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桃山工作所−関水金属(KATO)「ペースト状バラスト」を使ってみる。

 最近、関水金属(KATO)からカント付きの複線カーブなどが販売され一層リアル感が増してきたようです。ところで、当鉄道ではこの複線レールは別の意味で導入しました。というのは複線区間が大部分を占める当鉄道ながら単線レールが主流で線路間の隙間をバラストで埋めなければなりません。しかしバラスト撒きの注意点として、溶かしたボンド水が電動ポイントに入りポイントが動かなくなることがあると聞いていたものですから躊躇していました。
 そこで、関水金属(KATO)から販売されている「ペースト状バラスト」を使ってみることにしました。
                           
 不器用な管理人が、小工作に取り組みます。あまり参考にはなりませんが、恥ずかしくて人に聞けないことを管理人の失敗例からご紹介します。なお、当鉄道管理人のあまりの知識不足に、お客様の開いた口が塞がらなくなった場合でも、当鉄道は何ら責めは負いませんのでご了承下さい。また、工作所に記載した加工等を参考にされる場合には、各人の自己責任にてご実施されるようお願い申し上げます。
関水金属「ペースト状バラスト」 関水金属(KATO)「ペースト状バラスト」
施工日:2012/05/6
 関水金属(KATO)から販売されている「ペースト状バラスト」を使ってみることにしました。色がユニトラックタイプに調合されていることと、通常のボンド水ではなく「つや消しの接着剤」を使用しているため電動ポイントを痛めにくいとのことが理由で選択しました。
「ペースト状バラスト」の施工前 今回バラストを施工する区間
 今回は、駅構内の複線レールに接続する複線区間の分岐レールなどの単線レールの間をバラストで埋めることとします。

※カーソルを合わせると山方向から見た接続の拡大写真をご覧頂けます。






バラスト区間の嵩上げ バラスト区間の嵩上げ
 複線区間にバラストを塗布(?)するのですが、グランドレベルからバラストを盛るのではなく、管理人の場合2mm角のプラ棒の上に幅8mm厚さ0.4mmのプラ板を接着し嵩上げすることにしました。(画像にカーソルを合わせて下さい。)
 なぜ嵩上げするかというと出来るだけ塗布量を減らし水分によるダメージを電動ポイントに与えたくないことと、ペースト状バラストが比較的高価なこととからです。



バラストの敷設作業 バラストの敷設作業
 ショップの「ペースト状バラスト」の説明には、パンにジャムを塗るように簡単に平らに塗ることが出来ると書かれていたようです。ところが根っから不器用な管理人です。バターナイフ片手に挑戦しましたが、かなり凸凹になってしまいました。そこで今度はバラストを筆で塗る(?)ことにしました。これが案外うまくいきました。一度固まり掛けた凸凹を平らにするには水性接着剤ならではの一手間が必要ですが、電動ポイントが動かなくなるといけないので実施する場合には必ず自己責任でお願いします。




バラストの敷設作業終了
ぺースト状バラスト完成例  ぺースト状バラスト完成例
 思ったより簡単に完了しました。この関水金属(KATO)の「ペースト状バラスト」は、ボンド水によって電動ポイントを壊さない適度な粘度を調合するという素人には少し難易な工程を取り除いてくれるため使いやすい商品だと感じました。また、作業は筆によって伸ばしていくことが可能でその後水性接着剤が固化するため各線路を簡易に結合することも出来ます。出来上がりは、上記の写真を参考にして下さい。

動画館へ 桃山工作所-動画館

 動画が見たいというご意見を頂いて、列車の開放・連結を収録してみたところ判りやすいとのご評価が寄せられました。そこで、動画を取り敢えず桃山工作所の付属動画館として新規に設置することとしました。



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