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<各年度の合格体験記から>

   5回目、勉強の時間・環境を確保して念願達成

           〜令和5年度行政書士試験合格〜

                    Y.M(59歳、会社役員)

 

◇よみカルから資格予備校へ

 平成最後の年、一念発起して行政書士資格取得にチャレンジしようと思
い立って対策を考えていたところ、家内が通っていたよみうりカルチャー
錦糸町の講座案内パンフレットに、高橋先生の行政書士受験講座を発見し
たことが先生との出会いとなりました。

 前年に宅建士の試験に合格しており、その勉強でいくつかの法令について
はひと通り学習していたものの、行政法だの会社法だの、初めて見るような
法律もあって「これは一筋縄では行かないな」というのが第一印象。先生の
カリキュラムは毎回、重要事項の説明をしたあと、練習問題を解き、復習す
る。これを繰り返して、過去問などなるべく多くの問題にあたるというやり
方でした。講義は毎週一回、時間設定も適度で、サラリーマンが仕事終わり
に通うには決して無理なものではありませんでした。授業でやる練習問題を
間違えたくないと思うと事前にテキストを読んで予習しなくてはなりません。
しかし、なかなか時間が取れません。復習もしなければいけませんがやはり
時間がありません。結局、こんなことの繰り返しで、ひと通り学習範囲は網
羅し、過去問もそこそこ手応えを感じていたのですが、模擬試験では合格ラ
インに到達するわけもなく、1年目の本試験は惨敗でした。

 2年目は徹底的にインプットから知識を積み上げる必要があると考え、某
資格予備校の平日夜間通学コースを申し込みました。週2回の講座は受講す
るだけでもかなり大変で、授業の予習・復習などできるはずもなく、講義に
付いていくのが精いっぱいだったような気がします。

 それでもなんとか頑張っていた矢先、コロナ禍が全国を襲い、すべての授
業が中止になってしまいました。大変なショックを受け、糸が切れてしまっ
たような感覚でした。予備校では通信での授業再開をしてくれたのですが、
なかなか前に進めず、結果2回目の試験もほぼ同点という惨敗を喫してしま
ったのです。しかし、ここであきらめる訳にはいきません。三度目のチャレ
ンジをすることにしました。

 

◇「行政指導」が「行政処分」に

 1年目の高橋先生の講義、2年目の資格予備校での講義を通じて、インプ
ットについてはほぼ2周したことになります。記憶の定着が完全かと言えば
決してそんなことはありませんが、2周していることは大きな自信でもあり
あとは問題への応用力が大切なのではないかと考え、3年目は問題演習に的
を絞り取り組むこととしました。

 過去問や応用問題の参考書を中心に、問題を解いたら回答を確認し、間違
えた問題は翌日復習。解説とテキストで間違った箇所の確認を繰り返すこと
を続け、相当数の問題を解き続けました。直前期には各予備校の模擬試験を
受験、ほぼ合格点が取れるような水準に達して、本番を迎えました。

 試験終了のとき、「できた!」と実感し、合格を勝ち取ったと信じて自己
採点をしたところ、190点台は取れた(合格ライン180点)との結果に一応納
得しました。ところが、年が明け、試験結果のハガキが届いてみたら174
でまさかの不合格。択一問題の自己採点は間違えるはずないので「記述問題
の解答で間違いがあったのか」と思って問題を見直したところ、「行政指導」
と書くべきところを「行政処分」と書いているではないですか。頭の中では
わかっていたのに、なぜか答案の下書きに「行政処分」と書いていたのです。
悲しくなると同時に、記述式の対策が足りなかったことに気づき、失意のう
ちに4年目に突入しました。

 問題演習を中心に取り組んだ結果、一応の手ごたえを得てあと少しで合格
という水準までは到達することができたのです。方法論としては決して間違
っていない、高橋先生が1年目に教えてくださった「多くの問題、特に過去
問は徹底して解くように」という原点に返り、再び問題中心の勉強を続ける
こととしました。1問1答式の問題集を買ったり、行政書士試験対策アプリ
を使ってみたり、仕事の行き帰りの電車の中での隙間時間の活用もしました。
とは言え、会社勤務をしながらの独学ですから、仕事の忙しい時期もあれば
付き合いで勉強時間をとれない日もあって、計画は遅れがちに成らざるを得
ません。遅れをとる、計画を修正する、また少しずつ遅れる、また修正する
という繰り返しで予定していた「全科目3周」は達成できませんでした。

 

◇勉強の環境と時間を「作り出す」

 1年目・2年目でインプット、3年目・4年目でアウトプットとやること
はやってきたはず。それなのに合格できない。なぜだろう。

 たどり着いた答えが、これまでは空いている時間を勉強に使っただけで、
勉強するために積極的に時間を作ることをしてこなかったのではないか、
ということでした。自分に甘えず、自分を厳しく律するため、自宅近くの
コワーキングスペース(事務や勉強のための貸しスペース)を思い切って
月極契約しました。会社の帰りにそこへ毎日通い、一日3時間から3時間半
は勉強です。法令選択は1問を2分から3分で解く練習をし30問で1時間強。
それから答え合わせをして間違ったところを復習、さらに間違った問題には
細長い付箋を貼るという地道な反復を続けました。

 問題集1周したころは付箋だらけになりましたが、2周目は付箋の貼られ
た問題を再度解いて、正解にたどり着けたら付箋を剥がす。少しずつ付箋が
減っていき、結局4周して過去問はほぼ間違えないところにまで達すること
ができました。記述式は、これまで受けてきた本試験や模擬試験、記述式対
策で受講したテキストなどを使って対応、一般知識もこれまでの復習中心に
取り組みました。ところが、試験前の9月後半から残業が続く事態になって
しまい、本試験までの1カ月半くらいは、コワーキングスペースに通うこと
ができず、多少の焦りもありました。それでも絶対に勉強時間を作るという
覚悟で、残業が終了してみんなが帰った後に会社に残り、一人勉強を続けた
こともありました。そして5回目の挑戦で今回、ついに合格を勝ち取ること
ができたのです。何とか合格できた最大の要因は、勉強のための時間を見つ
けて使うのではなく、勉強のために積極的に時間と環境を作ったことだった
と考えています。

 いろいろな合格体験記や予備校の講座案内などを見ていると、「一発合格」
「これをやって6カ月で合格」など羨ましい限りの体験談が並んでいますが、
私の場合、それに比べたら年数もかかりあまり格好のよい体験記ではありま
せん。しかし、もしかすると私と同じように何年も合格できず、ついに諦め
てしまう方もおられるのではないかと思います。サラリーマンで仕事をしな
がらの挑戦ということになると尚更ではないかと思います。そういう人たち
の参考になればと考えて、恥ずかしながら私の苦闘のあとを綴りました。

高橋先生の授業は厳しいかもしれませんが、先生がおっしゃっていた「問題
に多く触れること」の大切さは間違っていません。初めは分からないことを
前提に間違えたところを確認する。それを何度も繰り返し、知識として定着
させる。先生の教えの原点はそこにあるのではないかと思います。もし私と
同じように仕事と勉強の両立に悩んでおられるようなら、勉強するための時
間と環境を自ら作る工夫をしてみてください。

 当初は退職後のセカンドキャリアにと考えて臨んだ行政書士試験でしたが、
なんとか合格できた今は、会社の許可を得て在職のまま、開業の準備を進め
ています。仕事で得た経験や知識を活かしつつ、行政書士業務ができる環境
を整えていきたいと考えています。

 拙文が少しでも皆様の参考となりましたら幸いです。

                        (令和63月記)

 

苦闘1000日、私の「語呂合わせ暗記法」勉強法

            〜令和5年度行政書士試験合格〜

                  Y.H53歳、派遣勤務)

◇宅建に合格したものの

 3040代のわたしは思うようにいかない日々でした。勤め先の会社から
理不尽なリストラを突き付けられ、そのうえ敗血症を患い、肉体的にも精神
的にもつらい経験をしました。「このままではいけない」とコンビニのアル
バイトをしながら宅建の試験に挑戦、4年かけて平成25年、43歳で合格しま
した。この資格で不動産賃貸業につきたいと思って、募集している数社に応募
したのですが、年齢や未経験を理由にすべて不採用となってしまいました。

 どうしたものかと思案していると、ある知人が行政書士の国家試験に合格
したとの情報が耳に入りました。聞いてみると「学歴による受験制限がない」
「合格すれば、あまり費用をかけずに街の法律家として独立開業できる」と
良いことずくめです。「よし、自分も挑戦しよう」と決意しました。そのと
きは合格まで1000日もかかるとは思いもよりませんでした。

 

