首都圏のハーレー盗難首都圏でハーレーの盗難が続発しています。これまでわずかな間の路上駐輪を狙う手口が多かったのですが、今回は公共の駐輪場、自宅前の路上での被害が目立ちます。バイク仲間、ツーリングクラブメンバーに、ひとこと声をかけてください。
宇都宮市のライダーが応えてくださいました組織的窃盗グループの犯行と思われる大型バイク盗難は現在、新潟、栃木のみならず、茨城、埼玉でも連続しています。地方都市における犯行は、短期間に集中しているのがこれまでのパターンです。これはライダー側の対応がどうしても後手に回ることを見越しているためではないかと推測します。宇都宮のライダーの方から、以下のメールをいただきました。なお、被害にあった大型バイクで当サイトに登録されるのは、せいぜい30台に1台くらいではないかと想像しています。
ご協力感謝いたします。それと同時に、はじめてメールをいただき、ありがとうございます。ご自身でホームページなどお持ちの方は、掲示板やメールなどに慣れているでしょうが、よく訪問してくださる方でも、よほどのきっかけがないと投稿をしにくいものであることは、充分理解しております。はじめこのコーナーを掲示板にしようかとも考えたのですが、いたずら書き込みを防止できないこと、さらに書き込みの内容によっては窃盗犯を利することになるケースもありうることを考慮して、すべて私が「検閲」した上で紹介させていただいています。したがって引用とはいえ掲載内容についての責任はすべて私にあります。はじめまして。 宇都宮市在住の[O]と申します。 ここの[22日の]記事を読んで正直ぞっとしました。 最近登録されたものだけで、3台も盗難にあっているのですね…。 私も小排気量のものですがバイクを二台所有しているため人ごとではありません。 昨年、向かいのマンションでNSR250Rも盗難にあってますし。 交番が近いこともあり、今まではカバー・チェーンロック・ディスクロックだけ でしたがこれを機に強化しようと思います。何かあってからでは遅いですし。 また、現在バイク屋でアルバイトをしているのでお客さんにも注意を呼びかける ようにしたいと思います。 それでは、突然のメール失礼いたしました。 またCBXの方にお邪魔させていただきます。
宇都宮市にライダーの友人はいませんか?すでに宇都宮市にお住まいの読者のライダーは警戒されているでしょうが、友人が同市にお住まいなら、ひとこと口添えをお願いします。以下はNo.3'891 宇都宮市のINTRUDER LC1600さんから。
はじめまして、こんにちは。 栃木県宇都宮市在住の[T]と申します。 先日、大型バイクの盗難に遭いました。 盗難情報の登録をお願いいたします。 HPを拝見して、宇都宮市内で大型バイク盗難が多発していることを知りました。 盗難時期がほぼ同じことから、私のバイクも同一犯によるものかもしれないと 思います。警察官によると、私の盗難の翌日、隣のアパートでもバイクパーツ の盗難が発生したとのことです。 バイクにかけていたシートだけがその場に残されていました。 ロックバーは切られている様子はなく、バーごと持ち去られたと思われます (すぐ隣に車を置く十分なスペースがある)。 夜中は雨で朝あがったという天候でした。
宇都宮市と新潟市に警報宇都宮市で大型バイク盗難が連続しています。No.3'889 CBR1000RRさんは、他のライダーへ注意の喚起の気持ちを込めて、以下のメッセージを添えてくださいました。
都心でも路上駐輪を狙った犯行が再発しています。しばらく窃盗団も鳴り潜めていたのですが、今回は警戒心の比較的弱い地方都市での犯行が同時進行しています。新潟市のNo.3'880 BMW F650CSさんから、さらに以下の情報が寄せられています。突然のメールにて失礼いたします。 7月18日の朝、通勤の為に駐車場に行った所、バイクが無くなっていることに気がつきました。 盗難されたこと自体がショックですが、夏のツーリングの予定なども立てていた矢先の出来事 でしたので非常に困惑しております。 なんらかの手がかりが得られる、また、他の方へ盗難への注意を喚起できればと思い、連絡さ せて頂きました。港の税関は普通の人には馴染が薄いもので、警察機構の一部のように勘違いしている人も多いものです。税関の管轄は警察庁ではなくて、財務省です。本来の役目は、貿易が正しく行われるように監督運用することで、具体的には、「密輸の取締り、輸出の許可、輸入の許可、関税の徴収、保税地域の許可、貿易統計の作成など」(横浜税関ホームページから)です。新潟税関で学んだのは、監視部門に連絡すればそこからもう一つの部門(査察部門??見つかる 際はそっちの方が多いそう。実際に輸出時に車体番号や書類をチェックする部門と言っていた) に連絡が行き、また同時に全国の他の港にも連絡をしてくれるようです。ですので、ぜひ盗まれ た場合には税関に連絡が行っているか確認した方が良いのではないでしょうか。見つかる可能性 は低くても、行く価値はあるように感じました。新潟県警のように直接連絡してくれる警察が多 いとはあまり思えませんものね。 ちなみに私のバイクの連絡のあとに、別のバイクが2件(1つはカワサキで多分ニンジャ、もう 1つは恐らくスズキのハヤブサ)記載されていましたので、同じ日もしくは次の日に盗難された ものが他にもあるのでしょうね。全くもって許せない話です。 また税関の職員であっても国内の大型バイクが大量に国外に出ているのをあまり知らないのか 「え?そうなんですか?夜中に勝手に接岸して運ぶ船とかでしょうかねー」と言われた上、盗ま れた本人が捜索依頼に現れたのも珍しいようでびっくりされました。もっとライダーが真剣にお 願いに行けば少しづつでもそういう人たちの感覚も変わるんじゃないのかな、と。輸出入の手続きは一般人が行うよりも、もっぱら、それを専門とする通関業者が代行しているのが普通です。ですので、税関職員もたまに一般市民が来てくれると親切に対応してくれます。実際、台湾からバイクを奪還したときに、通関でいろいろ便宜をはかってくれたのは横浜税関でした。
水冷バイク、氷冷パソコン夏場にバイクが信号や渋滞で停止したときに、ラジエーターファンが回りだすと、その熱風で気を失いそうになります。私のPowerBookG3は、ある暑い夏にファンが動かなくなり、熱のために基板がやられてしまいました。この暑さでは空冷能力にも限界があります。それにファンの音はうるさい。そこで、今のPowerBookG4には凍らせた保冷剤をタオルに包んで下に敷いています。ファンも回らずに、静か。
散発ではなくて頻発No.3'880 BMW F650CSさんから続報をいただきました。
