登場人物一覧ま行

      ま    ん

牧葉 吾郎

生年月日 昭和43年3月29日〜4月1日の間
血液型   A型
身長    82p
体重    32s

昭和43年3月29日〜4月1日の間に、シラカバ牧場経営者の牧葉団兵衛の子として生まれる。
吾郎の母は昭和47〜48年頃死んだようである。
早くに母を亡くしているが、姉のひかるが母親がわりとして吾郎の面倒を見ていてくれたようで、父と姉の愛情の中、吾郎は元気で腕白な少年へと育ってゆく。
昭和49年4月に地元の八ヶ岳小学校へと入学。この頃から牧場の手伝いも積極的にこなしていたようだ。
遊び相手は専ら父や姉、そして牧場の動物たちだったようで、隣の牧場の荒野番太に対しては、そのずうずうしい性格や姉のひかるが基本的には番太のアプローチを撥ね退けていることから、あまり良い感情は持っていなかったようである。
昭和50年4月、宇門大介が牧場の手伝いをするようになって一緒に居衣を共にするようになると、その温厚な性格と真面目な仕事振りから、大介のことを兄のように憬れ慕うようになる。父の団兵衛は、UFOに夢中になって日がな一日櫓に登って望遠鏡で空とにらめっこする毎日であったが、吾郎はそんな姿を醒めた目で見ながらも、それでも少年らしく宇宙やUFOには興味があったようである。そして、昭和50年10月にはNASAから兜甲児がTFOを引っさげてやってきた。吾郎は、甲児に対しては「宇宙に夢を馳せるチャレンジャー」として好感を持っていたようで、将来は甲児のように宇宙の仕事をしたいと思っていたようである。
吾郎は、大介と甲児、二人の「兄貴」から様々なことを学んでゆく。甲児からは夢に向かって邁進する前向きな姿勢を、そして大介からは真の強さ、やさしさを。
姉のひかるの恋慕の情が大介に傾いていく中、番太は大介を挑発する態度を取る。だが、大介は黙って相手の侮辱をも受け入れて反撃しようとはしなかった。吾郎にはそんな大介の態度が理解できなかった。自分が兄のように信頼し慕っている人が、侮辱を受けても闘おうとしないというのは吾郎にとっては自分が侮辱されるより口惜しかった。だがついに最後まで大介は番太と闘うことはしなかったのだ。大介は云う。
「来てごらん、雪割草が咲いているよ。冷たい雪の下でジッと耐えていて、とうとう花を咲かせたんだ・・・・・勇気があるってのは、こういう花のことをいうんじゃないかな?」
吾郎はその大介の言葉を信じることにした。「花一輪の勇気」を胸に抱いて。
数次にわたるUFOの攻撃で、シラカバ牧場も幾度か被害を被るようになってきた。吾郎はUFOに対して危機感を抱くようになってゆくが、それでも父の団兵衛はUFOに対して楽観的な態度を崩さない。しかし、ひかるがUFOの攻撃で大怪我を負って以来、団兵衛もUFOに対して一転、宇宙人と戦う決意を示す。吾郎は、そんな父を応援する。
そして吾郎にも、戦争の渦中へと巻き込まれる事件が起こった。
吾郎の小学校に転入してきた転校生の出浦春雄。彼は、雉鳩が縁で吾郎と仲良くなった。科学にも興味があるという春雄は宇宙科学研究所を見たいと云ってくる。吾郎は春雄を研究所に案内するが、臨戦体制をとっていた研究所は、吾郎たちの見学を断った。数日後、クラスで飼っていた鳩がいなくなってしまうという事件が発生した。鳩がいなくなったことをクラスのみんなは春雄のせいにして責める。吾郎は一人、春雄を庇うが、その日以来春雄は学校を休んでしまうのだった。春雄を慰めようと、吾郎は春雄に鳩笛を贈ろうとして春雄の家へ訪れる。だが、そこには鳩の羽が大量に散らばっていた。春雄が鳩を殺したと直感する吾郎。そしてその吾郎の前に、春雄がその正体を現わす。春雄はベガ星連合軍の一員のデラ星の勇士・ハルクだったのだ。細胞圧縮装置によって子供に変身していたハルクは、宇宙科学研究所の偵察の為に潜伏してきて、鳩を監視ロボットに改造したのだった。正体を知られたハルクは吾郎を捕えて殺そうとする。だが、吾郎の「鳩が好きだったというのは嘘だったの?」という問いに苦しそうに「それだけは本当だよ」と答えた。非情な任務の中にあって、吾郎との鳩が取り持った友情もだしがたく、ハルクは吾郎を解放する。ハルクはグレンダイザーとの戦いに敗れて死ぬが、吾郎は宇宙人との間にも友情が成立することを知る。