◇自己流から通信講座へ

 令和32月、テキストと過去問集を買って、勉強に着手しました。宅建
受験で自学自習の経験があったので、なんとかなると思って始めたのですが、
すぐに宅建とはレベルが違うことに気づかされました。テキストを読んでも
専門用語が多くて、理解できません。試しに問題をやって正解や解説を読ん
でも、自分の間違いもろくに確認できないほどでした。ともかく自己流でテ
キストのインプットに努めましたが、無計画で勉強時間も足りず、1年目は
110
点で不合格。「一般知識」が足切りにあわなかったのが、成果と言えば
成果でした。

 2年目は、大手通信講座に受講の申し込みをして、それなりの勉強に取り
組みました。憲法は条文と判例、行政法は手続法と審査法の違い・行訴の主
要判例・地方自治法の重要部分などに絞って、理解と記憶に努めました。民
法は市販の教材を使って専門用語の習得から始めましたが、どうにもなじめ
ません。インターネットで何か良い教材はないかとさがしていると、「これ
であなたも合格できる!行政書士試験語呂合わせ暗記法」という魅力的なタ
イトルの本を見つけました。国会図書館で現物を借り出して内容を確かめる
と、読みやすくシンプル、内容も分量も適切で、教材にピッタリです。「こ
れだ」と思って、早速Amazonに注文して1冊、手に入れました。この本を中
心に学習を深め、2回目の受験に挑戦。合計158点で合格点には達しませんで
したが、5肢選択92点、多肢選択28点、法令記述30点で、記述対策の収穫を
実感したのでした。

 

◇「語呂合わせ暗記法」をシャドウイング方式で

乗りかかった舟から途中で下船する理由はありません。3年目は要点理解
とアウトプットを中心に、過去問集で出題傾向を絞り込んでさらなる学習に
励みました。生活の中のあらゆる隙間時間を有効活用して受験勉強の時間を
最大限に確保しました。試験対策の要諦は、重要事項の理解と正確な記憶・
再生です。わたしは「語呂合わせ暗記法」の内容をテープに吹き込み、英語
学習の「シャドウイング」方式を実践しました。これはセンテンスを聞き終
えてから繰り返す単純な 「リピート」とは異なり、聞こえてくるセンテンス
のすぐ後ろを影(SHADOW)のように追いかける方法で、「聞く」と「発声す
る」を同時に行う難易度の高い学習法とされています。これを繰り返して行
うことで、「語呂合わせ暗記法」掲載の法令5科目212項目をほとんど暗記す
ることが出来ました。同じように憲法・行政法の主要条文と判例、重要な過
去問の解説などもテープに吹き込み、シャドウイング学習を続けました。

 

5肢選択と記述問題で得点アップ

 秋になって3回目の試験が近づきました。もう失敗は許されません。私は
直前2週間は有給休暇をとり、法令選択、記述、一般知識の過去問・予想問
題を何度も繰り返しました。勉強時間のウエイトは行政三法、民法の債権と
憲法に置きました。

試験には戦略も必要です。わたしはまず記述問題を片付け、次いで一般知
識、多肢選択をやり、残る時間を法令5肢選択にあてました。わたしの場合
にはこれが一番良いと判断したからです。そして、発表の結果は5肢選択
100
点、多肢選択12点、一般知識36点、記述44点の計192点で、念願の合
格達成でした。

1回目から3回目まで成績は徐々に向上していますが、とくに勉強の成果
が上がったのが法令5肢選択と記述問題でした。実は試験の後、資格予備校
の発表する模範解答の自己採点で法令選択と一般知識で148点は確認できた
のですが、合格ラインの180点には32点足りません。記述は試験直後には正
解も採点基準も公開されていないので、はたして32点以上とれているか、
発表まで不安から解放されませんでした。合格点を確保する答案が書けたの
は、高橋先生の「語呂あわせ暗記法」で勉強できたおかげだと本当に感謝し
ています。どうもありがとうございました。

                         (令和6年 2月記)

<追記>Y.Hさんはこのコーナーで体験記を書いているほとんどの人たちとは
 違い、管理者が講師として勤めているよみうりカルチャー行政書士受験講座
 の受講生ではなく、講師(高橋和史)が著した「これであなたも合格できる!
 行政書士試験語呂合わせ暗記法」(2022年国試対応版)の一購入者です。合格
 発表後に講師に感謝の報告があり、体験記を寄せてくれました。

                 



    ピンチを救った師のアドバイス

       〜令和4年度行政書士試験合格〜

                  K.A59 歳=保険代理店勤務)

 

「ラスト30分」でトイレに

令和41113日、私は埼玉大学の行政書士国家試験会場にいました。
受験は二度目で、いわば背水の陣です。一般知識、法令選択問題の順に
取り組んで、時計を見ると、残り時間はわずか30分。まだ難関の記述問
題が残っています。その時、私は急に尿意を催してしまったのです。我
慢できずに挙手。トイレの中まで付添う監督員を横目に放尿していると
一瞬「また今回も駄目か」との思いに襲われました。ところが、次の瞬
間、よみうりカルチャー行政書士講座で2年間お世話になった高橋先生
の顔が浮かびました。そして、最終講義の日に先生が言われた「試験場
では最後の一秒まで諦めずに粘って合格を勝ち取るんだ」という声がよ
みがえってきたのです。

「そうだ。最後の1秒まで頑張るんだ」。席に戻った私は、残りの時間
で記述の解答を書き上げ、選択問題のマークを再チェックして試験終了。
帰宅してから、資格予備校の解答速報で自己採点してみると、記述を除い
170点と出ました。記述で20点は部分点をもらえる見通しだったので、
なんとか合格ラインを突破したようです。

「やっと受験勉強は終わったんだな」と安堵の気持ちでいっぱいになり
ました。後日、センターからの通知で選択問題168点、記述34点の合計202
点の「合格」でした。

 

法律を学びたい

私は大手の損害保険会社に約30年間勤務、全国転勤を繰り返していまし
たが、家庭の事情から早期退職し、転勤のない今の会社(保険代理店)に
転籍しました。転籍後3年経過し、将来に備え何か資格取得したいと思い、
まず消費生活アドバイザーの資格を取得しました。次いで法律系の別の国家
資格を取得したいと思い、行政書士をめざすことにしたのです。

当初は某通信教育を受講するつもりでしたが、たまたま新聞の折り込み
チラシでよみうりカルチャーの行政書士受験講座のことを知り、川口教室
の説明会に参加しました。これが橋先生との出会いでした。結局、通信
教育は申し込まず、よみカル講座一本に集中することにしました。

 

1年目は6点不足に泣く

4月から私の受験生活が始まりました。先生の指示に従い、予習は毎回欠
かさずに基本テキストを読込み、授業終了後はその復習。講義中に出題され
た過去問等は、その根拠をテキストと条文ですべて確認することを励行しま
した。

私は現役サラリーマンなので、勉強時間の確保には苦心しました。平日は
出社前1時間と退社後2時間、喫茶店で勉強。土曜日は午前中図書館、午後は
よみカルでの先生の講義のあと図書館で閉館までねばり、日曜日は終日図書
館に籠るというサイクルで仕事との両立を図りました。

1年目は、講座最終回の模試で「合格圏」の評価だったので「一発合格でき
るかも」と期待を胸に本番試験に臨みました。ところが、合計174点と6点足
りずに不合格。敗因は60点満点中16点に終わった記述問題でした。ずいぶん
がっかりしましたが、不合格のまま終わりにすることに納得できず、家族の
理解も得られたので、もう一回チャレンジすることに決めました。

 

「下へ下へと根を伸ばせ」

1月末の結果発表後すぐに試験勉強を再開したいと思い、一度使った受験
テキストの読込みから始めようかと考えて、先生にメールで相談しました。
すると、先生から「花の咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ」という
お言葉をいただいたのです。先生の指示は「当面は受験テキストや過去問に
は敢えて触れず、各法律の基本書を熟読するように」とのことでした。「先
を急いで焦ってはいけない。基礎基本を徹底的に磨き上げろ」ということだ
と理解し、民法、行政法、憲法の基本書読込みに専念しました。

そして、4月からよみカルの講座が再開。授業では、法令科目重要論点の
解説と過去問・オリジナル問題による理解度確認が繰り返されます。私は先
生が執筆された単行本『行政書士試験 語呂合わせ暗記法』を別途購入し、
講義で補足された事項やポイントを追記して自分だけのサブテキストとし、
隙間時間を活用して繰り返し暗記に努めました。

