サービス業の生産性向上が求められている。サービス業の生産性を国際的に見ると、日本の生産性は米国のおよそ7割程度という数字があるそうだ。
これに対して、日本のサービス業のスタッフはひじょうに優秀であり、サービスの質も高いので、単純に生産性が低いという結論を出すのは間違いだという意見もある。
従業員の数を減らしてサービスの質を落とせば、確かにサービス業の生産性向上に繋がるだろう。しかし、それはあまりにも乱暴なやり方だ。
しかし、厳しい経営環境に置かれている中小企業の経営者にとって、経営効率の改善は喫緊の課題となっている。それを見捨てることもできない。
景気が低迷する中、消費者の財布のヒモは固い。それに高齢化が急激に進んでいる。自分自身、齢を重ねてみるとつくづく思うのだが、若い時分に比べると、モノを所有したいという願望が著しく低下した。
このような三すくみ状況の中では、なかなか景気が回復しない。 |