■ ギンザめざましクラシックスVol.10 |
|
|
1999年12月18日(土) PM7:00
クリスマス直前の週末で賑わう銀座の街を抜けて王子ホールへと着く。会場に入り真っ先に目に飛び込んできたのは、ステージ後方に飾られた大きなクリスマスリースでした。
さらにステージ手前側には赤と白のポインセチアが並べられ、奥に置かれたテーブルの上にはハンドベルがきれいに並べられていました
(おまけに天井からはミラーボールが吊り下げられていた(笑))。そんな、見るからに“クリスマス”という雰囲気につつまれながら、“ギンザめざましクラシックス”の
記念すべき10回目の公演が始まった。 |
|
■ オープニング |
|
|
不意に会場の明かりが消え、真っ暗なステージに幾人かの小さな人影が現れた。その人影がステージに並び終えたところで照明が灯る。
そこには、“青山学院初等部 ハンド・ベル・コワイヤー”のみなさんと指揮の“上戸先生”の姿が。
そして、指揮に合わせて『きよしこの夜』をハンドベルで演奏してくれました(これが今回のめざクラの開幕のベルとなった)。
そして、ハンドベルから引き継ぐ形で『きよしこの夜』を安宅さんがピアノで演奏。その演奏をバックに軽部さんがステージに登場した。
ステージに登場した軽部さんは、クリスマスについてこう語ってくれました。「突然ですが、クリスマスとはどういった日でしょうか?
イエス・キリストの誕生した日、大切な恋人と過ごす日、家族と過ごす日、みんなで思いっきり盛り上がる日、もしくは一人きりで静かに過ごす日。
さまざまなクリスマスがありますが、私はこの場で提言します。“クリスマスとは街中が素晴らしい音楽であふれかえる日”だと!!」。
そして、この日の1曲目として『讃美歌 103番(牧人ひつじを)、111番(神の御子は今宵も)』が演奏されました。
今回は『きよしこの夜』につづいて『讃美歌』の演奏という、めざクラ史上最もおごそかなオープニングとなりました。
○『讃美歌 103番、111番』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. |
|
■ クラシックの数少ないクリスマスソング |
|
|
スタンダードやポピュラーソングにはクリスマスの名曲が多くあるけれど、クラシックの場合は宗教曲がほとんどで、
純粋にクリスマスをイメージして作られた曲というのは少ないそうです。
そんな数少ないクラシックのクリスマスソングの中から今回選曲されたのが、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』と、プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」より『ムゼッタのワルツ』。
チャイコフスキーの組曲『くるみ割り人形』は、「クリスマス・イヴの晩にクララという女の子がおじいさんからくるみ割り人形をもらい、
その人形が彼女を夢の世界へと連れていってくれるというお話」(by高嶋さん)で、この日はこの組曲の中から、『行進曲』、『ロシアの踊り』、『中国の踊り』、
『こんぺいとうの精の踊り』、『花のワルツ』を『くるみ割り人形ファンタジー』と題して演奏しました。一方、プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」は
第1幕と第2幕がクリスマス・イヴの晩を舞台にしており、その第2幕の中で歌われるのが『ムゼッタのワルツ』。別れた恋人のマルチェルロとヨリを戻したいムゼッタが、
マルチェルロの気を引こうと「私が街を歩けばすべての男が振り返る」と歌う曲。
ソプラノ歌手が歌うこの曲を、高嶋さんがヴァイオリンで“コケティッシュに色っぽく(?)”演奏してくれました。
○チャイコフスキー 「くるみ割り人形」より 『くるみ割り人形ファンタジー』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf.
○プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」より 『ムゼッタのワルツ』
演奏:Vl. Pf. |
|
■ アヴェ・マリア特集? |
|
|
近頃の癒しブームの影響で、ちまたでは『アヴェ・マリア』が流行しているらしいです。
いろんな作曲家の『アヴェ・マリア』を集めたコンピレーションアルバムや、ある作曲家の『アヴェ・マリア』だけをいろんなアーティストが演奏しているアルバムなど。
中には『アヴェ・マリア』と関係のない曲が収録されている物もあるとか...。
そして、いくつかの『アヴェ・マリア』の抜粋部分を安宅さんがピアノで演奏してくれました。以下、曲を聴いた高嶋さんと軽部さんのコメント。
ヴェルディの『アヴェ・マリア』……歌劇「オテロ」の中の曲だけあって、オペラチックな感じ。
サン・サーンスの『アヴェ・マリア』……きれいなメロディーですね。
ビゼーの『アヴェ・マリア』……これもきれい。コード感たっぷりの曲。
ストラヴィンスキーの『アヴェ・マリア』……(現代曲風の曲に)ちょっと良くわかんないですね。
と、4人の作曲家が作った『アヴェ・マリア』を聴きましたが、これら以外にもマスカーニやカッチーニなど、本当にたくさんの作曲家が『アヴェ・マリア』という曲を書いたそうです。
この日は、その中でも特に有名なグノー/バッハの『アヴェ・マリア』と、シューベルトの『アヴェ・マリア』が演奏されました。グノーは、あのバッハ作曲の
『平均律クラヴィーア第1集のプレリュード』を伴奏に用い、その上に自分で作曲したメロディーを乗せるというとても贅沢な曲の作り方をしているそうです。この日はバッハの部分を
ピアノで、グノーの部分をヴァイオリンで演奏しました。続けてシューベルトの『アヴェ・マリア』が演奏され、その澄んだ音色から、
思わず自分が敬虔なクリスチャンになったような気持ちになりました。
○グノー/バッハ 『アヴェ・マリア』
演奏:Vl. Pf.
○シューベルト 『アヴェ・マリア』
演奏:Vl. Vc. Pf. |
|
■ めざクラ初の合唱曲 |
|
|
続いて演奏されたのがモーツァルトの『アヴェ・ヴェルム・コルプス』。
「この曲は、曲名こそ違えど聖母マリアを讃え歌った曲であることから、モーツァルトが作曲した『アヴェ・マリア』とも言えるでしょう」(by 軽部さん)。
そして、めざクラ初の合唱曲を歌ってくれたのは“早稲田大学 コールフリューゲルOB有志・その他”のみなさんでした。
コールフリューゲルOBのみなさん15人がステージに並び終えたところで、ふと軽部さんを見ると、なぜか軽部さんまでちゃっかり楽譜を持っているじゃありませんか(笑)。それもそのはず、
軽部さん自身もこのコールフリューゲルのOBで、その歌唱力はこれまでのめざクラでも折り紙付き。その軽部さんはバリトンパートに入り、
OBのみなさん15人+1人のコーラスで透明な美しさに満ちたこの曲を歌ってくれました。
歌い終わった後、「コールフリューゲルOBのみなさんにお話を聞いてみよう」と高嶋さんがテナーパートの男性に質問。この男性は高校・大学と軽部さんの同級生で、
軽部さんの学生時代をこう語ってくれました。
高嶋さん 「軽部さんはどんな子でした?」
同級生 「えっ。普通でしたよ。」
高嶋さん 「遠慮しないで言っちゃていいんですよ。クラスに必ず1人いるようなタイプで言うと?」
同級生 「そうですね。音楽が好きで、ものまねが得意な水戸黄門と相撲好きの学生でしたよ。」
さらに、他の方々にも「軽部さんはどんな子でした?」と聞きまくる高嶋さん。何を言われるか気が気でない(?)軽部さんは冷や汗をかきっぱなし(笑)。
そして、コールフリューゲルOBのみなさんでもう1曲。合唱曲の定番中の定番、ヘンデルのオラトリオ「メサイア」より『ハレルヤ・コーラス』を歌ってくれました。
たぶん音楽の授業で誰もが1度は歌った経験がある事でしょう。私もその昔、ずいぶん練習したので「懐かしいなぁ」と思いつつ、合唱を聴きながら頭の中で一緒に口ずさんでいました。