こうして順調にスタートを切ったかに見えたのも束の間、やがて長いスラ
ンプに陥ります。テキストを読んでも、過去問を解いても2年目としてのア
ドバンテージが実感できず、むしろ理解・記憶に1年目のとき以上に時間が
かかります。覚えたつもりでもすぐに忘れてしまい、知識が定着しません。
こんなはずではない、と焦りが募ります。ついには「この資格を取ることは
自分の能力の限界を超えているのではないか」と考えるほどにマイナス思考
に陥ってしまったのです。

授業後の教室で、さらにはメールで高橋先生にスランプの相談をしました。
先生からは「自分では気づかないかもしれないが、力は着実についている。
そう思って頑張れ」「記憶の定着は学習の繰り返しによってのみ実現するの
だよ」と幾度も励まされました。

 

◆記述と一般知識で得点アップ

秋になって予備校での2回の模試、教室での先生のオリジナル模試2回の
計4回とも合格圏に届きませんでした。しかし、もう、あれこれ悩んでも
仕方ありません。試験直前に家族が新型コロナに感染し、自分も濃厚接触
者になるハプニングに見舞われましたが、幸いなことに待機期間解除日が
試験日となり、会場に行くことができました。

ここで、1年目と2年目の本番試験での私の得点を公表します。

1年目   2年目

法令五肢体択    104     108

法令多肢選択    18     12

法令記述      16     34

一般知識等     36     48

 合計       174     202

        (不合格)  (合格)

一見して分かる通り、1年目と2年目の大きな違いは、記述と一般知識の
得点アップです。これがよみカルでの2年目の学習の成果と言ってもいいの
もしれません。

5年間の「助走」

私は今年で還暦。定年になりますが、あと5年は嘱託職員として今の会社
に勤務しながら、行政書士として独立する準備を整えたいと考えています。
いわば開業への「助走期間」といえましょうか。これからも勉強を重ね、遠
からず行政書士の仕事を通じて微力ながら社会貢献が出来れば、と思ってい
ます。

振り返れば、こうして合格体験記が書けるのは何を置いても橋先生とよ
みうりカルチャーのおかげです。知識の習得は勿論ですが、何度も挫けそう
な私を精神的にも支えていただきました。本当にありがとうございました。

そして、陰ながら応援し、この2年間何の文句も言わず、土日や休日に勉
強に専念する環境を作ってくれた家族にも心からの「ありがとう」を言いた
いと思います。

                         (令和52月記)



  三度目の正直。ギリギリ180点で合格。 

         〜令和3年度行政書士試験合格〜

                     I.Y(60歳=自営業・男性)

◇斜陽産業からの脱出願望

わたしは父の代から家業を継承する個人事業主で、属する業界は典型的な

斜陽産業です。年々縮小する市場の中で、惑い、もがき苦しみながら生計を

立ててきました。そして、妻の死をきっかけに、気力が失せ、目的を見いだせ

ず、いたずらに月日を送るような状態になりました。そんな時、若いころに亡

くなった父の言葉が思い出されました。「ゆく川の流れは絶えずして、しかも

もとの水にあらず」・・・方丈記の冒頭文でした。不惑の四十、知名の五十をと

うに超え、耳順の六十に近いわたしでもはたと気づかされることがありました。

わが子の独立も重なり、「やるべき時がきたのかな」と。令和という新しい時代

が、わたしの「脱出願望」に拍車をかけました。

 

◇通信講座からよみカルへ

 事情もよく知らないまま、自分なりの判断で行政書士をめざすことにしたわた
しは、まず某社の通信講座を受講することにしました。しかし、お決まりのよう
に教材は本棚に放置されたままで、勉強はほとんど進みません。「緊張感をもっ
て学習に励まなくては・・・」と考え、自宅から近いよみうりカルチャー錦糸町
教室に入会しました。 意気込みはよかったのですが、高橋先生の最初の講義を
聴いたあと、「これはひょっとしたらとんでもない世界に足を踏み入れてしまっ
たのではないか」と深刻な思いにとらわれたのでした。

 

玉砕の1年目にも「収穫」あり

 行政法や民法の知識がなかったせいもありますが、最初のうちは先生の講義に
ついていくのがやっとの状態でした。それでも7か月間、自分なりに頑張り、

11月の試験になりました。当然のことながら玉砕です。しかし、この試験で驚愕
の「収穫」がありました。なんと、民法の記述問45(共有物件の管理と変更の要
件)が、直前講座で高橋先生が出題した予想問題と全く同じだったのです。
「し
めた。これで20点はもらえるぞ」とほくそ笑んだのですが、残念ながら選択問題
の得点が規定に達せず、記述答案は採点してもらえませんでした。

 記述問題の採点をしてもらえない「足切り」には3つのケースがあります。
@一般知識等が6問正解(24点)に達しない場合は皆さんご存じですが、さらに
A法令選択問題(5肢択一と多肢選択の合計)の得点が62点に達しない場合B法
令選択と一般知識等の合計点が120点に達しない場合――もその時点で不合格と
なり、記述の答案は採点してもらえないのです。1年目のわたしの場合、@とA
はクリアしたのですが、Bに惜しくもひっかかってしまったのです。仮に記述で
満点の60点をとったとしても、合格ラインの180点には達しないので、足切りに
なるのも当然といえば当然です。

「択一がもう20数点(6〜7問)ほど上積み出来て、記述の採点をしてもらえ
ていたなら、一発合格もありえたのではないか」というのが1年目の総括で、

これが2年目もよみカルに通う一因となりました。

 

2年目から3年目へ

 2年目は先生の講義もスラスラと頭にはいるようになり、毎時間の小テストや
最後の模擬試験でも手ごたえを感じましたが、残念ながら本番試験では合格点に
達しませんでした。

 3年目となると、気力もなえる人が多いようですが、わたしは高橋先生推奨の
B6情報カード記憶法」にしっかり取り組みました。行政法や民法の重要事項
とその記憶法をカードに丹念かつ丁寧に書き込み、空き時間にカードを見ながら
理解と記憶に努めるのです。カード作成にはかなり膨大な時間を費やしますが、
学習が進んでくると、関連した条文等が憲法、行政法、民法を横断してシナプス
(
記憶細胞の接続)が形成されていくような感じになったのでした。

 授業では毎時間、練習問題や過去問の小テストがありますが、わたしはそこで
出題された判例や条文は帰宅してからテキストや六法で必ずチェックして読み込
むとともに、反復練習を続けました。夏から秋にかけては自宅で「行政書士試験
過去5年問題集」を徹底してやったことは言うまでもありません。

 授業ではまた、先生が学習上または実務上の資料や新聞切り抜きコピーを毎時
間のように配布してくれました。私の一般知識等の得点は、そのおかげで飛躍的
に伸びたといっても過言ではありません。

 

◇どこが伸びたか

 次に2年目と3年目の本番試験でのわたしの得点を公表します。

          2年目     3年目

法令五肢択一     84      96
法令多肢選択     20      12

法令記述      10       20
一般知識等     32        52
 合計      146(不合格) 180(合格)

 なんと、合格ラインぎりぎりの180点での合格だったのです。高橋先生は「180

点と179点以下とでは天と地ほどの違いがあるが、合格すれば180点も200点も関
係ないよ」と言ってくれましたが、本当に冷や汗ものでした。2年目と3年目の違
いは法令五肢択一と記述、それに一般知識等の得点が向上したことです。向上し
たといっても、記述は60点満点のところ20点で、あまり自慢できる点ではありま
せん。「記述問題は難しいうえに水ものの要素があって、勉強したからといって
必ずしも高得点をとれるとは限らない。記述が20点でも全体で合格ラインに達す
るように法令選択問題や一般知識の得点アップをめざせ」というのが先生の指導
する「合格ミニマム作戦」ですが、わたしの得点はまさのそのご指導を地でいっ
たものともいえましょう。

 富士山に登るのも吉田口と御殿場口があるように、行政書士試験対策にも人そ
れぞれのやり方があると思います。どうか皆さんも目標に向かって一日一日を積
み重ねていただけたら、と願う次第です。

 最後に高橋先生をはじめ、よみうりカルチャーのスタッフの方々に大変お世話
になりましたことを感謝したいと思います。

                        (令和42月記)




     2年目に2点差で「奇跡」の合格  

             〜令和2年度行政書士試験合格〜

                         A.T(47=IT技術者・男性)

 私は、よみうりカルチャー川口教室で高橋先生の行政書士受験講座を受講し、2年目
に念願を達することができました。忘れもしない令和21031日の直前対策講座最
終日、教室から川口駅までの帰り道で一緒になった先生が「いけるぞ!自信を持って
やりなさい」と言って私の手を固く握り締めてくださいました。最終模試の結果が合格圏
に届かず、自信を失いかけていた私ですが、この先生の励ましを受けて追い込み勉強
に集中。結果はなんと合格ラインを上回ることわずか2点の182点という「奇跡の合格」
でした。

