という趣旨の貼り紙をしてみたところ、先日やはりスポーツ紙だけが盗まれ、しかも一般紙の方は傍らの鉢植えに投げ出され、更には玄関の前に置きっぱなしにしていた私の傘まで(恐らく、やって来たときに小雨がぱらついていたからだろう)消える、という事態になった。盗まれているものが少額の新聞紙と傘程度であることもあって警察に通報することに両親は躊躇いを感じていたのだが、その話を販売代理店にしたところ、彼らの方で警察に通報したらしく、今日になって警官が職場を訪れた。
 色々話をした結果、やはり郵便受け(新聞受け)を鍵付きのものにしてみて、もしその鍵を壊してまで盗む、という挙に出た場合には盗難届を出す、ということに落ち着いた。被害が軽微であるため、例えば鍵を預けて、私達が訪れる前の旧住居で見張って貰う、というのは出来ないらしい――こちらとしてもそれは頼みにくいのが実際であるし。該当する時間帯、警官が私服で見張るという手もあるが、そうなると職場の立地条件もあって今度は警官自身が不審人物としてご近所から通報されかねない、というわけで、一旦様子見の結論に達したらしい。……それにしても、週に一回程度、スポーツ紙に一体どんな用があるのやら。

 本日のお買い物
1,長谷川 潤『禁断の愛してるっ!』(集英社・りぼんマスコットコミックス)
2,羅川真里茂『しゃにむにGO(8)』(白泉社・花とゆめコミックス)
3,丹羽啓介『キャットルーキー(20)』(小学館・少年サンデーコミックス)
4,矢崎存美『ぶたぶたの休日』(徳間書店・デュアル文庫)
5,『新世紀エヴァンゲリオン 綾波育成計画』(GAINAX・Windows対応ゲーム)

 1は表紙を眺めているうちに何となく買う気になってしまった。ふつーの女の子向け漫画、余計なことを考えずに済むので良し。4はデュアル文庫書き下ろしのシリーズ最新作……と言っても私は例によって旧作も買っただけで未読。取り敢えず、既に文庫に収められている第一作だけでも読もうかなー。人の作品を楽しんでいる場合ではないはずなのに、実は今とても読書への欲求が高まっております……読了報告がないのは、読んでいるのが難物だからに過ぎないわけで。
 問題は5。依然として原典には触れていないというのにゲームだけは買う男。気になったから買ったのだけど、帰宅後ある方の日記を見たらすっかり嵌っていて、こらまずかったかも、と焦る。……いま猿になったら洒落になりません。取り敢えずインストールして、ある程度雰囲気が掴めたら一旦封印するか。どーでもいいですが私は『White Album』をシミュレーションゲームと認めておりません。

 では執筆にかかろう、と思ったところで、俄にHPの一部をいじりはじめる。ここ数日ぼーっとした状態が続いていたのが、この単純作業で幾分改善したのは幸いだったが。何処を改造したのかは、秘密。


