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日本の人の30%、約3000万人が頭痛で悩んでいます。頭痛はりっぱな病気です。
頭痛もちの頭痛は痛みが繰り返すのが特徴です。
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頭の片側や両側がズキンズキン、ガンガンします。月に1〜2回、多いときには週2〜3回発作的に強い頭痛を数時間から3日間くらいおこします。悪心・嘔吐をともなったり、音や光に過敏になります。また、人により頭痛の出る前に、目の中にギザギザが現れたり、ものが見えにくくなったりの前兆が現れる場合があります。20〜40代の女性に多く見られます。
治療方法
月に3回以上おこす場合:片頭痛の予防薬を内服します。
デパケン(もともと抗てんかんの薬でしたが2011年に片頭痛の予防薬として認可)
トリプタノール(抗うつ剤ですがうつ病で処方するわけではありません)
ミグシス
頭痛発作時
軽い場合は鎮痛薬
つらい場合は特効薬のマクサルト、ゾ−ミックRM、レルパックス、イミグラン、アマージの内服、イミグランの点鼻薬、注射薬。 発作時の頭痛には天注ブロック(後頭部のつぼ)を併用することもあります。
生理前、生理中に明らかに発作を起こす場合は、予防的にアマージの内服も行います。また漢方を併用することもあります。
漢方薬(特に女性):当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遥散、呉茱萸湯、特に低気圧で悪化する場合は五苓散+四物湯または五苓散+桂枝茯苓丸。
なかなか頭痛の回数が減らない場合は星状神経節ブロックも行ないます。
日常生活で気をつけること
@過労を避ける
Aストレスを発散させる
B生活を規則正しくする
(食事をきちんと取る、睡眠を十分に取る、ただし眠りすぎはだめ)
Cアルコール類、チョコレート、チーズやコーヒー・紅茶などカフェインを多く含むものを取り過ぎない
D姿勢を正しくする (うつむき姿勢は頭痛発作の元となる)
E筋肉をリラックスさせる(奥歯をかみしめたりしない)
F鎮痛薬は可能な限り控える(鎮痛薬誘発性の頭痛を起こすことがある)
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多くの場合、年に1〜2回、期間は1〜2ヶ月、毎日のように激しい頭痛が繰り返しおこります。
おもに明け方の睡眠時におこり、飲酒により痛みが増すのが特徴です。20〜30代の男性に多くおこる頭痛です。
痛み方は、目の奥をえぐられるようとか、柱に頭をぶつけたくなるようなと表現される激痛が、片側の目の奥に起こるのが特徴です。涙が出て、目が充血し、鼻水が出るなどの症状をともないます。
治療法
酸素吸入、ゾ−ミックRMまたはイミグランの内服、禁酒
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精神的、身体的、どちらのストレスも引き金となり、肩や首すじのこりとともに、頭部を圧迫されるような、締め付けられるような頭痛で、両側に生じることが多いです。
当院での治療法
赤外線治療、漢方薬、トリガ−ポイントブロック(肩こりのツボに注射をします)、肩甲背神経ブロック、深頸神経叢ブロック
時に鎮痛薬、抗不安薬
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1.いつどんなふうに始まったか
2.いつまで続いたか、どのような頻度か
3.どんなときにひどくなるか
4.頭のどこが痛むか、どんな痛みか
5.頭痛のほかにどんな症状があるか