 わが子の教室通いでチラシ

受講のきっかけは、2年前の春、よみうりカルチャー川口の合気道教室に通っていた
子供の送り迎えの際に、何気なく目にした講座案内のチラシでした。
 私はフリーランスで情報処理系の仕事についており、時間が許す限り情報関係を中心
に各種資格を取得するように努めてきました。しかし、IT業界は若さと体力が勝負とい
われています。「人生後半の生きがいと食い扶持を確保する道はなにか?」――考えて
みた時、自分は法学部出身であり、新しい資格に挑戦するなら昔少しはかじった法律系
が馴染み易いのではないかと思うようになっていました。
 そのような中で、チラシの「合格をめざす行政書士受験講座」の文字が目にとまったの
です。都合のよいことに川口校での開講日は土曜午後で仕事に支障なく、時間的に余
裕もありそうです。 3月末に無料ガイダンスがあるというので、すぐに予約し、同時に本
講座への入会も申し込みました。

甘かった1年目

入る前は「プロの先生の講義を受ければすんなり合格できるのではないか」と考えて
いましたが、受講してすぐに「そんな甘いものではないな」と悟りました。なにしろ全国平
均の合格率が10%前後、それも1年目で合格できる人はごく少数で、ほとんどが23
回目の受験でようやく目標を達しているというのです。もちろん、3回受けても合格点に
達しない人が多数いるわけです。
 高橋先生の講義は、行政法、民法など基本テキストの解説はもちろんのこと、ご自身
が担当した実務の書類を開示してくれたり、教科書と実務・運用との違いなどを教えてく
れたりするので、授業はとても興味深く、2時間は あっと言う間に過ぎてしまいます。法
律や裁判に関係した最新のニュース記事も添付して解説して下さるので、その時学んだ
法律が世の中で具体的にどう適用されているのかもわかります。卒業してからはほとん
ど気にも留めていなかった法律に関する日々のニュースを、自分でも意識的に読むよう
になりました。
 しかし、あとから考えると1年目は学習時間が全く足りませんでした。授業ではその日
の学習項目に沿った練習問題や過去問を毎時間やり、答え合わせをするのですが、半
分もできないことがよくありました。当然のように1年目の本番試験は合格ラインにはほ
ど遠く、思案の末、「もう1年、高橋先生の講座をうけて再チャレンジしよう」と自分を奮い
たたせたのでした。


2年目はアウトプットに注力

  失敗した後の再スタートにはつらいものがあります。ようやく2月になって行政書士試
験対策の判例集を購入し、読み始めました。そして「2年目なので基礎講座はもういいか
な」と考え、メールで先生と相談し、7月の実践講座から参加することにしました。しかし
今にして思えば、これはかなり甘い対応でした。というのは、先生のカリキュラムでは基
礎講座(46月)は憲法と行政法中心、実践講座(79月)は民法中心に構成されて
います。2年目に基礎講座に参加しなかったため、行政法の力が不十分なことに後から
気が付き、本番直前まで追い込みに追われました。
 1年目との大きな違いは、2年目は学習時間を圧倒的にふやしたこと、そしてインプット
(入力)もさることながら、アウトプット(出力)に注力した点です。先生が授業で常々いわ
れたのは「テキストや授業で学ぶのはインプット、過去問演習や模試、本番試験で力を
発揮するのはアウトプット。アウトプットが不十分な人は試験には受かりません」というこ
とでした。
 インプットで効果を発揮したのが先生秘伝の「行政書士試験必須205項目語呂合わせ
暗記法」でした。必要とされる法令各科目のポイントが語呂合わせ中心にまとめられて
いるので、脳にすんなりとなじんでいきます。しかし、読むだけでは不十分なので、先生
の勧めに従い、B6判のカードを購入し、要点をオモテウラに書き込んでスキマ時間に覚
えるようにしました。この作業で、アウトプットの力がついたのです。

法令5択の得点力がポイント

 最後に、1年目と2年目のわたしの本番試験の得点を恥ずかしながら公開します(自
己採点ではなく、試験センターから通知された正式得点)。

        1年目      2年目

 法令5択    60      100

 多肢選択   22       18

 法令記述   20       20

 一般知識   52       44

      154(不合格)   182(合格) 

 一見してお分かりのように、合否を分けたのは法令5択問題の得点の違いです。
ただし、得点が増えたのは主として民法で、行政法は前述のように冷や汗ものでした。
また難関の記述問題は、両年とも20点しかとれませんでしたので、偉そうなことは言え
ません。先生は授業で「記述(60点満点)で5割以上とるのは至難のワザ。記述が20
点でも合格できるよう、法令選択や一般知識の得点力を増やせ」と強調されましたが、
2年目のわたしの得点は、まさに先生のアドバイス通りのぎりぎりの得点だったことがわ
かります。 
 2年間親しんだ高橋先生の講義、少人数の受講者同士の雰囲気がもう味わえないの
は残念ですが、一歩前へ進むことができました。先生をはじめ教室で切磋琢磨させてい
ただいた受講者のみなさん、事務局の方々に心からお礼申し上げます。
                               (令和3年3月記)



 「語呂合わせ暗記法」で合格を勝ち取る

        〜令和元年度行政書士試験合格〜
               M.N(54歳=日本語学校講師・男性)
 

 この欄で体験記を書いているみなさんは、よみうりカルチャーの行政書士受験
講座を受講した方々ですが、わたしはその講座を受講した経験がありません。

しかし、試験に2回失敗したあと、3年目に高橋講師が執筆した受験本「これで
あなたも合格できる!行政書士試験語呂合わせ暗記法」を入手し、勉強に励
んだ結果、今回、合格証を手にすることができました。「わたしの合格は語呂合
わせ暗記法のおかげ」と言っても過言ではありません。高橋先生の要請を受け、
これから受験する人たちの参考までにわたしの体験を書いてみました。

 

◇日本語学校講師から挑戦

わたしは現在、外国人留学生を相手にした日本語の講師として教壇に立ってい
ますが、以前は私立のインターナショナルスクールの教員でした。その時、東日
本大震災が発生。風評被害で退学・帰国する外国人生徒が続出して生徒数が激減、
学校は閉鎖に追い込まれてしまいました。突然のことに教師たちはどうしたらい
いかわからず、たまたまわたしが未払い賃金の支払い交渉に携わることになりま
した。これをきっかけに、自分がいかに法律に無知で、これまでいかにのほほん
と人生をすごしてきたかということを思い知らされました。

その後、日本語学校の専任講師となり、外国人留学生を指導するようになりま
したが、単に日本語を教えるだけではなく、彼らに日本の政治・経済や社会構造
について自信を持って説明できるようになりたいという気持ちが湧いてきました。
外国人留学生には滞在資格(いわゆるビザ)や卒業後の進学・就職問題が大きな
課題です。こうした問題にアドバイスできる職業といえば行政書士です。「そう
だ。行政書士試験に挑戦しよう」と決意し、ゴールを目指して長い旅が始まりま
した。

 

◇失敗の連続

1年目の取り組みは、某社の通信教育を受講することで始まりました。費用面
と合格率の高さにひかれてその通信講座を選んだのですが、学習を始めた頃、父
が闘病の末に亡くなってその葬儀などもあり、なかなか学習時間を確保できませ
んでした。父に合格を誓ったこともあり、何としても合格したいという気持ちだ
けで突っ走っていました。しかし、初受験の結果は、合格ラインに10点不足の
170点で敗退。通信講座は試験の概要を把握するにはいい教材ではありましたが、
通りいっぺんの勉強で合格できるほど行政書士試験は甘くないことを思い知らさ
れました。

2年目は某予備校の講座に通うことにしました。1年目の反省から勉強する時
は常に六法を参照し、細かいこともないがしろにせずに学習を進めました。しか
し、模擬試験を一回しか受けず、知識のアウトプットを演習する機会が少なすぎ
たようで、結果は前年より悪く、164点と惨敗しました。ただ、難関の記述問題
だけは前年の320点から34点へとアップしました。記述問題では何が問われて
いるのかを真剣に考え、答案を作成した結果が出たことがプラスでした。

 

