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T.なぜ中心静脈内にCVCを留置する必要があるのか


 ● TPNを実施する場合には、CVCの先端は中心静脈内(上大静脈、下大静脈)に位置していなければならない。

 ● TPN製剤は非常に高濃度のグルコースから成る輸液で、浸透圧比は4〜7以上である。
この輸液が希釈されずに投与されると、血管内皮が損傷を受けて静脈炎が発生する。
投与されたら直ちに希釈されるため、血流の多い中心静脈に先端を留置する必要がある。

 ● 逆に、CVC先端が位置異常のために内頸静脈に位置していれば、血管内皮が損傷を受けて血管外漏出が生ずる。