岐阜県大和町の三柱鳥居を調査 2008年8月
岐阜県には2つの三柱鳥居がある(あった)と言われており、その一つを2008年8月12日、大和町に調査しに行きました。もう一つも、翌日、痕跡を見てきました。岐阜県関市洞戸にある徳積 三柱鳥居です。ただ、現在は取り壊されている事が解っています。
2008年8月調査時の三柱鳥居周辺のgoogle My Maps
下のgoogle My Mapsは平成20年(2008年)8月に調査した時のルートです。最大限に拡大すれば、三柱鳥居の航空写真を見る事ができます。google My Mapsは、Googleマップに、青い線や「このあたりにあるはずなのだが、発見できず」などの説明を私が付加したものです。茶色の線で、壊れた林道の痕跡を追加しました。下のマイマップを最大に拡大すると、鳥居の笠木が東西の緯線と、あっている事が確認できました。現在は、Googleマップの仕様が変わった為、確認できません。
2008年8月12日の調査
- 国道256号からあじさい街道に入り15kmほどで、岐阜県関市と岐阜県郡上市の境の標高800m地点に車を止める。登り始めは午後2時。
- 標高1009mのピークに着く。ここまで踏み跡は明瞭。2時30分。
- GPS機能付きのスマートフォンは持っていなかったので、尾根沿いに歩く。標高差はほとんどないが、所々、踏み跡がなくなる。これ以上進むと危険なので、引き返す。後から、推測したら、N35°47'20.6" E136°48'45.5"地点。3時。
- 尾根沿いに歩くが、道に迷う。適当に下っても林道に出られそうだが、それは危ない。行ったり、来たりすると、同じ場所を回っている事に気づく。5時。
- 今となっては、よく覚えていないが、林道に出られた。そこは、車を止めた場所から4km下の所だった。6時。
- 林道を1km登ると三洞白山神社があり、さらに3km登り、結局1時間かけて車の場所に戻る。7時。岐阜県大和町の三柱鳥居と白山神社
- 洞戸あたりで泊まる。そこのご主人に徳積 三柱鳥居の事を聞き、次の日、悪路を車で探す。痕跡はみつかったが、パンク。「徳積 三柱鳥居」を画像検索すると、ただ一つ、鉄塔の前にあるものを発見できる。岐阜県の徳積三柱鳥居のヘリポート
大和町の三柱鳥居の場所。緯度経度
https://suzuki-t.hp.infoseek.co.jp/yamato3.htm『岐阜県郡上郡大和町の三柱鳥居』に位置情報と画像がありました(infoseekのサービスが終了した為、現在このサイトはありません)。大和町の三柱鳥居の緯度経度は「北緯35度46分49秒,東経136度49分4秒」「N35 46 49 E136 49 4」という事でした。
その画像によると、周辺に樹木は無く、簡単に見つけられると思いました。ただ、その情報は平成15年1月のもので、私が探しに行ったのは、平成20年(2008年)8月12日でした。グーグルマップによると、三柱鳥居まで林道が通じているように描かれていましたが、現在、この林道はないと思われます。
2008年8月以降に判った関連情報
- 京都太秦の三柱鳥居は江戸時代に存在していた事が確認されています。(wikipediaに”「北斎漫画」十一集「三才鳥居」に描かれている”と書かれている)秦氏と関係があるでしょう。三柱鳥居への信仰が江戸時代に発生したと考えるのは無理だと思います。起源は古代まで遡るでしょう。
- 三囲神社の三柱鳥居は明治7年だと思います。三囲神社が三井家の守り神なのは確かです。
- 大和町の三柱鳥居は平成6年8月1日に建てられたようです。岐阜県郡上市会議員 森よしとさんのブログに書かれています。あの山奥に建てるという事は相当な信仰心があるはずで、その源は古代に通じていると思います。
画像は、翌2009年4月に発見した大和町の三柱鳥居です。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。