数ヶ月前に、静岡県下で大型バイク窃盗が連続して発生、それまであまり盗難対策に準備のなかったユーザーばかりでなく、バイクショップも対応が遅れてしまいました。窃盗団が地方都市を狙うときは、短期間にある程度の台数を見込んでいるのかも知れません。F650CSさんのケースは、まだ密輸目的とは限りませんので、あらゆる捜索の手をうちましょう。昨日知り合いのバイク屋に顔を出したところ、今年5月から現在まで新潟市のそれも東側エリアで、 バイクの盗難が多発しているという話を聞きました。被害車種を聞くとレーサーレプリカが多めの ようでしたが、国産・輸入車は問わないようです。 昨日税関の監視部門に行きましたが、すでに警察から盗難車両として車体番号などの連絡が入って いました。まあ、本体そのままで輸出されない限り、意味はないのですけど、少しは警察も動いて くれるんだなと思いました。実際には新潟の税関は全国の税関に比べ非常に厳しいそうで、窃盗団 が新潟から輸出するケースはまずないと言われているようでした。 ばらされてコンテナに入れてしまうケースが多いんですよね?もうちょっとまじめに税関がチェック してくれれば良いのに。当サイトを以前からご覧の読者はご存知ですが、密輸目的の組織的窃盗にはパターンがあります。まず、パーツに分解して、あとで組み上げるのが楽なように丁寧に包装した上に番号を振ります。その上で、LCL(混載)ではなくてコンテナ一本を借り切るFCLで船積みします。その際、手の込んだことに、同じコンテナにそっくり積まないで、別々のコンテナに積み分けて、いかにも補修用の中古パーツのように装い、警察の目をごまかそうとします。
対象のバイクの保管場所を捜す下見係と、実行犯と、分解保管梱包係、そして船積み係は別部隊と想像されています。
以前検挙された実行犯グループによると、大型バイクは1台あたり報酬が10万円、と報道されたことがあります。それが今でも事実とすると、バイクの登録情報(機種と保管場所)が窃盗グループにとってどれだけの価値があるか想像できます。これまで、ロックやチェーンなどは専ら切断すると思われていましたが、最近はピッキングで外すケースが報告されています。ピッキングできるロックとわかると、あとは「回収」に出向くだけになります。
したがって、実行のまえには必ず下見があり、カバーなどをしていれば、めくられた形跡などその前兆に気づくことができますので、それを見過ごさないようにしましょう。
なお、新潟税関はチェックを厳しくしてくれているようですが、関東圏などは貨物が多すぎることもあり、チェックがおろそかになります。しかし、不審な貨物の連絡が入ると検査をしてくれることがありますので、トラックで頻繁にバイクが運び込まれて、時々コンテナが出入りするような倉庫が近所にあれば、税関に通告を。
地方で散発する大型バイク窃盗都心はライダーの警戒が徹底してきたせいもあるのでしょう、このところ都心近郊、あるいは地方で大型バイクを狙う犯行が連続しています。No.3'880 BMW F650CSさんは、これまで盗難が稀だった新潟市で被害にあっています。これは、そこを根拠にしている窃盗団の犯行というより、バイクのありかの情報を集めて、そこへ関東などから「出張」しているのかも知れません。これまで盗難とは無縁だった地方のライダーもご注意ください。なお、乗り回し犯の犯行の可能性もありますので、登録バイク捜索にご協力お願いします。
とても大事にしていたバイクが昨晩突然消えてしまいました。滅多に盗難のないといわれている 新潟市での盗難に正直動揺しています。どうしても諦めきれないので何卒お力をお貸し下さい。 被害にあったのは7月11日(火)深夜から7月12日(水)未明。夜から雨が降っており、盗難 には適していたのでしょう。すぐ脇が駐車場でもあり、盗難目的のバンなども停めることが可能だ と思います。カバーから切断されたワイヤーロックからすべて跡形もなく持ち去られており痕跡は ゼロ、プロの仕業なのでしょうか。F650CSはBMWの中では人気のない車種であり、カタロ グ落ちのマニア受けなものなのになぜ???と不思議でなりません。やはり海外輸出用でしょうか。 今まで新潟市はバイク盗難が非常に少ないと言われており盗難の連絡をしたところ、BMWの店で も大変驚いていました。今年に入ってからも店で把握しているのは5月連休中にK1200の盗難 1台のみとのこと。ここ数年振り返っても思い出せないとのことでした。現場検証に来た警察も今 期に入って2台目で1台目は4月のハヤブサであったとのこと。そんな中でなぜ私のバイクが・・ ・?もちろん考えても答えは出ないのですが。 初めて新車で買った大型バイクだけにとても大事にしており、またあちこち出かけた思い出のバイ クだけに、何と言い表していいか分からないようなショックを受けています。昨晩は異変にも特に 気づかず、盗難場所脇の部屋の方にも聞きましたが、全く何も気づかなかったとのこと。 あまりに動揺しており何をしたら良いのかわからず弱り切っているのですが、もし何か手がかりに つながる情報等がありましたらぜひお願いしたいと存じます。発見に繋がる情報などには謝礼もふ んだんに差し上げたいと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。
『大切に乗りなおしてあげよう』No.3'863 大阪市のV-MAXさんから、昨日「警察から発見の連絡がありました」との第一報がありました。今日、その続報をいただきましたので、ここに紹介いたします。盗難被害の経験によって、バイクとのつきあい方が変わったという、いい話を聞かせていただきました。再生なって再び走り始めたV-MAXの画像をお待ちしております。
昨日、盗難された自宅から10KMほど離れた淀川の川向かいの大阪市東淀川区大隈で発見されたとの連絡が東淀川警察からありました。本日、午前中にバイク屋と現地に引揚げに行きましたが、写真のような状況でした。
ライト、左ミラー、メーター、ブレーキホース、タンクカバー、サイドカウル、サイドステー、リアカウル、ウインカーはなし、鍵すべて全損という状況でした。(無事なのは、シート、マフラ、車体本体とバッテリー、電気系統くらい)
犯人は、首絞めて野ざらしにしてやりたいぐらいですが、思い直してみると、私のバイクへの興味関心が薄れたのを見透かされたような今回の事件でしたから、正直、盗まれた翌朝もバイクのチェックもせず盗難に気付いたのがその日の深夜というおそまつぶりでした。洗車もワックスもあまりしてあげてなかったし。
被害は大きいですが、見つかっただけ良かったと思い、おそらく修理に20万近くかかると思いますが、これを機会に新車を買ったつもりで、新しいタンクの色をワインレッドに変更してみたり、ホースを変えたりして、カスタムっぽくして大切に乗りなおしてあげようと思っています。
防犯対策も、ココセコムと警報機と壁にケミカルアンカー(建設業に関係しているので知り合いに壁に打たせます)で移動できないように縛り付ける仕組みを実施しようと思っています。
また、修理を終えて、晴れて私のところへ帰ってきた愛車でどこか走りに行った写真を送るつもりです。
でも、ほんとに見つかってよかった、車検1年ですがあと2回は通してこのバイクと添い遂げようと思います、[CBX]様におかれましては、すばらしい活動のページだと思います。盗難直後は、少しばかり登録したことによって、気持ちの整理もつきました。盗難対策もよく分かりましたし、いかに多くのライダーが憤りと悲しみと悔しさを感じるような悲惨な経験をしているかもよく分かります。