学校の宿題で、家族の絵を描くことになった時、吾郎は亡き母の絵を描いた。そのことを団兵衛に怒られる吾郎。だがその時も大介は吾郎にやさしく教え諭し、母の肖像を学校に提出することを薦める。また、馬の進行方向に怪我をした小鳥がいるのを見た時、大介は落馬することを厭わず小鳥を助けた。吾郎はそんな大介にますます憧憬するようになっていった。
そんなある日、吾郎はひかるとともにUFOに襲われる。間一髪のところを甲児に救われ、ダブルスペイザーに避難するが、吾郎はこの時のひかるの言葉により、大介がその正体はフリード星人のデュークフリードで、侵略者のベガ星連合軍と闘っているグレンダイザーのパイロットだったと知る。地球を守る勇士としてのその姿とは裏腹に普段の穏やかで限りない優しさを秘めた大介の生き方を見た時、吾郎にとっては大介は兄以上の存在になったのだろう。また、周囲からどんなに非難されようとも黙々と耐えている大介に真の勇者の姿を吾郎は見た。
だが、事情を知らない団兵衛は、大介が牧場の仕事を度々放棄することから、大介を軽蔑していた。折に触れ、大介を非難する団兵衛に対して、吾郎は大介を弁護する。
その大介=デュークに危機が訪れた時、ひかるはダブルスペイザーで飛び出してゆく。そして吾郎も大介を助けるために現場へ赴こうとして、まだ乗りこなせない馬にまたがって、馬を走らせようとする。それを団兵衛は引き止める。そして、団兵衛の詰問から、ついに吾郎は大介の正体を父に話すのだった。
大介の正体を知った団兵衛は大介に詫び、以後は一家を挙げて大介を応援するようになる。だが、大介はひかるの参戦を拒みつづける。そんな大介に不平の眼差しを向ける吾郎。だが大介は吾郎に云う。
「戦争というものはけっして格好いいものではない。見てごらん、仕事をして汚れているこの姿を。これが人間の一番格好いい姿なんだよ。」
また、吾郎が不審な隕石を発見して、それを主張しても研究所所員に容れられなかったときも、大介は吾郎を励ます。
「男なら自分が信じたことは最後まで主張するもんだぜ」
と。
大介のその言葉により、自分の信じたことを吾郎は主張し、ベガの計画を未然に防ぐことができた。自分のことを子供扱いせず、一人前の男として対等に扱ってくれる大介によって、吾郎は様々なことを学んでゆく。そして、戦いが激化してゆき、大介が以前のようには牧場の手伝いが出来なくなり、また、姉のひかるもダイザーチームに加わったため牧場の仕事から離れてしまった後、吾郎は牧場で一人頑張る父・団兵衛の手助けをする。大介から教わった、それが吾郎の戦場だったのだ。
昭和51年9月には、大介の生き別れの妹、マリアがダイザーチームに加わった。吾郎はマリアと仲良くなる。5つ年上の美少女マリアに吾郎は憧れを憶えたようである。それはこの歳の男の子にはありがちな、年上の女の子への恋愛感情だったのかもしれないが、肝心のマリアは甲児のことが好きだったため、吾郎は遣る瀬無い想いをあるいは抱いていたのかもしれない。
昭和52年2月、ベガ星連合軍が壊滅し、永かった戦いは終わりを告げた。故里の星が甦りつつあると知り、デュークとマリアはフリード星へと還ることになった。別れに際して、吾郎はマリアに花の種を渡す。「フリード星にもいっぱい花を咲かせてね」と。
涙で去ってゆくデュークのグレンダイザーが遠ざかる時、吾郎は懸命に走り出した。
「大介さん、行かないで!」
「グレンダイザー〜〜〜〜〜〜〜〜っ さようなら〜〜〜〜〜〜〜!」
大介に様々なことを教え導かれた吾郎は、あるいは人生において大介とは師弟のような関係だったのかもしれない。大介により多くの事柄を受け継いた吾郎は、きっと立派な青年になることであろう。