2001年5月19日(土)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day19

 本日の映画鑑賞は、女の子のボクシング映画ガールファイト』(松竹配給)
 高校生最後の年にいるダイアナ(ミッシェル・ロドリゲス)は、日々鬱屈を溜め込んでいた。化粧にばかり気を掛けているような同級生に彼氏を寝取られた友人のために喧嘩してみれば、逆に友人とぎくしゃくしてしまったり。そんな矢先、父親に言われて弟の練習費を渡しに訪れたボクシングジムで、その練習風景とスパーリングに何故か魅力を感じた。自分は一体何をしたいのか、そんな疑問にぶつかったダイアナは、弟のコーチであるヘクター(ジェイミー・ティレリ)に指導を請う。週10ドルの練習費を承諾しなかった父の財布からお金を掠め、大切な亡き母の写真を収めた銀のロケットを売り、ダイアナはレッスンを受け始める。基礎体力を養うために週に四日、5キロのランニングを行い、男ばかりのジムでトレーニングを重ねる。肉体・精神共に逞しさを備え、やがて同じジムに通うプロ候補のエイドリアン(サンディアゴ・ダグラス)とも、障害を越えて親密になっていく。そしてダイアナは、いよいよアマチュア・フェザー級のリングに立つ――
 女の子が男たちに混ざって、本気のボクシングをする。――正直、そのアイディアとミッシェル・ロドリゲスの魅力に尽きる作品。シナリオにあまり深みはない。敢えてすっきりと処理したのかも知れないが、結局ボクシングに生きる場所を見出す女の子を描きたかったのか、ボクシングの中でのし上がっていく女の子を描きたかったのか、そうした外連味抜きに戦いを通して成長していく一人の少女を描きたかったのか、過程から結末までその立場が不明確で後味がすっきりしない――それを余韻と呼ぶのは正しくないだろう。意図的なら兎も角態度の不明確さが留めるものまで余韻と呼んではいけない。翻って、アイディアそのものと主人公の少女の演技は圧倒的に光っているのだ。そして場面場面の描写、くすんだ下町の光景とそこで繰り広げられる青春物語としてのイメージは確立しており、起伏に乏しいながらも見ている間飽きさせない演出技量は確かだと言える。ラテン系のbBGMの扱いも、純粋なBGMとしての利用と作中で登場人物がかけている音楽として描く手法とを交錯させ、非常に効果的だった。それだけに、テーマに対する姿勢が固まっていなかったことと、テキストとしてのストーリーそのものに魅力が欠けているのがひっかかる。ダイアナと恋仲になるボクサーをエイドリアンとした皮肉も、テーマの不徹底のために効果を上げきれず、却ってぎくしゃくした印象を齎す。悪い作品ではない、けれどどちらかというと単館上映のややマイナーな作品として特定の層に支持されるタイプの作品であったように思う。あまり大きな劇場には似合わない――というより、はっきり言ってスカスカでした。色々きついことを書きましたが、見応えと才気の閃きは感じさせますので、見る価値は充分にあります。この様子だと早く終わりそうなので、気になる方はお早めに。
 実はこの映画で一番感心したのは、ヒロイン・ダイアナの肉体が次第次第に強靱になっていくのが視覚的に表現されていること――最初はまだ丸さを残していた肩や腕がどんどん筋肉を帯び、躰そのものが一回り大きくなったように見えるのである。或いは、本当にミッシェル・ロドリゲスがトレーニングの成果としてボクサーの肢体を得ていく過程がそのまま再現されていたのかも知れない。どちらにしても、この作品では主演女優の功績が極めて大だと言えよう。続く活躍が楽しみである――だいたい、あんなに迫力のある眼をした女優など、そうそうお目にかかれるもんじゃない。

 劇場を出るとき、ふと気が向いて公開予定作品のチラシを数枚掻き集める。ミステリ読みでありエンターテインメント愛好家として次の楽しみは、ベネチオ・デル・トロ主演の『誘拐犯』、ちょっと下がってキアヌ・リーヴス主演・サム・ライミ監督の『ギフト』というところか。しかしそれ以外にも気になるものをチェックしていくと、週末一度ずつの劇場通いではとてもおっつかない気がしてくる。事実、ここ最近では『プルーフ・オブ・ライフ』に『サトラレ』を見逃しているし。日曜日も、と思うことがあるのだけれどそうすると体力が持ちそうもないし。どおしたものやら。

 本日のお買い物
1,The GOSPELLERS『ひとり』(Ki/oon Records・Maxi CD)
2,槇原敬之『桃』(WARNER MUSIC JAPAN・Maxi CD)
3,吉野朔美『栗林かなえの犯罪』(小学館・PFコミックス)
4,玉井☆豪『トゥルー・ラブストーリー3 夢の軌跡』(enterbrain・ファミ通文庫)

