京アニ「Kanon」舞台探訪

−札幌編 その2−



舞台探訪者の心得
 ・探訪先では、地元の人の迷惑にならないように行動する。
 ・観光地でない場所や公共施設でない場所への探訪,撮影には十分注意する。
 ・探訪者の多い場所での行動は控えめに。


 札幌探訪2日目は雨。
 雨のため、手近な中央部を中心に回ります。

京アニ「Kanon」舞台探訪−札幌編−地図

 Googleマイマップ:京アニ「Kanon」マップ−札幌−

街中、病院など −札幌市中央区−
 それは、昨晩のOFF会での席での事。
 キャプチャ画像を見ながら未発見の場所を談義しているうちに、「Kanon」の第16話、第22話に登場する俯瞰風景が、展望レストランがある札幌センチュリーロイヤルホテルから撮られたものでは? という説が急浮上したのです。
 そこで、2日目も引き続き滞在する準急鷲羽さん、Gen Oishiさんとランチを御一緒がてらに探索をしましょうか? という話になったわけです。
 お昼頃、携帯メールを打つと…、
  準急鷲羽「行きます」
  Gen Oishi「了承(1秒)」
 このレスポンスの良さには圧倒されました(^^;

 合流して、札幌センチュリーロイヤルホテルの展望レストランで4人で会食しつつ、周囲の光景を確認。どうも、作中の背景とはアングルが違う感じ。

 「この背景のビルは、あそこの道警本部ビルだから、これが正面に見えるアングルということは…」
 「札幌センタービルか京王プラザホテルですね」

 と、このへんの推理は、土地勘のあるGen Oishiさんと準急鷲羽さんの独壇場。QLAND氏はただうなづくばかり。一方、私は撮影に備えてぬいぐるみを選んでいた。

  準急鷲羽「名探偵Oishiですね。舞台探訪専門探偵として売り出してはどうです?(笑)」
  Gen Oishi「すごく依頼主が限定されるような気がしますけど…(笑)」

 諸君、手がかりは全て与えられた。名探偵(ただし舞台探訪限定)Gen Oishiと少年(じゃない)探偵団の出動である。

 まず、1件目の札幌センタービルをアタック。…でも、撮影出来るフロアが無く、最上階まで行って引き返す。
 そして2件目、京王プラザホテル。
 1Fで入手したパンフレットを見ると、どうやら22Fのレストラン「アンブローシア」からの展望がヒットな感じ。けれども、既に昼食をとってしまった我々には、残念ながらもう一度入るという手段は、無い。
 けれども、ダメ元で行ってみようという事で22Fまでエレベーターで上がってみると、フロア中央に休憩スペースを発見。そこから見た光景は…、

第16話/第22話 街の俯瞰風景

 ビンゴ! それはたしかに、第16話,第22話に登場した街の俯瞰風景だったのでした。
 [地図で見てみる]
 (ここは、一応レストランの利用者のための休憩スペースだと思われるので、これから行かれる方は、レストランを利用した後に撮影する事をお勧めします)

 さて、そうすると、ホテル利用者以外が最初からこの場所を知っている可能性は低いため、ここが京アニスタッフの取材中の宿泊場所だったに違いない、と一同の意見が一致。
 すると、さらに、このホテルから植物園横を通って病院まで歩くコースが、取材経路として浮かび上がって来ます。
 というわけで、以下、その推理コースをたどって紹介して行きます。

 第8話で真琴と一緒に歩く背景として登場する「柵のある道」ですが、ネットで色々と情報が出ていますが、北大北方生物園か道立近代美術館かどちらかと言われています。
 …でも、ピッタリと一致する場所が、無い。
 こうなったら、似てるならどこでもいいじゃない、と思ったりするわけで(笑)
 そんなわけで、個人的な仮説としてプッシュするのが、北大北方生物園と道をはさんで向かい側、京王プラザホテルの横のブロックにある、この場所。

第8話 真琴と一緒に歩く道?

 ポイントは、作品中に書かれている、街灯と道路標識。この2つがそろっているのが、この場所なのです。…自信は無いですが(笑)
 準急鷲羽さんのサイトにあるように、作品中の背後に小さく登場する緑色の「広域避難場所」の看板は、北大北方生物園の周囲にあります。

第8話 真琴と一緒に歩く道?「広域避難場所」の看板

 さて、ここで昼食後も引き続き案内していただいたGen Oishiさんと準急鷲羽さんとのお別れになりました。
 「どうもありがとうございました〜」とお礼を言って別れたのですが、後にそのうちのお一人と偶然に再会する事になるとは、まったく「奇跡」の名に恥じない街なのでありました(笑)

 さて、北大北方生物園方面から大通を横切って、市電が西から南へ折れ曲がる所まで歩いて来ると…。

第1話 名雪「あれが病院」

 作品中での重要ポイント、病院です。第1話で名雪が案内する時に、病院帰りと思われる美坂姉妹 栞と母親らしき人(訂正:'07.06.11)が歩いてたり、クライマックスではあゆが入院している事が判明したりする、細かな伏線が張られた重要な舞台です。
 [地図で見てみる]

第16話など?

 作品中では、正面からのアングルなどがありますが、実際に正面方向から撮影出来るのは、上のアングルのみ。上の写真から実際には無いアングルを色々と起こしているようですね。

第6話 あゆ「もう真っ暗だね」

 上の写真は、第6話で映画を見た後であゆと別れようとする時のもの。病院と道をはさんで、はす向かいにあります。あゆがここで別れようとする=あゆ(の実体)は病院にいる、という暗示なのでしょうか?
 [地図で見てみる]

 さて、ここから第6話を逆順に追って紹介します。あゆと映画を見た後に降りるエスカレーターは、ネットで既報の通り、サッポロファクトリーの1条館内にあります。

第6話 あゆ「ボク、ヘロヘロ…」

 最初見た時に、見た目が全然違うので「これは違うだろう」と思ったのですが、“TOYSRUS”の'Y'が一致してるのですね。これには驚きました。最初に見つけた人はホント凄い!
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第6話 あゆ「うぐぅ…」

 さらに第6話を逆順に追って、あゆ入った映画館、「北国シネマフロンティア」のチケットカウンターは、JRタワー内の札幌シネマフロンティア内にあります。
 [地図で見てみる]

QLAND「こういう暗い所は、コンデジは弱いなぁ…」
「はっはっはっ、こういう時こそ、デジタル一眼が役に立つんですよ。誰かさんは『うすらデカイ』とかバカにしましたけどね。その重さに耐えた苦労がこういう場面で生きて来るわけですよ。ザクとは違うのだよザクとは」
QLAND「…キミさ、気をつけた方がいいよ。札幌にだって川はあるからね。まだ川の水は雪解けで冷たいからね。明日の朝プカプカ浮いてない保証は無いからね」

 ちょっと勝った気分。えへんぷい。
 それはさておき、JRタワーから駅前通りに足をのばすと…、

第24話 あゆ「雪の季節…」

 第24話のあゆの回想シーンでのイルミネーションの場面があります。
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 ここは、初日のOFF会の後で準急鷲羽さんとハブさんに教えていただきました。感謝。

 そして同じく第24話のあゆの回想シーン中の操車場の場面は…、

第24話 操車場

 ちょっと一つだけ場所が離れていますが、市電の電車事業所駅の目の前です。
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