牧葉 団兵衛

生年月日 大正4年1月12日〜10月12日の間
血液型   O型
身長    110p
体重    51s

大正4年1月12日〜10月12日頃に、信州附近で生誕したと考えられる。
生家は代々続いた武家の家柄で、忍術をも家伝として伝えている。その出身地や、武家であり忍者でもある家系の特殊性、また、苗字である「牧葉」の姓からも考えるに、牧葉家は信州小県郡附近に隠然たる勢力を養っていた滋野氏の一族の望月氏の後裔か、あるいは望月氏に従う有力な家人の家柄の出ではないかと推測される。戦国末期・江戸時代には大名真田氏の家臣となっていたものであろう。
家紋は「三つ柏」である。
団兵衛が生まれた頃には既に「四民平等」の世になっていたが、団兵衛の父は恐らくは士族としての矜持を抱いて世を過ごしていたと考えられる。そのためであろう、団兵衛は、武芸全般に忍術を幼い頃から仕込まれていたものと思われる。また、祖父の代であろうが、牧葉家ではマシンガン(ガトリング砲か?)を所持しており、戊辰戦争に際して従軍していたものであろう。
その牧葉家は、世が移ろいだとはいえ、なお村では有力な家であったようで、屋敷などの邸宅も保持していた。そのことから察するに、土地田畑も相当に保有していたものであろう。団兵衛もその幼少時代は、裕福な家庭生活を満喫していたのではないかと思われる。
通常であれば、団兵衛はその跡取として大過なく家督を相続していたことであろう。しかし、団兵衛は少年時代に活動写真などで見た西部劇にかぶれたのであろう、そのためカウボーイになりたかったようである。
だが、時代相から考えると、団兵衛が生まれる8年前の1907年に、日米間でアメリカへの日本人移民を制限するために労働者に対しての旅券発行を取り止めることを確約したいわゆる「日米紳士協約」が結ばれており、かつ、団兵衛9歳の頃である1924(大正13)年にはアメリカで「新移民法」(いわゆる「絶対的排日移民法」)が成立しており、団兵衛が正規の方法でアメリカに渡る途は閉ざされていた。
だが、後年周囲や当人が述懐しているように、団兵衛はアメリカはテキサスに渡っているようである。これが事実ならば、団兵衛はアメリカには密入国したこととなる。傍で聞くととんでもないことではあるが、牧葉流忍術の継承者である団兵衛にとっては、そう難しいことではなかったのであろう。根拠はない憶測ではあるが、団兵衛が渡米したのは1930〜33(昭和5〜8)年頃ではないかと思う。
テキサスで団兵衛はカウボーイをしていたという。テキサス時代の団兵衛は、自分の語るところによれば、「抜き撃ちの団」とか「ポーカーの団」「テキサスの団」と渾名されていた・・・と云っている。オヤツがわりに喧嘩を楽しみ、酒場のメリーちゃんにお熱を上げてもいたようである。
しかし、昭和12年から始まる日本の中国への軍事行動は世界の非難を浴び、アメリカとの関係も最悪の状態にまで落ち込んでいる。アメリカでの日本人に対する感情も険悪を極めてきたことから、この前後には団兵衛は日本に帰国をしたのではないかと考えられる。
団兵衛が帰ってきた日本では、世相は一層軍国主義に傾いており、昭和16年(団兵衛26歳)からはアメリカとの間に戦端が開かれた。
太平洋戦争中の団兵衛の動向は詳しくは伝わっていないが、俗説によると「太平洋戦争のとき雷電という戦闘機にのって敵機をバッタバッタと!落としてやりたいと思いながらプロペラをつくってた」という。あるいは、兵役徴収を受けながらも、体格基準が合わないため兵役からは外されて、工場従事をさせられていたのかもしれない。
戦争は4年後の昭和20年に終戦を迎えた。戦時中の徴発や、戦後の農地改革などにより、牧葉家も田畑などを手放してすっかり凋落してしまっていたことであろう。この頃、団兵衛は屋敷を処分し、先祖伝来の武具などの類は菩提寺に預けたものであろう。
以後暫らくの間、団兵衛は八ヶ岳近隣の牧場で牧童を務めながら獣医の免許を取ったものと考えられる。
また、同時期、団兵衛は天文学を学んでいて天体観測をしていた宇門源蔵と、この頃邂逅したのであろう。以後、親交を深めるようになり、「源さん」「団さん」と呼び合う仲になる。あるいは、団兵衛のUFO好きは源蔵の影響なのかもしれない。
この前後、団兵衛は結婚をしたようである。そして昭和33年には長女のひかるが生まれている。
独立して、自分の牧場を持つことを夢として夫婦で頑張って働いていたものであろう。
そして、甲斐あって昭和43年、団兵衛は源蔵との共同出資により「シラカバ牧場」を開設する。なお、シラカバ牧場は長野県北佐久郡立科町にあると考えられる。同年には待望の嫡男、吾郎が生まれている。
だが、そんな幸せな家庭の中、団兵衛の妻は昭和47〜48年頃死んだようである。妻に先立たれた団兵衛は、残された子供達を男手一つで一生懸命育てていったようである。
昭和50年4月ごろだろうか、シラカバ牧場共同経営者である宇宙科学研究所所長の宇門源蔵より息子としてデュークフリードこと宇門大介を紹介され、シラカバ牧場で働いてもらうようになった。大介の働きぶりは熱心で、団兵衛は口では大介を叱るものの、その働きぶりに安心してか牧場の仕事の相当部分を大介に任せるようになる。また、娘のひかるも働き手として役立つようになり、牧場の仕事をおいて年来好きだったUFOに熱中して「宇宙人と仲良くなる会」の会長を名乗って、牧場内に櫓まで作って、毎日UFO観測に勤しむようになる。
一方で、団兵衛は世の父親にありがちなように、娘・ひかるを慈しむあまりにひかるに悪い虫がつかないようにと、近寄る男性にはそうとう厳しく、大介や隣の悪ガキ荒野番太に対してもその種の警戒をしていたようである。娘に近づく男どもには「しばり首にするぞ」と、脅しをかけて牽制していた。