このページがある限り盗難もなくなっていないということですが、なにとぞメールがくるうちは全国のライダーのためできる限り長く活動を続けてください。
私も盗難車をみたら、即座に警察と、このサイトで携帯にて検索するようにします。もちろん友人ライダーにも情報流しておきます。
以上、お礼と報告でした。
防犯対策って面倒くさい?おおかたの読者の方と同様、マンション住まいの私は駐輪にそれなりの盗難防止対策をしております。ですので、乗る時としまうときの作業は、そこそこの「儀式」になります。また、出先でチョイと止めるときも、軽量タイプですがロックを前輪に装着します。それは場所を選びません。「まさか」はユビキタスに存在します。
盗難や未遂の被害にあったことのない方には、「なにもそこまで」とか「面倒くさそう」と思われがちです。このコーナーの6月18日付けで紹介したBaliusさんは、その後、戻った愛車を守るために、当サイトを参考にして防犯対策を工夫されました。具体的にここでお知らせしませんが、最後にこんなコメントが添えられていました。
守ろうとする対象に対して愛着を感じるのは、モノもヒトも同じことで、そのための「余計な」労力を面倒くさいと思うことはないですね。犯人が再度犯行を行う気配は今のところありません。しかし油断は全くしてい ません。特に最近福岡は雨が多いので、雨でも窓を開けて人の気配を感じられるよう にしています。その代わり寝不足気味です(笑)しかし大事な大事な相棒のためです から、その辺は全く苦になりません。むしろなんだか絆が強まったような気がして、 より一層愛着が湧いている今日この頃です。
Massaka impossibleNo.3'869 川崎市のR1-Zさんは、他のライダーへの警鐘として、以下のメッセージを添えてくださいました。
R1-Zさんには、まず当サイトの趣旨への賛同とご協力いただいていたことに感謝いたします。その上で、ご自身が被害にあわれたことは残念なことですが、このように、まさかこんなところで、というスキを突いた犯行が横行していることを、皆さんに知ってもらえて防犯に生かせるなら、R1-Zさんの無念も無駄にはならないと考えます。こんばんは。 今まで幾度となく、不審なバイクを目にするたびに、 このサイトのリストに目を通して、なにか協力できれば・・と思っていました。 しかし このたび、自分がやられました。 状況は、 Ea1 やられて当たり前の状況です。 自宅前は私道のようになっていて、住民以外は入らない道なので油断してました。 エンジンブローの修理から元気に帰ってきて2日目のことでした。 しかも父親が深夜12時ごろ、不審な物音に気づいていただけに惜しいです。 リストに加えていただければ、と思います。 よろしくお願いいたします。
vita brevis scientia longa昨日の金曜日は信州上田に出張だったので、そのまま夜は別所温泉に宿をとり、温泉でリラックス。今日は朝早くから、まだ観光客のいない「信州の鎌倉」の史跡寺社などを散策していたら、スーツのジャケットを抱えて、書類かばんをもっていたせいでしょう、北向観音の境内で同じく旅行者と思しき初老の男性から声をかけられました。なんと、京都からバイクでソロツーリングしているとのこと。じつは私もバイク乗りで...と、しばらく話がはずみました。
バイクの車種を聞いたら、GOLDWINGで、もう15年ほど乗っておられるとのこと。70歳と言われても、そうは見えない若々しい方でした。でも、家族からは、もういいかげんにしたら、と言われるそうです。それでも、テントを張るツーリングもいとわないとのことで、70でも元気な姿に私が元気を譲り受けた思いです。人生は長いのか、短いのか。
この北向観音から八角三重塔で知られる安楽寺へ往く途中に、山本宣治の石碑がありました。その碑文に、VITABREVISSCIENTIALONGA と単語の切れ目もなく、判読もしにくい文字列が彫られていました。説明文によると、これは「人生は短く、科学は長い」というラテン語で、山本の座右の銘だったそうです。そういう意味なら、VITAが命で、科学はそしたらSCIENTIAだろう、と書き写してきました。
ラテン語の時代には現代でいう科学の概念はなかったでしょうから、SCIENTIA とは学問とか真理の追求という含みがあるのでしょう。この銘文を眺めて、つい「人生は長く、バイクも長い」と、かの初老のライダーを思いだしておりました。
走る、曲がる、でも停められない盗られても「万引き」と同じ扱いの二輪車盗難、後回しにされている二輪車ETC、それに都市部における駐輪スペースの欠如、この3つが世界に冠たるモーターサイクルを製造している国でバイクが文化として定着できないでいる環境の実態です。
駐輪場問題について調べていたら『小林ゆきBIKE.blog』でこんな記事が紹介されていました。
『バイク受難 どこへ止める』東京新聞(6月17日)
そこに、こんなライダーの声が引用されています。
駐車場を造らないんだったら取り締まるな、と言いたいが、それよりも、路肩に整然と止められるスペースを造ればいい。バイクに乗る人は小回りが利くから乗っている。車とは乗り方が違う。お金をかけた駐車場を所々に造るよりも、簡単な造りでいいからあらゆる所に造った方がいい。以前ロンドンでは道路に駐輪スペースが設けられていることを紹介しましたが、こうした道路設計を考慮した都市計画がないまま「開発」されている日本の都市は、当然景観でも見劣りのする街並みになっています。今回の道路交通法改正による違法駐車取締りの一部民間委託について、ニュースでは監視員とドライバーとのトラブルがあったかどうかが取り上げられていましたが、問題はそんなところにあるのではないのに、メディアもなんと視聴者を幼児扱いするものでしょう。この民間委託に潜む問題について、『法、納得!どっとこむ』の以下の記事が参考になります。
皆で考えよう!法の建前と現実「第6回 違法駐車取締りの民間委託について」(2005年4月19日)
もともと民間委託は、「違法駐車」を減らして交通事故や渋滞の弊害を無くす、そのために民間へ業務委託して、警察をもっと重要な犯罪の検挙にあてる、というものでした。
しかし、本当の理由は以下の点にあるのではないかとも言われています。これから数年の間、団塊世代の警察職員が一斉に定年退職する時期を迎えます。しかしながら現在、警備会社やパチンコ産業といった、退職者の再就職先は飽和状態にあります。そこで、違法駐車の取締りを民間に委託することにより“仕事”を増やし、駐車監視員という“資格”をつくり、元警察官にはこの資格を簡単に取れるようにして退職した警察職員の再就職先を民間に確保する狙いがあるのではないかということです。では、「違法駐車」はなくなるのか? 駐輪場は充分設置されるのか? 民間への委託には委託金が支払われます。ということは、それに見あう違反金の一定収入が常に必要になります。つまり、「違法駐車、駐輪」がなくなっては困る。したがって、駐車場、駐輪場は増えることは増えるが、常に不足状態にしておかないとならない?