◇「語呂合わせ暗記法」に出会う

3年も勉強していると「こんなに一生懸命やっているのに、結果はいつ出るの
だろうか」と自信を失い、疑心暗鬼になることがあります。受験を決意したのも
自分、結果が出るまで続けるか、途中で辞めるかを決断するのも自分です。わた
しは、勤務を続けながら毎日の学習時間を確保することの大変さも身に染みてい
ましたので、「受験はこれで最後」と決めてかかりました。今までさんざんイン
プット学習をやってきたわけですから、3年目はアウトプットを中心に心がけま
した。学習の中心は過去問題集と六法です。さらに、記述対策の学習によって試
験頻出語句を正確に暗記・再生することの大切さがよくわかっていたので、なに
か良い本はないだろうかと探していたところ、Amazonで高橋和史先生の「行政
書士試験語呂合わせ暗記法」を見つけました。本書は法令5科目の重要183項目
の覚え方のほか、記述対策として行政法と民法の必須専門用語143語を収録して
います。そして前書きのところに「本書の使い方――効果をあげるために」とい
う説明があり、情報カードに重要項目とその語呂合わせを書き込み、繰り返し
読み込んで暗記することを推奨しています。わたし
はこの方法を実践しようと
決意し、本に示されているすべての事項と語句をカード化し、隙間時間に繰り返
し読み込みました。電車やベッドの中だけではなく、トイレの中までカードを持
ち込んで記憶に励んだのです。

 

難関の記述で高得点

試験本番では、問題を解く順番も重要です。わたしは最初に一般知識、次に記
述問題に手をつけ、時間がかかる法令択一の民法は最後に解くようにしました。
今回の試験は想像をはるかに超える難しさで、3回受けた中で一番難しいのでは
ないか、と思ったほどです。やり切った気持ちで試験後の日々を送り,年が明け
て発表当日、自分の番号を見つけた時は一瞬信じられませんでした。法令択一の
点数があまりよくなかったのですが、記述問題が60点満点のところ50点を確保、
全体で200(合格ライン180)での合格でした。記述の高得点は「語呂合わせ
暗記法」を活用して暗記した専門用語を試験場で思い起こし、正確に書くことが
できたためだと思います。

行政書士試験は生易しい試験ではありません。しかし、いくら難しくても、
最後まであきらめない気持ちでやりぬけば、その先に合格が待っているのです。
このことを体験できたことは、今後の自分の人生にもきっと大きなプラスにな
ると今では確信しています。          (令和2年2月記)
 

<講師追記>M.Nさんが学習したのは2019年1月発行の初版ですが、民法
大改正に即して2020年1月に改訂版(2020年国試対応版)を、その後、さらに
2023年3月に「2023年国試対応版」を改定4版としてAmazonから刊行しました。
電子版900円、POD版(書籍)1320円で好評発売中。本年度の受験対策にはこの
改訂4版を活用してください。初学者や初受験者には頼れる羅針盤に、リベンジ
組には最強の武器に
なることを確信します。




     紆余曲折、72歳で合格。講師との奇縁

              〜平成28年度行政書士試験合格〜
                    M.M (73歳=行政書士・男性)

□人生ままならず
 人生100年、年金不安時代、サラリーマンの定年後の家計事情は厳しい。
定年後も20年近く働かなければならない時代が到来した。定年後雇用継続
を採用する企業で、後輩上司に低賃金でこき使われ、ストレスのたまる生活
保障も、精々70歳まで。その間にストレスで寿命を縮める者もいるーーそん
な惨めな定年後の生活を嫌い、定年直前から資格試験の準備を始めようと
考えた私でしたが、人生はままならず。突然、脳梗塞で倒れた母親の介護に
忙殺され、勉強する時間的・経済的余裕が失われてしまいました。
 今から8年ほど前のことです。ある日、読売カルチャーのチラシで「行政書士
試験直前対策講座」の告知が目にとまりました。時間的・経済的余裕のない
定年退職者にとっては、家から近く、時間の都合もつきやすい土曜の午後。
そして何よりも費用がリーズナブル。こんな条件を備えた資格試験予備校は
他にないと思い、早速申し込み、1か月の受講のあと、すぐに試験の日がや
ってきました。ところが、あまり真剣に準備をしないまま受験に臨んだため、
あえなく不合格。
難関の記述式では直前講座でやったような問題が出題され
「おっ、これはできそうだぞ」と勢い込んだのですが、その利点も生かせませ
んでした。今にして思えば行政書士試験を「なめていた」のかもしれません。

□200点獲得で合格、開業
 その後、母が亡くなって、勉強時間も確保できるようになったことから、捲土
重来を期して独学で行政書士の受験勉強を再開、平成28年度の試験で合格
証を手にしました。既に齢72歳でしたが、法令等164点、一般知識36点の合
計点数200点を獲得(合格ラインは180点)。多くの受験者が苦しむ法令記述
式(60点満点)は52点をとりましたが、一般知識(56点満点、足切り24点)は
36点に止まり、ちょっと冷汗ものでした。
 平成29年9月に台東区の自宅を事務所に行政書士登録し、年末の行政書
士会台東支部の忘年会に参加すると、どこかで見た人に会いました。記憶
をたどると、8年前の講習でお世話になった講師のA先生その人でした。
先生はベテラン行政書士の一人として忘年会に参加していたのです。


□記憶の糸を紡いで
 帰宅後、改めて記憶を呼び起こしたところ、実はA先生とは私が大学4年生
の時にお互いの共通の友人を介して一度お目にかかっていたことがわかり
ました。当時、母校は大学紛争の真っ最中。Aさんはすでに卒業してN新聞
の社会部記者となり、学園紛争に揺れる母校で取材活動に従事していたの
です。
 実はよみうりカルチャーでの講座受講中も「どこかで見たことがあるような
人だな」とは思ったのですが、まさか新聞記者として取材に駆け回っていた
人が三十数年後に行政書士講座の講師になっているとは思いもよらず、結
びつかなかったのです。


□直前2カ月は毎日4時間学習
 いま改めて、A先生の講座を受講していた際の状況を思い起こすと、私に
とっては、講義内容よりも、同世代の先人として、A先生が醸し出す人間性
に興味を抱きました。私は法学部卒で在学中は司法試験対策の勉強に打
ち込んだ経験があるため、行政書士試験を幾分軽視していました。不合格
になった後、独力で行政試験対策に真面目に取り組んだ際に、思い起こし、
読み返したのがA先生が教室で配布したご自身の受験体験記でした。
 先生が書いているように、まずは学習に集中できる環境の整備が大切です。
私は試験直前の2か月間は母校の図書館で毎日平均4時間ほど机に向か
いました。どんな試験でも、特に記憶力が低下した高齢者にとっては、直前の
1週間でどれだけ既習範囲の見直しが出来るかが、決定的に重要です。
 よく言われるように、行政書士試験では法令記述式と一般知識の対策が特
に大切ですが、一般知識で点が取れないという人には高校の「公民科(政
治・経済)」の副読本がお勧めです。
                         (平成30年3月記)




   とりあえず宅建、さらに行書合格をめざして

     ――平成28年度宅建士試験合格――

           K.F(42歳=無職・女性)

 この欄で体験記を書いている方たちはみなさん、行政書士試験の合格
者です。でもわたしは、行政書士試験に二回失敗し、打開策を求めて
とりあえず宅建士の試験を受け、なんとか合格した者です。いささか
場違いな感じは否めませんが、講師の青木先生から「あなたの体験は
他の受講生にも参考になり、ある意味では彼らを勇気づけることにも
なるだろうから、ぜひ書きなさい」と勧められ、恥ずかしながら書い
てみることにしました。

「軽い気持ち」から学ぶ喜びに

 わたしは大学をでたあと、旅行業界で長い間働いてきました。ところ
が3年前、年老いた両親の介護をしなければならない立場になり、一生
かけてもよいと思っていた仕事を辞めざるをえなくなりました。長い
経験を積んで「ベテラン」と言われ、仕事が面白くなってきた矢先の
ことでした。

 「180度変わってしまった自分の生活をどう設計していくか」――思
思い悩んでいた時、購読している読売新聞で錦糸町よみうりカルチャー
ーに「行政書士受験対策講座」が開講されることを知りました。行政
書士になりたい、という特に強い意思があったわけではありません。
親の介護の合間の気分転換に、今までやったことのない法律の勉強を
やってみようか、という軽い気持ちで受講手続きをしたのです。ところ
ろが、青木先生の講義を受けて勉強を始めてみると、そんな軽い気持ち
ちとは無関係に今まで知らなかったことを学ぶ喜びを知り、法律学の奥
の深さに惹きつけられたのです。そして、法律を学ぶことによって、
自分の人生に新しい道が開けるような気さえしてきました。

苦痛と挫折の日々

 ところが、わたしは学生時代を含めて、それまで一度も法律の勉強
をしたことがありませんでした。行政書士試験の科目は行政法、民法、
憲法、会社法などの法律択一科目のほか、足切りのある「一般知識」、
さらに難関の民法・行政法の記述問題まであります。大学の法学部を
卒業した方たちは法律の基礎知識がありますが、それがまったくない
わたしには、テキストを読んでも過去問をやってもわからないことだ
らけで、残るのは苦痛ばかり。「こんな難しいことを、なんでこの歳
になって勉強しなければならないのだろう」と思ったこともたびたび
でした。