昭和50年10月、NASAから自作円盤TFOを引っさげて兜甲児が宇宙科学研究所に入所すると、甲児も牧場に出入りをするようになる。甲児のTFOは基本的には牧場に保管されていたようであり、団兵衛はこのTFOが羨ましくて、何度か甲児に頼み込んで乗せてもらおうとしている。また、甲児のような西部の荒馬のような若者は団兵衛の好みらしく、団兵衛は甲児のことは随分気に入っていた様子である。
この前後から地球では各地でUFOが目撃されるようになり、団兵衛は「宇宙人と仲良くなる会」の会長として、宇宙人とコンタクトをとろうと躍起になっていた。しかし、このUFOはベガ星連合軍のものであり、その目的は地球侵略にあったのだ。そうとは知らない団兵衛は、ある時は牧場祭に宇宙人を招待しようとしたり、またあるときは攻撃してくる円盤にむかって話し合いを呼びかけたりと、涙ぐましいまでに努力を続けた。しかし、娘のひかるがUFOの攻撃で大怪我をするに及んで、団兵衛は宇宙人を憎むようになり、宇宙人と戦う姿勢を示すようになる。
一方で、一連のUFO騒ぎ以来、牧場を任せていた大介もちょくちょくいなくなるなどすることが頻繁に重なるあまり、大介に対しては信頼感はなくなり、ある種見切りをつけて蔑んでいたようである。そんな大介に娘のひかるが傾倒する様子を見るにつけて、団兵衛は激しく大介を罵倒してひかるを近づけないようにと阻害するようになる。しかし、ひかるはそんな団兵衛の言葉に耳を貸さず、ますます大介に傾倒を深めていった。団兵衛はひかるにどやしつける。
「あんなブラブラして遊んでいる男のどこがいいのだ」
と。
だがこの言葉に激しく抗議してきたのは、息子の吾郎のほうだった。吾郎にとっては兄のように慕っていた大介の、そして地球を守る為に孤独に闘い続けてきたデュークフリードの悪口を言われるのはたまらなかったのだ。その吾郎の言葉により、大介の正体がフリード星からやってきた宇宙人で、ベガ星連合軍から地球を守る為にグレンダイザーで闘ってきたデュークフリードだったと知った団兵衛は、己の不明を責め、男泣きに泣く。そして、以後はデュークのために命を捧げようとするひかるを応援するようになっていった。
大介とともに戦いたいというひかるに、家伝の忍術を教えこんだり、ダイザーチームの一員にしてくれるようにと大介に頼んだりと、団兵衛は娘のために尽力する。そして、その甲斐あって、ひかるはグレンダイザーチームに抜擢されることとなった。
戦いは激化してゆき、大介も、そしてひかるも牧場の仕事からは遠ざかるようになったが、団兵衛は独り善く牧場を守っていく。自分の元から巣立って手から離れてしまった感のあるひかるに対して、寂しさはあったであろうが、しかし、まだ団兵衛には息子の吾郎を育て上げるという仕事が残っていたのだ。
その吾郎の為にと、デュークフリードの妹のマリアが宇宙科学研究所に引き取られてくると、マリアのような闊達な娘が吾郎の嫁に来てくれたら、と望んだりもしている。
昭和52年2月、ベガ星連合軍が壊滅すると、デュークとマリアは故里の星へと還ってゆく。
「なァに、また会えるて。笑って別れよう、笑って」