まさかの盗難と発見このところ首都圏での密輸目的の大型二輪窃盗は件数が減少していますが、バイク窃盗の大半は依然として、乗り回しや国内でのネットオークションでの転売目的です。そして、密輸目的の大型バイクにしろ、中型、原付きバイクにしろ、キーロックのみの駐輪、またはキーの抜き忘れが被害の大多数を占めています。当サイトのリストの「被害状況」が1のケースです。
大阪のKさんは、これまで被害にあってはいらっしゃいませんが、当サイトの被害状況を分析して、以下の情報をお寄せくださいました。
この集計を見ると、いかにキーロックのみのバイクが被害にあっているかが歴然です。そうして、被害にあってはじめて、まさかこんなこころで自分のバイクが、とがく然としてしまいます。以下に、リストに登録する前に発見できた久留米市のBARIUSさんのケースを紹介します。大阪市に住んでおります[K]と申します。
突然のメールで失礼します。 私もバイクに乗っており、バイクセキュリティに関していろいろ調べているうちに 貴サイトにたどり着きました。 今まで特に被害があったというわけではありませんが、集合住宅の駐輪場にバイクを 停めており、非常に不安な毎日を過ごしております。
自分なりには、バイクセキュリティを考え、対策をしているつもりですが、それで 十分なのか、どうかが分かりません。
そこで、貴サイトの盗難情報の傾向を分析すれば、ちょっとは何かに役に立つのでは と思い、情報を整理分析してみました。 (ちなみに私は貴サイトのデータによると12356でした。)
自分のために作ったものなので、役に立つかどうか分かりませんが、盗難されるバイク の傾向が分かるような気もします。
もし何らかの役に立つようでしたら、お使いください。
自分の相棒とも言えるバイクを盗むなんて、本当に許せません。 盗難のない世の中を目指して、少しでも力になりたいと思いますので よろしくお願いいたします。
夜分遅くに失礼します。 先ほどバリオスIIの盗難登録メールをお送りさせていただいたものです。 つい先ほど無事発見されましたので、そのご報告をさせていただいております。 被害は「メインシリンダー部分及びシート下収納スペース開閉カギ穴の破壊」でした。 自分の家の近所の方が、その方の家の前の異音に気づき、駆けつけてくださったとこ ろ、バイクが置いてあり、無事事なきを得たようです。盗難直後に通報した警察の方 も駆けつけてくださり、今に至ります。駆けつけてくださった近所の方によると、以 前自分も自動車の窓ガラスを割られたり、自転車の盗難に遭っていたとか。今回、た またまテレビを見ていたところ、家の前で「カチッ、カチッ」という音がしたため駆 けつけた、ということでした。 自分の家は車道からだいぶ奥まったところにあるため油断しておりまして、最近はワ イヤーロックをかけぬままにしておくことが多かったのです。たぶん以前から狙われ ていたのではないかと思います。本当に迂闊でした。 今回の件で、止める場所に関係なく防犯は最優先に行うべき、ということが身にしみ て分かりました。「起こってからでは遅い」とはまさにこのことだな、と思いまし た。本当に肝が冷えました。「まさかこんなところに置いてあるバイクが、自分のバ イクが盗まれるわけがない」という考えは、今回の件で完全に捨て去りました。それ に「近隣住民の方の協力」というものがどれだけ大切か、ということも今回の件で非 常によく理解できました。今回の盗難事件、結局は2時間後に見つかるという素晴ら しく幸運な話でしたが、それもこれも近所の方が駆けつけてくれなければ有り得な かった話です。近隣住民の方と共に、これからはより一層防犯に努めていこうと思い ます。 長々と書いてしまい、申し訳ありません。 まだ盗難被害未経験者の方に、是非自分の教訓を知っていただきたいと思います。 自分の愛車が心無いものによって奪われる、傷つけられる辛さを味わって欲しくない。 自分のような思いをするライダーが少しでも減ってほしい、と真に心から願います。 失礼します。
サッカーくじはどうなってる?サッカーくじなんてものをはじめたサッカー業界に愛想をつかして、あまりJリーグの試合も見ることがなかったのですが、ワールドカップは見ごたえがありますね。とくに、初出場の小国、トリニダード・トバゴがスウェーデンと引き分けた試合はすごかった。選手はほとんどが海外組らしいですが、それでも、弱者が強者に立ち向かう姿に声援を送りたくなります。同じく、小国日本は大国オーストラリアに初戦で負けてしまいましたが、どうも技よりも、体格で負けているような気がしてくやしい。あっ、これはチビの私のひがみか。
すっかり忘れていたTOTOですが、今日『がんばれ!ゲイツ君』を見ていたら、サッカーくじとワールドカップ、それにおかしな付録付きテレビの話題がありました。私のテレビは18年前のNational製のブラウン管テレビ。まだ壊れそうもない。私のバイク並み。
もうひとつの発見報告No.3'784 柏市のTT250Rさんから。
KZ1000さんへの伝言はKZ1000さんだけに転送しようとも考えたのですが、被害にあったライダーと気持ちを共有する読者の方がたくさんいらっしゃると思い、それを代弁してくださっている意味で、ここに紹介させていただきました。TT250Rさんは柏市の方で、もちろんお会いしたことはありませんが、私は柏にはよく仕事で行きました。知らずにどこかですれ違ったことがあるかも知れませんね。[CBX]様 お世話になります。 登録番号3784にて登録させて頂いた[S]と申します。 いつも胸の詰る思いで拝見させていただいております。 つくづくサイト管理者様のバイクに対する思いを痛感いたします。 本当に感謝しております。 今年のゴールデンウイークは天候に恵まれ、楽しそうに愛車に跨っている ライダーたちを目にしておりました。いまだ癒されぬ思いと、今、相棒が 世界のどこかで大切にされていればそれで良しとする思いの狭間で葛藤し ておりました。私のバイクが盗難にあってから2ヶ月がたちました。 昨日、当方の被害届を提出した柏警察より連絡が入りました。 「バイクを発見しました。」とのことでした。 しかし帰宅して私が目にしたのは、変わり果てた相棒の姿でした。私は、 バイクを盗んだ人を許すことはできません。