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症例 モートン病による足の指の痛み

25歳 男性 会社員

【診療日】X年4月22日
【症状】左足の中指、薬指の痛み

【病歴】
学生時代からずっと長距離走をやっていた方です。2年前から徐々に左足の中指、薬指に痛みが出始め、徐々に悪化。今が痛みのピークだそうです。2週間前に大学病院を受診した際に「モートン病」と診断されています。患部にステロイドの注射を受け、やや軽減したものの、3日で元に戻ってしまったそうです。毎年の傾向として冬場に悪化するそうです。

※ モートン病
足の甲をつくる骨を中足骨といいます。中指と薬指の根元にあたる中足骨の間で神経が挟まれ、神経痛が現れる疾患です。そこに神経腫ができる場合もあります。

診察所見・診たて

足を診ると、中指と薬指の間に圧すと痛む部分がありました。そこを圧すとビリッとした痛みがでるとのことでした。また身体全体の状態としては下半身が非常に冷えていました。特に足先は私の手がヒヤッとするくらい冷たかったです。

スポーツ障害で足を痛める人には冷え性の人が多いです。にもかかわらず、本人はそれを自覚していないというパターンが非常に多いのです。足が冷えていれば、血流が悪くなりますので疲労がたまりやすく、ダメージの回復も遅くなります。そのような下地があるから故障しやすくなるのです。この患者さんも同様と判断しました。

鍼灸治療

腹部のなかで特に冷えの強い部分に「暖める鍼」を施しました。専門用語では「補法(ほほう)」といいます。気血の巡りを改善し、冷えている部分を温める手技です。

足の中指と薬指の間の圧して痛いところに直接「暖める鍼」を施しました。加えて、そこにお灸も多めに施し、重点的に暖める治療をしました。

腰を触診すると、やはり冷えていました。お腹の奥が腰ですから、こちらにも「暖める鍼」を施しました。

経過

2回目(4月25日)

痛みは10分の4に減ったそうです。足のつき方によっては、まだ痛むとのことです。

3回目(5月2日)

痛みは10分の2になりました。昨年の12月以来練習を休んでいたが、再開したそうです。今のところ問題なく走れているそうです。

4回目(5月21日)

痛みは全くなく、練習では85%の強度で走れているとのことです。夏に1500m、5000mのレースに出ることにしたそうです。ひとまず治療終了としました。

コメント

モートン病の経過には個人差が大きいです。傾向として、痛みやしびれが強く、慢性的で、神経腫が確認されている例ほど改善しにくいです。しかし、そういった場合でも、鍼灸治療が良く効く例がしばしばあります。

この患者さんのステロイド注射のように、患部だけに治療しても対症療法にしかならないことが多いのですが、東洋医学的観点で身体全体を診ると、改善の糸口がみえてくることが多いのです。

この患者さんの改善は、鍼灸の効果に加え、セルフケアをしっかり実践してくれたことが大きかったと思います。これらは副作用もなく、費用もさほどかからない方法で、知ってさえいれば誰でも実践できることです。東洋医学の智恵をできるだけ多く患者さんに知ってもらいたいと思います。

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