03月 | 14日 | 「トウキョウ、モノクローム。。。」第12回 |
新宿LOFTなんて何年振りだろうか? 歌舞伎町の道を迷いながら考えていた。
「ああ、確か2001年12月以来だ。」と思い出し呟くと、あんたは何歳だと呆れられてしまった。
何とか新宿LOFTの入った雑居ビルを見つけ、地下2階へと下りる。
入口は青いオーニングが目印と思い込んでいたけれど、それは勘違いだったようだ。 では青いオーニングの記憶は何だったのだろう? と考える。 新宿LIQUIDROOMだったのかもしれないな。 うん、そういうことにしておこう。
物販でENDLESSのシングルとグッズを購入し、フロアへ戻ってドラ(略)さんと再会しました。
しばらくして会場の照明が消え、ライヴの始まり始まり (此処ではweblogで書かなかったことを書きます) 。
――ああっ、ENDLESSだ……!
私が過去3回観たSHIGEさんは、クールな佇まいで自己主張の激しいギターを奏でていました。 それは不思議な光景でした。 佇まいと音が一致しないのです。 よく「優雅に泳ぐ白鳥も、水面下では激しく足をばたつかせている」なんて言いますが、実際にその姿を見たらこんな気持ちになるのかもしれない。
しかし、今目の前の (と言ってもかなり遠い) SHIGEさんは違いました。 指先から、眉から、全身で何かを表現するその姿は――まるであのギターの音のようでした。
最初の2曲が終わり、MCでライヴ会場限定シングル・「ノスタルジア」の話題に。 「買った人ー」と、SHIGEさんが腕を挙げてお客さんに挙手を促しました。 挙手している姿さえ美しいこと。
開演前に購入していて良かった! はりきって左腕を挙げます。 あちら側からは見えているかしら。 あ、こっち側見た、絶対見えている。 うん、そういうことにしておこう。
「少な……。
(演奏を聴いて) 良いと思ったら買ってください。 ライヴで聴いて『良くない』と思っても、CDで聴いたら『良い』と思うかもしれないので買ってください。
でも、こういうのはライヴで聴くのが良いんだよ。」
2度目のMCではメンバー紹介。
「ノスタルジア」のジャケット撮影時、TETSUさんは怪我の治療中だったそうで撮影に参加出来なかったそうです。 ENDLESSのヴィジュアル担当なので、次は参加してもらいましょうとのことでした。
ギターのOkahiroさん、ベースの中村泰造さん、そしてドラムのHAYATOさんを紹介し――「俺を呼ぶ声よりHAYATOくんの方が多いな……。」と寂しげなSHIGEさん――その一言でSHIGEさんを呼ぶ声は大きくなりますが、「無理しなくていいよ」とふっと笑みを浮かべます。
その美しくも儚げな笑み (たとえるなら、桜か線香花火) を心のカメラで連写しつつ、「どうしてあんなに美形なのに、あんなに自嘲的なの。」と心の中で叫びました。
MCが終わり、「夜光」の演奏が始まると、何故かブルーのマフラータオルを頭上でくるくると回す最前中央の方のお客さん達。 SHIGEさんはそのお客さん達を見つめると、ステージドリンク等が置いてある後ろの方へ。
戻ってきたSHIGEさんの手にはマフラータオルが。 先ほど心の中で連写した表情に似た笑みを浮かべ、タオルをくるくると回す。
カシャカシャと心の中で何度も鳴るミラーの跳ね上げ音は、胸のときめきとジャムセッションしているような気がした。
「月と太陽」が終わり、ENDLESSのライヴは終了。
良いライヴでした。 連れて来てくださったドラ(略)さんに感謝です。
あ、そうそう。 C4の時、TETSUさんが目の前を通ったのです! 目が印象的で、写真やステージで見るよりもかなりかっこよくてうっとりしました。
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