しかし、海外などで盗難車と 知らずに乗っている人には罪はないと思っていました。ですから、その人 が大切にしてくれていれば(そう思えば)自分も次に進めると思っていま した。どうやら地元のいわゆる暴走族の類の輩が、盗んだようでした。 金目になる商品としてさえ扱わず、快楽的に壊された様でした。 抜き取るのではなく、わざと壊し、踏みにじった形跡を見て取れました。 とにかくバイク屋に事情を説明し、見てもらったところ、状態は最低との ことでした。あまりの理不尽さに身が震えます。 サイト管理者様、本来、盗難車発見のご報告は、このサイトでつながるす べてのライダーの希望であると思います。それをこのような形でご報告し なければいけないこと心よりお詫び申し上げます。 ただ、可能なかぎり直し、出来ない時には私自身が相棒に別れを告げるこ とが出来る。なにより、盗まれた相棒のつらさを理解できるのは同胞だけ だということを再確認できました。そのことが今回、私の盗難における大 切な収穫でした。 私が登録させていただいてから60台も盗難登録がされていることに驚きます。 少しでも力になれるよう今後もサイトは拝見させていただきます。 [CBX]様、私がこのサイトを拝見させて頂いて貴方に励まされたように、励 ましたい方がおりました。筆不精のため遅くなりましたが、もしよろしけれ ば[下記のメッセージを]お伝え願えないでしょうか?[CBX]様のお手間をお掛 けしますこと、心苦しいのですが宜しくお願いいたします。 お蔭様で私は次に進めそうです。ピースサインに[CBX]様への感謝と今後のお力 になることの約束をこめることになりそうです。 No.3'812のKZ1000さん [このコーナーの06/5/3で紹介] 初めまして、CBXのサイトに同じように盗難車として登録させていただいている 登録番号3784です。同じ時期に、盗難にあい、苦しい胸のうちお察しいたします。 当方、バイクには詳しくないのですが、本で貴方と同じ型のバイクを調べました。 私の住んでいるのは千葉の柏です。 お力になれることは限られていますが、千葉の柏に貴方のバイクを探している人間が いることをお伝えしたくてサイト管理者様にお願いをした次第です。けしてあきらめ ず頑張りましょう。 私のバイクも昨日、変わり果てた姿になりましたが見つかりました。 貴方のバイクも見つかることを心から祈っております。
ヤフオクで発見No.3'677 YZF-R6さんは、昨年12月に被害にあって以来ヤフオクを監視していたところ、パーツの出展物を発見、警察の協力をなんとか取り付けて検挙するにいたりました。その詳細がブログにありますので、ご覧ください。繰り返しますが、ネットオークションは盗品蚤の市。
各地で散発する大型バイク窃盗BUELLの盗難被害は少ないのですが、今回被害にあわれたNo.3'842 XB9SXさんは、以下のように同じライダー仲間を気遣うメッセージを添えてくださいました。このところ、静岡県で組織的窃盗団によると見られる大型バイク盗難が連続しましたが、その後、警戒をかわすように、出没がゲリラ的になっているようです。
盗難に遭った当日は雨。 雨の日の夜中に車に乗せて持って行かれては、 イモビライザーも警報機も意味無しですね。 週に一二度行く会社の作業場での出来事でした。 ハーレー社HPによると、同日に港区でもう一台、10日前に渋谷区で1台盗まれています。 すべて悪天候日の犯行、近隣であることから直感的に同一犯ではないかと思っています。 他の方への注意を促すためにも、告知してくださいますようよろしくお願いします。
エベレストはラッシュアワーエベレストの登山シーズンは、モンスーンが治まる5月の短い期間に限られます。そのためもありますが、エベレスト登頂に関するニュースが連続しました。
まず、16日に「両足義足で初の登頂成功 エベレストにNZ登山家」(共同通信)。 次いで18日には「最高齢でエベレスト登頂 70歳、鎌倉市の荒山さん」(共同通信)と、グッドニュースが報道されました。
ところが、25日、義足で登頂した登山家について、
という事実が出てきて、「登山家の倫理を巡り議論を呼んでいる」とのこと。登頂に成功したニュージーランド人のマーク・イングリスさん(47)ら約40人が、 頂上付近で倒れている男性に気付きながら救助せず、登山を続けていたことが分かった。 男性はその後、酸素欠乏で死亡した。 (「男性救助せず登山続ける エベレスト登頂めぐり議論」共同通信)さらに、昨日28日には、「<エベレスト>豪の登山家、実は生存 登頂後に死亡とされ」(毎日新聞)とのニュースが流れて、10年前の前例『死者として残されて―エヴェレスト零下51度からの生還』(ベック・ウェザーズ 2001年 光文社)を思い起こさせました。
以前『エベレストの亡霊たち』のエッセーで紹介したEverestNews.comによると、今シーズンに入ってすでに10人の遭難死が報告されているそうです。
遭難事故についても、また生きている者を見捨てる行為についても、当事者は言い分がそれぞれあることでしょう。前述の10年前、1996年5月ここで日本人難波康子さんを含む12人が遭難死するという事故がありました。その「営業遠征隊」に参加していたクライマー兼ジャーナリスト、ジョン・クラカワーによる遭難記『Into Thin Air』(1997年 邦訳「空へ」文春文庫 2000年)を読むと、希薄な酸素と低温の高所が、いかに異常な世界であるかが想像できます。そして、いつまでもエベレスト登頂を「快挙」としてもてはやす風潮はどんなものか、と考えてしまいます。
酒気帯び運転でバイクではなくて、こんどは自転車の話。このところ、自転車による「道路交通法違反で検挙」のニュースが続いているので、あれっ、と思った方も多いのではないでしょうか。なんでも、自転車は道路交通法上では「軽車両」として扱われて、酒酔い運転は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が課せられる、というのです。
つい先日の24日にも、TBSのニュースを見ていたら、川崎市で自転車の2人乗りをしていた女子高生が「道路交通法」違反で摘発された、という報道がありました。それによると、