 青木先生に「合否は二の次。自分の力を試すつもりで、とにかく試験
は受けなさい」と励まされて、行政書士試験を2回受けましたが、もち
ろん受かるはずはありません。挫折感だけが残りました。

なんと「民法が易しい」

わたしのようなものが一年や二年、勉強したからといって行政書士
合格なんて本来ありえない話です。しかし、二度も失敗して先行きの
見通しもないと、人は心が折れかかってきます。平成28年6月、わたし
しは目先を変えて宅建を受けてみようか、と思いつきました。それ以前
に青木先生が授業の合間の雑談で「行政書士試験ではハードルが高すぎ
ると思う人は、とりあえず宅建に挑戦してみたらどうか」と言われた
ことを思い出したのです。受講中の行政書士対策講座の授業が終わった
後で青木先生に自分の考えをお伝えすると「それはいいんじゃないか。
宅建に合格してから行政書士に挑戦しても遅くはないよ」と強く背中を
押してくださいました。

 宅建は10月に試験があります。出題科目はすべて択一式で、専門の
宅地建物取引業法(20問)のほか「権利関係」(民法、借地借家法など
14問)、「法令上の制限」(都市計画法など8問)など計50問です。出
題対象の法律は多いのですが、専門誌の解説によると、合格ラインは
70%(35問)前後で、合否の決め手になるのは民法とのこと。ほとんど
の受験生が民法の対策に苦しみ、不合格者の多くは民法の点数不足によ
るものだそうです。

 わたしは早速、宅建民法の過去問や予想問題をやってみました。する
と、おもしろいように点がとれるのです。テキストの説明もすらすらと
理解できます。行書の勉強では苦手で苦しんでいた民法なのに、宅建民
法で点がとれたのは、一つには行書の法令問題が五択なのに宅建法令は
四択という違いがありました。両試験の問題レベルの違いもあります。
しかし、それと同時に、難しい行政書士の民法対策に悩みながらも2年
間取り組んだ蓄積が宅建の民法対策に生きてきた、ということのように
に思われました。こうなると自信が出てきます。他の科目の習得も能率
よくすすみ、本番試験まで五か月ほどしかありませんでしたが、精神的
に余裕をもって臨むことができ、11月の末、なんとか合格通知をいただ
くことができました。

「人生に無駄はない」

 失敗や挫折の連続は人の心を暗くしますが、たとえささやかでも成功
の体験と達成感は人の心を明るくし、前向きにしてくれます。わたしは
宅建合格の体験から「行書対策の勉強は無駄ではなかった」と実感しま
した。そして次のステップアップにますます意欲が湧いてきました。セ
セカンドライフの始まりです。

 両親の介護という日常生活は変わらず、宅建の資格をとったからとい
ってわたしはすぐには宅建業界で働くことはできません。じかし、将来
その資格が意味を持つこともあるでしょう。同様に、仮に今後、行書試
試験に合格できたとしてもとてもすぐには開業には至らないでしょう。
でも、それでもいいのです。

 わたしはいま、「人生には無駄はないのだ」と思うようになりまし
た。親の介護をしなければならないことも、好きな仕事を辞めざるを
えなくなったことも、すべては今の自分になるためのひとつの道だっ
たのかも知れません。そんな風に思って生きてみるのもいいかな、と
最近は考え始めています。            
                      (平成28年12月記)



<受講生の声>

北の地で「挑戦者の勲章」をかみしめる

            〜平成27年度行政書士試験合格〜
                        T.N(57歳=会社員)

 1回目の挑戦は10点差に泣く

  わたしは約30年間勤めた会社を平成242月にリストラされました。退職
 する直前に宅地建物取引主任者(現在の宅建士)試験に合格していたので、
 共通科目のある有望な資格を探していたところ、行政書士なら独立開業が
 できるというので、新聞のチラシにあったよみうりカルチャーの行政書士
 受験講座ガイダンスに参加しました。講師の青木先生の熱のこもった話し
 ぶりが大変気に入ったので、すぐに受講を申し込みました。毎週土曜日昼
 間の講座でしたが、青木先生のカリキュラムと講義は素晴らしく、とくに
 足切りがある一般知識や大部分の受験生が苦手にしている記述式の講義は
 自分でも力がつくのがわかり、楽しみながら受講しました。教室での最後
 の模擬試験では「合格圏」の判定をいただき、自分でもがんばったつもり
 でしたが、やはり本試験は難しく、残念ながら合格点に
10点足りず、涙を
 のみました。

 札幌に転居、マンション管理士に

  不合格通知を見て悔しい気持ちを抱いていたころ、北海道の実家に住む
 親から「こちらに来て、札幌のマンションの管理人をやってほしい」との
 要請がありました。年老いた親の願いを無視することはできず、学生時代
 から
36年暮らした埼玉から札幌に引っ越すことになりました。青木先生に
 そのことを報告すると、「せっかく合格ラインまで頑張ったのだから、札
 幌に行っても勉強を続け、今度こそ合格してほしい」との激励のメールを
 いただきました。その中にあった「失敗とは、挑戦する勇気のある者のみ
 に与えられる勲章である。なぜなら挑戦しない者には失敗もないのだから」
 という言葉は、札幌での孤独な挑戦を続けるわたしにとって、忘れられな
 い言葉となりました。札幌ではマンション管理会社に就職してマンション
 管理士試験には合格しましたが、しばらくは行政書士の勉強は出来ずじま
 いでした。

 再挑戦では8点足りず

  平成26年春、「どうしても行政書士の資格を取りたい」と再挑戦を決意
 しました。受験用のテキストや問題集だけでなく、よみうりカルチャー時
 代に青木先生の授業で使用し、保存してあった教材や『国試突破!法令必
 須項目暗記法』を使用して勉強再開です。予備校での直前模擬試験では合
 格ラインに届いたので、「今回こそ」の願いを込めて本試験に臨みました。
 しかし、この年は民法を中心に難問が多く、合格点引き下げの特例措置が
 あったにもかかわらず、残念ながらわずか8点差で不合格でした。

 繰り返し学習で「成功」の勲章

  三回目の挑戦となった平成27年は「今年が最後」と腹を決め、某社の独
 学道場という通信講座を受講しました。しかし、
青木先生秘伝の暗記本は
 いつも携帯して熟読、記憶に努めました。この本は試験に出やすいポイン
 トをしっかり抑え、語呂合わせ方式で記憶できるようになっている優れも
 のです。
また、これまでの体験から、過去問をやっただけでは合格点に達
 することはできないと考えたわたしは、今度は予想問題集を2冊(6回分)
 やり、資格予備校の模擬試験を5回受験しました。そして、青木先生のご
 指導どおり、単に模試を受けるだけではなく、間違った問題は繰り返し5
 回以上やり直すようにしました。還暦近い歳になると記憶力が低下し、間
 違った問題をやり直してもまた間違える始末です。本試験が終わった後、
 解答速報を参考に自己採点すると合格ラインぎりぎりで、不安な日々が続
 きましたが、
1月末に試験センターから通知が来て何と182点で合格してい
 ました。法令問題
16の没問・全員4点加算の措置に救われたわけで、まさに
 天の救いというべきでしょう。北海道では
1486人が受験し、181人が合格し
 た中のひとりでした。青木先生からいただいた励ましの言葉に支えられて
 挑戦を続けたわたしですが、いま、札幌の地で「挑戦のあとの成功」という
 勲章をかみしめています。本当にありがとうございました。

(平成281月記)

 

              
 <受講生の声>
  「このままでは終われない」と誓って
            〜平成23年度行政書士試験合格〜
                       T.Y(38歳=女性行政書士)

思わぬ再会
 
行政書士に登録し、自分の事務所をもって1年になりますが、最近(平成25年11
月)、思いがけない所で思いがけない人と再会しました。わたしが行政書士とし
ての業務知識を深めるため、「成年後見」に関するセミナーに出席したところ、
そこによみうりカルチャーの青木先生が主催者側の一員としてお見えになって
いたのです。思わず駆け寄って名刺を差し出すと、先生も「そうか。合格して事
務所を持ったんだね」と喜んでくださいました。毎週、よみうりカルチャーの教
室に通って先生の授業を受けた日々、それからの長かった日々のことが思い
出されました。


