岐阜県大和町の三柱鳥居をCBC TVが調査した

岐阜県の三柱鳥居をCBCテレビの『イッポウ』が20017年に調査しました。その映像は東海三県で流れましたが、関東では放送されていません。しかし、YouTubeで見る事ができます。全部で12分。

岐阜県郡上市大和町の雪の山頂

雪の山頂の岐阜県三柱鳥居雪の山頂に三柱鳥居が見える(7秒後〜)画像のクリックでyoutubeの動画が始まります。

郡上市役所内の写真

郡上市役所内の三柱鳥居の写真岐阜県郡上市役所内に三柱鳥居の写真(30秒後〜)画像のクリックでyoutubeの動画が始まります。

レポーターが郡上市役所で情報収集すると、庁舎内に写真がありました。この写真の裏には紙が貼ってあり、「天と地が初めて拓かれた時、既にそこに三柱の神が成っておられたと神典は伝えております。その名は　天御中主神（あめのなかぬしのかみ）」から始まり、その最後には「写真は、日本列島の中央に位置する岐阜県美濃の国、郡上郡大和町の静寂の地に建立された三神を象徴する三柱鳥居であります。希望に満ちた太陽の光と糧を育む力強い大地、そしてそれを優しく見つめる赤い玉の影がご覧になれるでしょうか。」と書かれていました。下の画像が、その文書。

郡上市役所内の文書

郡上市役所内の三柱鳥居の文書市役所内の大和三柱鳥居に関する文書(53秒後〜)

郡上市の市会議員のブログ三柱鳥居の意味と全く同じ文章が映し出されます。このブログには、以下のように書かれています。

天と地が初めて拓かれた時、既にそこに三柱の神が成っておられたと神典は伝えております。その名は、天御中主神（あめのなかぬしのかみ）高御産巣日神（たかみむすびのかみ）神皇産霊神（かんみむすびのかみ）と称されます。後略。

岐阜県の三柱鳥居は、この三神を象徴したものだと言ってる事になりますが、この文書を書かれたのは、郡上市の市会議員ではありません。

1分後の動画、この文書の最後の方に、『郡上郡大和町』と書かれています。郡上市は、平成16年(2004年)3月に郡上郡7町村（八幡町・大和町・白鳥町・高鷲村・美並村・明宝村・和良村）の合併によって発足したので、この文書が書かれたのは、それ以前という事になります。そして、郡上市が発足した後の平成16年9月に、Yさん(後述)が経営する会社所有の土地が郡上市に寄付されました。

10分後の動画、三柱鳥居建立記念アルバムというのが出てきます。そこには、平成6年(1994年)8月1日という日付が出てきます。上記のブログの前日の記事にも同じ事が書かれています。平成10年(1998年)、大和町内ヶ谷渓水苑構想というのが浮上しますが、破綻し、土地が郡上市に寄付されました。

鳥居建立までの経緯を語る

建立までのいきさつを語る大和三柱鳥居建立までの経緯(3分40秒後〜)

4分後、上の文書を書いた人が判明します。書いたのは、Oさん。

4分30秒後、三柱鳥居を建設したのは、船戸行雄 岐阜県 県会議員とYさんの二人で、Yさんは、三柱鳥居が建てられた山を所有していた砕石会社の経営者。Oさんの姉がYさん。

5分50秒後、三柱鳥居を郡上市に建てた理由は、岐阜県が日本の人口重心だったので、日本の安定を祈願する為だった。

6分44秒後、今は廃道となっている林道を使って上がったパワーショベル（バックホウ）が、三柱鳥居を建設している様子が映っています。

CBCテレビは三柱鳥居を発見した

三柱鳥居の探検の前に靴紐を締めるCBCテレビが岐阜県三柱鳥居を発見(7分29秒後〜)

靴紐を締めて出発。中部山岳ガイド協会のサポートで、岐阜県道52号白鳥板取線の郡上市と関市の境界あたりから、山頂を目指す。

郡上市と関市の境界尾根写真は郡上市と関市の境界尾根（2009年1月6日 関市側から撮影 標高700m付近）。CBCテレビが登ったのは20017年5月24日なので、林道に雪はなかったでしょう。

9分15秒後、山頂付近（標高1000m）に到達。CBCテレビ隊は、４時間かかりました。

CBCテレビは千谷を遡行せずに、尾根沿いルートを選びました。岐阜県大和町山中の三柱鳥居Google My Maps

9分50秒後、大和町内ヶ谷渓水苑構想とその破綻についての説明。資金調達の難航で破綻。土地は郡上市に寄付。

大和町と洞戸村 徳積の三柱鳥居を時系列でまとめる

  1. 1994年(平成6年)8月1日：郡上市大和町 三柱鳥居が建立される。

  2. 1995年(平成7年)10月19日：関市洞戸村 徳積三柱鳥居が建立される。送電線が鳥居の上空付近を横切って建設されたため、聖地でなくなったと言うことで、撤去された。(位置はグーグルマップ形式：N35°37'40", E136°49'59")

    徳積三柱鳥居跡のグーグルマップで、楕円形の空き地と送電線の航空写真を見る事ができる。↓ 空き地から北東に伸びる道（2008年当時は悪路ながら、車で登れた）は、関市洞戸栗原の栗原橋(グーグルマップ)までつながっている。

  3. 1998年(平成10年)：大和町内ヶ谷渓水苑構想が浮上した。
  4. 2002年(平成14年)船戸行雄 県会議員が亡くなる。
  5. 2004年(平成16年)3月：郡上郡7町村（八幡町・大和町・白鳥町・高鷲村・美並村・明宝村・和良村）が合併し、郡上市が発足した。
  6. 2004年(平成16年)9月：Yさんが経営する会社所有の土地が郡上市に寄付された。
  7. 20017年(平成29年)5月24日：CBCテレビが大和町の三柱鳥居を確認する。

大和町三柱鳥居付近の地理院地図

国土地理院の地理院地図。＋がある所が三柱鳥居の場所です。その左の点線が、パワーショベルが登った林道（今は廃道）です。

パワーショベルが登った林道（点線）が建設された後、大和町三柱鳥居が建立された。この林道は３、４kmほどの長さで、建設には（1万円/mとしても）数千万円はかかったであろう。 船戸行雄 岐阜県 県会議員は、関市洞戸出身で洞戸村 徳積三柱鳥居の建立にも関わり、三角鳥居の式典に参加している。

CBCテレビ岐阜県三柱鳥居に関連するサイト

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。