牧葉ひかる

生年月日 昭和33年4月2日〜10月12日頃
血液型   O型
身長    155p
体重    44s

牧葉団兵衛の娘。昭和33年4月2日〜10月12日頃生まれたものと考えられる。
幼い頃から八ヶ岳附近に居住していたと思われ、この頃既に父と懇意であった宇門博士とも家族ぐるみの付き合いの中で可愛がってもらっていたと推定される。荒野番太とも幼児の頃からの幼馴染であったようだ。
弟・吾郎が生まれたのが昭和43年3月29日〜4月1日頃であり、この年、父・団兵衛はシラカバ牧場を開設したようである。母が死んだ年は不明であるが、吾郎が母をそれなりに覚えている言動から見るに、昭和47〜48年頃死んだのではないかと推測される。以降、ひかるは吾郎の母親代わりに面倒を見ていたことであろうことは、想像するに難くない。また、家業の牧場もよく手伝っていたようである。ただし、牧場の娘にしてはカエルやカメなどのような生物は苦手らしく、ずいぶんと怖がっていたりもする。
学校へは、過疎な土地柄のためかバスで通学をしていたようだ。また、カントリーで牧歌的な生活の為か一家揃って世事にはかなり疎いようで、マジンガーZやグレートマジンガーのこともあまり知らなかったようである。
その開始時期は不明だが体操を習っており、高校(八ヶ岳学園)では選手を務めていたようで、なかなかの腕前を持っている。
昭和50年4月前後と思われる頃から、シラカバ牧場共同経営者である宇門源蔵の息子としてデュークフリードこと宇門大介が牧場で働くようになると、早くから大介に想いを寄せていたと思われる。大介がひかるにどのような感情を持っていたか、いまひとつ詳らかではないが、かなり気にかけていた存在であったことは確かなようである。それが恋愛的なものであったかどうかは多分に疑わしいが、少なくとも死んだ(と思っていた)妹マリアと面影を重ね合わせていたのではないかと考えられる。
ところで、ひかるが大介に惹かれていたことはうすうす父・団兵衛は感づいていたようであり、なにかとひかるの恋路を邪魔していたようだ。また、幼馴染の番太はひかるに惚れていたようであり、こちらもなにかとちょっかいをかけてきていたようだが、ひかるはあまり歯牙に掛けていなかったようである。

昭和50年10月、ベガ星の侵略が始まると大介はその防衛のためにしばしば牧場の仕事を抜けるようになってゆく。
当初は父・団兵衛が大介を非難するのを快く思わずなにかと大介を庇っていたが、その行動が度重なる毎にひかる自身も徐々に不信が募っていたようで、父が大怪我を負うに及んでついにその不満が爆発してしまった。ところが、逃げ出した白馬・シルバーを追って山深く分け入ったところを大介に止められ、揉み合うところを落馬し崖に転落するところを変身した大介=デュークフリードに助けられ、その正体を知ってしまう。
大介の正体が宇宙人だと知り、驚愕し躊躇するひかるだったが、折からブラッキーの大洪水作戦が展開されそれを必死で堰き止めるデュークの姿を見てわだかまりを解く。そして以後のひかるは、前より一層大介に傾倒してゆくことになる。宇宙人であってもいい、孤独に戦う大介の心の慰みになりたい、そう思い定めたひかるは、危険を顧みず大介の手助けをおこなってゆくようになる。折から、デューク暗殺を目論んで変装潜入してきたホワイター少尉の正体を掴んで大介に必死で知らせたりと、その恋はまさしく「命がけの恋」であった。
だが、そんな折ひかるはもう一人別の女性がデュークに手向けた「命がけの恋」を見ることになる。デュークの幼馴染・ナイーダの大空に散った愛の墓標である。このナイーダの「命がけの恋」の前にはひかるは自分の負けであると感じたのかもしれない。あるいは、この事件を契機にひかるはますますデュークへ全てを捧げる決心を強固なものにしていったのだろうか。
宇宙科学研究所に不審を持ったガンダル・ブラッキーは、研究所制圧を敢行してきた。その攻撃の巻き添えを喰ってひかるは大怪我を負った。その時、ひかるを救おうとデュークはひかるに献血をする。宇宙人のデュークの血を受けてひかるは快気に向かったのだ。後になって愛しい人の血液が自分の体の中に流れていることを知ったひかるは、血を分け、命を分けてくれたデュークのためにと、ダイザー修理の時間を稼ぐ為、あえて危険な役であるブラッキー誘い出しの囮となって研究所の危機を救った。
