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プロフィール

堀 雅観(ほり がかん)

堀 雅観

1978年9月4日生まれ
鍼灸師(18年目)

● ほり鍼灸専門治療室 代表
● いやしの道協会 副会長・正教授
● 筑波大学理療科 非常勤講師

2000年に国際鍼灸専門学校本科を卒業。鍼灸師免許(国家資格)取得。

後、筑波大学理療科教員養成施設にて5年間研修。2002年より国際鍼灸専門学校附属治療所勤務。2006年、ほり鍼灸専門治療室開業。自院での臨床の傍ら、方々の研修会等で講師を務める。

2010年、いやしの道協会に入会。海野流観先生に師事。2014年より同会正教授、2015年より同会副会長。

これまで歩いてきた道

以下、もう少し詳しい自己紹介を書かせていただきます。私がどのようなきっかけで鍼灸師を志し、どのような道のりを経て現在に至ったのか、お読みいただけると嬉しいです。

1.高校卒業後、鍼灸の世界へ

私が鍼灸師を志したきっかけは、高校生の頃に趣味としてやっていた太極拳でした。太極拳を始めた理由は中国の功夫映画が好きだったことと、「気」などの東洋文化の神秘的な側面に興味があったからです。

太極拳に取り組むなかで理論も学びましたが、そこで初めて東洋思想に触れました。「陰陽五行説(森羅万象を陰と陽の二つの性質や、木火土金水の五つの性質の関係性としてとらえる思想)」は武術に限ったことでなく、医術を含めた様々な分野に適用される普遍的な法則だということを知り、とても興味を惹かれました。

太極拳は3年ほど続けましたが、次第に武術よりも医学を通じて普遍的な法則を学びたいと思うようになりました。そこで鍼灸師になって東洋医学を学びつつ、医療に携わることで人の役に立てれば良いと考えました。

高校卒業後、葛飾区青戸にある「国際鍼灸専門学校」に入学しました。鍼灸は東洋医学ですが、医療の一環として携わるためには東洋医学と西洋医学の両方を学ばなくてはなりません。専門学校では東洋医学の勉強だけでなく、西洋医学の科目も全般的に学びました。そして3年間の就学の後、無事国家試験に合格し、鍼灸師になることができました。

2.西洋医学的鍼灸を学ぶ(鍼灸師1~6年目)

とは言え、免許をとっただけでは実際に患者さんを治療することはできません。ここからが本当の勉強の始まりです。

鍼灸師として必要な知識と技術を身につけるためにはいくつかの方向性があります。鍼灸は大きく分けると東洋医学的な理論に基ずく鍼灸と西洋医学的な理論に基ずく鍼灸があります。鍼灸の起源は古代中国ですが、1970年代から西洋医学や科学的な立場から研究されるようになり、東洋医学的鍼灸とは別に西洋医学的鍼灸が発展してきました。

私が鍼灸師を志したきっかけは東洋文化への興味でしたが、本格的に医学の勉強をするようになってから、西洋医学の重要性とそれを学ぶことの面白さを感じるようになり、まず西洋医学的鍼灸を学ぶことに決めました。そして「筑波大学理療科教員養成施設」に研修生として入所しました。ここは日本における西洋医学的鍼灸の草分けといえる施設です。現在、鍼灸大学や大学病院で鍼灸に携わっている先生方の多くが、この施設ゆかりの方々です。

研修生1年目は、まず外来運営のための雑務(治療室の清掃、ベッドメイク、患者さんの誘導など)と教官・先輩の治療を見学することから始まります。そして仕事に慣れるに従い、徐々に自分自身での治療、勉強会での症例発表、英語論文の翻訳発表などを担当するようになります。

一日の仕事が終わった後には、よく終電間際まで研修生同士で鍼の刺し方や検査法の練習をしていました。研修生仲間たちは皆、向学心に燃えていました。順調にいくこともあれば、失敗することもあり、楽しいこともあれば、落ち込むこともありました。充実した日々を過ごすなかで、少しずつ鍼灸師としての実力が身についていきました。

研修生3年目を迎えた頃、縁あって母校の国際鍼灸専門学校の附属治療所で勤務させていただくことになりました。研修生2年目の頃はマッサージの治療院でアルバイトをしていましたが、毎日鍼灸で患者さんを治療することが夢でした。その夢が早くも叶ったのでした。

