「準特急って何ですか? 難しい駅名より不気味です・・・」と、さっそく素朴な疑問が。
京王線の電車のランクは、特急、急行、通勤急行、快速、通勤快速、各駅停車の6種類が長く定着していましたが、しばらく前のダイヤ改正で、特急と急行の間に、新たに「準特急」が作られました。
ほかの私鉄では見かけない呼び名ですね。京王線になじみのない人に、「さて、急行と準特急はどちらが速いでしょう?」とクイズを出したら、答が割れそうです。
部長代理と副部長。どちらが偉いかは、その会社の人じゃないとわからない。そんな感じでしょうか。
特急に準ずるものができたら、最高位の特急は軽く扱われて本数が減りました。とはいえ、新宿から聖蹟桜ヶ丘までに限れば、準特急は特急より1駅多く停車するだけで、所要時間は約28分(特急は約25分)ですから、あまり違いはありません。
たしかに「準特急」って、とても不自然な造語なので、かもきちも最初はものすごく違和感がありました。でも住んでいると慣れちゃいますよ。
(2007年9月)
準特急は2022年3月12日に廃止されました。
(2022年3月)