また、コマンダーガウスがデュークに対決を挑むために牧場に入り込んだ時には、大介を殺させまいと無謀にもガウスに銃を向けたこともあった。しかし、所詮は自分は戦闘が始まればただ大介の無事を祈るのみで、決してその手助けにはなれないことをひかるは重々知っており密かに心を痛めていた。そんな折、熾烈な戦いの中、甲児が負傷してたまたまひかるがダブルスペイザーを操縦することになってしまったとき、ついにひかるの今まで秘めていた想いが一気に噴出することとなる。一緒に戦える力を手に入れたとき、少女は戦う道を選択したのだ。
だが、ひかるを戦いに巻き込みたくないデュークは、戦闘に参加することを諦めさせるためにわざとつらくあたる。それでもひかるは諦めずにデュークの危機に際して勝手にダブルスペイザーで出撃して、グレンダイザーと協力してなんとか円盤獣を倒すのだった。また、父の団兵衛もついに大介の正体と事情を知り、それ以後はひかると大介の仲を裂くような言動はなくなり、むしろひかるを後押しするようになる。。そしてダイザーとダブルスペイザーが敵の戦いに気を取られている隙に研究所が襲われたとき、必死でベガ星兵士を防ぎきり、その力量を買われひかるはついにグレンダイザーチームの仲間入りを果たすこととなった。
体操で県大会に優勝し甲児に宇宙飛行士並みと評される実力をもつひかるではあるが、それでもダイザーチームの特訓は相当厳しかったらしく、合体を果たすまでには相当失敗を繰り返し苦労したようだ。しかし大介への愛が全てを超えさせ、難関のひとつひとつをひかるは超えてゆく。そして昭和51年7月、念願のひかる専用のスペイザー「マリンスペイザー」が完成すると、ますます大介へ献身的に身を捧げて激戦の中をかいくぐっていった。
そんなひかるの一途な愛を見て、甲児は大介に羨ましさと嫉妬にも似た感情を抱くようになってゆく。そして今まで誤魔化していたひかるへの恋慕の情をはっきり悟ることになるのだが、ひかるの大介への一途さゆえに甲児はその恋を諦める。
戦闘に関しては初期でこそデューク大事のあまり戦況判断を誤りチームをかき乱すこともあったが、中盤以降はチームのサポート役に徹して縁の下の力持ちとして善くその責務を果たした。また、マリアがチームに参加するようになると妹のようになにくれとなく接してゆく。爆風からさり気なくマリアを庇っていたりと、そこにはただデュークの妹だからという理由以外に、マリアを大切にしていたようである。だが、マリアの父母のいない寂しさは完全には理解してあげられず、何気ない日常のなかで父・団兵衛とのやり取りや母の形見のマフラーのことでマリアを羨ましがらせてしまったこともあったようである。
戦いは激しさを増してゆくが、ひかるは偽者のデュークが現れた時にはただ一人これを見破ったり、海底での危険な戦いにもデュークと行をともにしたりと、功を積んで行く。
そして戦いが終局へと向かってゆく中、ひかるはもう一人の運命的な女性、ルビーナ姫と出遭うこととなる。ベガ大王の愛娘にして、かつてのデュークの婚約者でもある。
ベガ・フリード両星の不幸を乗り越えて、二人手を取り合って平和を実現したいと申し出てきたルビーナにデュークの心はかき乱される。そしてそれを横で見ているひかるも、心に細波が立ったことであろう。だが二人の結末は不幸に終わった。功を焦ったズリルによりルビーナはデュークの腕の中で息を引き取って逝った。
その死に逝くルビーナの前に、ひかるといえども二人の間に入ることは出来なかった。ひかるはマリンスペイザーの陰で、そっとルビーナを見送る・・・・・。また一人、「命がけの恋」に生き、そして散って逝った花にひかるは涙する。
故郷を失い、友を殺され、また愛した人々を次々と失ったデュークの傍らにひかるは付き添い続ける。そして最後の決戦においてひかるは最後までデュークと戦い続けることを誓い、甲児・マリアとともにコズモスペシャルを操り、ダイザーと協力してよくこれを助け遂にベガ大王を倒すことに成功した。宇宙空間をデュークの凱歌が木霊する。
宇宙の悪魔を倒し、フリード星が甦ったことを知ったデュークは妹マリアとともにフリード星へ旅立つこととなった。それを涙で見送るひかる。
恐らく無理にでも附いて行きたかったろう。全てを棄ててデュークの胸の中に飛び込んでいきたかったろう。しかし、それを押し止めたのは恐らくまだ幼い弟・吾郎の存在ではなかったろうか?
 だが、ひかるのこれまでの献身は決して無駄ではなかった。地球をこよなく愛したデュークが、故郷のフリード星を目前にして思い浮かべたものは他の誰でもなくひかると吾郎の姿であったのだから・・・。