法律を一から学ぶ
 
「何か資格を取りたいな」。漠然とそんなことを考えていた平成19年のある日
わたしは新聞に出ていた読売カルチャーの広告を偶然目にしました。その中に
以前から少し興味があった「行政書士講座」を見つけたのです。その時は行政
書士が何をする人なのかもよくわかっておらず、習い事の一つという感覚で、
受講を申し込みました。
 大学時代は文学部だったので、法律をきちんと学んだこともなく、卒業後、
就職してからも法律とは全く無縁の生活でした。講座を受講していた期間、新
しいことを一から学んだということもありますが、青木先生の授業がとても楽し
かったのを覚えています。わたし自身は頑張って勉強したつもりでしたが、力
及ばず、その年の試験は不合格でした。
 次の年も受験しようと思っていましたが、体調を崩したり、家庭の事情がいろ
いろあったりして、その後約2年間は勉強から離れていました。


再挑戦も失敗、リベンジに成功
 
いろいろなことが落ち着いたとき、ふと、行政書士を目指して学んでいた頃を
思い出しました。勉強を中断してしまったことが、消化不良のような感覚で残っ
ていたのです。
「もう一度挑戦しよう」と考え、職場から通学の便がよい某資格予備校に通い、
勉強し直すことにしました。その年はある程度の手応えをつかみ、11月の試験
に臨みました。ところが、当日の朝、家の中で思わぬアクシデントがあって出発
が遅れ、なんとか試験開始時間には間に合ったものの、十分に実力を出せない
まま終わってしまい、またしても残念な結果となりました。今から考えるとまだ
まだ力不足だったのかもしれません。
 発表のあと、「このままでは終われない」という思いが強く、リベンジを誓い
ました。
 「もし今度も不合格だったら、もう受験はやめよう」。そう心に決め、別の資
格予備校に通うことにしました。前の年と予備校を変えたのは、場所よりも、
カリキュラム重視で選んだからです。そして、その年の試験でついに合格。
平成24年1月末に合格通知が来た時の嬉しさは、一生忘れません。
 途中中断したものの、「やはり行政書士の資格をとりたい」という意欲を維持
できたのは、青木先生の講座を受講したことがきっかけでした。あの時、講座
を申し込んで本当に良かったと今でも思います。

充実した毎日
 
平成24年11月1日はわたしが行政書士に登録し、事務所を開いた日です。日本
行政書士会のホームページに自分の名前が出て、部屋の入り口に事務所のプレ
ートを見たときの感激は忘れられません。現在、わたしは「相続、遺言、終活、
離婚」を主な業務分野として、顧客の相談に乗っています。「だれに相談してい
いかわからないけれど、ちょっとあの人に話してみようかな」といった感じで思
い出してもらえるような「街の法律屋さん」をめざして充実した毎日です。
  登録してみると、女性の行政書士もけっこういることがわかり、時には「女
子会」の声がかかります。ベテランの先生方から、わたしのようなペーペーま
で、女性行政書士だけで集まり、仕事のことや悩み事を相談し、みんなで考
えたり、励ましたりするのです。お酒が進むにつれ、みんなのテンションは上
がり、大宴会状態になることもあります。体調が多少悪くても、参加すると元
気になり、「またがんばろう」という気になって帰ります。
  きのうも依頼者から連絡があって面談しました。わたしにとっては初めて取
り組む分野の業務なので、いろいろ調べること、やることがいっぱいあって大
変です。しかし、わたしを信頼して依頼してくれた方のためにもがんばりたい
と思うのです。
                          (平成25年11月記)

   

 <受講生の声>
    挫折、中断そして再起、栄冠への道
         〜平成23年度行政書士試験合格〜
                       K.N
(44歳=自営業)

合格への長い道のり
 
平成24年1月30日の夕方、自宅の郵便受けを見ると、夕刊とともに1通のはがき
があった。封印された箇所を開いてみると「合格」の2文字が・・・。その瞬間、
喜びやうれしさよりも、「ようやく終わったんだ」という安堵感が込み上げてきた。
 行政書士試験への挑戦を思い立ってから4年、初めて青木先生の教室の門を叩
いてから3年。思えば長い道程で、ずいぶん遠回りをしての合格だった。「1年で
合格を」と考えている人たちにはあまり参考にならないかもしれないが、「合格
者の中にはこういう者もいるんだ」という実例として、自分の体験を報告してみ
たい。


先生の熱意に圧倒
 
私が初めて行政書士試験に挑戦する気になったのは平成20年のこと。法律は
全くの素人で、某社の通信教育講座に申し込んだものの、勉強の方法自体がわ
からず、六法も備えてない状態で、当然のことながら轟沈。新聞の折込チラシで
見たよみうりカルチャー青木先生の講座に参加したのは、21年4月のことだった。
 まず驚かされたのは、教室での先生の声の大きさと授業にかける先生の熱意
だった。例えば憲法では、主要判例の要約だけでなく、その訴訟に関わった人た
ちのその後と現在の生活を語り、法律学習に人間的な興味を持たせてくれた。
とっつきにくい行政法と民法は、記憶力が減退した中高年向けに語呂合わせを
駆使して記憶を奨励。条文が多く、細かい規定が多い会社法では、先生ご自身
が保有する”ボロ株”のコピーを見せながらユーモアを散りばめた解説。さらに
「一般知識等」では、時事に即した新聞記事コピーや解説資料を毎時間のよう
に配布してくれた。
 そして、何よりも2時間の授業時間を超過して、教室掃除の担当者がドアを叩
いても「もうちょっと」「あと少し」と言って講義を続ける熱意。先生は我々に
単なる知識の切り売りをしたのではなく、法律を勉強することの意義と面白さを
教えてくれたのだった。
 充実した7ヵ月が過ぎて、21年11月の試験になった。教室での直前の模試で
先生から「合格圏」の判定をいただいたこともあり、自信満々で臨んだが、結果
はなんと合格ラインに8点差の「不合格」。選択問題たった2問の差だった。

”青木メソッド”を独りで実践
 
苦い現実と挫折感。ちょうどそのころ、父の事業を継承するため、永年の会社
勤めをやめなければならなくなった私は、行政書士試験の勉強などする気力も
体力もなくしてしまったのだった。そして1年が経過した。
 23年正月、テレビで箱根駅伝の中継を見ていた私の心に突如、チャレンジ精
神がよみがえった。ダンボール箱に投げ込んであったテキストや六法を引っ張り
出してみた。
 しかし、いまさら資格予備校に通う気は起きない。「完全独学でやってみよ
う。青木先生の教材を使って先生のアドバイスを、青木メソッドを独りで実践
するんだ」と自分に言い聞かせた。
 それからの
勉強で大いに役立ったのが、先生考案の「法令科目語呂合わせ暗
記法」だった。
先生が言われたようにカードに書き込み、日々の生活や仕事の
合間にそらんじるようにしただけでなく、自分でも重要項目のオリジナル語呂合
わせをつくった。その効果は絶大で、たちまちのうちに1年間のブランクをとりも
どすことができたのだった。
 「できれば自習は図書館を利用せよ」との助言を思い出し、仕事のない週末は
必ず図書館にこもった。後半は、単に過去問学習を繰り返すだけでなく、先生
推薦の「法学検定試験問題集」に取り組んだ。

運命の女神は微笑む
 
そして11月の第2日曜日。3度目の挑戦だが、正直に言っていちばん緊張した。
しかし、試験の開始とともに不思議に落ち着き、頭がさえてくるのがわかった。
例えば、法令選択の第2問(裁判制度)を見た時、「ああ、これは法学検定試験
問題集でやったのと全く同じ問題だな」とすぐに思い出した。記述の45問(抵当
権の消滅)にとりかかろうとすると、青木先生直伝の暗記フレーズ「買主が抵当
権者に申し出て、抵当権の消滅請求。抵当権者は応じる義務なし。ただし、代
価弁済、求めてみるよ」が自然に頭に浮かぶ、といった状態だ。そんなこんなで
3時間が終了。決して自信があったわけではなく、「どうせ年明けには通知がくる
んだ」と自己採点もせずに日常業務に戻った。
 結果として「三度目の正直」(あまり誇れたものではないが)で、合格とあい
なった。通知された得点表によると、私の得点は200点ぴったり(合格ライン
180点)で、記述は42点(60点満点)だった。
 いま改めて思うのは、「なぜ自分は21年度の試験では合格点に達しなかった
のだろう」という疑問である。おそらく青木先生が配布してくれた教材を消化で
きず、先生のアドバイスを十分に実践できなかったためではないか。そして、
なによりも、常に前向きに切り込んでいくようなアクティブな先生の挑戦の姿
勢を、私が幾分なりとも身につけることができた時、運命の女神は微笑みを
みせてくれたのではないか、と。
                            (平成24年2月記)


  

 <受講生の声>
「行政法」「一般知識」、集中学習4ヵ月の成果
         〜平成22年度行政書士試験合格〜
                         A.Y (40歳=主婦)

