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P-U セルフサイトポート 使用説明書



ポート及びカテーテルのプライミング

@カテーテルコネクターに注射筒を取り付け生理食塩水で満たし、十分プライミングします。(空気塞栓防止のため)
A添付ノンコアリングニードルを注射筒に取り付け生理食塩水で満たします。
Bセプタムにノンコアリングニードルを穿刺し、ポート内部に空気が残らないように十分プライミングします。(空気塞栓防止のため)

カテーテルの挿入及び留置

経皮的方法
@誘導カテーテルをセルジンガー法により、血管内に挿入し、目的血管に挿入します。
A誘導カテーテルを通して、ガイドワイヤーを挿入し、誘導カテーテルを抜去します。
Bガイドワイヤーに沿わせて、アンスロンP-Uカテーテルを挿入します。
CX線透視下でカテーテル先端の位置を確認しながら、目的部位に留置します。
D留置後、カテーテルがずれないように注意しまがら、不要な部分を切断します。
この時、患者の動き、ポートとの接続等を考慮してカテーテルに適切なたるみをもたせることが肝要です。

ポートの埋込
@ポートの安定性がよく、患者の動きを制約したりせず、圧迫感を与えず、邪魔にならない部位にポート埋込み部位を決定します。
A皮下ポケットを作成します。
ポートセプタムを覆う皮下組織の厚さに注意して下さい。
皮膚組織が厚いと、セプタムの位置確認が困難となります。
反対に皮膚組織が薄いと、組織の壊死を招くおそれがあります。
B皮下ポケットにポートを挿入し、必要に応じてポートの糸固定穴と皮下ポケット下の筋膜を永久縫合糸で固定します。
C22Gのノンコアリングニードルと注射筒を用いて生理食塩水を注入し、カテーテル閉塞、液漏れ等のないことを確認します。
D生理食塩水を注入し、ポート内をフラッシュした後、ヘパリンロックします。
E皮下ポケットの切開創を縫合します。