みさと

生年月日 昭和32年4〜7月頃
血液型   不明
身長    不明
体重    不明

ボスのいとこ。昭和32年4〜7月頃生まれたと思われる。
ボスの話によるとボスの親戚は美人が多いそうであるが、話しに違わず美人でチャーミングな女性。甲児のあまりにもだらしない私生活を案じた弓教授がお手伝いとして、昭和49年2月、ボスの肝いりで雇い入れた。
そのボスの思惑は、甲児の気持ちをみさとに向けさせて、その隙にさやかにちょっかいをかけようという腹であったが、これが案外図に当って甲児はみさとに首ったけになる。みさとは茶目っ気も多分に持ち合わせており、初めて光子力研究所に来た時にはボスの悪ふざけに乗って変装してお目見えしたほどだ。
その、初めての光子力研究所来所日にブロッケン伯爵の罠で死刑囚三人が脱走して研究所を占拠するという事件が起き、甲児は狙撃され重傷を負う。好機到来と機械獣が来襲するが、甲児をマジンガーZにのせるためにみさとは囮役を買って出て死刑囚達を巧く騙してヘリコプターに乗せて、アクロバット飛行で失神させて逮捕させるという活躍を見せた。この働きが弓教授に認められ、正式に光子力研究所の所員として迎えられることとなる。
所員となったみさとは、研究所で電子工学を学ぶようになる。しかし所員となってからも甲児・シローのお手伝いさんを止めたわけではないらしく、料理を作ったり掃除に勤しんだりしていた。その家庭的なところにシローにも慕われ甲児もなにかとみさとの肩を持つようになり、為に嫉妬したさやかには随分と嫌われたようである。他の人とは円満なみさとも、さやかとだけは対立することが多かった。と、言うよりは一方的にさやかの側がみさとに難癖をつけていたというのが正しいであろう。例えば結果的にさやかの勘が正しかったにせよ、エリカが甲児を襲って疑いがかかったときの応対はみさとのほうが理が通っていたと言える。
マジンガーZのホバーパイルダーがゴーゴン大公の妖機械獣に溶かされてZが使用不能になると、研究所を守るために重戦車Zを駆りミサイル地雷を設置してミノスΜ7を撃破する一助を担う。豪胆な反面、バイクに乗れなかったというのはやや不思議ではあるが、それも特訓するなどして後日には乗りこなせるようにまでなった。戦略眼にもなかなか優れ、甲児に敵の本拠地を突き止めることの必要性を説き、為に甲児はパトロールを強化するようになり、敵の作戦を水際で食い止めブロッケン伯爵を瀕死にまで追いやる勲功を挙げたほどである。正式の会議で提案せず勝手な独断であるとさやかには非難されたが、「敵の本拠を叩く」というのは兵法の常道に適った立派な戦略だったといえよう。この戦法は甲児の思想に引き継がれ、後に地獄城の決戦やミケーネ帝国との最終決戦に大いに役立てられた。
また、甲児の偽者のサイボーグが送り込まれてきた時にはその挙動不審を見破り森で木に縛られていた本物の甲児を救出したり、妖怪参謀ピグマン子爵が初めて光子力研究所を攻撃してきた時などはショックガンを携え、妖術に苦しめられていたさやか・ボスに甲児を救出するなど大いにその働きを示した。その際見せた体術や身のこなしは甲児に優るとも劣らないほどのものであった。
マジンガーZのパワーアップの為にアメリカから電子工学の権威・ワトソン博士が招かれると、その護衛としてみさとがヘリコプターで迎えることとなるが、ドクターヘルにその情報をキャッチされ機械獣に襲撃される。二人は必死で洞窟まで逃れるが、岩を崩されあわや生き埋めとされてしまい、閉ざされた洞窟の中呼吸困難で倒れ救助後一時入院することとなった。しかし、重傷ではなかったらしく比較的早期のうちに退院を果たし、光子力研究所に復帰する。その勲功にワトソン博士は感謝状を送っている。
間もなく、ドクターヘルとの最終決戦、そしてミケーネ帝国の本格的侵攻がはじまるが、主戦場が光子力研究所から科学要塞研究所に移るに及んでその活動は不明となる。しかし、恐らくは光子力研究所所員として学問と研究に励んでいたことであろう。


ムチャ

生年月日 昭和32年頃
血液型   不明
身長    不明
体重    不明

昭和32年頃生まれたものと思われる。本名は不明。
ボスやヌケとは古くからの幼馴染だったようで、みなと保育園に預けられていた三人組はよくいっしょにつるんでいた。当時はヌケとともにボスをいじめていたほどであった。ただしボスの方が体格が大柄だったことも災いしてか、何時の頃からかその立場は逆転していってボスの子分となっていったようである。
小学校から中学に進学したときに、小学校時との学域が変ったためであろう、ボス・ヌケとともに弓さやかと同じ中学(東城学園中等部)に通うこととなったようだ。ボスはすっかりさやかにゾッコンになってしまい、以後さやかを追っかけるようになるが、ムチャも結構さやかには憬れていたところがあったらしい。
この頃にはバイクを手に入れグループで乗り回すようになっており、学校ではボスを中心とする番長グループの一員としてかなり幅をきかせていて、一般の生徒たちには恐れられていたようだ。しかし、存外小心であり、オバケなども苦手だったようだ。
昭和47年12月、兜甲児が引っ越して来た時、さやかに上手く乗せられてボスたちとともに兜家の掃除を手伝わされ、その時が甲児との出会いとなる。さやかの「バイク乗りの名人」との紹介に甲児に対しては敵愾心を抱き、皆で大喧嘩を始める。特に、ボスは甲児の出現にさやかの心が甲児に向いていくことをやっかんで、甲児とはしょっちゅう衝突を繰り返していたので、ムチャもボスに加担して、甲児とは仲が悪かった。
ボスが甲児に張り合ってドクター=ヘルとの戦いによく割り込んでいったため、子分のムチャもお陰で危ない橋を渡ることとなっていったが、その戦いを通じてボスと甲児とは少しずつ縁を深めていき、ムチャもそのため甲児ともつきあい出すようになっていった。
勉学のほうはボスと同じくからきし駄目で、やはりテストは白紙答案の0点が多かったようだ。
ボスがさやかを助けるためにボスボロットを製造すると、ボスとともにボスボロットに乗り込んでマジンガーZの邪魔やら危機を救ったりやらしてゆく。案外弱点が多いボスが戦闘不能になったときにはムチャがボロットを代理で操縦することも多く、副操縦士として活躍した。ボロットは基本的にはハイオクガソリンで動いており、その維持にボス以下ムチャ、ヌケはアルバイトに励んでいたようだ。
ムチャは、ワル知恵は結構働くようであり、ジェットスクランダーの制御装置を盗んだり、ジェットパイルダーから光子力エネルギーを失敬したりと、けっこう悪どいことを行い、ボスたち三人組のなかでは一番狡賢いと言えよう。しかし、けっしてそれだけの人物ではなく、機械獣が国際障害児センターを襲った時には一生懸命避難を手伝ったりと、根本的には心根はやさしいところがある。
甲児と張り合ってボロットでボスとともに闘っているうちに、光子力研究所の面々からはいつのまにかすっかりあてにされるようになり、Zとともに数々の戦いに参加するが、もともとスクラップで造ったボスボロットでは簡単に機械獣にあしらわれることが多く、更にはリーダーのボスの無茶苦茶な行動からとばっちりを受けることが多かった。また、ボロットに空を飛ばせることを執念とするボスにこき使われ、人力飛行をさせられたりと苦労は絶えない。よくボスの下で我慢しているものだと感心してしまうが、あれで案外ムチャはボスとは固い友情で結ばれているようで、さやかとボスの仲を取り持とうとしたりと親分思いなところがある。

