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J13 <作業> 電動工具の固定 (2015.8.10)

 電動工具は固定することによってほとんどの場合使い勝手が向上します。
 
 当工房は度々紹介している通り、狭小青空工房(工房と呼ぶこと自体恐れ多い・・・・)なので、できるだけスペースを節約することに日々腐心しています。

 そこで少ない電動工具は携帯と固定の両用は言うまでもなく、治具類もエコ収納を目指しできるだけ共用することになります。

 固定化は通常と違った使い方をすることになり、ほとんどの場合危険性は増大します。
 安全メガネなどの防具の装着はもちろんのこと、安全性を十分考慮して、各自の責任で実施してください。



 以下、電動工具の固定について紹介します。


 トリマーテーブルファミリー ======================================

 トリマーテーブルの台を共用しているグループで、トリマーテーブルテーブルソー、そしてジグソーテーブルがこのグループに該当します。
 さらにトリマーテーブルとジグソーテーブルでは天板も共用です。

 詳細は各項をご覧ください。

 


  ドリルファミリー ======================================================

 電動ドリルは固定することでいろいろな応用が広がります。



 固定はドリルスタンドと同様にドリルの首の部分を挟み込む方式で、ボルトで水平を微調整しています。
 台のサイズは40T×160W×260L(mm)で、底部には中心線に沿った3D×12W(mm)の溝を切ってあり、適宜同サイズのアルミ製レールをビス止めします。

 ドリル台と対をなす補助台はドリル台と同じ板材からカットしました。


 以下応用例です。

・ 水平穴開け


 ドリルスタンドでは加工が難しい長手方向(例えば丸棒の芯方向、板材の長手方向等)の穴開け加工に重宝します。

 補助台上に高さを調節するための適当な材を挟み加工する材をクランプします。
 ドリル台の底部にアルミ製レールをビス止めしてドリルのスライドガイドとします。
     

・ スピンドルサンダー

    

 作業台の脚にドリル台をクランプし、作業台上には専用合板を敷いて加工します。
作業台の脚への設置を容易にするためのフックとアルミ棒を脚にビス止めしました。

 一方、集塵用筒を専用台の下に挟み込みます。

 上下動機構はありませんので適宜サンディングスピンドルを六角ビット軸上でスライドさせています。

 スピンドルサンダーの詳細はこちらです。




・ ドリル木工旋盤
           
 ドリル台を使って木工旋盤にしてみました。
詳細はこちらです。


 ディスクグラインダー ===================================================

 ディスクグラインダーを、専用クランプでドリル補助台に固定します。
ベンチグラインダーもどきです。

  


 学研のDIY雑誌「ドゥーパ! No.118 (2017年6月発行)」に紹介記事が掲載されました。
 こちらです。


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