 最近日本人ミュージシャンのはマキシとかベストとかが私の中心になってるな。昨日某国営局の某番組にて、観客を巻き込んで歌っているのに俄に見せられて突如買う気になったのが1。アルバムにしようかと思っていたのだが、曲目を見てもピンとこなかったのと同時に2も買うことにしてしまったため予算の都合から最新マキシであるこれを購入した由。しかし、表題曲よりも“unplugged live version”と銘打った三曲目、旧シングル表題曲でもある『永遠に』のほうが曲のクオリティ・迫力共に優れている、と感じたのは、歌い込みと洗練が鍵を握るアカペラという歌唱法に依るものだろうか。槇原敬之の2は、復帰後初めてのシングル。非常に奥深い歌詞と、相変わらず難解なメロディをさらっと歌いこなしている。事件を転機にメッセージ色を強めたら厭だな、と思っていたのはどうやら杞憂になりそうだ、と安心させる素直なラブソングで、私にはツボ。但しあまりに巧く歌いすぎて、これ、という取っかかりがないのがヒットに繋がりにくい要素とも思えるけれど。
 3は衝動買い。ときどき、こういう難しい漫画を読みたくなるのだ、一冊単位で。4はシリーズ関連書籍は無条件で購入する、という決意の元に。正直に言ってこの方の文章はかなり粗くて不満なんですけどね。

 もう扱っている内容そのものに突っ込む気はないのだが、どうせ突き抜けるのなら「科学万能の世の中に」とか、前提の段階で「迷信に過ぎないが」というフレーズを入れるのは止めましょう、『USO JAPAN』ナレーター様――というかナレーション原稿を書いている方。余計なことを書くと、そーでなくても薄い信憑性が透けて向こうの顔が見えてしまいます。


2001年5月20日(日)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tuckf/Diary/20010511~.htm#Day20

 両親に付き合って、職場でのスポーツ紙盗難対策として蓋部分に施錠可能のポストを買いに行く。ポストそのものは適当なものが見つかったのだが、取り付け金具などは別売りで在庫がない、という不思議な状態。仕方がないので、ばら売りしている金具売場で親父が気張って合いそうなものを見繕ったのだが、果たしてちゃんと合うのかどうか。

 途中放棄本、というかデータ上途中で止まっていることになっている本の消化キャンペーン続行中。綾辻行人『アヤツジ・ユキト 1987-1995』(講談社文庫)フロイト『夢判断(上)(下)』(新潮文庫)読了。前者は親本で読んでいるので、元々積読の数を減らす為に手をつけたのだがそのまま途中で埋もれさせてしまったもの。内容云々より、この文庫版以降に発売された新作単行本が『どんどん橋、落ちた』だけというのが思い出されて、切なくなる。後者は1月16日に入手してからちまちまちまちまちまちまちまちま、一日20ページとか5ページとか小刻みに読み続けていたもの。1ページあたりの文字数が異常に多く、専門用語と難しい考察が入り乱れていてなかなか頭に浸透していかないのだ。読み終わった今となってもどれほど理解しているか自分でも甚だ心許ない。何冊か心理学関係の本を読み終えたあとで、もう一度目を通す必要あり。尤もこの最初の一読の間にも色々と刺激を受けていて、それだけでも収穫は充分にあったのだけど。

 本日のお買い物
1,木崎ひろすけ・漫画/吉本昌弘・原作『A・LI・CE(1)』(角川書店・Kadokawa Comics A)
2,イアン・マキューアン『セメント・ガーデン』(早川書房・ハヤカワ・ノヴェルス)
3,C. C. ユング『連想実験』(みすず書房)

 以上、全てbk1で購入。1は木崎氏の訃報に触れて、ふと読みたくなったので注文してみた。トーンを排除した清潔感のある画面と豊かな表現力。もう一冊分ぐらいのストックはあるのかも知れないが、いずれにしても惜しまれる才能だ、という実感に変わりなし。他の単行本はどうなるのだー。
 2は前々から興味を持っていて、契機を得て俄に購入。主題は死体遺棄と近親相姦。
 翻訳されたユングの著書を少しずつ収集するのが最近の目標、一番欲しいのは『タイプ論』なのだがこれは8000円もするのでよっぽどまとまった臨時収入でもない限り手が出ないだろうなと。しかしこの3も、連想実験の結果からコンプレックスの源泉などを仔細に考察したユングの代表的著書。


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