保育園・託児サービス業の開業場所
開園・開業の場所にどんな地域を選ぶか
認可外保育園を開園・開業しようという場合は、当然ながら待機児童の多いところが候補にあがります。
潜在的なお客さんが多いということだからです。
厚生労働省が、全国から市区町村までのレベルで待機児童マップを公表しています。
また各自治体でも待機児童マップを公表しているところもあります。
「待機児童マップ」もしくは「○○市(自治体名)待機児童マップ」でインターネット検索すると簡単に調べられます。
これらを参考に開園する地域を選ぶという方法があります。
その他、各自治体が公表している町別年齢別の人口統計から乳幼児の分布を把握するのも1つの方法です。
また、自治体の認定を受けようとするなら、認定制度を比較して自治体を選んでみるのもいいかもしれません。
ただし、その地域の認定を受けている既存園は、同じ条件で運営をしているわけですから、認定を受けていることが有利になるわけではありません。
開園・開業する場所は、どんな立地条件を選ぶか
駅チカでの開園・開業
まず浮かぶのが駅の近く「駅チカ」
もちろん、メリット・デメリットがあります。
駅チカで開園・開業するメリット
親が通勤途中に子どもを預けやすい
そういう親が集まってくれる場所
保育スタッフの通勤にも便利で、採用活動がしやすい
駅チカで開園・開業するデメリット
物件の賃料が高い
広い物件は少ない
競合する他の認可外保育園も多い
近くに大きい公園があることは少ない
駅チカ以外で開園・開業するなら
駅チカ以外で開園・開業するなら、近隣にこんな場所がある立地を探してみましょう。
広い公園、安全な散歩コースが近くにある場所
開業医や病院が近くにある場所
自治体の公共施設(児童館、公民館、図書館など)が近くにある場所
これらの条件がそろっていると日常の保育にいろいろ活用できますね。
認可外保育園を開園するなら、ぜひ「マッピング」をしてみてください。
自治体の資料や、インターネットで調べられます。
それを元に、例えば上記にあげた公園などを印として地図に書き込んでいくのです。
そしてこれだけでとどめてはいけません。
本当にここと思う地域は、その作成した地図を片手に、実際にそこを歩いてみるのです。
例えば、地図で公園があることがわかっても、子どもが遊ぶのに適している公園かどうかは行ってみてはじめてわかるものです。
そういったナマの情報を歩いて得るのです。
駅チカでも、駅チカでなくても・・・保育園を開園するなら
保育スペースの物件を選ぶ際には、このことに注意してみてください。
それは、「親にとって、子どもの送り迎えがしやすい場所であること」です。
難しいと思いますが「自転車の駐輪のスペースが確保されているか」。
それが無理としても、「一時的な駐輪がしやすい場所か」。
安全が確保されるのはもちろんのことです。
その他の不便さがないということに注意してください。
物件については、中身(室内)を気にしがちです。
広さはどうか、採光はどうか、風通しはどうか、死角になる場所はないか、などなど。
もちろんこれらは大事なことではあります。
でもそこにばかり意識が集中してしまい、物件選びの際に「送迎のしやすさ」を見落としがちです。
それは、毎日子どもの送り迎えをする親にとっては、その園を利用してみて実感としてわかる大事なことの1つなのです。
ぜひ大切なポイントの1つとして意識してみてください。
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