それにしても王子ホールのような小ホールで聴くコーラスは迫力があるなぁ。16人の歌声が会場中に響きわたっていて圧巻でした。
この曲で第1部は終了。休憩を挟んで「めざクラVol.10」は第2部へ...。
○モーツァルト モテット 『アヴェ・ヴェルム・コルプス』
○ヘンデル オラトリオ「メサイア」より 『ハレルヤ・コーラス』
以上2曲
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Cho. |
|
■ スタンダード・クリスマス |
|
|
クリスマスのスタンダードナンバーよりまずは1曲。ルロイ・アンダーソンの『そりすべり』。
“シャンシャンシャン”というスレイベルの音でおなじみのこの曲を、高嶋さんを始めとしたいつもの(?)メンバーと軽部さんによって演奏しました。
この曲で軽部さんが担当したのは、全編を通して軽快にリズムを刻むスレイベルと、所々に折り込まれるムチの音。2つのパートを同時に演奏したためか苦戦したようで、
「最後のムチの音を出す所でミスってしまいました(苦笑)」と残念がっていました。この曲の演奏の間、天井から吊り下げられたミラーボールにライトが
当たり、まるで雪が降ってきたように会場中をキラキラと照らしていました。王子ホールでミラーボールが回るなんて滅多にない事だろう。めざクラならではの演出という感じでした。
スタンダード・クリスマスではさらに、ジュリー・スタインの『クリスマス・ワルツ』、ロバート・ウェルスの『ザ・クリスマス・ソング』、フェリックス・バーナードの
『ウィンター・ワンダー・ランド』の3曲が続けて演奏されました。演奏中は、ステージの壁にクリスマスリースをかたどったライトが当てられ、
ステージ手前に並べられたポインセチアにはキレイなイルミネーションが灯されてクリスマスムードを高めていました。
○アンダーソン 『そりすべり』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. and スレイベル. ムチの音.
○スタイン 『クリスマス・ワルツ』
○ウェルス 『ザ・クリスマス・ソング』
○バーナード 『ウィンター・ワンダー・ランド』
以上3曲
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. |
|
■ ポピュラー・クリスマス |
|
|
続いてはポピュラー・クリスマスと題して、古今東西のポップスのクリスマスソングがメドレーで演奏されました。
ここで登場したのが、めざクラではおなじみのSweBeの3人。
歌ってくれた曲目は、ジョン・レノン『ハッピー・クリスマス』、DREAMS COME TRUE『WINTER SONG』、山下達郎『クリスマス・イヴ』、ワム『ラスト・クリスマス』、
マライア・キャリー『恋人たちのクリスマス』、映画「天使にラブソングを」より『ヘイル・ホーリー・クィーン』の6曲。SweBeの3人がお得意のコーラスで会場を魅了していたのですが、
山下達郎の『クリスマス・イヴ』では、SweBeのコーラスをバックに軽部さんが「雨は夜更け過ぎにぃ」と歌い始めて突然の参加。
しかしメドレー終了後、「『ヘイル・ホーリー・クィーン』を聴いていて、こんな素晴らしいコーラスに横から入ってしまってチョット後悔してます」と語っていました。
続けて、素晴らしい歌声を聴かせてくれた3人は、グループの自己紹介を黒人歌手さながらのパワフルなコーラスで披露してくれました。
先程のスタンダード・クリスマスではクリスマスリースをかたどったライトを使用していましたが、ポピュラー・クリスマスでは“Merry Christmas”の文字が浮かび上がるライトが
ステージ後方の壁を照らしていました。今回は照明もずいぶんと凝っているな。
○ポップス・クリスマス・メドレー
演奏:Vo. |
|
■ ファミリー・クリスマス |
|
|
ファミリー・クリスマスでは“青山学院初等部 ハンド・ベル・コワイヤー”のみなさん15人によるハンドベルと、
顧問の“上戸先生”の指揮で、クリスマスソングの定番『ジングル・ベル』が演奏されました。ハンドベルという楽器は1つの楽器で1つの音階を出すため、