昭和49年8月25日、地獄島への総攻撃でドクター=ヘルが遂に滅んだ。だが、昭和49年9月1日、力を使い果たした光子力研究所とマジンガーZにミケーネ帝国が本格的に襲い掛かってきて、マジンガーZは一敗地にまみれる。
その後甲児は療養を兼ね、さやかと共にアメリカへ留学するが、ムチャはボスたちとともに甲児の留守を守ることを誓う。そして三人組はそれまでのアジトから居を移して、科学要塞研究所近くの伊豆の松崎附近の漁港の廃ドックに移り住むようになり、科学要塞研究所のグレートマジンガーを出し抜こうとするようになった。
ミケーネとの戦いにおいても、ムチャたち三人組は戦いに参戦してその破天荒な活躍ぶりで戦場をかき乱していった。
甲児への友情のため、シローにもなにかと気遣ったりとしていたが、三人組はシローにとって良き遊び相手となっていたようだ。
鉄也とは最初は仲が悪く、いろいろ衝突していた。特にムチャは、ボスとちがってジュンに対しても特別な感情は持っていなかったため、科学要塞研究所の者たちのことは嫌っていたようだ。だが、共闘してゆくうちに科学要塞研究所の人たちとも心が通うようになり、すつかり戦う仲間となってゆく。研究所に爆弾が仕掛けられて所員たちと一緒に括り付けられた時には、ムチャは縄を食いちぎって全員を助けるという大活躍をしたほどだ。
昭和50年9月、兜甲児とマジンガーZが帰還し戦線復帰した。ムチャはボスとともにマジンガーZの戦いを手助けする。そして、五大ロボの共闘によりミケーネの野望を封じ込めることに成功する。
戦いが終わり、ダブルマジンガーとダイアナン・ビューナスは富士山麓はロボット科学博物館に納められることとなったが、ボスボロットはロボット科学博物館には収められず、ムチャやボスたちはそのまま伊豆半島の漁港の廃ドックに居残ったようだ。ボスはロボット博士を目指して勉強していたと言うのでムチャはその助手として研究していたと思われる。しかし、ロボット博士とは云ってもそれは誰かの弟子となって専門的に勉強をしていたわけではなさそうで、独学だったらしい。しかも主にボスボロットのパワーアップと新兵器開発に明け暮れていたようだ。
ミケーネ撃滅後、幾許も無くしてベガ星連合軍による侵略戦争が勃発し、兜甲児はその前線で闘うこととなるのだが、戦線拡大を防ぐためと、戦争の鍵を握る超合金NZの守秘のためであろう、ダブルマジンガーとダイアナン・ビューナスはその一切の戦闘行為の参加を見合わされることとなった。地球規模でダブルマジンガーの守秘作戦が展開される中、ムチャたち三人組にはその事実は知らされていなかったようである。
兜甲児は、マジンガーや光子力研究所の守秘のため肉親のシローとすら交流・音信を絶たざるを得なくなっていたようである。そんな中でムチャたち三人組は両研究所とは直接関わりないことが逆に幸いして、唯一宇宙科学研究所の甲児と手紙のやりとりが出来ていたようだ。
昭和51年1月、八ヶ岳の甲児の元に遊びにやってきて、円盤獣相手に一暴れしている。また、昭和51年4月13日付けの甲児からの手紙で、甲児がTFOを喪ったと聞いてボスボロットを甲児に貸すために改造して頑張るなどの姿があった。