ADHDを有する児童のうち、約4分の1程度は症状を残したまま成人すると言われています。成人では、見かけの多動性が減る傾向にあることや成人のADHDに対する理解が少ないことから正しい診断がされていないことが多くあります。

 大人のADHDでは次のような症状がよくみられます。

・時間が守れない。
・物の整理や情報の管理ができない。
・大切なことを忘れる。
・見通しをつけるのが苦手で、衝動的に行動してしまう。
・注意力を持続することができない。
などです。

 このように日常生活を円滑にこなす能力に欠けていることが多く、本人が努力しようとしていても、周りの人と同じように行動できないため、劣等感やうつなどの不安障害などの二次障害を生じる危険性も高くなります。
 しかし、これらの欠点が、思わぬ才能につながる可能性があります。つまり、優れたアイディアを思いつく能力、興味ある対象への強い集中力、大胆な行動力などを示すことがあります。



 
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