head_img_slim

お電話にてご予約承ります。
TEL. 03-3454-7270
受付時間:10時~13時 / 15時~20時
休診日:水曜日、日曜日、祝日

HOME > 治療方針

治療方針

伝統医学・東洋医学としての鍼灸

堀 雅観です。ここでは、ほり鍼灸専門治療室の治療方針について解説いたします。

当治療室の鍼灸は、肩こりや腰痛だけを対象としたものや、一時的な心地良さを目的としたものではありません。伝統医学・東洋医学として、様々な症状や疾患を改善させることを目的として行っているものです。

しかし、本当に身体が求めている治療とは受けていて心地良いものです。結果的に心身の深いリラクゼーションが得られる場合が多いでしょう。

そして伝統医学・東洋医学では病気を次のようにとらえます。

身体の声を聴く

ご存知の通り、私達の身体には自然治癒力があります。切り傷を負っても自然に治りますし、風邪をひいても休息をとれば治ります。本来の自然治癒力が働いていれば、ほとんどの不調は治癒するものです。

自然治癒力

しかし、あまりにも心身にかかるストレスが大きいと自然治癒力が押し負けてしまい、病気になってしまいます。

各部の痛み、こわばり、疲労感、動悸、不眠、胃もたれ、便秘や下痢など、身体に現れる種々の不調は、身体が私達の意識に知らせてくれている危険信号です。つまり「最近、疲れが溜まってきているから、少し休んだ方がいいよ」という身体の声なのです。

この段階ではまだ本格的な病気にはなっておらず、健康と病気の中間である「未病」の状態と言えます。しかし身体の声を無視し、さらにストレスを受け続けてしまうと、やがて本格的な病気になってしまいます。この段階になると、現れる病状はより苦しいものになり、病院での検査においても明らかな異常がでてきます。

三つのアプローチ

このような状態に対して、私は次の三つのアプローチを考えます。

1.症状を緩和させる
2.体質を改善させる
3.養生をすすめる

ひとつずつご説明いたします。

1.症状を緩和させる

まず、患者さんの最もつらい症状を和らげることを優先します。苦痛が激しく、仕事もできない、夜も眠れない、といった状態では日常生活がままなりません。これを何とかすることを第一に考えます。

しかし、それだけでは問題は解決しません。さきほどの病気の説明を火事に例えると、症状を緩和させることは警報を止めてしまうようなものなのです。根本的な解決のためには、火元を鎮火させなければいけません。

つらい症状

ですから、頭痛や腰痛に対し、鎮痛薬を飲んでいるだけでは不充分なのです。それはせっかく身体が発してくれている警報を止めているだけです。そうしている間に火元がますます燃えあがってしまったら、取返しがつかなくなってしまいます。しかし往々にして、そのように対処されているのが一般的なのです。

2.体質を改善させる

私が言う「火元」とは「体質」のことです。例を挙げると、子供の頃から肩がこる、頭痛持ち、冷え症、暑がり、つい食べ過ぎてしまう、胃がもたれやすい、便秘ぎみ、下痢ぎみ、不眠がち、いつも疲れやすい、などの身体の傾向です。これらが病気の土台となり、種々の症状が現れる原因となるのです。

そして「火元を鎮火させる」とは「体質を改善させる」ことです。これこそが東洋医学の本領が発揮されるパートです。東洋医学的観点から患者さんの体質を把握し、それが改善されるように鍼灸を施します。

3.養生をすすめる

そして体質改善を図るには、日常生活の見直しが不可欠となります。なぜなら現在の体質はこれまでの生活環境によって形成されたものだからです。

具体的には、仕事の内容、睡眠状況、食事の内容、運動習慣の有無、アンバランスな身体の使い方(カバンの持ち方や足の組み方の左右差など)、家族との関係、職場での人間関係、等々。これらについて伺い、改善できる点があれば、その旨をお伝えします。

セルフケア

もちろん、生活の全てを変えていただく必要はありません。体質の改善に結びつく要素に対して策を講じればよいのです。

当然、なかには変えることのできない要素もあります。長時間のデスクワークが身体の負担になっていると解っていても、仕事を辞めるわけにはいきません。このような場合には、セルフケア(ストレッチ、自宅でできるお灸のやり方、冷え対策の工夫、呼吸法など)をお伝えし、マイナスの要素をプラスの要素でカバーしていただきます。

それによって症状の緩和や体質の改善がみられたかどうか、毎回の治療で確認させていただきます。ですから、私は患者さんの生活についてよく質問し、いろいろな提案をさせていただいています。

無理のない範囲で、少しずつマイナスの要素を減らし、プラスの要素を増やしていけば充分です。塵も積もれば山になります。最終的に日常生活を構成する要素の総和が、プラス<マイナス から、プラス>マイナスになればよいのです。

患者さんの生活のなかで、治療院で施術を受けている時間はほんの一部です。それ以外の時間をどう過ごすかの方がはるかに大きな問題です。

そして、患者さんの生活がご自身にとって無理のない、身体の自然律と調和したものであれば、ストレスというものは溜まりません。体質が悪くなることもなく、不調が現れることもありません。日々、元気にハツラツと生活できるようになります。これこそが根本的な解決と言えます。

未病を治す

以上が、ほり鍼灸専門治療室の治療方針です。これらを個々の患者さんの病状に合わせ、最適な施術内容を組み立てていきます。おおまかに言えば、急性症状の場合には「症状緩和」を主とし、慢性症状の場合には「体質改善」と「養生」が主となります。

東洋医学の古典には「未熟な医者は病気を治し、名医は未病を治す」と記されています。

誰でも生きていれば多少のストレスは受けますが、未病の段階で治すことができれば、病気にならずに済みます。本格的な病気になってから苦しむよりも、肉体的にも、精神的にも、経済的にも、負担が少なくて済みます。

未病を治す

当治療室には、症状が治まり、体質が改善された後にも、未病治療のために月に1~2回通院される方が多いです。その頃には、ご自分にあった養生のやり方も習得されているので、日々元気に生活されています。

ここまでお読みいただいた方にはお解りの通り、私は患者さんの身体だけを診ているのではありません。身体にはその方の生活、思考、感情など、人生経験の全てが刻まれています。

それを治療させていただくということは、患者さんの人生全体をより良くするお手伝いをさせていただくということです。私との縁が、患者さんの幸せに少しでも役立てば嬉しく思います。

治療室のご案内

完全予約制です。お電話にてご予約を承ります。

● TEL:03-3454-7270
● 受付時間:10時~13時 / 15時~20時
● 休診日:水曜日、日曜日、祝日
● 料金:初回 7,000円 2回目以降 5,000円
● 所在:〒108-0073 東京都港区三田3-4-18 二葉ビル804

        

ページトップに戻る