SecretStory

　先日、電器屋さんへ行ったら、「iPhone4」と「iPhone 4S」のカバーがたくさん置いてあって驚きました。だって、「iPhone 3GS」を購入したばかりのころ、電器屋さんへカバーをさがしに行ったけれど、たいして置いていなかったのです。
　そして、カバーのデザインが豊富なこと。「iPhoneを保護する」だけではなく、「iPhoneを自分好みの外観にするツール」でもあるのですね。
　素晴らしい。私も「iPhone 4S」にカバーを装着しよう。

　まず、気になっているのは「アンキパン」型ジャケット。「アンキパン」とは、てんとう虫コミックス「ドラえもん」2巻に登場するドラえもんの道具です。

　あ、まだ発売されていないや。

　それから、お菓子の食品サンプル（と言うのでしょうか）でデコレーションしたカバーに憧れます。

　美味しそう。現実的には、「かさばりそう」とか、「持っていて手が疲れるのではないかしら」とためらってしまいますが、毎日ではなく、たまに装着してアクセサリーのように楽しむのも良いかも……。

　ケーキやクリーム、マカロンなどの洋菓子も素敵ですが、和菓子の食品サンプルで装飾されたiPhoneカバーがあったらな。

　美味しそう！　美味しそう！　特にお団子と栗まんじゅうは、藤子・F・不二雄先生の描く和菓子に匹敵するほど、美味しそうに見えるではありませんか。これがiPhoneのカバーにびっしり！　想像しただけでたまりません。

　色々と迷った末、いえ、本当は最初から心に決めていました。
「仮面ライダーフォーゼ」です。

「仮面ライダー部」のエンブレムがかわいい。手汗や摩擦などで消えてしまったらどうしよう。フィルムを貼ったり、トップコートを塗ろうかしら（保護できるかな？）。

「バンダイファッションネット」を眺めていると、欲しい商品がいっぱい。「スーパー戦隊シリーズ」や「仮面ライダーシリーズ」の各キャラクターのイラストがプリントされた服や、各作品をモチーフにした服、アクセサリー、各作品の登場人物が劇中で着用している服などが販売されているのです。
　大人でも、好きなヒーローのイラストがプリントされたTシャツを着られる。なんて素敵なことでしょう。
　ですが、Tシャツはたいていメンズサイズのみの販売です。それでも欲しい場合、Sサイズを購入しますが、やはり長くてぶかぶかでした。

「侍戦隊シンケンジャー」モチーフのTシャツ、ああ、うれしい。ぶかぶかでも良いのだ。

　そんなある日、「スーパーヒーローミュージックスタジオ　SECOND」（ライヴDVD）を観て驚きました。仮面ライダーGIRLSがライヴTシャツを着用し、裾をシュシュで留めているのです。きっと、ぶかぶかなのでしょう。

　そうか！　ああいう風に着たら良いのか。真似してみよう。

　……どうしてこうしかならないのだ。着心地は良いです。

　どうしてiPhoneにはストラップホールが存在しないのでしょう。ストラップを付けられないではありませんか。
　しかし、思い返してみると、私はストラップホールのある携帯電話を使っていたときも、ストラップを付けていなかったような気がします。それならば、iPhoneにストラップホールが存在したとしても、私はストラップを付けていないはず。よし、解決しました。
　……待って。急に付けたくなることがあるかもしれません――そんなときに、ストラップホールが存在しない――それは困る。

　抗いがたい何かに駆られ、「GUM」を購入しました。

「貼って使えるストラップの穴」というキャッチフレーズのとおり、このパーツをiPhoneの背面や側面に貼ります。

　これで、いつでもストラップが付けられます。

　川崎市　藤子・F・不二雄ミュージアムへ行ってきました。

　私が最も心を奪われた場所は、1階にある「先生の部屋」でした。F先生の仕事部屋を再現し、先生が実際に愛用していた机、膨大な蔵所が展示されています。
　先生の机と椅子をまじまじと見つめ――この机に先生が向かっていた――そう思うと同時に涙が頬を伝っていました。
　先生が愛用していた机を、私は今、至近距離で見つめている。夢じゃないかしら。

　そして、2階にある「先生のにちようび」。このコーナーでは先生のプライベートが紹介されていて、その中でも、先生が奥様へ宛てたプロポーズのお手紙に惹かれました。

　貴女ネクタイの結び方を知っていますか。知らなかったら覚えておいて下さい。僕は昔から頭が弱いのですが、とりわけネクタイに弱いのです。どういうわけか、何度習っても忘れてしまうんです。近頃はあきらめて母に結んでもらっています。

　朝の陽光が差し込む部屋で、旦那さんに寄り添い、ネクタイを結ぶ奥さん。
　そんな美しい光景が頭の中で広がるではありませんか。

　11時過ぎに3階の「ミュージアムカフェ」を覗くと、すでに70分待ちとのこと。「ミュージアムカフェ」はあきらめ、同じく3階にある「はらっぱ」へ向かいました。

「ドラえもん」に登場する学校の裏山、空き地、公園が融合したような世界。

　最後は「ミュージアムショップ」でお買い物。
　ポコニャンの「ぬいぐるみストラップ」を手に入れるんだ（「記念すべき9月3日 - 藤子不二雄ファンはここにいる／koikesanの日記」を拝見した瞬間から、欲しいと思っていました）。2個、いや、3個手に入れるぞ。
　と意気込んでいたものの、あれれ、ない。ドラえもん、ドラミ、O次郎、モンガー、ゴンスケ、ぞうくんとりすちゃん、モジャ公、コンポコ、パーマン、ブービー、コロ助の「ぬいぐるみストラップ」はあったけれど、ポコニャンがない。ポコニャン、どこへ行った。
　店員さんに訊いてみると、まさかの売り切れ。そんな……。

　意気消沈しつつも、ショップをまわると、買い物かごの中には、ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。

　やっぱりポコニャン。「ポコニャン」グッズは、このピンズのほか、ステッカーとポストカードのみでした。

　わあ！　オシシ仮面のフィギュアがある！
「オシシ仮面」とは、「あやうし！　ライオン仮面」（てんとう虫コミックス「ドラえもん」3巻収録）というお話に登場する漫画内漫画「ライオン仮面」の登場人物です。兄であるライオン仮面のピンチを救うため、敵組織「くらやみ団」のアジトへ乗り込むのですが、捕らえられてしまいます。そのシーンがフィギュアに。

　冷静に考えると獅子舞だ。
　……いやいや、「F先生の描いた獅子舞」のフィギュアなのだ。それに、ヒーローのフィギュアでもある。

　ミュージアムを出ると、「ドラえもん」、「パーマン」、「キテレツ大百科」、「オバケのQ太郎」などが描かれているラッピングバスが停まっていました。登戸駅からの直行便だそうです。

　また行きたいです。