稲作のページ№3 (2007年のページ)
2007年2月1日~2007年**月**日
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1-START 2-鹿対策 3-種籾を浸漬 4-種まき 5-育苗状況(播種後11日経過) |
ev2007-1(2007.2.1) ev2007-2(2007.3.28) ev2007-3(2007.4.6) ev2007-4(2007.4.20) ev2007-5(2007.5.2) ev2007-6(2007.5.15) ev2007-7(2007.5.22) ev2007-8(2007.5.28) ev2007-9(2007.6.14) ev2007-10(2007.6.24) ev2007-11(2007.7.13) ev2007-12(2007.8.8) ev2007-13(2007.8.20) ev2007-14(2007.9.24) ev2007-15(2007.10.10) |
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1-START (ev2007-1) 2007.2.1
今年も稲作、コシヒカリ作りをします。よろしくお願いします。 今年の楽しみは古代米を作ることです。
種子(種籾)が届きました。入手種子は以下です。 ① コシヒカリ(消毒種子)(生産地富山県) --4kg. ② 朝紫(古代米)(生産地宮城県) --200g 今年は、50㎡ほどネコの額ですが古代米の「朝紫」という品種を植える予定です。この朝紫は、東北農業研究センターでインドネシア・バリ島在来の紫黒米とタツミモチという品種を交配して育成させた品種です。 初めて作るので入念にレポートしたいと思っています。 通常の米に朝紫の玄米、又は七分搗き米を混合して炊飯すると紫色の赤飯ができます。又栄養価も高いらしく昨年買って食したところもちもちとして美味しかったので作る事にしました。
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2 (ev2007-2) 2007.3.28 最近、鹿が増えに増え、以前はアスファルトの道路など横断しなかったものが今や、雨の朝などドロドロです。冬の間は柵などメンテをサボっていたので田んぼは鹿の足跡だらけです。「オオカミを放つ―森・動物・人のよい関係を求めて 」という本が新聞の評に載っていたので早速買って読んだ。鹿の天敵はオオカミらしい。当事者としては大いに共感した。それほどに鹿の農作物に与える被害は甚大である。 この辺も、家庭菜園が全耕作面積の20-30%を占める。彼らが個々に被害から守るために思い思いの方法資材で囲いをする。田舎の景観は台無しである。これも鹿のなせる業である。あぁ~オオカミよ戻って来いといいたくなる。鹿の跳躍力はすごい。2m程度の柵等助走なしで飛び越え、切り石積みの川の土手でも簡単に登ることが出来る。このネットと電気柵も気休めかもしれない。 |
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3 (ev2007-3) 2007.4.6 種籾を浸漬 コシヒカリ4キロ、朝紫200グラム 水温井戸水12℃、日中15℃ 写真など昨年度参照 |
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4 (ev2007-4) 2007.4.20 浸漬完了 洗濯機の脱水機に2分かけ、30分程度乾燥させる。 乾籾2kg→水から上げる2.8kg→脱水2分2.6kg(1.3倍) →乾燥2.4kg(1.2倍) 写真など昨年度参照
2007.4.20 種まき(昨年度より1日遅れ) コシヒカリ2950gの籾を38箱に播いたことにより1箱あたり77.6g播いたことになる 朝紫200gを3箱に播く→66.6g/箱 写真など昨年度参照
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5 (ev2007-5) 2007.5.2 プール育苗状況 播種後11日経過の双葉展開のコシヒカリと朝紫。 朝紫は苗の時から葉が黒い。
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2007.5.15 プール育苗状況 播種後25日経過の2.5葉展開のコシヒカリと朝紫。 苗高12cm.自分なりに順調と思われる。 他所はもう田んぼに水が入り荒代、代鋤きは終わっている。田植も終わっているところもある。この、20日前後が田植のピーク。