演奏する場合はいくつものハンドベルとたくさんの演奏者で演奏するそうです。
高い音のベルは小さく、低い音になるほどベルは大きくなっていきます(大きい物では5kgもするベルがあるそうです)。それを1人2〜3個づつ担当して、曲の中で自分のベルの音階が
来たら鳴らす。これを何人かで繰り返すことで曲を演奏するそうです。自分の演奏する箇所をしっかり把握していないと演奏できないため、見た目以上に難しそうな楽器です。
そして、このハンドベルの演奏に高嶋さんと軽部さんも参加することに...。「形から入るタイプでして...」と言いながら現れた軽部さんの姿は、“白いケープに白い帽子”という聖歌隊の
格好でした。受付でもらったプログラムの中では“今回は恒例のコスプレはありません”と明言していたのに、やっぱりやってしまったようです(ちなみに、この姿を見て高嶋さんは
「不気味ですねぇ(笑)」と一言)。
この2人が加わって演奏したのはドイツに伝わるクリスマスの民謡『もみの木』。高嶋さんは真ん中に位置して“G”のベルを担当。
一方、軽部さんは一番右端の低い音を出すベルを2つ担当。この一番低い音のベルは振るだけでも大変そうなくらいに大きくて重そう。
いざ演奏に入ってみるとしきりに首をかしげる軽部さん。なかなか思うようにいかないようでかなり
苦戦していました。演奏が終わって「いやぁ、難しいですね」と軽部さん。高嶋さんも「私も間違えちゃいました」と、2人して間違えてしまうのだからハンドベルの難しさが分かります。
指揮をしてくれた上戸先生は、「ハンドベルは音を出すタイミングが難しいので、全員の心が一つにならなくては行けない」と仰っていました。
聖歌隊姿が不評だった(?)軽部さんは着替えのため舞台裏へ。その間、ステージでは高嶋さんと上戸先生の師弟トークが繰り広げられていました。この上戸先生は高嶋さんの小学校時代の
担任の恩師で、高嶋さんも昔このハンド・ベル・コワイヤーで上戸先生からハンドベルを教わったそうです。上戸先生は「ヴァイオリンを始めてもなかなか楽譜が読めなかったんですが、
ハンドベルの練習で楽譜が読めるようになったんですよ」と言う高嶋さんに、「それじゃ、今のちいちゃん(高嶋さん)があるのは私のおかげかな(笑)」と切り返したり、
「今日は素敵なちいちゃんに会えたから眠れそうにない」と言ったり、なかなか良いキャラクターの持ち主でした。
そんな上戸先生が高嶋さんの小学校時代のエピソードを話してくれました。それは高嶋さんがヴァイオリンを始めた頃の話。ヴァイオリンをみんなに聴いてもらいたい高嶋さんが
「私はどうしても教室でヴァイオリンを弾く」と言うので、上戸先生が「それじゃ、ちいちゃん弾いてみて」と言うと、ちいちゃん(高嶋さん)は突然泣き出して帰ってしまったそうです。
自分で弾きたいと言っていたのに泣いて帰っちゃうなんて、「わけわかんない子ですね」と高嶋さん自身も言っていました。
○ジングル・ベル
○もみの木
以上2曲
演奏:ハンドベル. |
|
■ スペシャル・クリスマス |
|
|
師弟トークの間に着替えを済ませた軽部さんがステージに戻ってきたところで、今夜のスペシャルゲスト岩崎宏美さんが登場。
まず岩崎さんが歌ってくれたのが、ヒュー・マーティン&ラルフ・ブレインの『ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス』。
“戦場へ行ったパートナーを想い、共に過ごしたクリスマスを思い出す”という切ない歌を、あの艶やかな声で聴かせてくれました。
今年でデビュー25周年を迎える岩崎さん。その長い芸能生活の中ではいろんな事を経験してきたそうで、ハンドベルもかくし芸大会で演奏したことがあるとか...。それ以外にも、
「ヤンヤン歌うスタジオ」で妹の岩崎良美さんと一緒にコントをしたときのお話。芸能界に入って初めてもらったのが「日本おてんば大賞」という賞だったという話
(“おてんば”という辺りで「なんだか気が合いそう」と高嶋さん)。いつもダイエットするように言われていて、絶食中にイルカさんと『なごり雪』を歌ったときに、