筑波大学で学んだことを患者さんに活かし、またそれを臨床実習で接する学生さん達に伝えるようになりました。「人に教えるために、自分もそれまで以上に勉強する」という良いサイクルができていました。

堀 発表 2005年

私はこの頃から人に教える仕事も好きになっていました。自分が好きで没頭していることを人に伝えて喜んでもらえるのですから、それはとても嬉しいことです。専門学校を退職した後も、不思議と年に2~3回は講演や研修の講師のご依頼をいただいてきました。今後も機会がある限り続けたいと思っています。

仕事と勉強を掛け持ちしつつ、筑波大学での研修は5年間続けさせていただきました。また国際鍼灸専門学校には学生として3年間、職員として4年間お世話になりました。どちらからも様々な成長の機会を与えてもらい、私の鍼灸師としての土台をつくらせていただきました。お世話になった先生方、先輩方、仲間達に深く感謝しています。

3.独立開業と試行錯誤(鍼灸師7~10年目)

2006年6月、それまで学んできたことを自分なりのかたちで患者さんに届けたいと考え、「ほり鍼灸専門治療室」を開業しました。多くの患者さんにご来院いただき、当時の自分なりに精一杯の治療をしていました。

しかし、思うように治療効果がでないこともあり、鍼灸師として実力不足を感じることもありました。もっと腕を磨く必要がありました(これは、それまで学んできたやり方に不備があったのではなく、私個人の技量の問題だったと認識しています)。

この頃の私の治療の主軸は西洋医学的鍼灸でしたから、それを補うために様々な方法論を学びました。西洋医学以外にも、整体や手当てによるヒーリングなども学びました。本から学んだもの、講習会やワークショップに参加したもの、2年以上研修に通ったものもありました。

また、禅、老荘思想、インド哲学などの本も参考にし、そこからも治療に関するヒントが得られました。そして学んだことを日常の臨床のなかで実践しながら、より良い鍼灸治療を模索していました。そのような試行錯誤を数年間経て、徐々に本質的なことが明らかになっていきました。以下、その一部を挙げます。

・ 現代の科学で解明できるのは、生命の一部分だけである。
・ 人体には、西洋医学では捉えられない精妙な働き(気やエネルギーと表現されるもの)が備わっている。
・ 東洋医学などの伝統医学は、科学で解明できない部分も含め、生命をあるがままに捉えている。
・ 病気は身体からのお知らせであり、何らかの意味がある。
・ 身体には自然治癒力があり、どのような治療法もそれが働くきっかけに過ぎない。
・ より良い治療をするためには、治療者自身が心を磨くことが必要。

これらのことが腑に落ちた結果、私は東洋医学的鍼灸を一から学ぶことを決心しました。東洋医学的鍼灸と西洋医学的鍼灸は土台となる理論が全く異なります。それまで西洋医学の勉強ばかりしていた自分にとっては、ほぼゼロからのスタートになります。もちろん一朝一夕で身につくようなものでもありません。

しかし10年近く鍼灸に携わってきた末に、ようやく目指す方向性が明らかになったのですから、それまで作り上げてきたやり方を一度全部壊してでも、東洋医学的鍼灸を一から学ぶべきだと思いました。と言うより、もはやそうする以外に自分が鍼灸師として生きていける道はないと感じていました。

元々、鍼灸師を志したきっかけは東洋文化への興味だったのですから、もっと早く東洋医学的鍼灸を学んでいても良さそうなものでした。随分と遠回りをしたものです。しかし振り返ってみれば、早いうちに一つの方法論だけでまとまってしまうより、幅広い勉強してこれたことは幸運だったのかもしれません。

4.東洋医学的鍼灸を学ぶ(鍼灸師11~14年目)

「東洋医学的鍼灸を一から学ぶ」と決心して間もない2010年の年明け、求めていた道に出逢いました。「医道の日本」という鍼灸師向けの雑誌に掲載されていた、横田観風先生(いやしの道協会・創始者)の対談記事を目にし、衝撃を受けたのです。