But、出穂を8月10日に設定し、それが移植(田植)後75日ぐらいを目指しているため、うちの田植はまだ先、そろそろ田んぼに水を入れようか、(田植は27、8日ころか) 今年は、5月初め水が少なく案じられたが今は充分にある。
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7 (ev2007-7) 2007.5.18 荒代(あらしろ) 2007.5.20 再度荒代 5.18田んぼに水を入れて耕しました。荒代(あらしろ)かき、といいます。土を水になじませると同時に田んぼの床を均一にします。深いところ、浅いところなどの凸凹が無いように又、草などもトラクターで泥の中に埋め込みます。土を水と混ぜ細かく泥状にすることで、石ころは底に沈み泥が上になり又田んぼからの漏水も無くなります。そして、1週間ほど水をためて置き、次には植代(代掻き・代鋤き)をかきます。これは、荒代で底を均平にしましたが、植代は表面を均平(ならすといっている)にし、草が芽を出したのを浮き上がらせます。トラクターでの鋤き深さは荒代より浅くしなければ折角石ころを底に沈めたのに又浮き上がらせることになります。植代で田んぼの漏水はほぼ止まります。植代をかいてから3-4日で水中の土も固まり田植が出来る状態になります。 荒代、植代とも余り土を練るのはよくないといわれています。本当はさばさばした状態で土を水と混ぜるのが良いといわれていますが、田んぼの土質、田んぼを作ったときの状況、場所(山の田んぼ、川に近い田んぼ)などにより、漏水の程度に大きな差があります。私の田んぼは「かんご(籠、ざるのこと)田」といわれ、川のそばにあり底が砂利であるのか漏水があり、今回は水を満水にしたのに明くる日は空っぽになっていました。そこで再度荒代をすることになり、丁寧にドロドロになるまでトラクターですきます。すると、漏水は止まり1日1cm程度の減水で収まるようになりました。ある程度の漏水は必要で水が変わるということは酸欠にならず、常に水中のいろいろな自然の元素が供給され美味しい米が取れることにもなります。 他所は、もう田植が終わっています。 |
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8 (ev2007-8) 2007.5.28 田植(本田移植)
播種から38日目、苗高15-17cm葉の枚数も本葉4.5枚、機は熟し田植をする。 早朝(世間で言う早朝でなく私流の8時ごろ)から、満水の田んぼの水を抜く。苗は昨日の夕方にプールより上げビームプリンス粒剤(いもち等の防除剤50g/箱)施用すみ。 午後より開始し機会のトラブルも無く順調に終了。コシヒカリ苗箱22枚/2反弱・朝紫1箱/1畝程 うわぁ~ゲロゲロ、グワーグワーのカエルの卵が4畳半ぐらいにかたまっている。その上はぬるぬるして気持悪く、苗も土に刺さらず浮き上がる状態。余り気持の良いものでないので写真はとらない。それはそうとあのカエルたちは1晩にしてどこに行ったか翌日は一匹も見当たらない。自然界は不思議なものだ。 今年も、6月下旬ころまで肥料はなし、「への字型」で行う。
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2007.6.14 今年も豊年エビが大量発生(近畿地方は今日から入梅です)
水中のため鮮明度は落ちますが、陸に揚げると広がっている緑色の羽のような毛のようなヒラヒラがペションとなり糸のようになってしまいます。全長は10-15mmです。水中の食物プランクトンを食べているそうですが、羽が緑のものと透明に近い薄茶色のものがいます。これがいつの日にか、おおよそ1ヵ月後には姿を消してしまいます。
6月11日除草剤を散粒しました。リボルバーという名前で10アール(1反)につき1kgです。除草剤は昨年度は、田植前と後に施用していましたが、今年は試しに1回の散布にとどめます。減農薬有機農業が叫ばれる折から当然の傾向ですが、もし、除草剤を施用しなかったら、施用してもタイミングが悪く効かなかったら右下の写真のように、稲を見つけるのも難しいような状態になってしまいます。これを手で除草するとなると大変な労力と時間がかかります。 しかし、昔はいたタガメ、ゲンゴロウ、タニシ、ミズスマシなどの絶滅は農薬の影響が少なからずあるはずです。それらをものともせず生き残ってきたのがオタマジャクシであり豊年エビのようなミジンコ類です。 しかし、農薬だけでありません。小川は整備され魚の遡上を阻む砂防ダム、孵化を妨げる土手に変わるコンクリートの堤防、それら環境の変化が自然を変えていっています。 |