なにか変だな、と思って調べたら、どうやら自転車による交通事故の増加に対して、警察庁がその対策に乗りだした、というのが背景らしく、「指導に従わない悪質な違反」は摘発する方針とのこと。それに呼応するかのように、各種サイトでも、危険な自転車乗りと、それが引き起こした事故のケースなどが取り上げられています。女子生徒は23日、友人を自転車の荷台に乗せて走っているところを警察官に見つかりました。 そして、警察官に「ダメですよ。降りなさい」と声をかけられましたが、そのまま走り去ろうと したということです。 女子生徒は来月にも家庭裁判所に送致されることになります。 (TBS>News i>7 days>5月24日(水)>社会>「自転車2人乗り、川崎市で摘発相次ぐ」ただ、冷静に考えると、確かに自転車は加害者にも被害者にもなりうる乗り物ですが、その乗り方のマナーを向上させることと、道路交通法の適用による取り締まりは、別のように思います。道路交通法を適用するなら、「自転車運転免許証」を導入すべきではないか。乗り方のマナーについては、基本的な自転車の交通規則を、学校なり家庭で教えることをすべきでしょう。これだけ、日常の足になっているのに、ほとんどが見よう見まねで乗っているのが実情です。
たとえば、自転車は車道を走るべきか、歩道か。軽車両としては車道を走るのが原則。ただし「自転車および歩行者専用」の標識のある歩道は走行可。
おもしろいのは、制限速度。車と同じ制限速度にしたがうことになり、原付きバイクが30キロまでなのに、自転車は50キロ制限の道路なら原付きを追い越してしまうケースもありということになります。
同じ「二輪」として、バイク乗りも自転車の社会的地位に無関心ではいられません。
酒気帯び乗車でバイクではなくて、電車。日曜の夜新宿駅から定期で京王線に入ったのに、桜ケ丘で改札を出ようとしたら、定期入れの中身がなくなっていました。定期と一緒に保険証からスポーツジムの会員証、バスカード、診察券など、もろもろを定期入れにいれて持ち歩いていたのですが、ごっそりと落としてしまった。じつは友人宅でずっと酒を飲んでいて、酔っぱらって定期を改札に通した後に、定期入れだけしまって、中身を落としたんですね。なんてアホなんでしょう。あー、自己嫌悪。
桜ケ丘で駅員さんに告げると、すぐ横のパソコンで名前を打ってくれたのですが、「まだ届けは出ていないようです」。まあ、たった30分前だし、そんなにすぐにはデータベースに登録されていないのでしょう。「見つかったら電話で連絡が行くでしょう」と言われたものの、あの定期は最初に購入登録してから電話番号も変わっているし。紛失することも想定して、定期は1月分しかいつも買っていないものの、保険証は弱ったな。
それでも駄目元と思い、昨日の月曜の昼休みに、京王線の新宿駅まで出かけて、事務室に入ったら、そこに私の落としたカード一式が届いていました。どなたかが拾って届けてくれていたんですね。届けてくれた人は名乗らずに去ったそうですが、ひょっとしたらこれをご覧のライダーかも知れず、この場でお礼を申し上げます。
それにしても、定期券を紛失したらすぐに氏名で検索できるシステムを、私鉄が採用していることを知らずにいました。バイクの被害届の情報もこのくらい迅速に交番でデータベースに登録できるようになればねえ。
『最後の晩餐』とマリアレオナルド・ダ・ビンチの『最後の晩餐』は、モナリザと並んでだれもが知っている彼の代表作です。その絵の中でイエスの左側に位置する人物が、マグダラのマリアだとする小説『ダ・ビンチ・コード』が映画化されて封切られたところですが、それがキリスト教世界を中心に賛否両論を引き起こして、世界的に社会現象化しています。
たしかに、ヨハネとされるこの人物が女性のように見えるので、私自身子供のときにこの絵を見たときから、これは聖母マリアと思っていました。ミケランジェロのピエタのように、マリアを実際より若く描くのが習わしだったと、勝手に思い込んでいました。
『最後の晩餐』はミラノの小さな教会、サンタ・マリア・デレ・グラツィエの質素な食堂の間に描かれています。1987年だったと思いますが、たまたまミラノに仕事で出かけたときがあって、そのときに、この絵を見ることができました。ただ、そのときは、修復作業の足場が組まれており、照明がなくて暗かったせいもあり、描かれた人物もはっきりと見えませんでした。むしろ、世界的名画がなんとみすぼらしい建物の中の壁に描かれていたのかと、そちらが印象に残りました。
今や修復も終わり、さらにNHKが以前CGを使って、原画はこうだったろうと復元した番組も放映されました。そのCGを見ても、この人物はレオナルドが描いている聖母マリアによく似ている印象を与えます。
だからといって、これをマグダラのマリアとするのは無理があると思いますが、小説はそれを割り引いても読者を引きつけるものがあるようです。私はまだ小説も映画も見ていませんが、カトリック団体が反発するのは、イエスがマグダラのマリアとの間に子をもうけたとした内容に対してであり、ネットでの議論は「最後の晩餐に隠されたコード」の信憑性について集中しているようです。
『ダ・ビンチ・コード』がどこまで真実か、よりも、どうしてこれが社会現象になっているかが、興味深いところです。私には、植島啓司氏のこのコラムが的を射ているように思えます。ひとつは、「マグダラのマリアをはじめとする初期キリスト教の持つ多くの問題点に切り込んだこと」、そして、レオナルドの名画に「ずっと自分の目の前にあって十分知っているはずのものが全然違った形で姿を現した」ことが驚きと興奮を与えていること。
捜索の輪を広げるということ登録番号は伏せますが、125ccのオフロードバイクの被害にあわれたMさんから、以下のお便りをいただきました。