思わず歌詞の中に“レバ刺し”と入れて歌ってしまった話。などなど、おもしろいエピソードを聞かせてくれました
そんな岩崎さんが続いて歌ってくれたのは、「クリスマスといえばマリア、マリアといえば聖母、聖母といえばマドンナ(by軽部さん)」ということで、“日本歌謡大賞受賞曲、
名曲中の名曲”『聖母(マドンナ)たちのララバイ』を弦楽四重奏バージョンで演奏しました。当日のプログラムにも載っていない聖母からのとっておきのクリスマスプレゼントは、
心の中に染み込んでくるような印象深い歌でした。
○マーティン/ブレイン 『ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス』
○木森敏之&ジョン・スコット 『聖母(マドンナ)たちのララバイ』
以上2曲
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Vo. |
|
■ めざクラCD化決定!! |
|
|
会場に『聖母(マドンナ)たちのララバイ』の余韻が残る中、高嶋さんから重大発表。
高嶋さん 「なんと!! めざクラがCD化されることが決定しました。」
会場 「ワァ、パチパチ、パチパチ、パチパチ(拍手)」
軽部さん 「まだどんなCDになるかハッキリとは決まっていませんが、レギュラーメンバーの古川さんや安宅さんに参加してもらってレコーディングする予定です。」
すると、名前を挙げてもらえなかったのでチョット不安をそうな顔をする今野さんと榎戸さん。
すかさず、「大丈夫。ちゃんと2人にも参加してもらいますから...。」とフォローする軽部さん。
高嶋さん 「ところで、軽部さんは何をするんですか?」
軽部さん 「私ですか?う〜ん、やっぱ“歌”ですかねぇ。」
高嶋さん 「やっぱり歌うんですか(笑)。」
軽部さん 「ま、その辺はこれからおいおい決めていきましょう。」
ということで、発売は2000年の5月ごろの予定。今から楽しみです。 |
|
■ めざクラ、1900年代最後の曲 |
|
|
そして、この日プログラム最後の曲はベートーヴェンの「交響曲第九番」をアレンジして『ジョイフル・ジョイフル〜交響曲第九番』と
題して演奏。今年最後、そして1900年代最後のめざクラの締めくくりとして、コールフリューゲルOBのみなさん、SweBeを交えて総勢20人以上の大演奏。
SweBeのゴスペル調のコーラスから始まり、第九の『歓喜の歌』の大合唱へ。ステージにズラリと並んだ出演者の迫力のある演奏が会場中に響きわたりました。
○ベートーヴェン 『ジョイフル・ジョイフル〜交響曲第九番』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Cho. Vo. |
|
■ アンコール |
|
|
いつもなら一度舞台裏へ戻ってからアンコールが送られるのですが、この日は出演者が多く舞台裏へ戻ったり出てきたりするのが大変なため、
『ジョイフル・ジョイフル〜交響曲第九番』の後にそのままアンコールが演奏されました。アンコールでは、先程の出演者に加えてスペシャルゲストの岩崎さんが参加。
そして、アンコールで演奏されたのがクリスマスソングとしては欠かすことのできない、ビング・クロスビーの歌った『ホワイト・クリスマス』。
岩崎さんの歌声が会場をしっとりした雰囲気に包みこみ、そして、閉幕のベル『きよしこの夜』が
ハンド・ベル・コワイヤーのみなさんのハンドベルで演奏されて、“ギンザめざましクラシックス Vol.10”の幕は閉じられたのでした。
○アーヴィング・バーリン 『ホワイト・クリスマス』
演奏:1st Vl. 2nd Vl. Vla. Vc. Pf. Cho. Vo. |
|
■ 今回のひとこと |
|
|
今回のめざクラは総勢40名以上という最大級の出演者によって贈られた迫力のある公演だった。
そして、なんといっても演出に力が入っていました。クリスマスムードいっぱいに飾り付けられたステージに、凝ったライティング。コンサートは出演者だけでなく、
それを支えるスタッフの力によって作られているということを実感しました。 |
|