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(ev2007-10) 2007.6.24 コシヒカリその草姿に魅せられて コシヒカリ・・その魅力は何か、食味でもなければ作りにくさでもない。その草姿にある。特にこの時期、田植えをしてから1ヶ月前後、それも肥料が一切入っていてはだめ・・素植で坪当たり40株前後でなければダメ・・1株は1-3本まで・・ 他の品種に比べて背が高い。スラーとしている。いかにも頼りなさが否めない。風が吹けば大きくなびく。それでいて倒れない。ヒョロヒョロと伸びているようで力強さを感じる。 この姿を見るのが楽しみで毎日田んぼに通う。多くの品種のようにずんぐりむっくりでずん胴でない。見比べたら一目瞭然。 他人が肥料が足らん、分けつしてない、これでは倒れる、色が浅いと思っている、いや、きっと思っている。 じっと、肥料なしで頑張らせた。稲は肥料を探して根を伸ばしていく。茎を増やす余裕なんてない。 他所の田んぼは、ぼちぼち水を抜いていって田んぼを硬くしようとする時期、この田んぼはいつも水は満水、ドロドロ、長靴がスブーと入る。イトミミズが盛んにフラダンスをしている。 満を持して、今日肥料を思い切り散布した。後40‐50日で穂が出る。あんな一辺にやったらあかん。人はいろいろ心で言う。人が批判をすれば益々逆らう。美味しいお米をたくさん取りたいのは山々なれど、どうしたら取れるという法則があるわけでもない。その年の気候、その田んぼの土壌、その地域の風土・・・条件が絡みすぎる。
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11 (ev2007-11) 2007.7.13 出穂まで27日
あと、一ヶ月で稲穂が出揃う。稲はこの1ヶ月で ①穂が出来始める(えい花分化期) ②茎を削ると肉眼で穂が確認できる(幼穂形成期) ③穂が成長するにつれもみが退化する(減数分裂期) を経て出穂する。穂が出始め2-3日すると全茎数の70%程度から穂が出た状態を出穂と呼んでいる。(もっと早く出るものは走穂という)これが8月10日と予測し全てはそれからの逆算でマイナス何日と数え成長過程を確認する。 左の写真は、マイナス28日の稲の状態である。もう茎数も平均すると目標の25本程度は取れている。茎も太くなり穂が出来始めていると思われる。 ここから出穂までは「ウンカの発生」「いもち病の発生」に注意が必要となる。 葉の色はチッソを充分吸って黒い。病気、ウンカ発生の条件は整っているのでなおさら。ただ、素植のため風通しがよいので大丈夫だろう。
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12 (ev2007-12) 2007.8.8 朝紫は出穂、スズメ対策の気休め 今年もどこからか、10数羽のグループがやってきました。そのうちに20-50-100-何百羽という風に膨れ上がるのであります。 ここ数年、糸張りで防いできましたが、今年は、糸を張っているその糸に2-3羽がとまりブランコしているではありませんか、少し糸を引っ張ってやると楽しむようにホバリングしては又止まります。しばらく様子を見ていると1羽2羽と稲の中に消えて生きます。この状態では何百羽稲の中にいても外からは分かりません。人が通っても知らん顔、ところが何か異音を発すると一羽が飛び立ち、それが引き金となって全てが一旦電線にまで避難します。 川中島の水鳥と同じです。 スズメの中の誰かが警報を発しているはずです。しばらくすると、今のは一体 何やったんや・・という顔でまた1羽、1羽と糸に下りてきて稲の中にもぐりこ
これらを炎天下で観察の結果、糸張りは程ほどにして、キンキラキンの防鳥テープを交えて張ることになりました。テープは風を含むと、ブルンブルンと振動音を出し、効果があるのではと思っています。
この警戒の鳴き声を出させるため、電気ショックが効果的と考えるのですが、スズメが止まるためには、高圧線と接地線を5mm程度の間隔で平行に敷設できれば、スズメの足がプラスマイナス同時に接触し、びっくりするはずですが、それは困難を極めます。又、例のツバメ達が子育ての間はスズメが近づけば追っ払っていましたが、今は傍観者です。 夕方になるとキューンキューンと山で鹿が鳴いています。最近猿被害もあちこちで出始めました。一昨日も散歩の人が山におっぱらって、警察に届けておいたといっていました。 困った、困った。