6月末に受験決意、入室
  
 私が行政書士試験を受けようと決心したのは、試験まであと4ヵ月余りの平
 成22年6月末のことでした。学生時代から法律専門職に憧れがあり、司法試験
 (旧試験)には若いころから何回も挑戦していたのでした。専業主婦になって
 からは子育てと親の介護などがあって、勉強や受験の意欲が低下し、試験
 制度の変更で平成22年を最後に旧試験そのものがなくなってしまったのです。
  そんな時によみうりカルチャーのパンフレットで見つけたのが行政書士受験
 講座で した。「いまからでも絶対に自分の仕事をもちたい」という気持ちが
 あり、「行政書士の仕事には将来性がある。ぜひやってみよう」と決意しまし
 た。
  実際に毎土曜日、青木和史先生の授業を受けることになったのは7月から
 です。私の場合、それまでの勉強で基礎法学、憲法、民法、商法は一応やっ
 ていましたが、行政法と一般知識はまったくの白紙で、特に一般知識には足
 切りがあります。そこで、試験まで行政法と一般知識の勉強に集中しようと
 考えました。
  青木先生の授業は各科目ともとても明快で、それまで手付かずの行政法に
 もすぐになじむことができました。とくに先生が教室で配布してくださった
 「語呂合わせ記憶法」はとても役にたち、余白を利用して自分なりのサブ
 ノートにしました。


本試験でパニック、そして奇跡が・・・
   
7〜9月の実践講座が終わり、10月の直前講座にも参加して、すぐに試験の
 日がやってきました。
   「本試験はやはり厳しい」というのが実際に体験してみての実感です。緊
 張感 の大きさが、模試の時とは比べものにならないのです。
  私は行政法の択一問題から始めたのですが、第1問がよくわかりません。第2
 問もわからず、すると、その次も、さらにその次もわからなくなってしまいま
 した。民法は得意科目のはずだったのに、出題された民法択一問題は明確
 に答を出せないものが多く、試験会場の私は、いま思い返しても恐ろしいよ
 なパニック状態に陥ってしまったのです。
  「なんとかしなければ・・・」と考えた私は、気持ちを切り替えるため、択
 一問題を後回しにし、思い切って記述問題に取り組むことにしました。そこで
 奇跡が起きたのです 行政法の記述式(問題44)が、なんと青木先生が
 授業で出した予想問題とほとんど同じものだった
のです。本当にうれしく、
 私ははやる気持ちを抑えて答案を書き込みました。そして、それを機に気分
 的にも落ちつきを取り戻し、あとは終了の鐘がなるまで夢中ですべての問題
 を解き切ることができたのでした。

記述式、予想外の高得点
  
年が明け、1月末の合格発表で私は幸いにも念願を達成することができまし
 た。合格証書と一緒に送られてきた得点表によると、心配だった一般知識は
 40点(14問中10問正解)、法令択一・選択(184点満点)は122点で、試験場で
 迷った民法も9問とも正解でした。とりわけ意外だったのは記述式(60点満点)
 が48点と、自己採点を相当上回る点だったことです。前述の理由で行政法は
 満点(20点)だったのですが、民法の記述は2問とも正解例とはかなり違う答案
 で、あまり点は取れそうもないと思っていたのです。
  「今回は法令択一の難度が高く、6%台の合格率を維持するため、記述式
 の採点をやや甘くしてバランスをとったようだ」というのが、青木先生のコメ
 ントですが、あるいはそうかもしれません。記述式で高得点をとるのは難しい
 のですが、わからない問題でも自分の知識を総動員し、部分点を狙ってとも
 かく40字のマス目を埋めておけば、ある程度の点はもらえるということでしょ
 うか。
  青木先生からはまた「あなたの場合は、4ヵ月の集中勉強もさることなが
 ら、それ以前の司法試験対策の勉強の蓄積がモノをいったのでしょう」とい
 われました。しかし、よみうりカルチャーに入会し、青木先生の授業を受け
 たからこそ合格できたことは間違いありません。「授業に出る前には必ず
 予習をするように。授業が終わったあとは必ず復習するように」というのが、
 先生の口癖でした。予習ができなかった週は教室にでるのも気が重かっ
 たのですが、それでも欠席はしないようにしました。
  同じ目的意識をもった受講生とともに学ぶことで、モチベーション(勉学意
 欲)を高く維持できるという効果もありました。いまは青木先生とよみうりカ
 ルチャーの皆様に対する感謝の気持ちでいっぱいです。
  本当にありがとうございました。
                               (平成23年2月記)

 <追記>A.Yさんは平成22年度に行政書士試験に合格した後、「ダブル
  ライセンス」を目指してさらに勉強を続け、2019年(令和元年)11月、難関
  の司法書士試験にも合格した。「よみうりカルチャー講座に参加しなければ
  行政書士試験には合格できず、行政書士の合格がなければ司法書士の
  合格もありませんでした」と感謝と喜びの報告を講師に伝えてきた。



 

 <受講生の声> 

わたしをやる気にさせた三つの理由
           〜平成19年度行政書士試験合格〜
                       Y.A (57歳=自営業)

チラシを見て説明会に
    
30数年勤めた会社を早期退職し、少し時間に余裕のあった私は、読売
  新聞に入ってきた折込広告に目を引かれました。読売日本テレビ文化セン
  ターのチラシでその一隅に行政書士受験講座のお知らせが載っています。
  サラリーマン時代に宅地建物取引主任者の資格をとっていたこともあり、
  法律に多少興味を持ち始めていました。
    無料の講座説明会があるというので、早々に申し込みをしました。説明
  会で初めて見る講師の青木先生は、少しとっつきにくい様子に見えました
  が、話をきいているうちに、だんだんとやってみようかなという気持ちにな
  ってきました。
    わたしがこの講座の受講を決めた一つの理由は、青木先生の書かれ
  た受験体験記を読んで、なんとなくその時の私の状況が、先生が受験した
  時の状況に似ているように思えたからです。二つ目は、先生の紹介してく
  れた基本書と六法が、私が独学で勉強した時に使用したものと同じであっ
  たからです。
    三つ目は、これが一番大きな理由かもしれませんが、先生の熱意です。
  講座の規定授業時間は午前10時30分から午後零時30分までの2時間
  なのですが、実際には午後1時を過ぎても終わらないことが、かなりの頻
  度でありました。
    講座では、はじめに行政書士試験の具体的な内容と受験のための勉
  強方法について、青木先生から話がありました。「この講座に出席するだ
  けでは試験には受かりません。家では少なくともこれだけの勉強をしてく
  ださい」と、かなりの時間数を示して、先生が説明されました。「この講座
  を受ければそれだけで合格しますよ」といわれるのかなと思っていた私も
  かえって「この先生のいう通り努力すれば受かるのかな」と思うようになり
  ました。

繰り返しと語呂合わせ
   
 講義は、基本書に基づいた説明と練習問題が主体となります。はじめ
  のうちは練習問題もなかなかすぐにはできません。時間はかかりますが、
  解答を十分に納得するまで理解することが大事です。難しい問題は、解く
  よりも答え合わせをす方がよほど時間がかかります。しかし、同じ問題を
  何度も解いていくうちに理解が進み、だんだん時間がかからなくなってき
  ます。青木先生が常々言われた「繰り返しが大切だ」という言葉を実感さ
  せられました。
   青木先生は講義の中で、ユニークな記憶法を教えてくれました。年齢的
  にそろそろ記憶に自信がもてなくなっていた私には、ありがたいことでし
  た。若いころは少し勉強しただけですぐに覚えられたことが、今では何
  度読んでもなかなか覚えられません。語呂合わせを利用した先生直伝
  の記憶法は、問題を解くときに少なからず役に立ちました


同じ問題が出た!
   
本番の試験は 、三十数年ぶりに母校の早稲田で受けることになりました。
  新しい建物が数棟建っていて、大学の雰囲気は以前と少し変わっていました
  が、教室に入ると、当時の気分が蘇ってくるようでした。試験の開始ととも
  に、問題を確認した私の顔には少し微笑みが浮かんできました。
記述式の
  問題が3題60点あるのですが、そのうちの1問は、青木先生が講座の中
  で練習問題として出されものと全く同じだった
からです。おかげさまで、こ
  の問題では満点(20点)をとるこができました。
 
  ただ残念なことに、私は記述式問題を最後に解いたため、残り時間があま
  りなく、あとの2問はほとんど点がとれませんでした。私の反省しなければ
  ならなかったところです。
   最後になりますが、青木先生ならびに読売文化センターの皆様、半年間、
  いろいろお世話になり、ありがとうございました。
                                   (平成20年2月記) 


 


    
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