インタビュアーの問いかけに対し、鍼灸についてのお考え、禅の修行における体験談、かつて理論物理学の博士課程を修められたこと、生命の本質とは何か、等の話題について語られていました。それは、私が鍼灸師10年目にしてようやく定めた方向性の遥か先にある到達点を示していただいたかのようでした。「これが自分の求めていた道だ!」と直感し、迷わず「いやしの道協会」に入会しました。

いやしの道では日本古来の漢方医学を学び、それに基づく鍼灸の技術を修得します。それまで取り組んできた西洋医学とはまるで異なる内容でしたから、入会当初は苦労しましたが、それ以上に新しい勉強が面白くて仕方がありませんでした。

また、「これをモノにできなかったら、もう自分は鍼灸師として一歩も成長できない」という覚悟でしたから必死でした。入会して半年ほどは、休日はカフェに籠って一日中勉強していました。おそらく国家試験前よりも真剣に勉強していたと思います。

実技稽古中の堀

やがて、少しずつ身についた技術・知識を日々の臨床で活用するようになっていきました。それに伴って治療成績は明らかに良くなり、それまでと比べ格段に幅広い症状、疾患に対応できるようになっていきました。

このような手ごたえが得られると、勉強と稽古にも勢いがついてきます。少しでも早く上達したくて、毎週のように研修会に参加していました。

また、いやしの道では東洋的行法の指導も行っています。月に1回、筑波山麓の八郷で横田観風先生が主催されている坐禅と鍼灸の合宿に5年間参加させていただきました。坐禅というと宗教的なイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、いやしの道は特定の宗教に基づくものではありません。ただ、鍼灸を学術的に研鑚するだけでなく、精神修養も重んじているということなのです。

2012年春、いやしの道での研修が初伝から中伝へと進んだ頃、また一つ大きな節目がありました。入会当初からお世話になっていた海野流観先生(いやしの道協会・準師範)に弟子入りさせていただくことになりました。ここでの師弟関係は、一般的な研修会における講師と受講生の関係とは異なります。日本古来の芸道における師弟関係に近い関係です。月に2度、師の治療の助手をさせていただきながら、本や講義では学べない貴重な勉強をさせていただきました。

講義中の堀

師と仲間に恵まれて、密度の濃い数年間を過ごしました。そして2014年春、いやしの道協会での指導者となり、「雅観(がかん)」という号を頂きました。「雅」は私の本名の雅史からとった一字、「観」は祖師である横田観風先生から頂いた一字です。そして、このような意味を込めています。

全ての芸道に通じることと思いますが、真に一芸を極めた者は一挙一動が規に適ったものとなり、自ずと優雅なたたずまいが現れます。私はまだ一芸を極めてなどいませんが、少しでもそこに近づけるように精進していきたいと思っています。そして私が先達から頂いた教えを、しっかりと後進に伝えていきたいと思います。

5.東西両医学の特性を活かす(鍼灸師15年目~現在)

さて、私はこれまで西洋医学と東洋医学、両方の立場から鍼灸に取り組んできました。それを経て理解したことは、両者に優劣はなく、あるのは用途の違いだということです。

東西の医学は人体という同じ対象を別々の視点から捉えたものです。土台となる文化や表現方法が違うので内容は大きく異なりますが、どちらも正しく有効です。ただ得意分野が違うので、それを必要に応じて適切に使い分けることが肝心なのです。

事故で大怪我をしてしまったケース、感染症が疑われるケース、重度の難病で手術が必要なケースなどでは西洋医学的治療が必要です。また、血液検査や画像診断は東洋医学的診察では得られない有益な情報を与えてくれます。

一方、西洋医学的検査で異常がみつからないような場合には東洋医学が威力を発揮します。東洋医学では治療家が患者さんの身体に直接手を触れて診察し、身体を巡っている「気」の状態を把握します。これは西洋医学的検査では調べられず、訓練を積んだ東洋医学者でなくてはできないことです。

各医学の特性を知ったうえで、お一人お一人の患者さんにとって最適な治療を行っていくことが理想的な医療の姿だと考えています。それを踏まえたうえで、私は鍼灸師として自分に出来る最高の鍼灸治療を皆さんにお届けしたいと思っています。

世界の人々が皆、元気に幸せに生を全うできることを祈っています。鍼灸でそのお手伝いをすることが私の使命だと思っています。長文をお読みいただき、ありがとうございました。

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