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2007.8.19 稲穂がたれはじめました 田植から84日経過、猛暑の中、籾袋にデンプンがたまり始めました。押しつぶすと白い汁が出てきます。デンプンがたまるに従いその重みで穂は頭を下げていきます。スズメが狙っているので案山子君が頑張っています。今年は現在まで病害虫も発生せず、農薬も使用しませんでした。茎も太く今年は大成功かなと思っていたのですが、どうも穂が小さいように思えます。 ここ2-3週間、雨は降らず炎天続きで籾に障害が出なければと心配の種はつきません。 |
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14 (ev2007-14) 収穫 9/12→稲刈り→乾燥機(水分25.5%→目標値15%) 9/13→稲刈り→9/12分、籾摺り→当日分乾燥機(水分20.5%→目標値15%)
9/14→9/13分、籾摺り
今年の秋は、イノシシ、鹿の被害なく、スズメの被害もたいしたことがなかった。病気、害虫の気配も無く殺虫、殺菌剤などの散布は一切しなかった。 ただ気になることは、最近大きな夕立のような強い雨が数回降ったにもかかわらず、倒伏の兆しは全くなく全てシャンと立っている。倒伏に対して極弱のコシヒカリがこの状態でいいのか、悪いのかである。もっとあっちこっちに穂首を振り、地に付く寸前まで傾いている姿を想定している。 思ったとおり、収穫量は少なかった。対昨年度はもみ量に関して5%、玄米量にして7%の減である。 それはそれでよいのだが、栽培データを対昨年度で見ると ---- ①(調査)1株あたりの茎数は3%多く、したがって穂の数は多い(1つの茎には1つの穂)(2坪調査) ②(調査)1穂当たりの粒数は23%も多い(3株62穂の調査) ③(計算)したがって、総籾数は27%も多いことになる ④(実績)しかし、コンバインから出てきた籾は5%も少ない。玄米にして7%も少ない これ、矛盾です。以下のデータより検討中。 |
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15 (ev2007-15) 2007年度の考察(収穫減の原因)2007.10.10 植え付け面積、植株数は昨年度と変わらない。 ◆何が変わったか(対前年度) ①分けつは3.2%増 ②1穂についている籾数23.6%増/総籾数27.5%増 ③穂の長さ12.5%短い ④総籾量(コンバイン作業終了時)4.5%減 ⑤総玄米量(乾燥、もみすり後)7%減 ⑥小米(米選機で網目から落ちた未熟米)60%増 ⑦玄米千粒量(玄米1000粒の重量)+-0% ⑧肥料N成分変わらず ⑨天候、春は雨多く、夏は高温 ⑩水管理 変わらず ⑪倒伏無く、病害虫が出なく薬剤散布なし ⑫出穂から収穫までの期間変わらず ◆これらから分かること ①分けつも多く、1穂についている籾数も多いのにコンバインで刈り取った玄米が少ない →→→籾に充分中味が入ってなく藁くずと一緒に飛んでしまった ②玄米にした時、不良の小米が多い →→→籾に充分中味が入ってない ③千粒量が22gで変わらない →→→成熟した玄米は通年通り ④病害虫の発生/予兆が無かった →→→稲は無理をしていない。自然な状態 ◆これらの原因の推定? ①春の日照不足と夏の高温 →→→肥料散布の時期と気温、天候がマッチしていない→→→自然現象→→→しかし、例年か、それよりも収穫の多い農家もあった→→→「への字」稲作とマッチしなかった天候? ②肥料のチッソ成分が少ない →→→ここ2-3年倒伏、病害虫の発生を恐れ控えめになっている(薬剤散布をなくすため→肥料を少なくして稲が頑張らなければ、虫も付かず、病気も出ない) ◆来年こそは ①天候は仕方がない。チッソ成分を倍にする(若干の倒伏は覚悟) →→→趣味のような小農家が、コメを若干多く作ったところで、どうということが無いし、それよりも農薬で汚染されていないきれいな、美味しいコメを作るに限る。と、いうことは理解しているが、死ぬまでに一度でいいから現在5俵を7俵ぐらいはとってみたいと思うだけ。
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