当サイトに寄せられるメッセージは、プライバシーに関わる部分を伏せて引用することがあります、と謳っていますので、はじめてメールしようとされる場合は、とくに投稿ということに慣れない方には、緊張を強いることになっていると想像しています。そんな障壁を押して、貴重な情報や経験をお寄せいただき、ありがとうございます。こんにちは、いつも拝見させてもら っています。 登録後初めてお便りさせていただきました。 その後の状況、CBXさんに登録後の状況を報告します。 盗難から三日ほどたち、近所の方から盗難2週間前から不振な車両(男2人)が、 2度ほど来ていたらしいとの情報をもらいました。近所の方も、深夜だったので 不審に思っていたそうです。そのの方もバイク所有者で、気になりナンバー車種 等を控えておられました。 そのナンバーから陸運局で、ナンバー閲覧をさせてもらい警察に届けたり、自分で 所有者の住所の場所等確認したりしました。引っ越していて現車(不審と思われた 車)は確認できませんでした。 警察署のほうは ”情報提供ありがとうございました。後日連絡します” といっても何の連絡もないのが現状です。 (私のほうから、連絡しましたが忙しくて調べきれないとの回答をいただきました。) 私自身の活動としては、市内のバイク店を何件か周り、ビラの配布、近郊の林道・ MXコースへの捜索等を地道に行っています。それから、市役所、近郊市町村役場、 で車体番号から登録車両がないかMFJには、レース参加車両に該当車両がないか、 確認作業を行ってほしいと掛け合ったりしています。 あきらめずがんばってみます。 自分の盗難予防に関する意識の低さが招いたことはいえ後悔せずにはいられません。警察の対応も、正直に「忙しくて調べきれない」というのが、また率直でいいですね。実際、現場の警察は人手が足りないくらい、事件や雑用に追われるのが日常化しているものと思います。警官の中には、バイク好きでなくても、オートバイ窃盗には気を回してくれている人もいるはずですね。彼らの人の子、自分が人の役に立っているという使命感に支えられているところがあろうかと思います。ですので、繰り返し連絡を入れてあげるほうが、かえっていいでしょうね。
なお、繰り返しになりますが、いただくメッセージには、そのまま掲載すると窃盗犯をも利することになる内容ももちろんあります。それは引用の際にこちらの判断で割愛していますが、いただいた貴重な情報は活用させていただいています。Mさんのお便りも、実はまだ興味深い内容の続きがありました。
二輪車ETC問題その14『ETC義務化と踏み倒し』5月15日に「ETC義務化の是非を検討 首都、阪神高速で、国交省」がニュースとして報道されました。よく高速道路におけるETC利用率が50%、60%を越えたと報道されますが、以前指摘したように自動車の保有台数7700万台からすれば、いくらETC装着車が1000万台を越えたと言っても、たかが知れています。だいいち、二輪ETCが導入されてもいないのに、義務化のなにもあったものではありません。
今日は、小さく伝えられただけですが、「<ETC>強行突破増える 逃げ得防止、カメラ設置へ」というニュースがありました。それによると、
九州の高速道路では、強行突破が02年度約1100件から04年度約3400件と3倍に急増した。といいます。強行突破する車がいるということは、以前から耳にしてはいましたが、その件数や、それに対してどのような追跡手段がとられているのか、知られてはいないようです。上記ニュースのソースはどこなのか不明ですが、では交通量の多い首都圏の高速道路はどうなのか、04年度ではなくて現在はどうなのか、と疑問が湧きます。いったいに、ETCは二輪ばかりでなく、四輪にとっても多くの問題を抱えたままですが、高速会社に不都合なデータが公表されないせいか、メディアの取り上げ方も、当局による発表の受け売り記事が目立ちます。
私はETCで快適に料金所を通過したいと願ってはおりますが、現在のETCシステム、それと二輪用の車載器の仕様には疑問を呈するものです。なぜこんな制約の多い、やっかいなシステムにしているのか、通信技術の先進国としては恥ずかしい限りです。2003年10月と少し古い記事ですが、ETCカードに不正使用による踏み倒しが増えていることの技術的分析があります。ハイカの廃止の理由が偽造カードでしたが、では不正ETCカードが使われるようだと、ETCカードも廃止になるのでしょうか。
10年前の盗難No.3'827 ZZR1100さんは、10年前に被害にあわれました。まだ当サイトが開設される前です。私自身は、盗難車の多くは乗り捨てられるものと思っていたのですが、登録件数が増えてくると、その機種と手口、発見率から、どうも組織的窃盗団による犯行らしい、と分かってきました。それまで、バイク泥棒が組織的窃盗であるとの議論はありませんでした。警察白書からしてそうでした。ですので、当サイトのデータベースは、組織犯罪を立証するものでもあります。さらに、海外へ運ばれても追及することが、「国際」国家日本の課題でしょう。
今回の盗難は、友人のバイク(同じZZR1100-D) 2台一緒に盗難されました。私の場合は、 前輪に安いスチールロックとハンドルロック、カバーかけていました。友人は、ハンドル ロックとカバーでした。盗難の前日、私は友人と飲みに行っていて、帰宅した時は、マン ションの駐輪場にありました。 帰宅後、暫らくしてから、友人と電話中に、何回も電話が来ました。電話に出ると、切れ てしまい、その割り込みが、何度もありました。 翌朝、友人(2台盗難された、もう一台のバイクの持ち主)に起こされ、バイクが無い! と私は、寝起きのまま、駐輪場に行ったら、2台ともバイクが無く、やっと、盗難されたと 実感し、110番し警察が来ました。結局、パトカーに乗り、近くの交番で被害届を出し、 警察官に言われた事は、バイクは見つからないと・・。 乗り回す為の盗難では無く、明らかに組織窃盗団と私は思いました。何故ならば、駐輪場 にドリンクがあり、飲んだドリンクと未ドリンクがあり、製造会社が神戸地域だった為、 関西方面からの窃盗団と私は思い、安いスチールロックを破壊した破片が、駐輪場内に散乱 していました。色々周辺を捜索しましたが、途中で諦めました。 正直、盗難される1週間前に、盗難される夢を観ました。電話のキャッチホンは、窃盗団が 電話した可能性があります。在宅しているか、何度も電話して犯行に及んだと思います。 私は、盗難は無縁と考えていました。盗難後は、中古〜中古〜新車になり、今は39個の ロックをしています。その後は、色々情報をキャッチし、私なりに情報を分析し、対策を しています。それが39個のロックになりました。 サイトは、過去見ていて登録をしませんでしたが、情報を提供する事により、何かしろ情報 があればと思いまして、メールを致しました。
