港区 田町/三田 鍼灸専門治療室　眼精疲労、腰痛、坐骨神経痛、膝の痛み、五十肩、冷え症、自律神経失調症などに

リウマチの方へ

１．以下のような状況の方へ

リウマチ性疾患、膠原病、自己免疫疾患は難病ですが、鍼灸や東洋医学的養生で自然治癒力を高めることは、回復の大きな助けになると考えています。以下、ほり鍼灸専門治療室の治療方針をご案内いたします。ご参考になれば幸いです。

２．考えられる身体の状態

● 東洋医学の観点から

リウマチが現れる方は、普段から精神的なストレスが多く、胸がつまっているケースが多いです。

漢方では気血（エネルギーや血流）の巡りが悪いところには毒（水毒、瘀血など）が溜まりやすくなると考えます。その胸にたまった毒の悪影響が手足にも及び、関節炎が起こると考えます。

また胸だけでなく、お腹に毒が溜まっているケースも多いです。それがまた、内臓の不調、腰痛、手足の関節炎、のぼせなどの諸症状につながります。

● 西洋医学の観点から

初期の頃は症状も軽度で、リウマチに関する検査でも陰性になる例が多いです。悪化していく従って、症状も強くなり、検査も陽性になっていきます。

３．なるべく早く対処した方が良いケース

以下のような場合には、それ以上悪化させないよう、今までとは違う対処法を検討されることをおすすめします。

４．鍼灸の治療方針

● 重症度と「証」を見極める

お話を詳しくうかがった後、身体全体を診させていただきます。西洋医学的な観点からリウマチの重症度を判断するとともに、東洋医学的診察法で「証」を見極めます。

「証」とは、自覚症状と身体所見（脈診、舌診、腹診、候背診）を総合したもので、個々の体質のようなものです。それがリウマチの土台となるのです。それらに基づいて、鍼灸治療を施します。

※医療機関で行う「診断」ではありません。

● まず症状をとることを優先し、その後に体質改善

まず現れている症状のつらさをとることを優先します。そして対症療法だけで終わることがないよう、その後にリウマチの土台となっている体質の改善を図ります。

● 治るまでの期間

これまで長年にかけて心身に負担をかけてきた場合には、ある程度の期間がかかります。蓄積された負担が少ない場合には、比較的短期間で改善します。

５．根本的な原因

リウマチの根本的な原因には、以下のようなものが考えられます。

● 生活状況

・飲酒、喫煙、添加物の多い食事など、体内に毒をためる生活。それはリウマチ、膠原病、自己免疫疾患の土台となります。
・疲れを感じながらも、がんばり続けていらっしゃるかもしれません。そのままでは、いつか気力と体力が破綻してしまいます。
・がんばり続けると、心身は常に緊張状態になり、リラックスできなくなります。睡眠は浅くなり、疲れがとれなくなる悪循環となります。
・体力低下によって生じる冷えもあります。

● 精神的ストレス

不安、心配、イライラがあると自律神経が緊張し（交感神経優位になり）、筋肉が硬くなり、血流が悪くなります。おのずと胸がつまるようになっていきます。

６．養生法が根本治療

日常生活のなかで、以下のような養生法を取り入れていただくことが、根本的な解決につながっていきます。お一人お一人の状態に合わせて、効果のでやすい方法をお伝えします。

● 身体の養生法

・不摂生を避けて、毒を貯めない生活をする。
・適度な運動で汗をかいて、デトックスする。
・身体（特にお腹）を温める生活を心がける。
など

● 心の養生法

・呼吸法や瞑想をする。
・不安、心配、イライラの理由を見極める。
・自分が心から望んでいる生き方はどのようなものか、じっくり考えてみる。
など

７．患者さんの感想

※効果の現れ方には個人差があります。

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「ふつうの生活ができ、痛みもだいぶ楽になりました」

S.N 様 58歳 女性

難病をかかえながら「線維筋痛症」になり、筋肉痛、関節痛、頭痛、手足のしびれ、不眠など、日常生活をおくれる状態ではありませんでした。

日によってもかなり違い、つらい毎日でした。薬でいくらかは軽くなりますが、痛みから逃れることができませんでした。

そんなとき、娘から「鍼でもやったら」の一言で救われました。鍼が自分の体に合うことがわかって嬉しかったです。

その日によって痛みの箇所も違うので、身体の状態に合わせて細かく丁寧に治療をしていただいています。

今ではふつうの生活ができ、痛みもだいぶ楽になりました。ついでに肩こり、冷え症、斜頚もいい状態にむかっています。先生には感謝しています。

８．「本質的な治癒」とは「身体の声との調和」

● 原因が解れば安心して対処できる

鍼灸で心身をととのえたうえで、養生法を実践していただければ、不調は着実に良くなっていきます。

私達の心身の状態は「これまでの生き方の結果」でもあります。不調の原因がご自分で解るようになれば、それを極力生みださないように気をつけることができます。

仮に調子を崩したとしても、原因が解っていれば不安や心配はありません。落ち着いて対処することができます。

また、そんな時こそ鍼灸治療の助けをかりてください。

● 病気は身体からのお知らせ

私は「病気や不調は身体の声」だと考えています。身体が「そろそろ疲れがたまってきてるよ、あまり無理しないで」と教えてくれているのです。その声を素直に受けとめ、治療したり、養生をすれば、こじれることなく回復します。

ですから病気は恐れたり、闘うものではなく、身体からのお知らせなのです。お知らせがなければ、大病するまで不調に気づけません。そう考えると、このお知らせは有難いものです。

身体の声と仲良く生活できるようになれば、安心と感謝の気持ちで生きていけるのではないでしょうか。そのようになっていけたら「本質的な治癒」だと思っています。

あなたが理想の人生を生きられるよう、お手伝いさせていただけたら幸いです。

ほり鍼灸専門治療室
堀　雅観

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