ターゲットをピンポイントで静岡県での大型バイク盗難被害が連続して報告されています。やはり国際窃盗団が活動を再開しているようです。自宅や集合住宅の保管場所を、ピンポイントで狙った犯行です。 大型バイクは密輸目的と思われますが、モンキーとゴリラも盗難が絶えません。こちらはパーツに分解してネットオークションなどで売りさばく国内プロの犯行ではないかと疑っていますが、検挙例がまだ少ないのが現状です。以下はNo.3'826 朝霞市のMonkeyさんから。
初めまして。 [Y] と申します。 本日、盗難されて頭が真っ白状態なんですが、貴サイトの活動を知り また、共感して登録申請をさせて頂きたいと思います。 ハンドルロックと後輪にU字ロックを併用していたが、痕跡も無く 雨の中一晩で無くなりました。 週末に付き、マンションの管理人も居なく、周りのバイクには全く 手を出して居ないので最初は近所のヤンキーの仕業かとも思ったの ですが、なんの痕跡もなく、車体が軽いとは言え前後輪ロック状態 の為、車でマンション内に入ってバイクを乗せて盗難した可能性が 高いと思われます。
高速二人乗り解禁から1年1年前に高速二人乗りが解禁になったとき、事故はそんなに発生しないと考えておりました。それは、タンデムシートに人を乗せるということは、その人の命を預かることにもなるので、ライダーは慎重になるのが普通だからです。それでも、不測の事故に対するリスク対策は必要と思い、任意保険についての小文を書きました。『高速二人乗り解禁を機にバイク保険を考える』(05.3.27)
一年経って、はたして高速での事故はどれだけあったのだろうと調べていたら、すでに『小林ゆきBIKE.blog』にまとめられておりました。「高速道路二人乗り解禁一年、のまとめ」(2006.05.11)
それによりますと、1年間で高速での
死亡事故が少ないということで、あらためて高速道路での二人乗り解禁に問題がなかったことを印象づけるものになっています。二人乗り事故は 30件 うち死者は 4人 うち3人は運転者 死者のうち 2人は免許取得後1年未満の条件違反、1人は無免許 負傷者は 54人 オートバイ事故は全体で 506件 うち死者は 27人けれど、30件の事故による死傷者が58人ということは、いったん事故が起ったら、運転者も同乗者も間違いなくケガをしていることになります。そのケガの程度は分かりませんが、事故統計でいう負傷とは、かすり傷でないことは確かでしょう。二人乗りをしないライダーも、自身を守るために任意保険は必携です。
ところで、高速二人乗りと任意保険についてGoogleで検索していたら、こんな保険関連サイトがありました。そこに、上記の私のエッセーが、出典も明記せずに無断でまるごとコピーされています。抗議して削除させようと思っても、連絡先のメールアドレスさえありません。悪質な盗作サイトですが、知らない人は頷いて読んでいるかも。
静岡県で組織的窃盗団が暗躍再開かNo.3'818 浜松市のCBR600RRさんが以下の情報を添えてくださいました。一時連続した静岡県下の大型バイク窃盗は鳴りを潜めていましたが、窃盗団が活動を再開したのかも知れません。ライダー仲間ににひと言注意を呼びかけてください。
同じ浜松市で知り合いのドカも盗難されたとのことです。 他にも上がってくるかもしれませんね。
荒川静香の新たな出発トリノの女子フィギュア金メダリストの荒川静香が昨日、プロ転向の記者会見を行い、今日早速みずから企画したチャリティのアイスショーでプロデビューを飾りました。後に続くスケーターのために新たな活動をはじめた荒川さんに拍手を送りたいと思います。
思えば、トリノで金メダルをとったときのインタビューで、自分を育ててくれたスケートリンクが今や閉鎖されている、と日本のスケート環境の貧困を訴えたことが記憶に鮮やかです。日本のスケートの将来に対する彼女の危惧が、このような活動を先導させる原動力になっているのでしょうが、それは同時に、金メダリストとはなにをなしうるのか、身をもって示していることに、敬意を表したいと思います。
記者会見で言っていたかどうか知りませんが、彼女は常々、もう一度見たいと思われる演技をしたい、と話していました。その言葉どおり、私はトリノの女子フィギュアの再放送をビデオで撮って、何度も繰り返し見ておりました。何度見ても、ちょうど音楽を聞いているように、またバレーを見ているように、きれいな滑りだなあと感嘆しておりました。
これまで、女子フィギュアはクラシックバレーの伝統のある欧米に分があり、さらに体型的にもアジア人はハンディがあると思われていました。でも荒川さんのスケーティングの流れるような滑らかさは、ぴょんぴょん跳ねる西洋バレーとはちがうエレガンスがありましたね。
さて、連休は天気にも恵まれて、ライダーの皆さんは一斉にお出かけのことだったでしょうか。天気が良かったので、私も久しぶりにバイクで帰省しておりました。はじめて買ったバイクで実家までの300キロを走ったときのことが思い起こされます。あれから20年も経ったんだなあ。
ツーリング日和帰国しましたが、せっかくの連休初日も時差ボケ調整休養です。今日は好天に恵まれて、ツーリング日和です。連休もこのまま天気が持ちそうですね。お出かけの方も多いことでしょう。冬眠させていたバイクは点検を怠りなく。
形見のバイクいぜん機械式のものが形見になる話をしたことがありますが、バイクも同じことがあるようです。No.3'812のKZ1000さんから。
一昨年急逝した弟の遺品バイクが盗まれてしまいました。厳重に防犯努力しておりましたが、 周囲に隙なく並べたバイクをなぎ倒し固定していたステン鎖を油圧カッターで切断の上、フタ をしておいた乗用車もなんのその、持ち去られてしまいました。こちらのサイトの存在を知り、 早速おすがりするしだいです。同バイクは数年前に私が二年ほどかけてレストアし、その後弟 の結婚祝いに贈ったものでしたが、急逝し、私の手元に戻ってきてしまっていたものです。 悲哀と追想の依り代として、もはや姿のない弟とタンデムしていたゼットです。なんとか探し 出してやりたく、皆様のお力をお借りいたしたく、お願いを申し上げます。